ω ω
渋利
渋羽
[コ泥岩 [コ砂岩 国礫岩 三三砂岩泥岩互層[詞三三砂岩
■レンズ状砂岩を含む片理の発達した泥岩□葉理の発達した泥岩
岩ま一はレンズ状石灰岩 葉理のある石灰質泥岩囲古期岩類(花 岩) 囲古期岩類(閃緑 ) 古期岩類(蛇紋 ) X9051410
99051409
輌
▽
00m馳態 、
八 滝
9905141r
99051410・
99033004・
99051409
99051408 ・
99051407
● 99033001・・
●99033002
・片理発達、レンズ状sandstone
微㎞na1・2mm幅、やや片理有
欝欝 濫一珈…m
sandstonC In飢lix
四ve1(血yolite,dioh畑面one,ch磁)2㎜一5㎝
13伽
●薄片作成●微化石処理
□泥岩□砂岩■礫岩圏砂岩泥岩互層囹礫混砂岩
■レンズ状砂岩を含む牌の発達した泥岩□葉理の発達した泥岩
騨石灰岩またはレンズ状石灰岩 膨葉理のある石灰質泥岩
圏古期岩類(欄岩)圏古期岩類(閃緑岩)囲古期岩類(鰍岩)
図17=渋利地域ルート 柱状図
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1−2.黒瀬川古期岩類の記載
黒瀬川構造帯のレンズ状部である黒瀬川古期岩類は、記載したルート及びその他 の地域で数多く確認することができる。調査地域では、片麻岩をはじめ、花歯岩(アダ メロ岩含む)、閃緑岩、蛇紋岩が分布している。
片麻岩は、深水川流域、下深水〜板ノ平林道の下深水入り口にて確認することがで きる(写真23)。局所的に黒雲母が目立つ所や逆に白雲母が多い所など変化が見ら れる。片麻岩中には火山岩の岩脈(写真25)、石英脈も確認される。雲母類は変成の 度合いが高く、脚下の観察では石英などの鉱物が圧砕作用を受けている様子(写真2 6)が多く確認された。
花冠岩は、板ノ平林道南部や馬廻谷支谷、八幡滝〜渋利付近で確認することがで きる。下深水〜板ノ平林道の南部付近では、花了解の風化が激しく、一見すると堆積 岩の風化したものと区別がしにくい。馬廻谷下谷の花崩岩は、ブロック状の岩体として 散在している。八幡〜一利付近の花歯岩は、優白質な花台岩である。鏡下の観察で
は、どの地域から採取される花円岩も、石英などの激しい圧砕作用の様子(写真27)
が確認され、雲母などの鉱物は著しい変成を受けている。
閃緑岩は、板ノ平〜小崎林道沿いと衣領東谷ルート、八幡滝〜渋利ルート付近にお いて確認することができる。露頭は、独特の産状を示し、灰青色で角張った面が何カ所 も張りだす様子を示す。鏡下の観察では、石英の他に輝石の鉱物が数多くみられ(写 真28)、それらは著しい圧砕作用を受けている。
八幡滝〜渋利ルートでは門歯岩から閃緑岩へ漸増し、同様のことが板ノ平〜小崎 林道沿いでも確認できる。
蛇紋岩は、深水地域、板ノ平〜小崎林道沿い、与作谷入リロにて確認することがで きる。特に、板ノ平〜小崎林道沿いには蛇紋岩の大露頭が数カ所ありその産状を詳細 にみることができる(写真24)。蛇紋岩特有の黒〜暗緑色を呈するのが大部分である が、変質の度合いによってもその色合いは大きく変化する。
また、板ノ平南部地域の花甲岩や与作谷でみられる閃緑岩付近には蛇紋岩がとも なっているのが確認できた。蛇紋岩は変形しやすく密度が小さいことから考えて、構造 運動の際に塑性変形して深成岩類の上昇に伴ったものと考えられる。
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2.調査地域でみられる岩相のタイプ分け
本調査地域に分布している地層の特徴を、前節においてルートごとに記載したが、
各ルートの岩相記載を行った際に、中・古生界で、特徴的な岩相が頻繁に確認できる ことがわかった。これらの地層群の特徴は、5つの岩相タイプに分けることができる。こ の5つの岩相は、文献により小崎層の分布が報告されている地域の調査でも認めるこ とができる(写真17,18)。即ち、今回分類することができた5つの岩相タイプは、本調 査地域に限らず、小崎層の分布する全地域に適用できる重要な特徴である。
この5つの岩相タイプを岩相A、岩相B、岩相C、岩相D及び岩相Eと名付け、以下に 各岩相の特徴を述べる(表1)。
岩相Aは、「石灰岩レンズを含む泥岩及び石灰質な砂岩層」である(図18、写 真12)。 石灰岩レンズは、暗灰色で薄い(層厚1m未満)。レンズの部分によって は、フズリナ化石が確認できる。ラミナは、ほとんど確認できない。塊状な部分が大部 分を占める。
岩相Bは、「礫岩層」である(図19)。礫種は、多種多様で、主に酸性〜中性火成 岩類、泥岩、石灰岩などであり、チャート礫は含まない。礫岩の形状の特徴として、石 灰岩礫を除く殆どが、著しい円礫を示す。石灰岩は、著しい角礫(黒色泥岩も含む地域 あり)である。石灰岩礫内には、フズリナをはじめ、ウミユリ、二枚貝、巻貝などの化石 が確認できる。o。liteである石灰岩礫もある。礫岩のマトリックスは、砂質マトリックスと 泥質マトリックスに区分できる。地域によっては、石灰質な泥質マトリックスである場合
もある。
岩相Cは、「レンズ状砂岩を含む泥岩層」である(図20)。泥岩部は片理が発達 し、層理がわからない。泥岩層には、泥岩ノジュールと一定の走向・傾斜をもつレンズ 状砂岩が存在する。
岩相Dは、「石灰質な部分が多いラミナのある泥岩層」である(図21)。色調は 黒色のシルト岩で灰色の細い(1mm程度)ラミナが入ることが多い。石灰質な部分があ
る。
36
岩相Eは、「ラミナの発達した泥岩層」である(図20)。色調に特徴があり、黒色と 黄褐色もしくは黒色と灰色のシルト質の互層をなす。明瞭なラミナがみられ、リップル 構造もみられる層がある。上下判定に利用できる。
・岩相A濱:灰籍レンズを含む泥岩及び賓灰質な砂岩層,(図 1ケ)・ト,コ1::㌔1:じ
・石灰岩レンズは、暗灰色で薄い(層厚1m未満)。レンズの部分によって は、フズリナ化石が確認できる。
・ラミナは、ほとんど確認できない。塊状な部分が大部分である。
讃三眠礫岩省く図f齢1・:磁\.、,.。
・礫種は、多種多様で、主に酸性〜中性火成岩類、泥岩、石灰岩などあ り、チャート礫は含まない。礫岩の形状の特徴として、石灰岩礫を除く殆 どが、著しい円礫を示す。石灰岩は、著しい角礫(黒色泥岩も含む地域 あり)である。石灰岩礫内には、フズリナをはじめ、ウミユリ、二枚貝、巻 貝などの化石が確認できる。o。liteである石灰岩礫もある。
・礫岩のマトリックスは、砂質マトリックスと泥質マトリックスとに区分でき る。地域によっては、石灰質な泥質マトリックスである場合もある。
ピ岩相鑓紛ンズ状砂嚢を禽む泥岩層:<麹オg>.こ1無、.∴∴∵、
・泥岩部は片理が発達し、層理がわからない。
・泥岩層には、泥岩ノジュール、そして、一定の走向・傾斜をもつレンズ状 砂岩が存在する。
:、岩梱》;:着灰質な部分が多駆ラミチのあ:る淀岩層(:図加ジ∫∴;、…:1::\∫憲惑:黙
・色調は黒色のシルト岩で灰色の細い(1mm程度)ラミナが入ることが多い。
・石灰質な部分がある。
罎相Eζラミヂの発達した泥岩農《偲新潟ぐ、∵、.。.、.,
・色調に特徴があり、黒色と黄褐色もしくは黒色と灰色のシルト質の互層 をなす。
・明瞭なラミナがみられ、リップル構造もみられる層がある。上下判定に利 用できる。
表1:調査地域でみられる5つの岩相タイプ
37
レンズ状石灰岩の産状及びスケッチ
mudstone
2〆(,○ /
r 心
limeston mud stone
レンズ状石灰岩の薄片写真
一100μm平行ニコル
圏100μm
平行ニコル
図18=岩相A「石灰岩レンズを含む泥岩及び石灰質な砂岩層」
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泥質マトリックス
著しい円礫を含む礫岩
スケール=1cm 砂質マトリックス
図19=岩相B「礫岩層」
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産状及びスケッチ
レンズ状砂岩
図20:岩相C「レンズ状砂岩を含む泥岩層」
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岩相D:石灰質な部分が多いラミナのある泥岩層
岩相E ラミナの発達した泥岩層
図21:岩相D及び岩相E
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3.層序と構造
3−1−1.層序
前節で述べた岩相Bは、調査地域内の与作谷北部ルートを除いた全てのルートで みられる岩相である。従って、調査地域内の各ルートで作成した柱状図を、岩相Bの地 層の最上部で揃えて並べた総合柱状図を図22に示す。図22より明らかなように、与 作谷南部ルートで岩相A、岩相B、岩相D、岩相Eの地層を見ることができる。本ルート では、岩相Aの地層群は約400Maの年代を示す黒瀬川古期岩類を不整合に覆って おり、さらにレンズ状石灰岩からペルム紀のフズリナ化石を産し、その上位には岩相B が重なる。岩相Aと岩相Bの地層の相互関係は、与作谷南部ルートでのみ確認でき る。本ルートは層の露出条件も良く、岩相A及び岩相Bの地層間で断層関係も確認で きなかったので岩相Aの地層の上位には、岩相Bの地層が整合に重なると推測され る。岩相Bを示す地層においては、渋利地域ルートの礫岩層に挟まれた薄い泥岩から ペルム紀放散虫化石(後に詳述する)を産出し、衣領東谷ルートの石灰雪礫からはペ ルム紀フズリナ化石が産出する。
馬廻支谷1ルートでは、岩相B、岩相C、岩相D、岩相Eの地層を見ることができる。
馬廻四谷ルート1・馬廻支谷2ルートの地域では、南上位であることが堆積構造から判 明し、岩相Bの礫岩もしくは、粗粒砂岩の上位には、岩相C、さらに上位には岩相D・岩 相Eを示す地層が重なる。この岩相の重なり方は、馬廻谷ルート・馬廻弾入ロルート・
渋利地域ルートでも同様に確認できる。岩相Cを示す地層では、ペルム紀放散虫化石 を産し、岩相Dの上位に重なる岩相Eからは、中生代放散虫化石を産した。
以上のことより、調査地域で広範囲に分布する岩相Bの地層の下位には、岩相Aの 地層が重なり、上位には岩相Cの地層が重なる。さらに、岩相Cの上位には岩相D及 び岩相Eが重なる。岩相A、岩相B、及び岩相Cの地層は、放散虫化石やフズリナ化石 を産し、ペルム紀の年代を示すので、小崎層に相当するといえる。よって、小崎層は、
岩相の特徴から3つの部層に分けられ、層厚約600mの地層群からなる。下位から岩 相Aを示す地層を小崎層下部層、岩相Bを示す地層を小崎層中部層、及び岩相Cを示 す地層を小崎層上部層と呼ぶことにする。
小崎層上部層の上位に重なる岩相Dと岩相Eの地層は、岩相Eから産出した放散虫 化石により中生代と考えられる。岩相Dと岩相Eを示す地層は、それぞれ三畳系松求