• 検索結果がありません。

 本年(2016年)3月26日に新青森から青函ト ンネルを経由して新函館北斗までの北海道新幹 線が開業する。そもそも青函トンネルは大正時 代から構想されていたが,1954年(昭和29年)

9月26日の台風15号によって青函連絡船・洞爺 丸が遭難し,死者・行方不明者1155名を出す大 惨事で一気に具体化した。この青函トンネルは 1963年(昭和38年)には在来線規格で着工し,

整備新幹線計画に合わせて新幹線規格に変更さ れ,1988年(昭和63年)3月13日に在来線とし て営業を開始した。そして,この度の北海道新 幹線が営業開始となった。しかし,在来線(貨 物列車)との併用であるため,トンネル内での 速度が上げられないという問題がある。

 台風は北東北や北海道に到来するまでに減衰 し,大きな被害には至らないとこれらの地域の 人たちは思っているので,台風に対する対策は あまり取らないようである。青函連絡船・洞爺 丸が台風15号で遭難したのも,そのような甘い 考えによるものであろう。青函連絡船は青森と 函館を4時間で結ぶ航路(貨物列車も乗船)で あり,何度か利用したことがあるが,石川さゆ りの “津軽海峡冬景色” にあるように,風情の

ある連絡船であった。1988年の営業開始ととも に廃止になったことは非常に残念である。さら に,1991年(平成3年)の9月27日夜~28日早 朝にかけて台風19号が津軽を襲い,多くの電柱 が折れ,家屋が倒壊した。そして,たくさんの りんごが落下し,大きな被害を出した。このため,

この台風を “りんご台風” と呼んでいる。すな わち,数十年に1度は大災害をもたらす台風が 北東北や北海道に到来することを肝に銘じ,対 策をとっておくことが必要であろう。

 青函トンネル完成後,大量の湧水を汲み上げ る必要がある等,維持管理コストが大きいこと から “無用の長物” や “泥沼トンネル” などと 揶揄された。しかし,北海道と本州の貨物輸送 に重要な役割を果たし,天候に影響されない安 定した輸送が可能となった。特に,北海道の基 幹産業である農産物の輸送量が飛躍的に増加し た。対照的に,鉄道による北海道への旅客は航 空輸送の高度化・価格破壊などから減少が進ん でいる。このため,新幹線による旅客は津軽半 島の竜飛岬方面や函館周辺への観光旅客の増加 が期待できるが,札幌まで延びなければ,旅客 輸送量の大幅な増加が期待できないであろう。

2.平成27年度 事業報告及び計画(平成27年7月~平成28年2月)

(1)本部、他支部交流会参加

  ・仰岳会総会、関西支部総会出席   ・・・ 平成27年7月11日【於、京都】

(2)支部委員会開催

   第1回 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 平成28年2月6日【於、仙台】

   近況報告(前回支部委員会 平成27年5月30日以降)

  ・富山大学卒業祝賀会(H28年3月)への参加者確認   ・支部総会の開催方式の打合せ

   日程などの詳細については、メールベースで適宜連絡。

(3)支部内交流会開催

   近況報告会 ・・・・・・・・・・・・・・ 平成28年2月6日【於、仙台】

(4)今後の事業計画

  (1)富山大学卒業祝賀会参加(H28年3月)

  (2)東北支部総会開催   (3)本部総会参加

  (4)支部委員会及び支部内交流会開催(適宜)

平成26-27年度 仰岳会東北支部経過報告

平成28年2月26日現在 1.平成26年度 事業報告(平成27年3月~6月)

 平成27年2月以前については、割愛させて頂きます。

(1)本部、他支部交流会参加

  ・富山大学卒業祝賀会 ・・・・・・・・・・ 平成27年3月24日【於、富山】

(2)支部役員会開催

   第2回 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 平成27年5月30日【於、仙台】

   近況報告(前回支部委員会 平成26年10月4日以降)

  ・本部総会への参加者確認   ・次回支部役員会の日程調整

3.支部役員名簿

役 職 氏 名 卒業年度・学科

支 部 長 吉 岡 良 雄 昭和49年度電子修 副 支 部 長 中 林 興 栄 昭和45年度金属卒 庶 務 幹 事 佐々木 超 悟 平成6年度電気修 会 計 幹 事 杉 澤 正 則 平成元年度工化卒 運 営 委 員 中 西 俊 博 昭和39年度電気卒 監 査 東   洋 幸 昭和42年度金属卒

 昭和37年3月金属工学科を 卒業し、高度成長期に製鉄会 社に勤務した。製鉄所の建設 競争、設備の 拡大競争、新 聞は日常茶飯事に「どこそこ の会社が世界一の設備を作っ た」と報道し、記録は塗り替 えられ続けていた。当時、各部門の設備建設は日本 一に甘んじては建設の許可が下りない、世界一を目 指さないと作らせてもらえない上昇志向の時代であ った。石油化学、造船業、重機械、セメントプラン トなど他業種も同様であったように思う。いわゆる 重工長大産業の時代である。

 設備、プラント、船舶等の大型化に伴い、鋳鍛鋼 品の製造工場を新たに建設し、我が社も大型部材の 製造を始めた、本州四国連絡橋建設などの国家的プ ロジェクトも動き出していた。

 昭和47年~49年田中角栄の「日本列島改造論」に

より土地投機と物価上昇を招いた時代でもあった。

石油需要の高まりから造船各社は大型ドッグを建造 し、20万重量㌧タンカーから30万重量㌧タンカー、

40万重量㌧タンカー、50万重量㌧タンカーの建造へ と巨大タンカーの需要も急激に拡大変化した。

 ある日、造船会社から受注生産を行っていた50万

㌧タンカーの部材3隻分を突然キャンセルされ、数 百トンの部材をガスで切断した苦い想い出がある。

この時期が日本の重工長大産業の終焉期だったよう に今は思う。

 本州四国連絡橋の大鳴門橋に続いて、瀬戸大橋の 大型部材を製造したことが特に強い思い出として残 っている。現在も橋を見上げるたび、当時の駆け抜 けた熱い時代を思う。

 昭和62年に勤務していた工場が閉鎖され、会社か ら出向し高校教諭に転身した。昭和64年1月、昭和 から平成に年号が代わり日本経済のバブルが崩壊し た。

平成26年度 仰岳会中国支部 役員名簿

役  職 氏  名 卒業年度・学科 役  職 氏  名 卒業年度・学科 支 部 長 吉 田 英 人 昭和47年度 化工 代表幹事 中 谷 源 治 昭和36年度 金属 副支部長 大 根 世 紀 昭和36年度 金属 幹 事 藤 岡 裕 貴 平成15年度修電電 副支部長 津 崎 俊 吾 昭和42年度 金属 幹 事 曾 我 真 一 平成元年度修工化 会 計 岩 田 信 一 昭和39年度 機械 幹 事 伊 藤 修 康 昭和52年度 工化 監 査 福 田 眞 一 昭和49年度 機械 幹 事 小 原   朗 平成3年度 金属 代表幹事 蜂 谷 典 孝 昭和48年度 化工 幹 事 廣 保 智 久 昭和54年度 化工

中国支部副支部長 

大 根 世 紀

(金属 昭和36年度卒)

-重工長大、バブルの崩壊― 想い出

《中国支部》

支部だより

 2015年10月18日、直島見学会を開催しました。

 一昨年の2013年に「瀬戸内国際芸術祭2013『アートと島を巡る瀬戸内の四季』」として開催され、世界各 国から多数の見学者が鑑賞に訪れた作品群を参加者全員でたどりました。

 今後も3年に1度のペースで開催されるとのことで、次回2016年度の開催に向けて現在新たな建造物や作 品が製作されています。

 「ベネッセハウススタジアム(安藤忠雄氏設計による美術館とホテルが一体となった施設)」をはじめとし、

「李ウファン美術館(地形を活かした安藤忠雄氏設計の建物と李氏の作品展示)」、「地中美術館(安藤忠雄 氏設計の地中に埋設したかの美術館、クロード・モネらの作品展示)」があり、また各集落にも独創的な芸 術作品が多数ありました。

 島全体がいわばひとつの「現代美術館」であるといえるでしょう。

 7名が参加し、これらの作品群を鑑賞しました。

 好天に恵まれ、紺碧の瀬戸内海を望み、楽しい1日を過ごしました。

 一年を通じて施設を開放しており、我々のほかにも多くの観光客で賑わっていました。

 皆様方も瀬戸内海観光は如何でしょうか。

中国支部だより

平成27年度 仰岳会中国支部 活動報告

(平成27年7月~平成28年6月)

平成28年度 仰岳会中国支部 活動計画案

(平成28年7月~平成29年6月)

平成27年7月 本部総会出席。 支部長出席。

平成27年8月 役員幹事会、懇親会。 27年度地区懇談会(直島見学)検討。

平成27年10月 27年度地区懇談会(直島見学) 直島(瀬戸内)美術館見学と懇親会。参加 者7名。

平成28年2月 役員幹事会、懇親会。 会報47号原稿検討、審議。第4回支部総会 の検討。

平成28年3月 支部長会議・卒業祝賀会出席。 代表幹事出席の予定。

平成28年6月 役員幹事会、懇親会。 本年度活動、会計報告および次年度活動計 画、予算案審議、決定。第4回支部総会の 検討。

年間3~4回 役員幹事会。 岡山,広島にて開催。事業の詳細検討。

平成28年7月 本部総会出席。 支部長出席。

平成28年7月 九州支部総会参加。 役員1名参加。

平成28年9月 中国支部第4回総会開催。 詳細検討。

平成29年3月 支部長会議・卒業祝賀会出席。 役員または幹事1名参加。

関連したドキュメント