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第3章 災害応急対策計画

第9節 救急・救助活動

1 消防本部の活動

救急・救助活動において、被害状況、医療機関の被災状況等の情報を早く正確に 掌握することが、救命率向上の上で非常に重要となる。そのため、関係機関と情報 交換を綿密に行い救急救助活動を行う。また、負傷者も軽傷者から救命処置を必要 とする者まで様々であり、緊急度に応じた的確な判断と処置が要求されるため、救 急救命士や高度救命処置用資機材を活用し、効率的な活動を行う。

2 消防団の活動

消防本部による活動を補助し、救出救助と負傷者に対する応急処置を行い、安全 な場所への搬送を行う。

第3 警察活動(白石警察署、駐在所)

救出救助が必要な者を発見した場合、また同様の通報などがあった場合は、救助 関係機関と連携協力して、救出・救援活動を行う。また、被害状況により機動隊等 災害警備部隊を出動させる。加えて、警察官及び応援機動部隊員により救出救助部 を編成するとともに、消防等防災関係機関と現場活動に関する調整を行いながら、

救出救助活動を行う。

第4 住民及び自主防災組織等の活動(自主防災組織)

住民及び自主防災組織等は、建物倒壊、火災等による救急・救助の必要性を確認 した場合、自らに危険が及ばない範囲で応急救急・救助活動を実施するとともに、

速やかに消防本部等関係機関に連絡する。また、人員、機材等の面で対応が不十分 と思えるときは、町等に速やかに連絡する。さらに、警察、消防職員の行う救急・

救助活動に積極的に協力し、その他とるべき行動についても警察、消防職員の指示 を仰ぐ。

第5 緊急消防援助隊の応援活動

仙南地域広域行政事務組合消防本部は、大規模な災害時に管内の消防力及び県内 の消防力応援だけでは十分な対応がとれないと判断したときは、消防組織法第45 条に規定する「緊急消防援助隊」の応援を要請するものとし、応援要請を行う場合 は、「宮城県緊急消防援助隊受援計画」(平成 16 年 8 月制定)の定めにより、知事に 応援要請するものとする。この場合において、知事と連絡がとれない場合は、直接、

消防庁長官に対して要請するものとする。

1 情報の収集・伝達

2 出動の要請

町は、県を通じて出動の要請を行う。

3 大規模災害が発生した場合の対応

大規模災害等を覚知した場合、町は、次の措置をとる。

(1) 災害状況の把握

(2) 情報等の提供

(3) 応援要請手続の実施

【資料 5-15】大規模災害(被災)時の緊急消防援助隊情報連絡(要請)体系図

第 10 節 医療救護活動

大規模な災害により多数の負傷者等が発生し、通常の医療活動体制での対応が困 難となった場合、町及び医療機関は、関係機関との連携を図り、緊急的な対応をと り医療救護活動を実施する。

担当 保健福祉班・保健センター班・七ヶ宿町国保診療所・白石市医師会

第1 医療救護班の編成(保健福祉班・保健センター班)

大規模な災害が発生した場合の医療救護は、原則として医療救護班を編成して行 う。町長は、医療救護活動を実施する必要が生じた場合、(社)白石市医師会の協力 を得て医師及び看護師等で構成する医療救護班を編成する。

【資料 10-1】医療機関

第2 医療救護所の設置(保健福祉班・保健センター班)

町は、多数の傷病者が発生した場合等、被害の状況に応じて避難所等に医療救護 所を設置して、医療活動を行う。医療救護所を開設した場合は、速やかに県に報告 するとともに、住民に医療救護所開設の広報を行う。

【資料 10-4】医療救護所設置予定場所

第3 医療救護活動の実施(保健福祉班・保健センター班)

町、医療関係機関は、相互に連携、協力し、被災者に対する医療救護活動を実施 する。災害により多くの負傷者が発生し、応急医療能力を上回ったとき、または上 回ると予想されたときは、トリアージにより治療の優先順位を決定し、効率的な治 療に努める。多数の傷病者により、医療救護活動に支障をきたす場合、町は知事に 協力要請を行う。

第4 医薬品等の調達(保健福祉班・保健センター班)

町は、災害時の医療活動で使用する医薬品、医療用資機材は、備蓄しているもの を優先的に使用し、不足する場合は、町が日本赤十字社等関係機関からの提供、民 間から調達により確保する。さらに不足する場合は、県に調達を要請する。

【資料 10-3】医薬品等の調達先

第5 負傷者の搬送(保健福祉班・保健センター班)

町内の医療機関、医療救護所で対応できない負傷者が発生した場合、町、医療機 関、消防機関は、搬送先医療機関の受入体制を確認した上搬送する。仙南地域広域 行政事務組合の救急車確保が困難な場合、県、民間輸送業者に対して負傷者の搬送 を要請する。

第6 医療活動に関する広報(保健福祉班・保健センター班)

町は、医療機関等と連絡をとり、診療可能な医療機関、医療救護所の設置状況等 医療活動に関する情報を被災者、住民に対し広報する。

第 11 節 消防活動

火災等の災害が発生した場合、消防関係機関は、全機能を挙げて消防活動を実施 し、被害の拡大、二次災害の防止に努める。また、大規模な災害により、消防能力 が不足する場合、県、消防関係機関に応援の要請を行う。

また、住民、自主防災組織、事業所等は、被害の拡大を防止するため、出火の防 止、初期消火に努める。

担当 消防本部・消防団・自主防災組織

第1 消火活動の基本(消防本部・消防団)

火災による被害を防止または軽減するため、住民、事業者、自主防災組織等は、

火災発生直後の初期消火及び延焼拡大防止措置を行い、また、各防災関係機関は、

火災発生直後あらゆる方法により住民等に延焼拡大防止及び初期消火の徹底につい て呼びかける。

消火活動にあたっては、火災の状況が消防力を下回るときは先制防ぎょ活動によ り一挙鎮圧を図り、また上回るときは、次の原則に基づき選択防ぎょにより行う。

重要防ぎょ地区 優先の原則

同時に複数の延焼火災を覚知した場合は、重要、かつ、危険度の高い地 域を優先して消火活動を行う。

消火有効地域優 先の原則

警防区域設定等順位を設定している場合、同位区に複数の火災が発生し た場合には、火災有効地域を優先して消火活動を行う。

市街地火災優先 の原則

大量危険物製造、貯蔵、取扱を行う施設及び工場等から出火し、多数の 消防隊を必要とする場合は、市街地に面する部分及び市街地の延焼火災 の消火活動を優先とし、それらを鎮圧した後に部隊を集中して消火活動 にあたるものとする。ただし、高層建築物で不特定多数の者を収容する 対象物等から出火した場合は、特装車を活用し、人命の救助を優先とし た活動を行う。

重要対象物優先 の原則

重要対象物周辺と他の一般市街地から同時に出火した場合は、重要対象 物の防ぎょ上必要な消火活動を優先する。

火災現場活動の 原則

出動隊の指揮者は、災害の状況を把握し、人命の安全確保を最優先とし、

転戦路を確保した延焼拡大阻止及び救助、救急活動の成算等を総合的に 判断し、行動を決定する。

火災規模と対比して消防力が優勢と判断したときは、積極的に攻撃的現 場活動により火災を鎮圧する。

火災規模と対比して消防力が劣勢と判断したときは、住民の安全確保を 最優先とし、道路、河川、耐火建物、空地等を活用し、守勢的現場活動 により延焼を阻止する。

1 初期における情報の収集

火災発生時において、消防機関が消防力をいかに効率よく発揮するかは、初動体 制を確立する上で特に重要であることから、有線及び無線等の通信施設のみならず、

ヘリコブター、参集職員並びに消防団及び自主防災組織を活用した緊急情報連絡網 等あらゆる手段を利用し、迅速・的確な情報収集を行う。

2 火災の初期消火と延焼防止

火災が発生した場合、消防団や自主防災組織を指揮し、初期消火に努め、火災の 延焼及び災害の拡大防止を図る。

なお、建築物の倒壊、橋りょうの損壊及び交通渋滞等による道路障害が発生し、

消火活動が大きく阻害される場合は、道路障害が発生した場合における直近の効果 的な迂回路を利用し、消火活動を行う。

また、災害によって消防水利の確保が困難になった場合は、あらかじめ計画され た河川・井戸・海水等の自然水利を活用するほか、長距離中継送水での消火活動を 行う。

第3 消防団の活動(消防団)

消防団は、火災が発生した場合、仙南地域広域行政事務組合消防本部で定めてい る消防計画に基づき、消防長及び消防署長の指揮下に入り、消防隊または住民と協 力して、幹線避難路確保のための消火活動等、人命の安全確保を最優先とした初期 消火にあたる。

1 出火警戒活動

火災等の発生が予測される場合は、地域住民に対し、出火警戒を呼びかける。

2 消火活動

災害等により出火した場合は、住民と協力して、幹線避難路確保のための消火活 動等、人命の安全確保を最優先とした初期消火にあたる。

3 災害情報の収集伝達活動

関係機関と相互に連絡をとり、災害の情報を収集するとともに、地域住民へ伝達 する。

4 避難誘導

避難の準備情報提供、勧告または指示が出された場合は、関係機関と連絡をとり ながら、住民を安全な場所に誘導する。

【資料 7-2】消防団組織及び装備