そのため、排出枠を各国の間で取引する国際排出量 取引の活用を認めている。
環境省によると、日本は国内での温暖化ガス削減 量だけでは京都議定書の目標を達成できない。国外 からの排出枠の取得で、1.6%分の確保を目指す。
英国は 2002 年に国内で排出量取引を開始。EU
(欧州連合)は世界初の多国間取引市場である欧州 排出量取引制度(EU‑ETS)を 05 年1月に始めた。
日本では環境省が「自主参加型国内排出量取引制 度(JVETS)を 05 年度に開始。08 年度には排出 量取引の国内統合市場の試行的実施がスタートした が、排出量の上限を参加企業が自主的に定める内容 にとどまった。08 年 10 月には経済産業省が中小 企業の CO2削減を支援する「国内クレジット制度」
を開始した。10 年4月からは、東京都がキャップ・
アンド・トレード型の排出量取引制度を開始。政府 も本格的な国内排出量取引制度の導入を検討した が、導入は棚上げされた。
今さら人に
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環 境 用 語 解 説
コ ー ナ ー
優良産廃処理業者認定制度の普及状況について
4月にスタートした「優良産廃処理業者認定制度」ですが、当協会では制度に対する理解を 深め、その上で認定を取得したいと考える会員企業を支援することを目的にして制度説明会を 開催(全3回)するなどの取り組みなどを行って参りました。
今回は、認定基準の1つである、インターネット上での「事業の透明性」に関する情報公開 を簡単に行うことの出来るサイト「産廃情報ネット(さんぱいくん)」を運営する財団法人産業 廃棄物処理事業振興財団にご協力をいただき、現在の制度の普及状況についてご報告いただき ました。(※原稿作成の都合上、以下の報告書内の日付は原稿作成時のものとなります)
優良産廃処理業者認定制度 施行から約7ヶ月 優良認定業者数は順調に増加
(財)産業廃棄物処理事業振興財団 優良化事業推進チーム
平成 22 年改正廃棄物処理法により創設された「優良産廃処理業者認定制度」が本年4月1日 より始まり、約7ヶ月が経過しましたので最近の状況をご報告いたします。
優良産廃処理業者認定制度は、産業廃棄物処理業の実施に関し優れた能力と実績を有する者 として、通常の許可基準よりも厳しい基準(以下、「優良基準」という。)をクリアした優良な 産廃処理業者を、都道府県・政令市が審査して認定する制度です。
認定を受けた処理業者(以下、「優良認定業者」という。)は、産業廃棄物処理業の許可の有 効期間が7年間(通常は5年間)となり、許可証にその証として「優良マーク」がつきます。
昨年度まで運用されていた優良性評価制度では、自治体によって独自制度のみ運用する場合 がありましたが、今回の法改正により全国すべての自治体で一律的に運用がなされ、全国統一 の制度となっています。
1.優良認定等の状況 ①優良認定業者の状況
制度施行から7カ月経った 10 月末時点で、優良認定業者は 166 者となりました。旧制度(優 良性評価制度)では 23 ヶ月目でこの業者数に到達しており、本制度への関心の高さと優良認 定申請の随時受付に関する経過措置等により、順調に増えていると見られます(図1参照)。
4 事務局ニュース
②優良認定に向けた情報公表事業者数の状況
当財団ホームページにある処理業者検索システム「さんぱいくん」では、優良産廃処理業 者認定制度の基準の一つ「事業の透明性(インターネットによる情報の公表)」に対応して、
あらかじめ入力のための統一様式を用意してありますので、必要な項目について容易に情報 公表を行うことができます。新制度に移行してからは「さんぱいくん」で情報公表を行う処 理業者数も順調に増えています。
インターネットによる情報を公表するサイトは、「さんぱいくん」のほか、自社ホームペー ジやその他のサイトで行ってもよいという基準になっていますが、「さんぱいくん」は全国か ら多くの排出事業者が閲覧・検索しており、排出事業者から選ばれるためには、「さんぱいく ん」で情報一式を公表し、自社ホームページにリンクして同じ情報を掲載されることをお勧 めしています。処理業者の皆様は、情報を公表する場所が増えることによって、排出事業者 の目により多く触れて選ばれるチャンスが増えるため、積極的に情報公表に取組んでいただ ければと思います。
③公表情報への閲覧アクセス数の状況
「さんぱいくん」で公表されている「事業の透明性」の画面へのアクセス数について、制度 移行の年度替わりを含む本年 1 月からの推移を図2に示します。本年 4 月以降は、月間平均 で 36,000 業者分超のアクセスがあり、新制度への関心の高まりがうかがえます(図2参照)。
また、今年度から「さんぱいくん」に登録している処理業者の許可期限が迫っていること を知らせるアラームメールを、処理業者、排出事業者双方にお送りする機能が強化されました。
このため、排出事業者向けの自動メールサービスにユーザー登録する排出事業者も順調に増 え、委託先の処理業者管理にお役立ていただいています。
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図1 優良産廃処理業者認定制度 優良認定業者数等の推移
2.排出事業者による本制度の活用
本制度は、排出事業者が処理委託先を選択する際の判断材料となるほか、「排出事業者責任」をよ り確実に果たすための重要なツールという性格を有しています。
排出事業者が本制度に従って公表された情報を十分に比較、吟味した上で委託先を選定している 場合、注意義務を果たした一つの要素として考慮されることから、処理業者を探すときは、本制度を 活用して比較吟味したことのわかる選定過程を社内文書で管理し保存しておくことが望まれます。
また、平成 22 年の廃棄物処理法改正により、排出事業者は、委託先の処理状況を確認するこ とが新たに義務づけられました(法第 12 条)。排出事業者が委託先において産業廃棄物の処理 が適正に行われていることを確認する方法としては、処理を委託した処理業者の施設を実地に 確認する方法がありますが、優良産廃処理業者認定制度に基づく優良認定を受けた処理業者に 処理を委託している場合、優良認定業者が公表している産業廃棄物の処理状況や施設の維持管 理の状況に関する情報を見て、処理が適正に行われていることを間接的に確認する方法も考え られる旨が通知(平成 23 年2月4日 環廃対発第 110204005 号、環廃産発第 110204002 号)に 示されています。
このため、排出事業者の間では、優良認定を受けているか?、情報の公表を行っているか?、
などを考慮し、実地確認の実施頻度や確認項目を減らして管理している自主的取組も見られ、
本制度を活用することで管理負担の低減に役立てていただいています。
3.今後の展望
今年度、環境省において環境配慮契約法の見直しに取組んでおり、国や独立行政法人等の事 業活動に伴って生じる産廃の処理委託で、温室効果ガス削減などを推進する事業者を優良認定 事業者として積極的に活用するようにする案が検討されています。これにより、制度の一層の 活用に注目が集まっています。
また、同じく環境省では「静脈産業育成支援事業」に着手しており、優良な処理業者がさら に積極的に選択されるような環境づくりを推進するとしています。
当財団では「さんぱいくん」を媒体として、産廃処理業者と排出事業者において一層適正処 理が推進されるよう、今後とも尽力してまいります。(優良化事業推進チーム)
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図2 「事業の透明性」月間アクセス数の推移
<平成23年度講習会日程>
開催地 開催期日 講習課程
福 岡 1月19日(木) 更 新 収 集 ・ 運 搬
福 岡 1月20日(金) 特別管理産業廃棄物管理責任者 福 岡 2月9日(木)〜10日(金) 更 新 処 分 福 岡 3月8日(木)〜9日(金) 新 規 収 集 ・ 運 搬
平成23年度(特別管理)産業廃棄物処理業に関する新規許可・
更新許可・特別管理産業廃棄物管理責任者講習会の開催日程
*福 岡 会 場:㈶福岡県中小企業振興センター(2F 多目的ホール)
(福岡会場)