85% を
両社とも平成 19 年時点で、固定比率で 100 %を下回っている。
東洋水産は、自己資本比率と同様に数値を大きく改善させた。
当座比率 当座比率
当座比率
0.00%
20.00%
40.00%
60.00%
80.00%
100.00%
120.00%
140.00%
160.00%
180.00%
200.00%
日清食品 153.31% 154.94% 147.07% 178.98% 142.60% 167.27%
東洋水産 119.07% 142.96% 113.42% 163.57% 145.16% 187.08%
平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 平成19年
当座比率で 100 %を上回っている。
両社とも短期手支払い能力に問題は無い。
安全性評価 安全性評価
平成 平成 19 19 年の自己資本比率、固定比率、当座比 年の自己資本比率、固定比率、当座比 率を絶対評価します。
率を絶対評価します。
両社とも全指標で安全水準を満たしています。
両社とも全指標で安全水準を満たしています。
財務分析評価表 財務分析評価表
成長性 収益性 安全性 総合 日清食品 2 6 10
東洋水産 3 7 10
安全性分析まとめ 安全性分析まとめ
両社とも、資本構造の安全性、短期的支払い 両社とも、資本構造の安全性、短期的支払い
能力に問題は見られない。
能力に問題は見られない。
日清食品・・・自己資本比率、当座比率、固定 日清食品・・・自己資本比率、当座比率、固定 比率の全てにおいて、安全性に問題は見ら 比率の全てにおいて、安全性に問題は見ら れない。 れない。
東洋水産・・・ここ
東洋水産・・・ここ 6年で、負債を圧縮したため、 6 年で、負債を圧縮したため、
安全性は大きく高まった。日清と互角
安全性は大きく高まった。日清と互角
総合評価 総合評価
財務分析評価表 財務分析評価表
成長性 収益性 安全性 総合
日清食品 2 6 10
東洋水産 3 7 10
収益性は将来の安全性、成長性に強く影響するので×2
財務分析評価表 財務分析評価表
成長性 収益性 安全性 総合 日清食品 2 12 10 24
東洋水産 3 14 10 27
財務分析まとめ 財務分析まとめ
成長性・・・日清食品が明星食品に投資した分だけ上 成長性・・・日清食品が明星食品に投資した分だけ上
乗せ。他は緩やかにだが成長。
乗せ。他は緩やかにだが成長。
収益性・・・日清食品は高付加価値型、東洋水産は高 収益性・・・日清食品は高付加価値型、東洋水産は高
効率型。両社とも総資産経常利益率は
効率型。両社とも総資産経常利益率は 10%前後を 10 %前後を 安定して推移。売上高販管費率は日清食品が東洋 安定して推移。売上高販管費率は日清食品が東洋
水産を大きく上回る。
水産を大きく上回る。
安全性・・・両社とも安全性は極めて高い。東洋水産は 安全性・・・両社とも安全性は極めて高い。東洋水産は
ここ ここ 6 6 年で大きく改善。 年で大きく改善。
これらを総合すると・・・・
これらを総合すると・・・・
財務分析まとめ 財務分析まとめ
即席 即席 めん めん 市場 市場 は は 拡大が若干難しい状況である。 拡大が若干難しい状況である。
両社とも利益は安定している。その利益の使い道 両社とも利益は安定している。その利益の使い道
は、日清食品は明星食品への
は、日清食品は明星食品への M&A M&A 、東洋水産は 、東洋水産は 負債の圧縮に回している。両社とも安全性が極め 負債の圧縮に回している。両社とも安全性が極め
て高いのは、
て高いのは、 利益が安定している一方、市場拡大 利益が安定している一方、市場拡大 のめの投資が出来ないでいるからである。
のめの投資が出来ないでいるからである。
しかし しかし
財務分析まとめ 財務分析まとめ
両社とも豊富な当座資産を、株主への 両社とも豊富な当座資産を、株主への
還元を大幅に増やすでもなく、持ち続けている。
還元を大幅に増やすでもなく、持ち続けている。
それは、投資機会がこの先あると考えているか それは、投資機会がこの先あると考えているか
らである。
らである。
総資産当座資産比率 総資産当座資産比率
総 資 産 当 座 資 産 比 率
0.00%
5.00%
10.00%
15.00%
20.00%
25.00%
30.00%
35.00%
40.00%
45.00%
日清食品 36.80% 34.42% 31.29% 38.10% 33.30%
東洋水産 29.36% 31.23% 33.22% 34.11% 36.61%
平成14年度 平成15年度 平成16年度 平成17年度 平成18年度
この通り、豊富な当座資産を保有。
ちなみに、キリンホールディングス(連結)は 16.8 %
アサヒビールは 21.89 %
それでは企業分析を
見てみよう!!
企業分析 企業分析
どんな戦略?
日清食品を分析 日清食品を分析
① ① 宣伝・広告費をふんだんに使 宣伝・広告費をふんだんに使 う! う!
→ブランド価値向上!
→ブランド価値向上!
② ② 研究開発型! 研究開発型!
→新市場を切り開く!
→新市場を切り開く!
その前に・・・
その前に・・・
日清食品 日清食品 のロングセラー のロングセラー
昔の商品が なぜ売れてい
るの??
① ① 宣伝・ 宣伝・ 広告費をふんだんに使う! 広告費をふんだんに使う!
世間の関心
世間の関心 ごと ごと や や
話題にかかわった広告
話題にかかわった広告 展 展 開 開 ! !
時代の先端をいく商品!!
時代の先端をいく商品!!
変わらない美味しさ
時代に先駆ける
ブランド価値
向上!!
②研究開発型!
②研究開発型!
なぜ開発を重視
するの??
考え方 考え方
新しい市場
を作る イコール 高い値で 売れる
競争相手 が
いない
高付加価値商品 を
売る事ができる!
まとめると
まとめると … …
日清食品は
日清食品は … …
・新しく開発した商品を宣伝、広告費をふん
・新しく開発した商品を宣伝、広告費をふん だんに使い、ブランド価値を高めてゆく。
だんに使い、ブランド価値を高めてゆく。
高付加価値型
買ってもらう量は やや少なくても高い
商品を売りたい!
東洋水産 東洋水産 を分析 を分析
①フォロー
①フォロー アップ アップ 戦略 戦略
②条件対応による販売促進!!
②条件対応による販売促進!!
どうゆうこと??
考え方 考え方
日清が 切り開いた
市場 フォローアップ 投入 類似商品
戦略
②条件対応による販売促進!!
②条件対応による販売促進!!
z z 特売等 特売等 で価格を下げて で価格を下げて たくさん買ってもらう!
たくさん買ってもらう!
ブランド価値を高めていく日清食品
まとめると
まとめると … …
東洋水産は 東洋水産は … …
・ ・ 日清食品が切り開いた市場に類似商品 日清食品が切り開いた市場に類似商品 を投入 を投入 し、価格を抑えて売る し、価格を抑えて売る
高効率型
価格を抑えた 商品をたくさん
売りたい!
今後の課題
今後の課題
両社に共通の課題 両社に共通の課題
① ① 外国市場の開拓! 外国市場の開拓!
②不祥事防止のため
②不祥事防止のため の投資額を増やす!
の投資額を増やす!
両社に共通の課題 両社に共通の課題
① ① 海外市場の開拓! 海外市場の開拓!
国内市場の飽和 国内市場の飽和
新興国の食費は増大!
新興国の食費は増大!
なぜなら ・・・
チャンスは海外
のほうが豊富!
両社に共通の課題 両社に共通の課題
②不祥事防止のための投資!
②不祥事防止のための投資!
食品だからこそ、消費者は特に敏感!
食品だからこそ、消費者は特に敏感!
なぜなら・・・ 不祥事を防ぎ、 不祥事を防ぎ、
ブランドイメージを ブランドイメージを
保つことが大切
保つことが大切
日清食品の課題
日清食品の課題
日清食品の課題 日清食品の課題
①明星食品の
①明星食品の
採算性の 採算性の 改善 改善
②新市場の創造
②新市場の創造
1992 1992 年「ラ王」発売以降、 年「ラ王」発売以降、
目立った新市場の創造はない。
目立った新市場の創造はない。
その理由は・・・
日清食品の課題 日清食品の課題
日清の強みである 開発力で
日清の存在を
アピール!
東洋水産の課題
東洋水産の課題
①国内での
①国内での
即席 即席 めん めん シェア拡大! シェア拡大!
日清食品の半分以下!!
日清食品の半分以下!!
東洋水産の課題 東洋水産の課題
その理由は・・・
2位企業にしては 引き離されすぎ! シェア拡大し、
日清との差を縮める!
②価格訴求に頼らない
②価格訴求に頼らない 販売戦略!
販売戦略!
売上高経常利益率を押し下げる要因。
売上高経常利益率を押し下げる要因。
原材料価格高騰下で、低価格路線は不利。
原材料価格高騰下で、低価格路線は不利。
東洋水産の課題 東洋水産の課題
その理由は・・・
特売でなくとも 特売でなくとも
買いたくなるブランドの 買いたくなるブランドの
構築! 構築!
ドキュメント内
業界の特徴
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