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既存余熱利用施設機能調査の実施

第9章 余熱利用施設基本計画

第1節 既存余熱利用施設機能調査の実施

平成 19 年 9 月より、現クリーンセンターにおけるごみの焼却によって発生した熱エ ネルギーの回収で得た電力と余熱を有効利用する、クリーンスパ市川の供用が開始され た。

本節においては、クリーンスパ市川において実施されている運営モニタリングの資料 や現場調査・ヒアリング、既存資料を基に、現在のクリーンスパ市川の状況について調 査を実施する。

1.1 クリーンスパ市川の概要

施設の建設・運営は、PFI(Private Finance Initiative)方式により行われており、

クリーンスパ市川は、PFI 方式の中でも BOT 方式(Build Operate Transfer)が採用さ れた。

PFI 方式とは、民間の資金と経営能力、技術力を活用し、公共施設等の設計、建設、

改修、更新及び運営を行う公共事業の手法であり。BOT 方式とは、民間事業者が資金調 達、設計、建設及び運営を行い、契約期間終了後に建物の所有権を本市に移転する方式 である。

以下に、クリーンスパ市川についての概要を整理する。

表 9-1 クリーンスパ市川の施設概要

施設名称 クリーンスパ市川 所 在 地 市川市上妙典 1554 番地 敷地面積 6,461 ㎡ 施設規模 4,611.96 ㎡(鉄骨造2階建て)

供用開始 平成 19 年 9 月 事 業 者 ベイスパ市川CC株式会社

施設内容

プールゾーン:25mプール8コース、多機能プール、子供プール 風呂ゾーン :各種浴槽、露天風呂、サウナ、温泉設備

休憩ゾーン :大広間、集会室、飲食施設

その他 :スタジオ、トレーニングルーム、コミュニティスペース等 出典:市川市じゅんかん白書

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図 9-1 入場者数の推移 出典:市川市じゅんかん白書より作成

※ 平成 19 年度は運営を開始した平成 19 年 9 月からの入場者数

表 9-2 契約概要

契約期間 平成 15 年 12 月 5 日~平成 34 年 8 月 31 日

契約金額 2,926,700 千円に金利変動及び物価変動による増減額並び に消費税及び地方消費税を加算した額の範囲内

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1.2 モニタリング資料調査、現場調査・ヒアリングの実施

(1) クリーンスパ PFI 事業モニタリング資料

クリーンセンター余熱利用施設運営 PFI 事業に係るモニタリング業務において作 成された資料における平成 26 年度の運営業務、維持管理業務に対するコメントは、

以下のとおりである。

(2) 現場調査

クリーンスパ市川の現場調査を実施し、その際の様子を以下に掲載する。

【写真1】外観 平成 26 年度が終了した。

・年間利用者は「262,013 人」となり、前年を 3,460 人(101.3%)上回る結果 であった。

・開業から現状までをみると、平成 23 年度の利用者「267,456 人」がピークで あり、ここ数年下降気味であったがようやくもちなしたように思える。

・平成 27 年度の年間利用者目標は 280,000 人を目指しており、事業計画人数 212,000 人を 68,000 人(132%)上回る計画となっている。

・目標の 28 万人を達成するには、運営・維持管理業務とも総合的に適確な運営 が行なわれ、利用者の満足を得る必要がある。

・その為には施設内容やサービスのあり方、安全で快適な施設管理が望まれる。

当月の事業者の運営業務及び維持管理業務の履行について、運営業務及び維持 管理業務ともに改善勧告及びペナルティポイント付与に該当する不適切な履行 の事象はなく、概ね良好に履行されているものと考えます。

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【写真2】長期休館時のプールの水抜き清掃状況 【写真3】長期休館時における設備の修繕状況

クリーンセンター余熱利用施設運営 PFI 事業に係るモニタリング資料及び現場調 査より、施設の維持管理が計画的に行われていることが見受けられる。

(3) ヒアリング

クリーンセンター余熱利用施設運営 PFI 事業に係るモニタリング業務の受託者に 既存施設の整備状況についてヒアリングを実施した。ヒアリングにて得られた内容 は以下のとおりである。

クリーンスパ市川は健康増進施設であり、プール施設や温浴施設を付帯した特 殊大型施設に分類される。特殊施設であるため、建築物や設備等については特別 な配慮(防湿・耐塩対策等)が必要であり、これらの内容を包含した施設計画と 運営・維持管理業務が重要となる。現在ではクリーンセンターの余熱を有効活用 し、運営・維持管理とも概ね良好な状態で事業がすすめられている。

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