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廃棄物発生量の推計

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2. 平常時(災害予防)

2.9 災害廃棄物処理対策

2.9.1 廃棄物発生量の推計

(1) 災害廃棄物発生量の推計方法

県及び市町は、災害発生後の対策内容を示す災害廃棄物処理実行計画を作成し、具体の処 理体制を整備するために、第1ステップとして、想定被害状況を踏まえた災害廃棄物の発生 量を推計する。災害廃棄物発生量は、建物の被害棟数(全壊・半壊)や水害又は津波の浸水 範囲(床上浸水・床下浸水)を把握することにより推計する。災害廃棄物発生量の推計方法 を以下に示す。

【災害廃棄物発生量の推計方法】

・東日本大震災の実績等を参考に、新しい原単位を設定した上で、地域ごとの災害廃棄物の発 生量を推計する。

・発災後は、当面「東日本大震災」の発生原単位を使用する。

災害廃棄物 全壊:117 トン/棟、半壊:23 トン/棟

床上浸水:4.62 トン/世帯、床下浸水: 0. 62 トン/世帯 津波堆 物 0.024 トン/m2

・一般的に入手可能な情報(被害棟数、津波浸水面積等)を用いて、種類別の発生量を推計で きる方法とする(図 2.5 参照)。

・発生後は、最新の被害情報等に基づき、適宜精度を高めるための更新を行う。

■災害廃棄物発生量推計の検討フロー

出典:災害廃棄物対策指針 平成 26 年3月 環境省

図 2.5 災害廃棄物発生量の推計方法

【建物情報】

・国勢調査

・住宅土地統計調査

・固定資産概要調査

【ハザード情報】

・液状化

・揺れ

・津波

(・火災)

建物の被害想定

・建物の被害棟数

(全壊、半壊、床上浸水、床下浸水)

【被害実績の情報】

東日本大震災での災害廃棄物等処理実績(量・種 類別割合)

消防庁被害情報(全壊、半壊、一部損壊、床上浸 水、床下浸水棟数)

統計解析

・発生原単位トン/棟

・災害廃棄物の種類別の割合

①建物被害の予測 ②災害廃棄物の発生原単位の設定

③災害廃棄物の発生量の推計

発生量(トン)

=建物被害棟数×原単位(トン/棟)×種類別の割合(%)

掛け合わせ

地域別・種類別の災害廃棄物の発生量 一般的に入手可能な建物情報、ハザード情報に基

づき、全壊、半壊、床上浸水、床下浸水の被害想 定区分ごとに建物被害棟数を推計する。

東日本大震災における岩手件、宮城県での処理 実績に基づき全壊、半壊、床上浸水、床下浸水の 被害想定区分ごとに発生原単位を設定する。

上記の①、②を掛け合わせることで、地域 別・種類別の災害廃棄物発生量を推計す る。

2.平常 時 ( 災 害 予 防 )

28

■津波堆積物発生量推計の検討フロー

出典:災害廃棄物対策指針 平成 26 年3月 環境省

図 2.6 津波堆積物発生量の推計方法

また、県及び市町は、発生した廃棄物の処理方法を検討するため、可燃物、不燃物、コン クリートがら、金属くず、柱材・角材の種類別に災害廃棄物量を推計する。種類別の災害廃 棄物発生量の推計方法を以下に示す。

■種類別災害廃棄物発生量の検討フロー

出典:災害廃棄物対策指針(環境省、平成 26 年3月)に加筆

図 2.7 種類別災害廃棄物発生量の推計方法

災害廃棄物の種類別割合

項目

液状化 揺れ 津波

火災 木造 非木造 可燃物 18.0% 0.1% 0.1%

不燃物 18.0% 65.0% 20.0%

コンクリートがら 52.0% 31.0% 76.0%

金属くず 6.6% 4.0% 4.0%

柱材・角材 5.4% 0.0% 0.0%

①津波堆積物の発生原単位の設定

東日本大震災における処理量(岩手県・宮城県) 東日本大震災における津波浸水面積(岩手県・

宮城県)

発生原単位の設定

掛け合わせ

津波堆積物の発生量

②津波堆積物の発生量の推計

【ハザード情報】津波浸水面積

東日本大震災における岩手県、宮城県での処理実績、津波浸水面積に基づき、津波浸水面積当たりの発生原 単位を設定する。

上記の①で設定した発生原単位とハザード情報で 入手可能な津波浸水面積を掛け合わせることで、

津波堆積物発生量を推計する。

2.平常 時 ( 災 害 予 防 )

29 (2) 災害廃棄物の推計結果

内閣府及び県の地震被害想定調査報告書は、国の「災害廃棄物対策指針」の公表(平成 26 年3月)以前に策定されていることから、災害廃棄物発生量の算定過程については、「災害 廃棄物対策指針」に示される手法との整合や新規情報等による見直し改善の可能性を確認し ながら検討した。

県の地震被害想定調査報告書では、地震規模の想定規模により被害状況がケース分けされ ていることから、処理計画策定においてもその災害規模ケース分けにより対策を段階分けす ることとし、県で算定した被害想定ケースの中から適切な大、中、小の検討ケースについて 見直しも含め整理し、災害廃棄物発生量を算定した。

本計画では、被害棟数、津波浸水面積等の被害データは「愛媛県地震被害想定調査報告書

(平成 25 年 12 月、愛媛県)」を使用し、「災害廃棄物対策指針」に示される計算方法により 災害廃棄物の発生量を見直し、推計を行った。

想定する建物被害棟数、津波浸水面積等の被害は表 2.13 のとおりである。また、県全体 の災害廃棄物の想定量を表 2.14 に示す。

2.平常 時 ( 災 害 予 防 )

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表 2.13 想定被害

被害ケース

南海トラフ 巨大地震

(基本ケース)

南海トラフ 巨大地震

(陸側ケース)

建物 全半壊 焼失棟数

揺れ 全壊(棟) 12,469 107,554

半壊(棟) 32,122 128,773

液状化 全壊(棟) 7,595 10,642

半壊(棟) 11,939 14,382

土砂災害 全壊(棟) 392 662

半壊(棟) 915 1,544

津波 全壊(棟) 28,876 27,413

半壊(棟) 33,597 18,193

火災 焼失棟数(棟) 10,789 97,357

計 全壊(棟) 60,121 243,628

半壊(棟) 78,573 162,892

1cm 以上の浸水面積(万 m2) 11,995 11,995 出典:愛媛県地震被害想定調査報告書 平成 25 年 12 月 愛媛県

表 2.14 災害廃棄物発生想定量

被害ケース

対象とする災害の規模 南海トラフ

巨大地震

(基本ケース)

南海トラフ 巨大地震

(陸側ケース)

想定 被害

建物全半壊焼失棟数 全壊(棟) 60,121 243,628 半壊(棟) 78,573 162,892 1cm 以上の浸水面積(万 m2) 11,995 11,995

災害 廃棄物 発生量

災害廃棄物

全壊(万トン) 703 2,850

(488.93) (1,734.14)

半壊(万トン) 181 375

- -

津波堆積物(万トン) 288 288

(686.1) (686.1)

合計(万トン) 1,172 3,513

(1,175.03) (2,420.24)

注)( )内の数値は、「愛媛県地震被害想定調査報告書」における災害廃棄物発生量

2.平常 時 ( 災 害 予 防 )

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県全体の災害廃棄物の想定量と同様に、被害棟数、津波浸水面積等の被害データは「愛媛 県地震被害想定調査報告書(平成 25 年 12 月、愛媛県)」を使用し、災害廃棄物の発生量は「災 害廃棄物対策指針」に示される計算方法により見直し、算定を行った(資料編5参照)。

市町別及び種類別の災害廃棄物発生想定量を図 2.8 に示す。

図 2.8 市町別災害廃棄物発生想定量分布図

0 100 200 300 400 500 600

新居浜市

西条市

四国中央市

今治市

上島町

松山市

伊予市

東温市

久万高原町

松前町

砥部町

八幡浜市

大洲市

西予市

内子町

伊方町

宇和島市

愛南町

松野町

鬼北町

災害廃 棄物発生量(万t)

市町

災害廃棄物等発生想定量(基本ケース

災害廃棄物

津波堆積物

西条

ブロック名 0 100 200 300 400 500 600

新居浜市

西条市

四国中央市

今治市

上島町

松山市

伊予市

東温市

久万高原町

松前町

砥部町

八幡浜市

大洲市

西予市

内子町

伊方町

宇和島市

愛南町

松野町

鬼北町

災害廃 棄物発生 量(万t)

災害廃棄物等発生想定量(陸側ケース

災害廃棄物

津波堆積物 ブロック名

今治松山八幡宇和 西条今治松山八幡宇和

2.平常 時 ( 災 害 予 防 )

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