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表3―6 世帯主年齢層別の推計結果
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表3―6(続き
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表3―6(続き
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) 年齢層別の世帯主職業ダミーの推計結果ۂʀྜྷۂʀڕۂ
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表3―7 産業別割合
(3)産業別割合の変化および産業別の推計結果
1989〜1994年,世帯の年間収入が増加し,1994〜2004年世帯の年間収入が減少した原因に関して は,収入が低い産業または職業に移転したことが考えられる。ここでは,収入が高い産業と収入が 低い産業の相対的な割合を計算した。前掲表3−5(続き
!
)の推計結果に基づき,パラメーター が0.05以上の産業を収入が高い産業とし,0.05以下の産業を収入が低い産業とし,それぞれの相対 的な割合を計算した(表3−7と表3−8)。収入が低い産業の相対的な割合は1989年の67%から 2004年の73%へと上昇した。すなわち,世帯主は比較的収入が低い産業に移転したことは,1994〜2004年世帯の年間収入が減少した原因の一つであると言える。
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表3―8 産業別割合の変化
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表3―9 産業別1989〜2004年の年間収入推計結果
1994〜2004年世帯の年間収入が減少したことは,一部の世帯主が比較的収入が低い産業に移転し たことである程度説明できる。それでは,同じ産業内では,1989〜2004年に,世帯の年間収入は減 少したのか。ここでは,産業別のサンプルを使って,同じ式(1)を推計した。
表3−9は産業別の1989〜2004年の産業別の年間収入の推計結果である。建設業,運輸・通信業,
卸売・小売業・飲食店に関して,1989年,1999年と2004年のダミー変数のパラメーターはいずれも負 に推計され,1%水準で有意である。つまり,1994年と比べて,他の年の年間収入は減少した。また,
2004年のパラメーターは1999年のパラメーターよりも小さいので,2004年の年間収入の減少幅はよ り大きいことが分かる。製造業,電気・ガス・熱供給・水道業,サービス業,その他(非就業を含 む)に関しては,1999年のダミー変数のパラメーターは有意ではないが,1989年と2004年のダミー 変数のパラメーターはいずれも負で,1%または5%の水準で有意である。つまり,1989年と2004 年の世帯の年間収入は1994年より減少したことが分かる。金融・保険業に関しては,1989年のダミ ー変数のパラメーターは有意ではないが,1999年と2004年のダミー変数のパラメーターは負に推計 され,1%水準で有意である。また2004年のパラメーターは1999年のパラメーターよりも小さい。
全ての産業のうち,公務だけは1999年のパラメーターは正で有意であるが,2004年のダミー変数 のパラメーターは有意ではない。つまり,1994年と比べて,年間収入が増えたのは1999年の公務の みである。農業・林業・漁業,不動産業の各年のダミー変数は有意ではないので,1994年と比べて 年間収入の変化は観察されなかった。
前掲表3−7から分かるように,公務,農業・林業・漁業,不動産業の割合の合計は,1989年の 17%から2004年の13%へと減少したので,相対的な割合は小さい。すなわち,相対的な割合が高い 産業は1994〜2004年に世帯の年間収入は減少した。以上の分析からわかるように,1994〜2004年世 帯の年間収入が減少したのは,
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一部の世帯主が比較的収入が低い産業に移転したこと,"
各産業 内でも,1994〜2004年に年間収入が減少したことによってもたらされたものである。ৱྋBࠆྪৱྋBڗղ
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表3―10a 食料の支出弾力性(全世帯)
表3―10b 食料の支出弾力性(5分位別)
3.支出項目別の支出弾力性
本節では,支出項目毎の支出弾力性を推計し,義務的支出と選択的支出を選別する。年によって,
各支出項目の支出弾力性がどう変化しているか,年収によりどう差異が生じているかを計算するこ とで,消費支出項目の内訳として義務的支出と選択的支出の構成がどう変化しているかを明らかに する。年収変化により,義務的支出の圧力がどのように増しているか,選択的支出への余力がどの ように低下しているかを明らかにしていく。
以下の表3−10〜表3−14は支出項目別の支出弾力性を示している。年間収入が異なる世帯では,
支出の弾力性が異なると考えられる。そのため,本節では,全世帯のほか,世帯の年間収入の高さ に応じて,全世帯を5分位に分け,分位毎の支出弾力性も推計する。第1分位は年間収入が最も低 い20%の世帯であり,第5分位は年間収入が最も高い20%の世帯である。
全世帯の食料の支出弾力性は,全体としてはいずれの年も0.49前後であり,高い必需性がある。
食料費の中では,外食,酒類の弾性値は1を超えており,選択性が高い支出項目である。
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表3―11a 光熱・水道,家具・家事用品,被服履物,交通通信の支出弾力性(全世帯)
表3―11b 光熱・水道,家具・家事用品,被服履物,交通通信の支出弾力性(5分位別)
年収5分位別に見ると,いずれの年も,年収分位が高くなるに従って支出弾力性は低下し,必需 性が高くなっている。逆に年収分位が低くなると弾力性は高くなり,消費支出全体の変化の影響が 大きくなっている。いずれの年も外食は第5分位がほぼ1であるのに対して,第1分位は2.5前後 と選択性の度合いが非常に高くなっている。酒類についても概ね同様の傾向にあるが,2004年では,
いずれの分位も支出弾力性が低下しており,全体に必需性の度合いが高くなっている。それ以外で は,果物,菓子類,飲料は必需的だが,弾力性は他項目に比べて高い。
その他の,光熱・水道,家具・家事用品,被服履物,交通通信各費目の支出弾力性(全世帯)(表
3−11
a)では,光熱・水道,家具・家事用品,家事用消耗品,通信費が1以下と必需性が高く,
逆に家庭用耐久財,室内装備・装飾品,家事雑貨,家事サービス,被服及び履物,交通・通信の合 計が1を超え,選択的な支出になっている。
年収分位でも概ね同様の傾向にあるが,特に被服及び履物の弾性値は第1分位が概ね2前後であ るのに対して第5分位は1超と大きく異なり,一方が選択的な支出,もう一方が必需性の高い支出 になっている。
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表3―12a 教養娯楽,その他の消費支出,交通の支出弾力性(全世帯)
注:交通には,自動車関係費が含まれている。自動車を持たない世帯もあるため,全サンプル(支出0を含む)の支出弾力 性と交通支出が0ではないサンプルの支出弾力性をそれぞれ推計した。
表3―12b 教養娯楽,その他の消費支出,交通の支出弾力性(5分位別)
教養娯楽,その他の消費支出については,「書籍・他の印刷物」が1以下と必需性が高いのを除 けば,いずれも1を超え,選択性の高い支出になっている。特に教養娯楽サービス,その他の諸雑 費,自動車等関係費の弾力性は2を超えている。5分位で見た場合,特に交際費が,第5分位で1 超なのに対して,第1分位は2超と対比される。特に第1分位は教養娯楽費全体が概ね1超と選択 的な支出となっている。
保健医療の支出に関しては,全サンプルの支出弾力性(表3−13の保健医療1)が1よりも高い が,それは支出が0の世帯があるからである。保健医療支出が必需支出であると考えられるため,
支出が0のサンプルを除き,支出弾力性を推計した(表3−13の保健医療2)。保健医療2によれ ば,分位を問わず全体に1以下と必需性の高い支出となっている。
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表3―13b 保健医療の支出弾力性(5分位別)
表3―13a 保健医療の支出弾力性(全世帯)
注:全サンプル(支出0を含む)と保健医療支出が0ではないサンプルの支出弾力性をそれぞれ 推計した。
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表3―14a 住居,教育の支出弾力性(全世帯)
住居,教育費は,住居費が1以下と必需性が高いのに対して,教育費は1超であり,特に2004年 では弾力性も高くなり,選択性がより強まっていると見ることができる。その傾向はいずれの分位 でも同様である。