第1節 大学・学部等に関する施設・設備等 1 施設・設備等の整備
大学全体 現状 校地:
大学設置基準では、校地面積は学生当たり10㎡と定められている。本学は、学部・大学院を合わ せ、学生収容定員は1,604名であるので、校地の必要面積は16,040㎡となる。それに対し、
本学の現有校地面積は444,718㎡である。ただし、うち約100,000㎡は原野であるので、
これを除いた校地は344,718㎡となる。この現有面積は基準面積の21倍に当たる。
校舎:
本学の校舎の現有面積は58,530㎡である。大学設置基準で定められている学部別の校舎面積 は、大学院を入れた収容定員が860名の経済学関係では6,280㎡、大学院を入れた収容定員が 392名の生物資源学(農学)関係では6,280㎡となる。看護福祉学関係の記載がないので、農 学関係に次いで面積が多い薬学関係の面積を当て嵌めると、大学院を含めた収容定員が362名の看 護福祉学関係では5,785㎡になる。複数学部を具えた大学の場合、全学部の合計に対し最大で2 0%減らすことができるが、ここでは3学部・研究科の単純な合計を基準面積として計算すると、1 8,345㎡となる。現有校舎面積は、この基準面積の3.2倍に相当する。
施設・設備:
大学設置基準では、大学に設置すべき施設として、運動場、学長室、会議室、事務室、研究室(全 専任教員に個室)、教室(講義室、演習室、実験・実習室)、図書館、医務室、学生自習室、学生控室、
情報処理室、語学教室、体育館、スポーツ施設、講堂、課外活動施設等の設置を義務化ないし指導し ている。本学はこれら施設をすべて具備している。
設備としては、図書館に、図書(現有28万冊)、学術雑誌(980誌)、視聴覚資料等を具え、閲 覧・検索・コピー・整理・保存等に必要なスペースを用意している。情報関係機器としては、情報演 習室と研究室を合わせ約650台のパソコン(うち、550台はレンタル)とそれに接続するプリン ターが備えられている。研究材料の育成・観察のための研究農場、環境調節温室、飼育水槽始め、最 新の高度な実験機器も必要数完備している。
点検・評価
基準面積を大幅に上回る広い校地、校舎は、ゆとりある教育・研究をもたらすためのものであり、
充実した施設・設備とあいまって、特色ある優れた教育・研究を進めることが可能となっている。
経済学部
現状および点検・評価
経済学部の施設は、比較的恵まれた条件を備えている。研究演習室、情報処理演習室は少人数教育 を実践するに十分である。情報処理演習室は学生証に埋め込まれた磁気テープにより随時利用するこ とができる。
また、教員の研究室は、他大学には例をみないスペースが保証されており、15名以内の演習であ れば教員研究室で行うことも可能である。学生用の印刷機、コピー機なども十分保証されている。
生物資源学部
現状および点検・評価
本学部では、実験・実習を重視した研究・教育を実践していることから、そのために必要な教育研 究機器・備品の整備のみならず、学部付属の実験・研究施設の充実に努めている。生物資源学科では、
実験研究圃場、微生物・動植物組織培養棟、生物資源開発センター(芦原町)を、海洋生物資源学科で は、海洋工学実験棟、海洋生物資源臨海研究センターを、更に両学科には、RI施設及び小動物飼育 施設も完備している。
また、研究機器並びに備品の配備にも力を注いでおり、開学10年を経過した昨年度から、研究備 品の更新のための予算、年間1億5千万円が3年間認められ、これによって、一挙に最新の機器の配 備が可能になっている。
看護福祉学部
現状および点検・評価
看護福祉学部の教員研究室は設備・備品ともに恵まれている。ただし、開学時の基礎プランが変っ たため、また、大学院が併設されたためもあり、研究演習室は数が少ない。小人数学習を目的にした 30人教室は、学生数が増加した際にはやや手狭である。学生用の印刷機やコピー機も十分確保され ている。また、本年度よりカラーコピー機も配置され、一層便利になった。
学生の演習、実習のための各施設も揃っており、看護学科では「母性看護」「精神看護」など、各 看護領野に応じた8室の実習室があり、社会福祉学科には主に演習や相談、観察、集団指導(コミニ ケーション・ルームなど)のための12の演習室が完備されている。
その他、教育・研究用の指導室、実験室(福祉工学実験室)が5室あり、それぞれの目的に応じて 使用されている。
学術教養センター 現状および点検・評価
教育のための講義室は視聴覚施設、語学関係のLL教室の整備を含め適切である。
しかし、今後機器の修繕及び保守・点検が必要と考える。
また研究上では、研究室、実験室の不足を感じ、補充が望まれる。
情報センター 現状
情報関連室については、開学以降、利用上の課題が発生すれば、その都度改善を図ってきた。よっ ておおむね適切な利用状況にあるといえる。
1)第1情報演習室(77.8㎡、2F 用途:講義室)
PC 48台(学生用)、同2台(教師機)、メディア変換用PCを設置。
2)第2情報演習室(77.8㎡、2F 用途:講義室)
機器構成、環境は第1情報演習室と同じ。
3)特別利用室1(2F 用途:共同実験室)
計算サーバ、情報教員研究用PC、メディアコンバータ、映像処理装置、カラーコピー、 入退室 管理PC、情報教育に必要な用紙、小道具、マニュアル等を配置している。
4)共同研究室(1F 用途:教育研究目的の会議)
5)特別利用室2(2F 用途:女子ロッカー室)
また、バリアフリー対応については、情報センターは、県民の生涯学習の場として開放されている。
学内外の、あるいは、健常者も障害者もともにバリアを感じることなく利用されることが基本である。
ネットワーク設備系については次のとおりである。
(1)全学共通のインターネット・イントラネット設備 1)情報センターサーバ
管理サーバ ドメインネームサーバ機能 計算サーバ 統計データの解析等 ニュースサーバ NetNews サーバ メールサーバ 電子メールサーバ
WWWサーバ WWW サーバー学内用・学外用各1台 Proxy サーバ インターネットアクセスの高速化 ウイルスチェックサーバ 電子メール等のウイルス検査 2)ネットワーク機器
ファイアウォール 外部からのネットワークへの不法侵入を防ぐ機能の各種設定 監視サーバ ネットワーク機器監視
学内ネットワーク 基幹ネットワーク 1 Gbps、演習室支線 100Mbps、研究室支線 10Mbps 学外ネットワーク SINET 10Mbps、民間ISP 100Mbps(Bフレッツ)
キャンパス間 小浜キャンパス100Mbps
ネットワーク 生物資源開発研究センター 10Mbps 海洋生物資源臨海研究センター 10Mbps (いずれも福井情報スーパーハイウェイを利用) 3)教員端末
常勤の全教員にパソコンを貸与し、インターネット機能、OAソフトを提供している (2)上記設備のメンテナンス要員
事務局情報課 技術職員 2 名、 委託SE 常駐 1 名 非常駐 6人月/年
点検・評価 1)第1情報演習室
この演習室では、通年で10コマ程度の授業に使用され、情報教育のほか、1、2年生の一般利用、
英語教育用に利用、また、学外向けでは講習会やオープンカレッジにも利用されるなど、きわめて稼 働率の高い部屋である。
演習室の開室時間は、平日は9:00〜18:20となっているが、学生の学習利便をはかるため、運用上 夜8時まで(カードで入室可能)としている。その間、トラブル時、人的に対応できる体制をとってい る。
空調は整備され、照明は頻繁にチェックしている。4年前、省エネ用蛍光灯に変えたため、ちらつ き(注)が多く、取替えの頻度を上げ、不備の蛍光灯を廊下などにまわすなど「リ・ユーズ」を実施し ている(エネルギーセンターによる)。
2)第2情報演習室
第1情報演習室と同時に授業が行われる場合、台数限定のソフトウエアを使う演習、英語や学部の 少人数演習などの場合に使用している。第1情報演習室と机の配置を変え、多様な利用に対応できる 工夫をしている。
3)特別利用室1
入室には大学院、教職員のカードか、暗証番号が必要であり、学部学生の入室を制限している。レ ーザーカラーコピーはPCのプリントアウトと、カラー複写機として使用。情報教育以外の教育や研 究用の利用も多い。メディアコンバータ、映像処理装置は、少数の教職員ではあるが、全学的に利用 されている。映像処理機は後述の特別利用室(現ロッカー室)にあったものを移動しているが、今後 は画像処理装置に置き換える予定である。現在多様な利用をしているため雑然としているが、場所を とる映像処理装置を画像処理装置に置き換えた時点で、利用目的を共同実験室として明確にしていき たい。
4)共同研究室
情報センター教員同士、他部局や他大学教員との教育・研究のためのゼミ、研究会、会議に利用して いる。教員のみならず、情報センター教職員との合同会議や情報教育を支援する学生グループとの会 議にも利用している。
5)特別利用室2(2F 用途:女子ロッカー室)
創設時1Fに配置されてロッカー室が窓もなく不適切ということで、現在の部屋に変更された。そ れまでは上記の特別利用室1にある映像装置などが配置されていた。
以上のように情報関連室については、開学以降、利用上の課題が発生すれば、その都度改善を図って きた。よっておおむね適切な利用状況にあるといえる。
なお、バリアには、4種(物理的バリア、制度的バリア、情報的バリア、心理的バリア)があると いわれているが、本学情報センター閲覧室(2階)への移動について第1のバリアがある。
ネットワーク設備系については、
1)メンテナンス要員は、開学の平成4年時点のコンピュータ環境に対応したものであり、その後の インターネット接続やパソコンの普及に伴った環境変化があり、現在では、メンテナンス内容が量・
質的に、大幅に増加・高度化しているため要員不足の感が歪めない。
2)昨年秋、ブラスターウイルス感染によるネットワークの一時的閉鎖を余儀無くされる事態が発生し た。
将来の改善・改革に向けた方策
バリアフリーに関する課題への対処としては、ロビー内においてエレベータの設置が課題である。
当面は、業務用のエレベーターが閲覧室の内部に設置されているので、利用者が職員に声をかければ、
利用は可能とされている。しかし、現在、職員数が縮減されつつあり、多忙な業務処理状況の中で、
こうした対応をすると、通常業務への影響が避けられないと考える。
また、ネットワーク設備系については、この経験を受けて、全学的なセキュリティ意識の自覚と啓 発とその体制、システムづくりを現在検討中である。セキュリティは、予防と治療(駆除)の2つのレ ベルで実施する必要がある。予防は、利用者自身が日常的に対応すべきであるが、万一、事が発生し た場合には駆除活動をせざるを得ない。一旦発生してからのマンパワーは計り知れない。その間、業 務(教育、研究、社会的活動)が停滞することの損害は計り知れない。このことを十分に認識した対 応が望まれる。
2 教育の用に供する情報処理機器などの配置状況 経済学部
現状および点検・評価
経済学部の情報処理演習室は、情報センターとは別に、学部棟に2室用意されており、それぞれの 部屋に25台のコンピュータが備え付けてあり、随時利用できる。日曜・祭日の利用も可能である。