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 例: ἡδύς, ἡδεῖα, ἡδύ 快い

語幹 ἡδῠ-/ἡδε(Ϝ)-

ἡδειᾰ-男性 女性 中性

主格   ἡδύ-ς ἡδεῖα ἡδύ

対格   ἡδύ-ν ἡδεῖαν ἡδύ

属格   ἡδέ-ος ἡδείας ἡδέ-ος

与格   ἡδεῖ ἡδείᾳ ἡδεῖ

呼格   ἡδύ ἡδεῖα ἡδύ

主・呼格 ἡδεῖς ἡδεῖαι ἡδέ-α

対格   ἡδεῖς ἡδείας ἡδέ-α

属格   ἡδέ-ων ἡδειῶν ἡδέ-ων

与格   ἡδέ-σι ἡδείαις ἡδέ-σι

 -ευς語幹の名詞は全て男性名詞鋭調語である。 [275]

 大抵の場合職業または民族名に関する(§189参照)。

 例: ὁ χαλκεύς, χαλκέως 鍛冶屋

ὁ ἱερεύς, ἱερέως 聖職者

ὁ Ἀχαρνεύς, Ἀχαρνέως アカルナイ行政区の住民

 この群の名詞と形容詞はディガンマ語幹に由来する。ディガンマは子音の前にυとして現れる;それは母音間の

位置に入る(§16参照)。 [275]

 βασιλεύς型の名詞は起源的に-ηϜに終る長母音の語幹を持つ。ηは単数主格と呼格および複数与格において短

縮した。単数・複数対格並びに単数属格は量的音位転換に従った;叙事詩言語は音位転換のない形を保っている:

βασιλῆα, βασιλῆας, βασιλῆος。

 複数属格において、ηは他の長母音ωの前では短縮した。

 複数主格βασιλεῖςの形は後期の型である;その形はまた、類比によって、複数対格の代わりに用いられる。

 その他の-υ語幹の名詞・形容詞語幹はゼロ階梯(単数主・対・呼格)とe(イー)階梯の間の交替を示す。それ らの単数・複数属格はβασιλεύς型のそれとの類比によって形成される。

 πέλεκυς型名詞曲用は正確に-ῐς語幹女性名詞曲用に対応する。アクセントについても同様である(πόλις, §50 参照)。ἄστυ型中性名詞は、中性の特徴である主・対・呼格は別として、語尾およびアクセント法の同じ特殊性を 提示する。

ἡδύς型形容詞の大部分は鋭調語である。例外として以下に気づくだろう。

θῆλυς, θήλεια, θῆλυ,女性の ἥμισυς, ἡμίσεια, ἥμισυ,半分の

 特殊例

[276]

 語尾が母音に先行される-ευς語幹名詞は単数・複数属格においてεωをωに、単数・複数対格においてεαをα に約音する。

 例:ὁ Πειραιεύς ペイライエウス 属格 Πειραιῶς 対格 Πειραιᾶ

οἱ Εὐβοεῖς エウボエイス 属格 Εὐβοῶν 対格 Εὐβοᾶς

 ὁ υἱος,息子

 この語は混合曲用を持つ:

 単数 主格 ὁ υἱός 複数 υἱεῖς

対格 υἱόν υἱεῖς

属格 υἱέος υἱέων

与格 υἱεῖ υἱέσι

呼格 υἱέ υἱεῖς

またιのないこれらの全ての形を見る:ὑός, ὑέοςなど。

後期には、-ο曲用の形は一般化された:

単数属格 υἱοῦ 単数与格 υἱῷ 複数主格 υἱοίなど

τὸ δόρυ,τὸ γόνυ, [285-5, 10]

これらの語は歯音語幹(δορατ-/γονατ-)に従って曲用する、§44参照:

単数属格δόρατος, γόνατος 単数与格δόρατι, γόνατι,など。

しかしながらτὸ δόρυはまた単数属格δορόςおよび単数与格δορίを持つ。

βοῦς, ναῦς, Ζεύς [275]

ὁ, ἡ βοῦς, βοός 牛,雌牛

ἡ ναῦς, νεώς 船

ὁ Ζεύς, Διός ゼウス

語幹 βου-/βο(Ϝ)- ναυ-/νη(Ϝ)-

Ζευ-/Δι(Ϝ)-主格 ὁ, ἡ βοῦς ἡ ναῦς ὁ Ζεύς

対格 βοῦν ναῦν Δία

属格 βοός νεώς Διός

与格 βοΐ νηί Διΐ

呼格 βοῦ Ζεῦ

主・呼格 βόες νῆες

対格 βοῦς ναῦς

属格 βοῶν νεῶν

与格 βουσί ναυσί

 この三つの語の語幹はディガンマ語幹末を持っていた。それはυとして子音の前で現れ、そして母音間の位置で 落ちた(§16参照)。

 ἡ ναῦς

 子音曲折語尾の前で、用いられる語幹はναυ-と発音される形の下にνᾱϜ-である。

 その他の場合、用いられる語幹はνηϜ-である;単数属格νεώςは量の音位転換(< νηός)に従い、複数属格にお いては母音ηはωの前で短縮される。

 ἡ ναῦςのようにἡ γραῦς「老婆」は曲用する: [279]

 単数 主格 ἡ γραῦς 複数 γρᾶες

対格 γραῦν γραῦς

属格 γρᾱός γραῶν

与格 γρᾱί γραυσί

呼格 γραῦ γρᾶες

 Ζεύς

 この語の多数の変異型がホメーロス言語および種々の方言において存在する:それらは辞書の中で見られるだろう。

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