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地域別住宅市街地整備の方針

ドキュメント内 足立区住宅マスタープラン(計画書) (ページ 49-67)

第 6 章 住宅市街地整備の方向 .......................................................................................................... 3 7

2.  地域別住宅市街地整備の方針

前節では住宅市街地の類型ごとに市街地整備の細かな方針を定めましたが、これらの市街 地類型の中には、特に大きな課題を抱えていることから、住宅供給の前提となる住環境整備、

すなわちまちづくりを重点的に実施すべき区域があります。このような区域について、広域 的な関連での区域の重要性や地域ごとの特定プロジェクトの重要性を考慮し、東京都住宅マ スタープランの特定促進地区

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と連携させながら特に計画期間( 11 年間) の中で重点的にまち づくりを推進する「重点整備地域」として設定します。この「重点整備地域」では、区で進 めている都市計画事業やまちづくり事業をはじめ、公共住宅の建替え、基盤整備に関する事 業などをより効果的に推進できるようにします。あわせて、発展の経緯、鉄道の利便性によ る住宅立地の特性などから、共通の地域イメージをもつ 6 つの区域

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に区分し、それぞれの 区域の特性に応じて地域別住宅市街地整備方針を策定します。 

重点整備地域の設定の考え方については下表 6- 2 に、設定された重点整備地域一覧につい ては P53〜58 の表 6- 4 に示します。また、章末には前節の住宅市街地類型と重点整備地域を 重ね合わせた「住宅市街地整備方針図」を示しました。 

 

表 6- 2  重点整備地域の設定 

市街地類型  重点整備地域の考え方  具体的事業地区など 

A.複合開発誘導 型市街地 

現在、まちづくりの各種事業、都市計画 事業が着手され、地区のまちづくり活動 が展開されている地区 

・  土地区画整理事業 

・  住宅市街地総合整備事業  ( 拠点開発型)  

・  法定地区計画策定地区  等  B . 賑 わ い 形成

型市街地 

駅周辺地区や幹線道路沿道で、建築物の 更新が活発に行われようとしている地区 

・  市街地再開発事業 

・  都市防災不燃化促進事業  等  C . 修 復 改 善型

市街地 

防災のための緊急なまちづくり事業が必 要とされ、事業推進や調査などが行われ ている地区 

・  住宅市街地総合整備事業  ( 密集住宅市街地整備型)  

・  防災生活圏促進事業地区 

・  防災街区整備事業地区  等  D . 公 共 住 宅団

地再生型市街地 

更新の時期を迎え、建替や大規模リフォ ーム事業などが予定されている団地周辺 地区 

・  公共住宅団地建替事業  等 

E . ゆ と り 形成 型市街地 

基盤整備が着々と進み、本格的な住宅立 地需要が高まりつつある地区 

・  土地区画整理事業完了地区 

・  鉄道新線整備沿線地区  等  一体的かつ総合的に都市の再構築を進め

るべき地区 

・  都市再生総合整備事業  等  その他  自然や歴史などの地域資源の維持・保全

や活用による住環境の形成を行うべき地 区 

・  景観重点地区  等 

        

55  特定促進地区:「東京都住宅マスタープラン」及び「東京都市計画住宅市街地の開発整備の方針」において位置づ けられている、区部における重点供給地域のうち、快適な住環境の創出及び維持・向上、住宅市街地における都市 機能の更新並びに住宅の供給等に関する制度・事業を実施又は実施の見込みが高い地区 

56  P44 図 6- 2 及び表 6- 3 を参照 

第 6 章

  住 宅 市 街 地 整 備 の 方 向  

 

図 6- 2  地域区分   

                                       

表 6- 3  地域別住宅市街地整備方針の概要 

地域  地域整備の基本方針 

千住地域  都市の利便性と下町風情あふれるコミュニティの共存 

日暮里・舎人線沿線南部地域 

日暮里・舎人線沿線への住宅 供給の波及効果を 活かした 既成市街地の整備・修復改善 

日暮里・舎人線沿線北部地域 

日暮里・舎人線沿線への住宅 供給をモデルとし たゆとり ある住宅市街地の形成 

東武線沿線地域 

木造住宅密集地の整備と公共 住宅団地の再生を 通じた活 力あるミックストコミュニティの実現 

つくばエクスプレス沿線地域 

六町地区と青井地区の都市機 能を新たな核とし た住宅市 街地の形成 

千代田線沿線地域 

緑と街並みが調和する景観に 配慮された都市型 住宅地の 形成 

     

第 6 章

  住 宅 市 街 地 整 備 の 方 向  

 

(1 )千 住 地 域  

①  地 域 特 性 と 課 題  

千住地域は千住宿開設以来、交通・商 業の要衝として区内で最も 古くから発展してきた まちです。北千住駅西口では、「市街地再開発事業」完了とあだち産業芸術プラザや芸大千 住キャンパスなどの相次ぐオープンによ り住宅と商業、業務、公益 施設が複合した拠点と してさらに発展することが期待されます 。北千住駅東口では、駅前 商店街をはじめとする 商業集積によって賑わいが形成されてい ますが、大規模敷地の開発 の動きもあります。北 千住駅はつくばエクスプレスの開業によ り今まで以上に都内有数の 交通要衝となっていま す。一方、定住人口の減少と高齢化が進み、地域の活力低下が問題となっています。また、

道路や公園などの都市基盤の整備が十分 でなく、住宅などが密集し 老朽化している地域も 多くみられます。今後、土地利用の高度 利用と都市基盤整備を進め 、良好な住環境の形成 を図る必要があります。 

 

②  地 域 整 備 の 基 本 的 方 向  

都市の利便性と下町風情あふれるコミ ュニティが共存した住宅市 街地の形成をめざしま す。 

 

③  地 域 別 住 宅 市 街 地 整 備 方 針  

■   鉄 道 駅 周 辺 地 区

駅周辺地区では、賑わいやまちの活性化に資するように魅力ある商業空間の整備を図 ります。特に北千住駅周辺では、大規模敷地の土地利用転換などを活用しながら、広域 拠点として商業・業務・文化・情報・都市型住宅などの複合的な市街地の形成を進めて いきます。 

■   住 宅 密 集 地 区

東京都の「防災都市づくり推進計画」の整備地域に、千住一〜五丁目、千住曙町、千 住旭町、千住大川町、千住寿町、千住龍田町、千住中居町、千住仲町、千住元町、千住 柳町、千住東一・二丁目、柳原一・二丁目が指定されています。これらの老朽木造家屋 が集積し、狭隘道 路が多く、災 害の危険度が 高い密集市 街地では、「住宅市 街地総合整 備事業(密集住宅 市街地整備型)」や 「優良建築物 等整備事業」、「都心共同 住宅供給事 業」の各種事業を導入するとともに、各種地区計画や新たな防火規制による規制・誘導 の活用により、道路拡幅などの公共施設整備や建物の不燃化や共同化を支援して、地域 のコミュニティと住宅・住環境の改善を進めていきます。 

■   隅 田 川 沿 い 地 区

大規模な工場や倉庫などが移転し土地利用転換の行われる地区では、都心に通勤する ファミリー層や高齢者などのニーズに対応し、民間事業者による住宅供給を「住宅市街 地総合整備事業(拠点開発型)」や「優良建築物等整備事業」、「都心共同住宅供給事業」

などの活用により促進すると同時に、地区計画などを活用し、良好な住環境の形成を誘 導します。また、魅力的な水辺環境を活かした良質な都市型住宅市街地の整備をめざし ますが、周辺には密集市街地もあることから地域の防災拠点となり、住環境を向上させ

第 6 章

  住 宅 市 街 地 整 備 の 方 向  

 

るようにスーパー堤防の整備を前提として計画を進めます。あわせて、これらの周辺市 街地更新などに伴い住居が必要となる居住者のための賃貸住宅を斡旋するなど、まちづ くりに資するように従前居住者対策に取り組みます。 

 

(2 )日 暮 里 ・ 舎 人 線 沿 線 南 部 地 域  

①  地 域 特 性 と 課 題  

この地域は戦後、荒川や隅田川沿いに 工場や倉庫が多数立地し、 背後に住宅や住工併用 住宅が集まって市街地を形成してきまし た。日暮里・舎人線沿線の 両側には公共住宅団地 が多く、古い木造家屋が密集し、防災や 住環境の面で改善すべき市 街地も見られます。扇 一丁目、興野一・二丁目、西新井本町四 丁目、本木一・二丁目、本 木北町、本木西町、本 木東町、本木南町は東京都の「防災都市 づくり推進計画」で「整備 地域」に位置づけられ ていることから、早期の改善が望まれます。 

また、平成 19 年度に日暮里・舎人線が開業すると、地域の交通利便性は大きく向上する ことから、今後は無秩序な開発の恐れがあるため、「日暮里・舎人線沿線開発計画

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」に沿 った計画的なまちづくりが必要な地域で す。これらの市街地の中に は、地区計画や「街並 み環境整備事業」(終了)などにより都市基盤の整備や住環境の改善が進められている地区 もあります。 

 

②  地 域 整 備 の 基 本 的 方 向  

日暮里・舎人線沿線への住宅供給の波 及効果を活かした既成市街 地の整備や修復改善を めざします。 

 

③  地 域 別 住 宅 市 街 地 整 備 方 針  

■   荒 川 、 隅 田 川 沿 い 地 区

新田地区や小台地 区など大規 模な工場が移 転し土地利 用転換が行わ れるところで は、

住宅と商業・文化 機能を兼ね備 えた魅力的な 拠点づくり をめざし、「住宅市 街地総合整 備事業(拠点開発 型)」や「優良建築 物等整備事業」、「都心共 同住宅供給事 業」などの 活用による住宅を主体とした複合施設の開発や、地区計画を活用した高度利用の促進に よる魅力ある住宅市街地の形成を誘導します。都心に通勤するファミリー層や単身世帯 に、荒川河川敷の 水辺環境を活 かした魅力的 な都市型住 宅の供給を促 進するととも に、

こ れら の周 辺市 街地 更新 など に伴 い住 居が 必要 とな る居 住者 のた めの 賃貸 住宅 を斡 旋 するなど、まちづくりに資するように従前居住者対策に取り組みます。また、地域の防 災拠点となるように、スーパー堤防の整備を前提としながら敷地の造成を行います。 

■   駅 周 辺 地 区

区の基本構想では放射 11 号線沿いに配置される区内 9 駅のうち、4 つの新駅周辺が

「地域拠点」、「地域の核」と して位置づけ られています 。江北駅(仮 称)、足立小台駅

(仮称)などの日暮里・舎人線の新駅周辺では地区計画により、新しい地域の拠点とし         

57  日暮里・舎人線沿線開発計画:日暮里・舎人線の開業を契機として沿線開発を誘導し、景観の優れた都市空間の創 造、日暮里・舎人線の経営安定化、地域産業経済の進行を図る計画 

ドキュメント内 足立区住宅マスタープラン(計画書) (ページ 49-67)