第4章 施設整備の整理
第2節 剪定枝の再資源化施設
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4-6 2.2 想定される再資源化技術
現在実用化されている剪定枝の主な再資源化技術を、表 4-6に示す。主な技術とし ては、「有機循環」、「製品加工」、「エネルギー利用」の3つに分類できると考えられる。
「有機循環」とは、自然界に存在する微生物によって、剪定枝を分解(発酵)し堆肥や 飼料等を生成するものである。「製品加工」とは、破砕機を用いて剪定枝をチップ化し マルチング材や舗装材とするほか、剪定枝を破砕し圧縮することにより固形燃料とする ものなどが挙げられる。「エネルギー利用」とは、剪定枝を発酵によりバイオガスを生 成し燃料として使用するほか、直接焼却し発生する熱エネルギーを用いた発電や温水の 生成などが挙げられる。また、表 4-6に示す以外にも、剪定枝から軽油代替燃料やエ タノールを生成する研究も行われている。
これらの技術の中でも他自治体において採用されているのは、主に堆肥化やチップ化 であり、本市自ら処理を実施する場合も同様な方法が想定される。
表 4-6 剪定枝の再資源化技術
分類 技術 主な生成物
有機循環 堆肥化 堆肥・土壌改良材
飼料化 飼料
製品加工 チップ化 マルチング材・舗装材
固形燃料化 燃料
エネルギー利用 バイオガス化 メタン(燃料)
焼却(熱回収) 蒸気(発電)・温水 出典:第 2 回小田原市・足柄下地区資源化検討会資料を加筆修正
2.3 他自治体の事例
過去 10 年間に関東圏内の自治体において整備された剪定枝の再資源化施設の事例を 以下に示す。いずれの施設も、本市において想定される施設規模より大きいことが確認 される。
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表 4-7 剪定枝の再資源化施設の事例 自治体名 施設名称 処理能力
(t/日) 処理内容 使用開始年度 町田市※1 町田市剪定枝
資源化センター 10 堆肥化 2008 年度 川越市※1 川越市資源化センター
草木類資源化施設 6.1 堆肥化 2010 年度 二宮町※2 二宮町ウッドチップ
センター 12 チップ化 2015 年度 小山広域
保健衛生組合※2 南部清掃センター 9.4 チップ化 2016 年度
※1「一般廃棄物処理実態調査結果」(環境省 平成 26 年度調査結果)の資源化施設のうち、関 東圏内で 2006 年度以降に使用開始した施設で、処理内容が確認できる施設。
※2 上記の他、近年、関東圏内で整備された剪定枝処理設備を持つ施設。
2.4 今後の検討
剪定枝の再資源化施設を整備する場合、生成した資源化物の有効利用先の確保が必要 となる。先行事例である二宮町や小山広域保健衛生組合では、再資源化施設の整備だけ でなく、再資源化施設の維持管理・運営までを民間事業者の業務範囲とする DBO 方式の 事業として実施し、業務範囲には、資源化物の有効利用までを含めている。本市におい ても、剪定枝の再資源化施設を整備する場合は、資源化物の有効利用先を確保した上で の事業の実施が重要となる。
また、本市のみで再資源化施設を整備する場合、想定される施設規模は、他自治体に 比べ小さいことから、スケールメリットを得難いと考えられる。このため、有効利用先 の確保を含めて、より広域的な再資源化についても検討することが必要と考えられる。
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