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1 老朽化している住宅への早急な対応

本市の市営住宅は約半数が耐火造で、残りが木造、簡易耐火構造となっており、その大半が 耐用年限を経過していることから、防災・防犯等の安全性や居住性の面で早急な対応が求めら れている。また、耐火造についても外壁の爆裂など安全性に問題があるものも見られ、震災時 に建物の被害が拡大するだけでなく、日常生活においてもコンクリートの剥落などの危険性が あることから、特に劣化が著しい住宅では一刻も早い対応が必要である。

2 人口の動態を見据えた供給量の確保

本市の人口は減少傾向が続いており、これに伴い市営住宅需要も減少すると予測される。人 口の動態は市営住宅の需要に大きな影響を与えることから、人口の増減に柔軟に対応できる供 給方策を構築する必要がある。

3 世帯と住戸の“ミスマッチ”の解消

本市の市営住宅は、約 1 割の世帯が最低居住面積水準未満となっている。特に、公営住宅の 3 割弱が 40 ㎡未満の小規模住戸となっており、これは 3 人世帯の最低居住面積水準に満たない 水準である。40 ㎡未満の住戸への多人数世帯の居住が見られるなど、決して望ましい水準を確 保しているとは言えない。一方で、1 人世帯、2 人世帯が多く、これらの世帯が 50 ㎡を超える 住戸に住んでいる状況がある。このような世帯と住戸の“ミスマッチ”を解消し、世帯構成に ふさわしい規模の住宅に住めるようにすることが重要である。

4 住宅困窮者への対応

本市での高齢化率は 28.5%となっており、4 分の 1 が高齢者単身・夫婦世帯となっている。

借家で暮らす高齢者のみの世帯は、家賃の支払いが困難になったり、転居の際に入居を断られ たりする場合があるなど、居住に不安を抱えている。さらに、近年の不況などの影響もあり、

場合によっては住居を失うこともある。近年では東日本大震災などの大きな地震もあり、罹災 者への対応を求められることもある。障がい者や子育て世帯、DV被害者なども居住に不安を 抱えている場合もある。また、未だ最低居住面積水準未満の世帯が見られる。こうしたことか ら、その対応が可能な市営住宅ストックを形成する必要がある。

(注)DV「ドメスティック・バイオレンス」(英:domestic violence )夫や恋人など親密な関係にあるパートナーから 加えられる暴力。身体的な暴力行為のほか、精神的・性的暴力も含む。

5 誰もが快適に生活できる居住環境の整備

本市の市営住宅居住者においては、約 3 割が高齢者のみとなっており、地区によっては 5 割 を超える地区もある。さらに、団塊の世代の加齢により高齢化がさらに急速に進むと予想され ている。市営住宅ストックは、高齢者・障がい者対応の住戸が少なく、住戸内に階段がある簡 二の住戸が多いなど、高齢者等の安定居住には十分とはいえない状況にある。バリアフリー化 を進めるなど、高齢者等が安心して暮らせる市営住宅の整備が必要である。

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