北ベトナム祖国戦線声明要旨
。祖国戦線中央委員会幹部会と書記局は, 南ベトナムの愛国者の唯一の代表である 南ベトナム民族解放戦線に対し, 南北ベトナムの人民は間一民族であり,つねに祖国 防衛のために肩を組むものであることを明らかにする。北の人民は過去10年以上,南 の困難な状態を終らせ,南北の人民が早急、に統ーを勝ちとるために努力してきたし,
今後も努力を続けるだろう。
。米帝国主義はわれわれの共通の敵である。祖国戦線は米帝国主義者と最後まで戦 うとむ、う解放戦線の断凶たる決;怠を全市的に支持し, ジュネーフゃ協定に従って北に集
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結した南のむすこや娘たちを必要になれば呼び戻し,敵を全滅するために武器を取ら せるとの立場を全面的に支持し,心から支援する。
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北の人民は米帝国主義者に対する怒りを, 銃の引金を強く引き,ハンマ}を強く ふるい,スキで深く耕すことに振向けている。彼らは米帝国主義者を全滅させ, 北ベトナムを守り, 南北の平和統ーをめざす南ベトナムの解放に脊与する決意を固めてい る。南北の米帝国主義に対する戦いはいままでになく緊密で,歩調がそろっているG
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毒ガスの使用や, 米国とその衛星国の戦闘部隊の直接投入など,米国の侵略戦争 の強化や,北への拡大は,そのこと自体いわゆる 特殊戦争 の破産を証明するもの である。彼らは南の政治,軍事情勢を安定させることができない。0
米帝国主義者は明らかに全ベトナム人民を敵とする戦争の泥沼にはまり込んでい る。しかし,彼らは最近米国内や世界の世論をだまし,ベトナム人民の士気をくじこ うとして,西側の新聞を通じ 交渉 や 政治解決 を求めているかのようなうわさ をまき始めた。しかし,これらの主張は彼ら自身の侵略行為でばけの皮をはがされて いる。われわれは真の独立と平和を信ずるが,彼らにだまされない。彼らめいいがかりや悪だくみは,すベて粉砕する決意である。
0祖国戦線は解放戦線が声明した次のような断固たる立場を心から歓迎する。「陸,
海,空の戦闘部隊を米国や衛星国から南ベトナムに派遣し,北ベトナム,ラオスを爆 撃し,南ベトナム人民や解放単線を交渉に追込み, 祖国を売渡させようとする米国の 企ては,政治的に狂気で軍事的に冒険家の白日夢にすぎない。米国に残された唯一の 道は,南ベトナムから出ていくことである」。
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ベトナムはランソンからカマウまで単一領土である。わが祖国は, 外国の侵略に 対する闘争の歴史の中できびしい試練に直面している。祖国の独立,主権,領土を防 衛することは3000万人を越すわが民族の神聖な義務であり,侵すことのできない権利 である。われわれの国と家々を守るために, われわれはみんな米帝国主義者との闘争を進めよう。
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北の同胞よ,生産を高め, 戦う用意をし,その力を南の同胞を支持するためにさ さげよう。都市の同胞も田舎の同胞も,デルタの同胞も山間部の同胞も,クワあるい はハンマーを握り,また銃をもって努力を佑加し,互いに競い合おう。南の同胞を支 持し,もし米帝国主義者が北を侵略するならば,彼らを打ち負かすために,武器を買う資金を貯蓄しよう。
0われわれは,兄弟の社会主義諸国の人民,アジア,アフリカ,中南米諸国の人民,
さらに平和を愛する米国の人民, 欧州,オセアニアの人民が,ベトナム全土およびイ
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ンドシナに戦争を拡大しようとしている好戦的な米帝の手を積極的に押えつけるよう 呼びかける。
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われわれはとくに世界労連の南ベトナム労働者, 人民連帯委員会会議,ハノイで のベトナム人民を支援する国際会議, プノンペンでのインドシナ人民会議に参加した 政治,大衆団体に対し,平和と正義のために,米帝の北ベトナムに対する戦争行為を やめさせ, 南ベトナムから撤退させるように声を大にし,よ り強い行動をとるよう訴 える。‑ 45‑ 一(105)ー
1965年 4月1日
v北ベトナム労働党機関紙Nhanclanは,日本船員の米舟艇乗組みを非難。
V米軍スポークスマンは,米空軍が対ベトコン戦で新たな秘密兵器を使用中であ ると発表した。木を枯らす化学薬品を散布する 落葉作戦 のことを指している。
非同盟17ヵ国はウ ・タント国連事務総長はじめソ連,米,英,仏,中国,ポー ラン ド,カナダ,北ベトナム,南ベトナム,南ベトナム解放民族戦線(ベトコン〉
に対し,ベトナム紛争を終結するため無条件で直ちに交渉を開始するよう要請する 共同アピーノレを送った。
(注) ラスク米国務長官は,非同盟国アピーノレを事実上招否した。
' (米首脳会談〉 ジョンプン大統領はホワイトハワスに帰米中のテーラ一大使,
ラスク国務,マクナマラ国防両長官,ホイーラ一統合参謀本部議長,マツコーン中 央情報局長官,パンディ大統領特別補佐官をも加えたベトナム問題協議の全体会議
を開いた。
4月2日
テーラ一大使は午前上下両院の外交軍事関係の議員に報告を行なったあと,ホ ワイトハウスの国家安全保障会議に出席。
このあとジョンソン大統領とともに,テーラー大使は記者会見をおこない次のよ うに述べた。
。ベトナムへさらに米軍の人員,装備が送られるであろうc しかし,その数は 大きなものではない。私は大した兵力,装備を要求しているのではない。将来さ
らに要求はでてくると思うが,大幅な増強は考えていない。
。米国の努力の大きな部分は南ベトナムが軍,民間防衛隊,警察を増強するの に費されるだろう。明年中に16万人を増強する計画である。
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(北爆を強化するかどうかにつν、ては言明を避けたが,北爆の劇的強化はな いととを示唆して〉私は現在われわれがやっている空爆の形にじゅうぶん満足し てU、る。0 (ソ連,中共のベトナム戦争への介入の可能性について〉その可能性は現在 非常に薄u、。北ベトナムへソ連の装備・人員がはヤったきざしはない。しかし,
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ミグ型戦闘機を北ベトナムがもっていることからみて,中共の技術者がいること は確かである。
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ワシントンとサイゴンの問で完全な了解に達したのは有益で、あった。私は6 ・連の大きな行動
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をもっている。その一部門だけでも41もの項目が詰っているc0
北ベトナムにたU、してわれわれがやっていることとバランスがとれて南ベト ナム内部の情勢が動くことが必要である。サイゴン政権の安定と南ベトナムの経 済情勢の強化が必要である。vラスク米国務長官はBB C放送のテレビ番組で「米軍は東南アジアの共産主義 者が隣国から引き揚げさえすれば直ちに撤退するjと言明,さらに次のように述べ た。
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米国はベトナムでの戦争拡大を望んでおらず,南ベトナムとラオスの安全確 保を希望しているだけである。0
米国は東南アジアでの自由の影響力増大を望んでいるわけではないし, また 軍事拠点、や基地特権を求めてもいない。0
われわれは小間が近隣の大国から独立して,安全に生活できる権利を持つこ とがきわめて重要だと考えてヤる。O
数多くの接触がなされたにかかわらず,北ベトナムがラオス,南ベトナムか ら去る用意をみせておらず,このことが現在最も鋭い形の脅威を作り出してし、るc私は米国民,議会,政府がこの脅威が続く問,南ベトナムにかかり合いを持っと 考えてよいと思う。
v政府の特使としてイン ドシナ三国を視察してきた外務省顧問松本俊一氏は,首 相官邸に佐藤首相をたずね,約1時間にわたり帰国報告を行なった。松本氏はその
あと記者会見で次のように語った。
0北爆によってベトコンが穴にはいり,弱ってきていると米側,南ベトナム政 府はみていた。しかし,隣のカンボジアで、は,ホー ・チミンが弱ってもベトコン は必ずしも弱っておらず,ベトコンはベトコンとして処理しなければならな
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、と いっている。ホーチ ・ミンとベトコンの関係は必ずしも一体でないという印象をうけた。北爆はまだまだ続きそうだが,これによってホー ・チミン,ベトコンが どれほど影響をうけるかがこんごの情勢変化のカギとなろう。
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ベトコン,北ベトナム,中国の三者の関係は必ずしもうまくいっていないよ うだ。昨年中国に行ったとき,中国とホー・ チミンの関係はしっくりいっていな ヤ感じをうけたが,こんどの視察でいっそうその感を深めた。また,この前フ。ノ ンベンで開かれたインドシナ人民会議では,ベトコンと北ベトナムは大激論をか一( 108)ー ‑92‑