第7章 施策の推進に向けて
1 .協 働 に よ る 施 策 の 推 進
基本構想において「協働で築く力強い足立区の実現」が基本理念として謳われています。
住宅政策においても区と協働で住宅政策に取り組む区民や事業者の役割が重要となります。
国は住宅政策上の各々の役割として、事業者については、自ら提供した住宅が国民の住生 活を大きく左右することを認識した上で住宅関連サービスの提供などの事業者としての活動 を通じて健全な市場形成に積極的な役割を果たすべきだとしています。また、国民について は、住宅の社会的性格や市場における自立的行動の重要性を理解した上で自らの住生活の安 定や地域の良好な住環境形成の担い手としての役割を果たすべきだとしています。
足立区においても、区と区民、事業者の責務と役割を明確にします。住宅政策における区 と区民、事業者が各々の役割や責務を果たすよう努力を促すとともに、住宅政策を効果的に 進めるため、各主体の連携を図ります。区民は区や事業者の手が行き届かないきめ細やかな 部分において、自らの居住の安定・向上、住環境の形成の主要な担い手としての役割、事業 者は良質な住宅供給・サービスなどを行うことで住宅市場を形成する主体としての役割を果 たすなど、これまで以上に施策を担う存在になることが重要です。特に、まちづくりにおい てはNPO・ボランティア団体などを中心として区民主導で進めていく必要があります。そ のため、区は市場では対応できないセイフティネットを形成する役割を果たすとともに、市 場機能を最大限に活用して住宅供給や基盤整備の誘導を行う調整役としての役割を果たすこ とが求められます。
2 .公 共 住 宅 団 地 の 更 新 時 期 を 捉 え た 施 策 の 実 現
足立区には公営住宅、UR貸賃住宅、公社住宅など、約 48,000 戸の公共住宅が立地してい ます。そのうち、およそ 4 割が昭和 45 年以前に建設されたものであり、今後、順次更新時 期を迎え、建替えが本格化します。これらの住宅団地は、老朽化した住宅ストックとなって いること、居住者の高齢化により地域活力が低下していることなどの問題を抱えています。
老朽化した公共住宅団地の本格的な建替えは、貴重な空間資源として団地用地を再生する大 きな機会となります。
足立区は、この機を逃すことなく、東京都、都市再生機構、東京都住宅供給公社及び民間 事業者と連携し、ファミリー層を対象とした住宅供給や地域の活性化に寄与する公共公益施 設整備のコーディネートを強力に推進します。
3 .成 果 指 標 に 基 づ く 推 進
基本的な考え方に基づいて展開される施策に対しては、従来の事業量などを示すアウトプ ット目標から、住宅供給や居住水準、住環境水準の目標に対してどのような効果や成果があ ったかを具体的に判断できるアウトカム目標の達成状況によって評価を行うことで、現在の 住まい・住まい環境の質について深く理解できるようになります。成果指標の達成度合いを 確認しながら、最大の効果を発揮できるよう施策の展開についての進行管理を適切に行って いきます。
第 7 章
施 策 の 推 進 に 向 け て
4 .連 携 に よ る 施 策 の 推 進 と 施 策 見 直 し へ の 柔 軟 な 対 応
区は施策の推進にあたり、環境、コミュニティ、教育、福祉などの関係部局と積極的・横 断的に連携します。加えて、国や都、公共住宅供給主体との役割分担を明確にするとともに 連携を図ります。
また、本計画で展開する施策は、社会情勢などの変化や各事業などの実施状況、目標の達 成状況などに柔軟に対応し、適宜見直しを行っていきます。また、平成 18 年度には、国の 住生活基本計画、東京都の住宅マスタープランの策定が予定されます。公営住宅法も常に見 直しが行われていることから、法律や上位計画、関連計画とも適宜整合を図っていきます。
0
資 料 編
資料編
足 立 区 住 宅 マ ス タ ー プ ラ ン
〜 愛 着 を 育 み 、 魅 力 を 創 る 〜
編集・発行 平成 18 年 4 月
足立区都市整備部住宅課
〒120- 8510 足立区中央本町 1- 17- 1 電話 03- 3880- 5111(代)
印刷物登録番号 18- 754
印刷 ユタカ印刷(有)