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後回しにし続けてはいけない「もめごと予防」

11/28 (土)

第2部  後回しにし続けてはいけない「もめごと予防」

貫名真人さん

司法書士の立場からのお話です。

「後見」に至る流れの中で、わかりにくい点がいくつかありま す。親しみにくい制度の背景には、人の権利を守るための理 念が込められています。

西尾浩一さん

司法書士の立場からのお話です。

「後見人」とは、どういう役割なのでしょうか?報酬はどのように決まり、

どのように監督されることになっているかを理解しておくことが安心に つながります。

近藤崇さん

司法書士の立場からのお話です。

遺言は、お金持ちだけの問題ではありません。遺言は、亡くなった後の もめごとを防ぐだけでなく、亡くなるまでの家族の無用な不安を防ぎ、療 養や看取りの環境をおだやかにすることができます。

小勝通光さん

ファイナンシャルプランナーの立場からのお話です。

ライフイベントにあわせた「お金」の管理の見直しが必要です。お金の問 題は、世代をこえて影響するものなので、イベントにあわせて、みんなが 足元を見直すことが大切です。

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ひとたび認知機能低下で成年後見が開始されると、財産の処分に は制限が加わる。被後見人である高齢者の財産を守るという目的は 強い制限力を持っていて、リフォームや改築、子供等の家族との同 居のように在宅療養や看取りの環境を整える目的であっても、財産 の処分が困難となる。

その結果として、在宅療養や看取りの環境作りを進めることができ ず、在宅療養も在宅看取りも不可能になってしまう。例えば、死亡し た夫名義の土地や家屋についての手続きを後回しにしている高齢 の妻が、認知症のために後見開始になると、家族といえども土地や 家屋を処分できず、在宅の療養環境や看取り環境を整えられないと いうケースが発生している。その一方で、後見開始の遅れによる高 齢者に不利益な財産流用やだまし取りは後を絶たない。

高齢者の後見制度の理解や利用が進まない一方で、財産を不正に流用されたりだまし取 られたりする被害は後を立たない。その一方で、法律家による適切な早期支援を得られな かったために、在宅療養環境作りが困難になってしまうケースにも着眼すべきである。

後見は万能薬ではない

法律や財産の問題は、

後回しにされ、手遅れ になる

法律職による早期支援

様々な立場の連携の 実現

法律職に対する学習支援  地域の多職種の連携

家族 医療介護職

行政 地域

高齢者

後見

財産処分の制約

「もっと早く対処していれば …… 」 法律職

犯罪者 介護者 家族

財産の流用 だまし取り

連携不足 手遅れ

手遅れ

環境作りの足かせ

こうした問題に対し、医療職・介護職・法律職が相互に理解を深 め、一致協力して地域の高齢者への早期からの支援に努めるこ とで、問題を未然に防止したり、被害を最小限にしたりすることが できるとともに、望ましい在宅療養や看取りの環境作りが可能と なると考えられる。

 

この研究会では、支援を必要とする高齢者を地域で「元気なうち に」把握することをめざす。高齢者への見守りをしている市民、地 域の民生委員、行政担当者、病院地域連携担当者の他、高齢者 に関わる機会が多い葬祭業者、宗教者を加えて、法律職による 高齢者への早期支援を進める地域体制を研究するとともに、法 律職による早期支援のあり方を検討し、それを担う法律職の養成 と医療職・介護職との連携を地域で試みる。

公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団の助成による

「在宅看取り環境作りを支援する法律職養成事業」の研究会 研究会ノート

「在宅看取り環境作り」研究会

【この研究会について】

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日程 テーマ 開催地 第1回 8/21(金) 法律職による支援を必要とする高齢者像 千葉 認知症の経過は長く、後見開始による財産処分の制限は、長く本人や家族の負担になる。その一方 で、後見開始の遅れは、財産をおびやかす。これらが医療や介護の質の低下をもたらすという観点か ら評価し、法律職からの適切な早期支援の必要性を明らかにする。

第2回 9/11(金) 高齢者に関わるべき法律職 神奈川 司法書士は、職業後見人として最も多く、相続登記などで高齢者に関わることも多いことから、司法書 士を中心に、在宅看取り推進のために法律職に期待される役割を明らかにする。

第3回 9/25(金) 高齢者への法律職の関わり方 千葉 多くは円滑な法律手続きを目的として後見開始となる。高齢者の医療や介護の質を向上させようとい う視点での法律職の支援は少ないが、医療職・介護職や高齢者への見守りをしている市民、民生委 員、葬祭業者、宗教者などを通じて「元気なうちに」早期支援のニーズを把握できる可能性がある。

第4回 10/9(金) 高齢者を支援する法律職の養成方法 千葉 公益社団法人成年後見センターによる司法書士教育は、成年後見の担い手を供給してきた。それを ふまえて、地域での研修やオン・ザ・ジョブトレーニングを通じ、ケアに配慮した法律支援を地域の多 職種と連携しながら行い、在宅看取りの環境作りができる法律職の養成の方法を構築する。

第5回 10/23(金) これまでのまとめ 神奈川

公開研究会

公開シンポジウム 日程 開催地

調整中 神奈川

11/28(土) 千葉 高齢者のみ世帯

(老老介護)

配偶者に先立たれる

独居

地域と疎遠 子どもと疎遠 諸手続き放置

認知機能低下

成年後見

生活機能低下 身体機能低下

相続の放置 財産を療養や看取りに活用できない 財産処分の制約

療養・看取りの 環境作りの妨げ 不十分な環境による機能低下の加速 法律職による早期支援のチャンス

 <活かされていない>

法律職の支援 (現状)

 <療養・看取り環境のためには遅い>

研究会の目標 報告書作成

シンポジウム開催

学習環境の構築 テキスト プログラム(履修証明制度)

次のステップ

• 

財産の保全 相続手続きの円滑化

• 

在宅療養や看取りの環境作りのための財産活用

法律職による早期からの支援 医療職・介護職・法律職の連携

実現したいこと

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法律が解決できる問題/法律職が得意とする問題の明確化 法律職の役割を明確にする

高齢者(や家族)にとってのメリットを明確にする

医療介護者や行政、社会にとってのメリットを明確にする 役割を担うためのトレーニングシステムを構築する(実施の前段階)

法律職になるためのトレーニングだけでは不充分 他の研修事業の補完をめざす

例えば、成年後見センター・リーガルサポート の研修事業

判断能力が落ちている

顕在化しているが、対応は限られている 判断能力が落ちていなくても……

対処する気がない 対処する方法をしらない   

 「見守り契約」「任意代理契約」  ……  「成年後見」

この研究会の趣旨

ニーズ

すでに行われている取り組みに何が足りないのか

法律職に対するニーズの発見?

法律職と支援を必要とする高齢者の結びつけ 医療介護者が代替?

家族が代替? 地域が代替?

高齢者に何が起こっているのか?

実際の支援は、上手にできるのではないか?

担い手の発掘

(法律職による)

支援を必要とする高 齢者像

どんな専門職が、どんな高齢者に接しているのか?

 高齢者の悩みとは?

 その悩みはどのように解決されているのか?

どんな法律家ニーズがあるのか = どの法律家が対処するのか 日常的な取り組み

病的な状態や事件となるような状態だけに限らない 法律が邪魔なものではなく、便利なものになる

高齢者の問題を法律職が解決する

法律職が解決

問題を掘り出すのは、様々な人

「元気なうち」からの関わり 他の研修事業の補完をめざす

(例)公益社団法人成年後見センターによる司法書士教育

履修証明制度の確立

高齢者のケアを総合的に行うプログラムに位置付ける

 

多職種のプログラムの中に法律職プログラムを作る

(ニーズあり)

 千葉大を拠点にすることを想定

高齢者に関わるべき

法律職

高齢者への法律職の 関わり方

高齢者を支援する法 律職の養成方法

公開研究会

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高齢社会の問題 ≠ 長寿による問題  高齢の人口が増えた→社会の負担  長寿 

長い時間の過ごし方 

その時間に生じる問題への対処

健康

認知機能 (権利および能力の問題に直結) 生活機能

経済 (就労) 年金 財産管理 借金管理 相続管理  家族関係

 孫まで成人 子もリタイア 配偶者と死別(古くからの問題)

 元サラリーマンの家庭(大家族がなじまない)

居住 自宅(持ち家 賃貸) 高齢者施設(住宅)

法律職による支援を必要とする高齢者像

高齢者の悩みの源

誰に何を

相談しているのか? その相談は、適切な相談相手に相談されているのか?

医療介護職 介護職 行政担当者 宗教者 地域の人 家族 その中に法律職(様々で幅広い)が担うべきものがあるのではないか?

高齢社会の問題解決の担い手としての法律職の可能性

【第一回研究会のまとめ】

講師 千葉市医師会 田那村内科小児科医院 田那村彰先生

第一回研究会の課題

2000年(介護保険)を境に医師のあり方が変わった

開業医としての関心 立場

介護保険以前 専門医

介護保険以後 かかりつけ医 家庭 現在

2000年 介護保険 家庭医療専門医

在宅医療専門医

安定期

高齢者と医療:介護保険以後の「かかりつけ医」の視点

転換期 問題発生期 解決期(安定?)

生活習慣病管理 健診 健康増進 関係づくり

他科(多医?)受診の 破綻・実態整理

家族関係 生活環境

多職種連携 地域の互助 家族の理解

施設入所 14

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