第1節 災害発生直前の対策 第1項 警戒及び注意の喚起
1 特別警報・警報・注意報
横浜地方気象台は、大雨や強風などの気象現象によって、災害及び被害の発生するおそれ のあるときには「注意報」を、重大な災害が起こるおそれのあるときには「警報」を、重大 な災害が起こるおそれが著しく大きい場合に「特別警報」を厚木市に発表し、市民や防災関 係機関の警戒や注意を喚起します。
市は、横浜地方気象台より受けた特別警報について、市民への速やかな周知を徹底します。
また、横浜地方気象台から大雨や洪水などの警報が発表された場合のテレビやラジオによ る放送などでは、重要な内容を簡潔かつ効果的に伝えられるよう、これまでどおり市町村を まとめた地域の名称を用いる場合があります。
<特別警報・警報・注意報の発表区域> 平成 26 年 4 月 5 日現在
<特別警報・警報・注意報の発表区域図>
一次細分区域
(天気予報)
市町村等を まとめた地域
二次細分区域
(警報や注意報の発表区域)
横浜よこはま
・川崎かわさき 横浜市、川崎市
湘南しょうなん 平塚市、藤沢市、茅ヶ崎市、大和市、海老名市、
座間市、綾瀬市、寒川町、大磯町、二宮町
三浦み う ら半島はんとう 横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町
相模原さ が み は ら 相模原市 県央
けんおう 秦野市、厚木市、伊勢原市、愛川町、清川村 足柄
あしがら
上
かみ 南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、
開成町 西
せい
湘
しょう 小田原市、箱根町、真鶴町、湯河原町 神
奈 川 県
東部
西部
【気象・洪水等に関する特別警報、警報、注意報の伝達系統】
【特別警報の種類及び発表基準】
種類 基 準
大雨 台風や集中豪雨により数十年に一度の降雨量となる大 雨が予想され、若しくは、数十年に一度の強度の台風や 同程度の温帯低気圧により大雨になると予想される場合 暴風 数十年に一度の強度の台風や同程度の温帯低気圧によ
り暴風が吹くと予想される場合
暴風雪 数十年に一度の強度の台風と同程度の温帯低気圧によ り雪を伴う暴風が吹くと予想される場合
大雪 数十年に一度の降雪量となる大雪が予想される場合 火山噴火 居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が予想される場合
(噴火警報(居住地域)、噴火警戒レベル4または5)
地震 震度 6 弱以上の大きさの地震動が予想される場合
【気象・洪水等に関する警報・注意報の種類及び発表基準】 (平成 26 年 10 月 9 日現在)
表官署 横浜地方気象台
担当区域 神奈川県
一次細分区域 西部
市町村等をまとめた地域 県央
二次細分区域 厚木市
警報
暴風(平均風速) 25m/s
暴風雪(平均風速) 25m/s 雪を伴う 波浪(有義波高) -
高潮(潮位:TP 上) -
大雨
平坦地:1 時間雨量 50mm 平坦地以外:1 時間雨量 60mm 土壌雨量指数基準:132
洪水
平坦地:1 時間雨量 50mm 平坦地以外:1 時間雨量 60mm 流域雨量指数基準:中津川流域 30
複合基準:1 時間雨量 35mm かつ相模川流域雨量指数 37 指定河川洪水予報による基準:相模川中流[上依知・相模大橋]
(3 相模川洪水予報参照) 大雪(24 時間降雪の深さ) 平地 20cm 山地 50cm
注意報
強風(平均風速) 12m/s
風雪(平均風速) 12m/s 雪を伴う 波浪(有義波高) -
高潮(潮位:TP 上) -
大雨
平坦地:1 時間雨量 30mm 平坦地以外:1 時間雨量 40mm 土壌雨量指数基準:92
洪水
平坦地:1 時間雨量 30mm 平坦地以外:1 時間雨量 40mm 流域雨量指数基準:中津川流域 17
複合基準:1 時間雨量 25mm かつ相模川流域雨量指数 37 指定河川洪水予報による基準:相模川中流[上依知・相模大橋]
(3 相模川洪水予報参照) 大雪(24 時間降雪の深さ) 平地 5cm 山地 20cm
雷 落雷等により被害が予想される場合
乾燥 最小湿度 35%かつ実効湿度 55%
濃霧(視程) 100m
霜(最低気温) 最低気温 4℃以下 発表期間は原則として 4 月 1 日~5 月 20 日 低温(最低気温) 夏期:最低気温 16℃以下が数日継続 冬期:最低気温-5℃以下 着氷・着雪 著しい着氷(雪)が予想される場合
記録的短時間大雨情報(1 時間雨量) 100mm
2 土砂災害に関する情報 (1) 土砂災害警戒情報
土砂災害警戒情報とは、神奈川県と横浜地方気象台が共同で発表する情報で、大雨警報 発表中に、大雨による土砂災害発生の危険度が高まったとき、市長が避難勧告等を発令す る際の判断や市民の自主避難の参考となるよう、厚木市に発表します。
市は、土砂災害警戒情報が発表された場合、市民への周知を行うとともに、個別の斜面 の状況や気象状況、気象庁が提供する「土砂災害警戒判定メッシュ情報」等を基に総合的 に判断し、避難勧告等の発令を行います。
<参考>土砂災害警戒判定メッシュ情報
土壌雨量指数及び降雨の実況・予測に基づいて、土砂災害発生の危険度を 5km 四方の 領域(メッシュ)毎に階級表示した情報です。解析時刻、1 時間先予測、2 時間先予測を分 布図で表示し、土砂災害発生の危険度の高い地域をおおよそ把握することができます。
(2) 土砂災害緊急情報
大規模な土砂災害が切迫している状況において、河道閉塞や火山噴火に起因する土石流 等については国土交通省が、地滑りについては県が緊急調査を行い、市に被害の想定され る個別の区域・時期の情報提供を行います。市は、土砂災害緊急情報の提供を受けたとき は、市民への周知を行うとともに、避難勧告等の発令等を行います。
3 相模川洪水予報
洪水予報とは、河川の増水やはん濫などに対する水防活動のため、区間を決めて水位又は 流量を示して発表する警報及び注意報です。相模川中流については、神奈川県と横浜地方気 象台が共同で下表の表題により発表します。
<指定河川洪水予報>
種類 表 題 概 要
洪水 警報
はん濫発生情報 はん濫が発生したときに発表される。
新たにはん濫が及ぶ区域の住民の避難誘導や救援活動等が必要となる。
はん濫危険情報
はん濫危険水位に達したときに発表される。
いつはん濫が発生してもおかしくない状況であり、避難していない住民へ の対応が必要である。この後に避難勧告等を発令する場合、周辺状況を確 認する必要がある。
はん濫警戒情報
一定時間後にはん濫危険水位に達すると見込まれるとき、あるいは、避難 判断水位に達しさらに水位の上昇が見込まれるときに発表される。
避難勧告等の発令の判断の参考とする。
洪水
注意報 はん濫注意情報 はん濫注意水位に達し、さらに水位の上昇が見込まれるときに発表される。
避難準備情報等の発令の判断の参考とする。
<相模川洪水予報の基準水位> (単位:m)
予報
区域名 河川名 水位
観測所名 所在地 位置 水防団 待機水位
はん濫 危険水位
避難判断 水位
はん濫 危険水位
計画高 水位
相模川
中流 相模川
上依知 厚木市 上依知
新昭和橋
上流30m 5.8 6.5 7.3 7.8 8.78 相模大橋 厚木市 右岸
3.7 4.3 5.1 5.5 8.36
4 竜巻注意情報
積乱雲の下で発生する竜巻、ダウンバースト※等による激しい突風に対して注意を呼びか ける情報で、県内で雷注意報が発表されている状況下において竜巻等の激しい突風の発生す る可能性が高まった時、横浜地方気象台が神奈川県に発表します。有効期間を発表から1時 間としていますが、注意すべき状況が続く場合には、再び竜巻注意情報を発表します。
※ダウンバーストは、積乱雲から速い速度で吹き下ろす気流及びこれが地表に衝突して水平 に吹き出す激しい空気の流れです。竜巻と異なり、被害は放射状に広がります。
http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/toppuu/tornado1-1.html 5 記録的短時間大雨情報
県内で、数年に一度程度しか発生しないような激しい短時間の大雨を観測(地上の雨量計 による観測)又は解析(気象レーダーと地上の雨量計を組み合わせた分析)したときに、神 奈川県気象情報の一種として発表します。
6 全般気象情報、関東甲信地方気象情報、神奈川県気象情報
気象の予報等について、警報・注意報に先立って注意を喚起する場合や、警報・注意報が 発表された後の経過や予想、防災上の注意を解説する場合等に発表します。
7 災害時気象支援資料
横浜地方気象台は、災害時の応急活動を支援するため、被災地を対象とした詳細な気象情 報等の提供に努めます。
8 市長は、日頃から洪水等により浸水が想定される区域、土砂災害警戒区域等の関係住民等 に対し周知徹底を図り、降雨時等に混乱なく避難できるよう努めます。
また、風水害の発生のおそれがある場合には、河川管理者等と連携を図りながら、洪水予 報や土砂災害警戒情報など気象情報等に十分注意し、洪水等により浸水が想定される区域や 土砂災害警戒区域等の警戒活動を行います。
9 火災気象通報及び火災警報 (1) 火災気象通報
横浜地方気象台は、県内の気象状況が火災の予防上危険であると認めたときは、次のい ずれかの基準により県災害対策課に通報します。
ア 実効湿度 55%以下で、最小湿度 35%以下になる見込みのとき
イ 毎秒 12m 以上の平均風速が予想されるとき(降雨、降雪時においては、通報を行わな い場合があります。)
県は、火災気象通報を市町村長に伝達します。
(2) 火災警報
市は、火災気象通報を受けたとき、又は気象の状況が火災の予防上危険であると認める ときは、火災警報を発します。
第2項 避難のための立退き
1 市長は、危険区域等の居住者等に対して、人命の保護その他の災害の防止を図るため特に 必要と認めるときは、避難のための立退きの指示又は勧告を行います。また、火災の延焼が