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四秒半茶室 16111紀に入っ て一般化する四畳半茶室の 画証は音外と少なく. 1戸 時へにトらないと見当たら ない。甲堤中納詐物語,の「は いすみ」に題材をとったこ

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【出典】 『朝日百科 日本の歴史5 中世H』

朝日新聞社、1989、p.153.

資料⑮ 「芸能の茶」

【門燈千宗室r裏稼茶道のおしえ』

    日本放送出版協会、1990.6、。絵,

糸吉

研究の成果と今後の課題

1.研究の成果

研究の結果、以下のような成果を得ることができた。

ω先行研究からみた文化史学習の課題について

 先行研究の批判・指摘は、文化史学習の問題点を再認識させるものである。

以下3点に文化史学習の課題をまとめることにする。

①文化の範囲

 文化の範囲のとらえ方は、さまざまな視点によって異なってくる。広義に文 化をとらえた場合、人間の諸活動とその所産をすべて含んだものとなって、歴 史教育として何をあつかったらよいのかが問題となってくる。狭義に文化をと らえた場合、政治や経済、社会と並立した存在となり、内容的に独立したもの となり、時代背景や社会構造との関連について触れられないことになってしま う。広義に文化をとらえる場合、従来は縦割りの歴史認識になりがちであった が、構造的・全体的な歴史認識への転換が必要である。

②文化の構造

 文化の構造に着目すると、表層文化と深層文化に分けられる。前者は、文化 の表層に着目し、個々の傑呂した人物の創造物や思想、権力者や支配体劔がつ くりだした文化的なもの、つまりエリート文化と称される、それぞれの時代ご とに変化するものである。後者は、文化の深層に着目し、文化人類学などがと らえるもので、人間の生活様式そのものである。生活様式は、長期にわたって 持続するもので、世代から世代へと受け継がれ、学習によって入問が後天的に 獲得していくものである。現行の学習指導要領でも「生活文化」について言及 はされているが、実質的には表層文化が重視されている。

③文化の学習方法

 文化の学習方法としては、文化財的事物の解説・鑑賞の方法と学習指導要領 の内容の取扱いのなかでいわれている「文化の総合的学習」の方法に分けられ る。文化財的事物の解説・鑑賞の方法は、生徒たちの経験とかけはなれたエリ ート文化について、ある特定の見方による鑑賞や解説の:方法で展開されるので ある。文化の総合的学習は、学習指導要領解説によると、 「歴史の展開そのも のを、世界史的な広い視野に立って、文化、政治、経済、社会などを歴史を構 成する要素を総合した幅広い見方で大きく把握させる。」、 「諸要素の相互関 連の下にそれぞれの時代像を理解させるとともに、次の時代への変容や発展を 動的にとらえさせるという意味も含まれている。」、「各時代及び全体の理解 を通じて、我が国の文化がどのような特色をもち、どんな伝統が形成されてき たかについての認識を深めることを重視する必要がある。」としている。これ までの政治史中心の傾向から、文化が主流にすえられた意義は大きい。しかし、

文化要素を羅列する学習から脱しきれていないのが現状である。

② 日本史教科書の分析について

 教科書の文化史の記述量と特色から考察した結果、①内容過多による用語の 羅列的傾向、②エリート文化重視による生活文化の不十分な取扱い、③特定の 時代に偏った内容の配置、とまとめることができる。

 ①のような傾向では、学習自体が記憶本位に終始する傾向を生みかねない。

本来、歴史の構造的内容を分析・解釈する学習が文化史では展開されるべきで あるのにもかかわらず、そうなっていない。当然、歴史的思考力を育てるもの になっていない。

 ②のような傾向では、生徒の経験とは遊離した文化を学習することになり、

文化の創造者の育成を目指す歴史教育にならない。

 ③のような傾向は、文献史料に依拠する歴史学の学問的性格といえる。日本 史全体を歴史学のみで内容構成することができれば、それでよいが、文献史料 が欠如している時代や文献史料だけではある特定の階層のみに偏る時代がある。

その場合、社会諸科学を援用して内容構成を図るべきではなかろうか。例えば、

原始時代でいえば、遺物から歴史を構成する考古学が援用できるであろうし、

文化そのものを科学的にとらえる文化人類学も援用できるのではなかろうか。

(3)現行学習指導要領の分析について

 学習指導要領の内容構成の特徴は、次の3点にまとめることができる。①日 本の歴史的展開を過去から現在へという時代の移り変わりとしてとらえ、内容 を設定する通史的構成となっている。②国際理解、異文化理解が叫ばれる世情 を反映した形で、世界史的立場が強調されている。その立場の視点は、 「自国 史の中に現われた世界に着目する」視点、 「日本と世界との接触・交流に着目 する」視点である。③系統学習の行き過ぎの緩和として、前回(昭和53年度版)

より文化の総合的学習が強調され、今回(平成元年度版)においてもそれがな お強調される形となっている。具体的な視点として、文化の総合性の視点、文 化の連続性の視点、文化の全体性の視点が盛り込まれている。

 これらのことから考えられる課題は、

①通史的構成だけでは、一定の観点から歴史をみることになり、目標に述  べられているさまざまな歴史的分析・解釈を行う歴史的思考力を培うこ  とができなくなる。つまり、一定の価値形成を行なうことになってしま  う。主題史的構成が望まれるところである。

②世界史的視野の視点で、他国史(世界史)の中に現われた日本に着目す  る視点が欠落している。つまり、自国史と他国史を区別した上で相互に  関連づけようとするのではなく、世界史の大きな動きの中で自国史その  ものの見直しを図ることである。

③文化の総合的学習では、部門としての文化をみることになる。つまり、

 政治史を中心とする傾向から文化史が主流の位置になったが、文化要素  の羅列に終わる部門史的傾向に陥りやすいのである。文化史を中心とし  た学習から、広義の文化史の学習への転換が必要である。

(4)文化の総合的学習について

 文化の総合的学習の特質を現行日本史の内容構成と学習原理から整理してい くと、文化の位置付けに関しては、文化が申核に据えられてはいるものの、政

治史・経済史・外交史などと並ぶ狭義の文化史ととらえた上で、総合的に連関 しようとしている。

 次に、現行の日本史教科書の内容構成は通史的構成になっており、歴史の変 化・発展といった歴史の流れを中心に扱うために、文化の内容が網羅的になり やすく、結局は各時代の文化を総合的に考察させることになる。

 さらに、現行の日本史が目指すものは我が国の文化と伝統の特色についての 認識である。日本史が採用している時代区分にも影響しているかもしれないが、

政権の所在地を中心とする内容構成になっている。そこで展開される内容は、

支配階級の権力抗争が中心となり、多様な階層、さまざまな地域の視点に立っ た内容とはなっていない。そして、生活文化や地域の文化は含まれないのであ

る。

 つまり、高等学校の日本史学習の特色は、「文化の総合的学習」にあるとい われるが、以上のような問題点が指摘できるのである。

 では、こうした文化の総合的学習の問題点をふまえた上での文化史学習の課 題は何か。以下、3点にまとめる。

 第一に、狭義の文化史から広義の文化史の学習への転換である。文化の総合 的学習で文化が中核に置かれても、政治史・経済史などと並立する文化史は、

権力者を対象とする政治史に対応するものとなるために、どうしても民衆の姿 が欠如したものになってしまう。広義の文化史とすることで、従来途切れがち にされていた政治と文化、権力者と民衆など歴史の全体的なとらえかたができ るようになる。

 第二に、静態的な文化史の学習から動態的な文化史の学習への転換である。

文化の総合的学習は、通史的学習を前提として、各時代の文化を総合的に学習 させようとするものなので、文化要素の変容を各時代に限って考察することに なる。そこで扱われる文化は、表層的なものとなり、学習内容は事項羅列的な ものとなってしまう。文化そのものを動態的にとらえることで、時代の枠を越 えた、文化の領域に固執しないダイナミックな文化の変容をみることができる。

 第三に、自国史中心の視野から世界史的視野への転換である。国際化の視点 に立っての歴史理解がいわれているが、世界史レベルの視野で日本史をとらえ 直すには、それぞれの時代の世界システム(地域世界システム)の中で、日本

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