曲
1 9 9
‑ C N
‑ 4
ビス等で年平均
1 0
%以上の成長を遂げ、一般機械や道路輸送機械等も高い成長率であった。一 方、鉄鋼や金属製品、木材加工、食料品・飲料、海上運輸等では、円安基調の中でも国際競争 力が失われつつあり、特に鉄鋼と食料品は、名目・実質ともに以後減少が続き、輸出全体に占 める構成比も低下してゆく。そしてプラザ合意以降の円高期に入ると、今度は名目・実質ともに、全体としての成長率はドイツ以上に低下している。このように、対ドル相場の影響をより 強く受け、変動が大きいのが日本の特徴である。鉄鋼の減少幅も大きいが、輸出の花形であっ た道路輸送機械の輸出成長率が大幅に低下している。繊維・衣料品や船舶等も同様である。と ころで、ドイツとは異なり日本の場合は、
1 9 8 5
年以降は名目に比べて実質価格では成長率が高 くなる傾向がある。これは輸出価格が低下しているためで、部門別にも事務・情報処理機械や 電気機械、化学製品等は、実質価格でみた方が成長率は高くなる。これも日本の特徴であり、円高や原油価格低下による原材料価格の低下は、国内生産者・卸売価格だけではなく、輸出価 格にも有利に働いたということであろう。いずれにしてもこの
1 5
年間に、鉄鋼や海上運輸、道 路輸送機械等は輸出に占める構成比が低下し、化学製品や一般機械、電気機械等は構成比が上 昇している。とりわけ、道路輸送機械と電気機械の首位の交代が行われた。次に輸入についても、その増減を簡単に考察してみよう。表
4‑3‑1
はドイツの輸入の年 平均成長率と構成比の変化を示したものである。まず全体としての輸入成長率は、名目価格で は、 80年代前半よりも後半の方が低下していることに要注意である。もちろん実質価格では、後半のマルク高期の方が輸入成長率は上昇しており、マルク高による輸入価格の低下を反映し たものとなっているが、いずれにしても80年代前半のマルク安期においても、輸入の成長率は 高かった。その後、原油価格や石油製品の価格が低下したために、 80年代後半は名目価格での 全体の輸入率は低下しているが、金属製品や一般機械、道路輸送機械等をみてもわかるように、
年平均成長率が
1 0
%を超える部門が増えている。9 0
年代に入り統一ドイツとなったが、前半の 輸入成長率は低下している。構成比でみてもこの1 5
年間の変動は大きく、電気機械や道路輸送 機械が全体に占める割合は大きく上昇して1 0
%近くに達する一方で、農業や原油・天然ガス、石油製品等の割合は大きく低下している。
一方、日本の輸入は、対ドル為替レートの動きをドイツよりはストレートに反映して、全体 として80年代前半は名目でマイナス成長だったが、後半は成長率も大幅に上昇している。とり わけ実質価格では
9 . 8
%にも達しており、ドイツを上回る輸入急増である。表4‑3‑2
をみてもわかるように、
8 0
年代後半は道路輸送機械の3 7 . 6
%を最高に、輸入の年平均成長率が1 0
%を 超える部門が多く、この点でもドイツとの相違が際だっている。その後9 0
年代に入り、バプル 崩壊後の不況によって輸入も減少したが、輸入価格も低下しているため、実質価格では5 . 0
%の 成長となっている。このような1 5
年間を通して輸入構造も大きく変化し、農林水産業や原油・天然ガス、その他の鉱業、石油製品などが全体に占める割合は大きく低下し、上昇率が最も高
表
4‑3‑2
:輸入の年平均成長率と構成比(日本)1 8 ‑1 0 1990‑1 1980 98 990 199 (N) CR) (N) (R) N) ( (N) (R) (N (R (N) (N) (R
n
‑0.1賢 0. 7魯 ‑4.6情 3.31 ‑4.8% 6.4附 5. 9暦 6.5債 5. 7% 4.2嶋 3.5賢 3.2% 2林 ‑5.統 0.侃 ‑6. 0賢 一7.2情 ‑3. 3債 4.9柑 5. 6髯 3. 7怜 5. 2附 2. 3昂 2. 0% 1.腺 3電 ‑7.郊 ー9.6債 22. 11% 27. 8贄 4.2沿 0.鳴 0.0鳩 0.0% 0.0附 0.0% 0.0昂 0.郎 4ガ ‑9.2'1! ‑10.6沿 4.償 11.3'1¥ 4. 2昂 0.0柑 0.01 0.0% 0.0% 0.0% 0.0怜 0.0$ 5水 1.2% ‑4. 9眉 1.1'li 0.4賢 4.2附 0.0% 0.0% 0. ()!, 0.償 0.0麿 0.0% 0.0% 6石炭・コーク 4.3% 4. 6% ‑5. 691, 3.491, ‑7. 1賢 2. 7賢 2.4賢 3. 3附 2.8% 2. 1'1, 1.5暦 2.1贄 7そ の 他 の 鉱 ‑4.8眉 ー2.2債 ‑0.9附 2. 8眉 ‑8.3%ー1 4. 7眉 4.9債 3. 7債 4.1賢 2. 9$ 2.償 1. 2眉 8原油・天然ガス ‑4. 9情 ー5.8鳩 ー103眉 5. 9眉 ‑7.0昂 35. 6'II¥23. 3賢 28.0眉 16.0贄 13.4賢 9. 9島 12.1島 9化 学 製 品 5.5債 8. 8屠 4. 8賢 8. 6附 0.4贅 3.統 3. 7鳩 4.8畠 5.21 5. 0$ 5.4島 5.2眉 10石 油 製 ロ. . 1.1'1¥ 3.償 ‑2. 6眉 4. 7昂‑12. 9昂 5.8賢 5. 3情 6.2闇 5. 7畠 4.5賢 2.4眉 3.0畠 11ブラスティック製品 9. 1賢 6.3眉 6.1賢 7. 9% 7.5'l¥ 1 0. 3月 0.4鳩 0.4% 0.5怜 0.5賢 0. 7賢 0.8島 12ゴ ム 製 品 0.8眉 ー5.7暦 27. 2眉 29.4繁 2.0$ 0. 2柑 0. 3島 0.2賢 0.2鳩 0.4'1, 0.5'li 0.5賢 13土石・建設資 4.5覧 3. 8眉 8.8月 9. 7賢 ‑4. 9眉 0.4'l¥ 0. 6月 0.5贄 0. 7柑 0. 7債 0.6% 0. 7'l¥ 14陶 磁 3.5%‑0.9怜 24.5暦 28.8% ‑0.8眉 0.0% 0.1眉 0.0賢 0.0昂 0.1賢 0.1% 0. 2賢 15ガ ラ ス 製 品 8. 8'li 7. 7怜 16. l'l¥ 19.4賢 ‑2.3沿 0. 1情 0.1眉 0. 1賢 0.2附 0.3賢 0. 2% 0.3附 16鉄 7. 4賢 8. 9% 9. 5眉 9. 7烏 ‑6.閲 0. 8眉 1.1'l¥ 1. 2% 1.6賢 1.6% 1. 2眉 1.5% 17非 鉄 金 4.4賢 14.4賢 4. 7債 8. 3鳩 ‑7.閲 4. 1% 3. 1情 5. 1情 5. 6'1¥ 5.3鳩 3. 9賢 4.0% 18鋳物・圧延・金機属製品 2.4島 2. 3'li 18. 0畠 17.2情 12.4賢 2 0.3'li 0.5'6 0. 4賢 0.5沿 0. 7附 1.3情 1.4債 19一 般 1. 9島 1.2債 12. 1'1, 10. 6% ‑2. 4眉 1. 6柑 2. 5賢 I. 8鳩 2. 5沿 2.5% 2. 4% 3. 1'1, 20事務・情報処理機 8.4暦 16.8% 15. 2沿 25.8賢 14.0% 0. 7附 0.4眉 1.償 0. 9附 1. 7% 3.5闇 4.8昂 21道 路 輸 送 機 5.4$ 6.関 37. 6'II,34.0'II, 1.5% 11.8% 0.5鳩 0. 8眉 0.6% 0. 9附 2. 6% 2. 9髯 3.5昂 22船 ー12.3鳩 ‑4.8眉 ‑2. 3附 2. 7賢‑16. 9眉ー11.3% 0.3眉 0.2情 0.2眉 0.2情 0.1% 0.1柑 0. 1債 23航 空 9.0髯o . o i
4. 2昂 12.3賢 ー10.2賢 ‑4.7眉 0.9% 1.3賢 1. 3賢 1. 2鳩 1.4賢 0.8賃 0.8暦 24精電 気 機 8.2% 7. 8昂 14. 9% 20. 9眉 12.偶 18.2眉 1.7情 1.9鳥 2. 5島 2.6附 4. 2月 7. 8情 7. 5'l¥25 睾機械・光学機 3. 2柑 2. 9眉 9. 2情 10.0贄 6. 3眉 17.4 0. 9'Iii 1. 2鳩 1." 1. 3附 1.3眉 1. 9情 2. 2情 26楽器・玩具・装飾品 1.5債 ‑0.2% 21. 9怜 23.1情 ‑3.4月 5. 9 1. 5髯 2. 2鳩 1. 6嶋 2.0% 3. 6賢 3. 3% 3. 8賢 27木 材 加 エ ー5.2賢 ー1.0附 15. 9% 14. 7賢 3.0月 5. 11% 1.4眉 1.7'II, 1.1賢 1.5島 1.8暦 2. 2鳩 1.帆 28木 ブ製 品 2. 9賢 2. 9附 17. 8% 15.絹 6.3島 18.4 0. 2眉 0.4債 0. 3島 0.4暦 0.5贄 0.8債 1."
29パ ル ・襲 0.5% 2.4附 5.汎 5.笥 ‑0.1贄 3. 9 0. 9'16 I. 2賢 1.0島 1. 2眉 1.0賢 1. 1繁 1.
"
30紙 ・ 板 紙 製 品 ‑18. 61 ‑19. 9% 17. 7% 17. 1情 15. 21 23. 5 0.1偉 0.1賢 0.0昂 0.0% 0. 1眉 0.1嶋 0. 1鳩 31印 刷 ・ 複 0.1%‑4.4島 13. 7眉 18.3情 0.4昂 15.8 0.1眉 0.2情 0. 1怜 0.1昂 0.2賢 0. 2% 0.3附 32皮 革 製 ‑0.5賢 一3.6月 28.4眉 27.0鳩 3. 7怜 4.4 0.4眉 0. 7'li 0.4怜 0.5'1, 1.1附 1. 4月 1.0'l¥ 33繊 維 製 5. 7賢 5. 5% 7. 5% 9. 6怜 4. 2% 10. 2 1. 5眉 2.0昂 2.0% 2.4'1', 2.4% 3.1賢 3.~
34衣 料 3. 1'I(, 1.4属 25. 2麿 28.4眉 4.0% 7. 8 0. 8畠 1. 2附 1.0鳩 1.1賢 2. 5鳩 3. 3鳥 2. 9髯 35食 料 2. 5'1¥ 2. 9怜 11.8情 9. 5闇 1.8情 6. 9 4. 7情 7. 3附 5. 3% 7. 8怜 7. 7嶋 8. 9賢 8.4沿 36飲 ‑3. 8沿 ‑3.1'16 21. 5髯 9, 2闇 ‑1. 1贄 4. 6 0, 6情 1. 5賢 0. 5附 1. 2暦 1. 1 % 1. 2附 1.1沿 37煙 11.0% 7.5柑 18. 4畠 27.4怜 6. 2怜 6. 8 0. 2月 0. 3畠 0.4'1, 0.3島 0. 7賢 1." 0.8'16 38建 設 ・ 土 . .. 0.0眉 0.0% 0.0鳥 0.0'1, 0.0% 0.0% 0.0% 39卸 売 2. 81 0. 1月ー14.7畠ー14.7情 ‑3. 9闇 1.7鳩 2. 7賢 1. 9'1, 2.5眉 0. 7畠 0. 6% 0.5% 40小 売
. . .
0.0鳩 0.閲 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 0.0% 41鉄 道 運 ‑4. 1'li ‑9. 3'6 27. 4賢 25.0畠 ‑0.8賢 0.1眉 0.2賢 0. 1% 0.11¥ 0. 2附 0. 296 0.1'l, 42海 ..1:. 運 ‑5. l'l¥‑0.3'l¥ ‑0.5賢 3. 8% ー1.2賢 3. 5怜 3. 1賢 2. 7% 2. 9眉 2.2鳩 2. 2附 2.0% 43郵 便 通 11.閲 15.5沿 11.1賢 16.3附 8.4附 0.0附 0.0贄 0. 1'l¥ 0.1情 0.1賢 0.2% 0.1眉 44そ の 他 の 運 6.4情 6. 5眉 16. 7附 7. 5嶋 ‑1. 6月 t. 2附 2. 6眉 1.7附 3. 3附 3.0% 2. 9附 2.1鳩 45金 9. 3怜 9. 3情 13. 5附 13.3% ‑3.3暦 0. 6% 0. 9附 1.0% 1.3眉 1. 5賢 1.4% 1.0闇 46保 ‑9. 1% ‑9. 1暦 4. 5附 7. 0賢 28. 1附 0.2% 0. 2債 0. 1沿 0.1島 0.1情 0.4賢 0.3暦 47不 動 2. 9% ‑4.0鶯 33. 3'1¥ 27. 5附 4.2賢 0.僚 0.償 0.0鳥 0.0% 0.0% 0.0賢 0.0月 48飲 食•宿 泊 6. 1% 3.鳴 24. 81¥ 20. 9怜 ‑0.8柑 1. 5'li 2. 9情 2.し "
3.1眉 5.0% 5. 1柑 3.4髯 49研究・文化・娯 4.2% 3. 2眉 30.償 35.8島 ‑2. 2月 0.2% 0.2情 0. 2島 0.2債 0.6'li 0.6% 0.4'1, 50医 療 ・ 獣 0.4賢 0. 5眉 0. 4% ‑0. 3沿 4.2% 0.0% 0.0月 0.0% 0.0% 0.閻 0.0% 0.0情 51その他の営利サービ 12. 8% 10. 0賢 16. 2附 18.7賢 ‑5. 6情 ー1.6 1.9$ 2.8眉 3. 6% 4.2情 6. 2'l¥ 4. 9賢 4.5情 52一般政府サービ 5.2情 4.3'II, ‑8.2% ‑1.9鳩 ‑2. 9賢‑46.5 0.0昂 0.0昂 0. 1昂 0. 1繁 0.0% 0.0% 0.0% 53社 会 保 ... 0.0% 0.0昂o.~
0.01 0.0眉 0.0% 0.0% 54 ~ サービ 0.4眉 0.5債 31. 5贄 30.6'l, 4.2債 2. 5 0.0% 0.0闇 0.0% 0.閲 0.0眉 0.0% 0.0% 55 ‑0.2月 1. 6附 4.0% 9.8賢 ー1.3情 5. 100.0眉100.01 100.闘 100.闘 100.0眉100.0暦100.0% 注) (N)は名目価格表からの、 (R)は1990年実質価格表からの計算であることを示している。かった電気機械を筆頭に、化学製品、事務・情報処理機械、道路輸送機械、食料品、繊維・衣 料品、楽器・玩具、飲食・宿泊等で構成比が上昇している。
このようにドイツと比べても日本の
8 0
年代は、好対照な2
つの時期に区分でき、8 5
年前後が その分水嶺であった。そこで次に、輸出入格差がピークに達したと思われる85
年の自給自足率 を、スカイライン図表によってドイツと比較してみよう。図
4‑3
及び図4‑4
が、ドイツ及び日本のスカイライン図表であるが、日独の相違は視覚図