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実験構成

ドキュメント内 JAIST Repository https://dspace.jaist.ac.jp/ (ページ 81-85)

第 5 章 総合評価

5.5 総合評価実験

5.5.2 実験構成

まず、比較対象となる会議環境は、被験者 3 名が同部屋内で課題に取り組む「対面会 議」環境、被験者のうち 1 名が市販のテレビ会議システムを介して遠隔会議室から参加 し他の 2 名と共に課題に取り組む「従来の遠隔会議」環境、そして同じ被験者 1 名が代 理人ロボットを介して同様に取り組む「提案する遠隔会議」環境、の 3 種類とする。表 5.1 にそれぞれの会議環境の特徴を示す。

次に、各会議環境での総合評価実験のシステム構成を図 5.7 に従って説明する。

対面会議環境では、会議室内に被験者 3 名が集まり課題に取り組む。従来の遠隔会議 環境では、市販の遠隔会議システムを利用して会議室と遠隔会議室間で遠隔会議を実施 できる環境を用意し、被験者Zは遠隔会議室から会議室内の会議に遠隔参加し、一方会

議室内にいる被験者X、Yは、大型スクリーンに表示されている被験者Zと共に課題に 取り組む。また、被験者Zは必要に応じて会議室に設置されているテレビ会議システム のカメラの遠隔操作をリモコンにより実行可能とする。提案する遠隔会議環境では、5.4 で説明した代理人ロボットとその遠隔操作システムをそれぞれ会議室内と遠隔講義室内 に設置し、DVTS による音声・映像リアルタイム伝送機能も利用することで会議室と遠隔 会議室間で遠隔会議を実施できる環境を用意する。本評価実験では 2 地点遠隔会議の形 態になっているが、多地点遠隔会議の形態にも対応できるように、第 3 章で提案した DV リアルタイムミキシング機構も活用した遠隔会議環境を模擬した。被験者Zは、遠隔会 議室から会議室内の会議に遠隔参加し、会議室内にいる被験者X、Yは被験者Zの顔映 像が表示されている代理人ロボットと共に課題に取り組む。また、被験者Zは必要に応 じて会議室内の代理人ロボットの旋回動作、遠隔カメラのズーム操作、レーザポインタ による遠隔指示等をジョイスティック操作により実行可能とする。なお、上記2つの遠 隔会議環境における会議室と遠隔会議室間のネットワーク伝送遅延時間は、遅延発生器 を用いて第 3 章の評価実験において東京・大阪間のインターネット環境を模擬したとき と同じ片道 7ms に設定した。

後術する定量評価分析を行うため、被験者Zの様子と会議室内の作業の様子を、評価 分析用記録テープに録画した。図 5.8、図 5.9、図 5.10 は、それぞれ対面会議環境、従 来遠隔会議環境、そして提案遠隔会議環境での評価実験風景である。

表 5.1 比較対象となる会議環境の特徴 会議の種別

対面会議 従来の遠隔会議

(従来遠隔)

提案する遠隔会議

(提案遠隔)

会議環境の特徴

・被験者3名が同部屋内において、課題に取り組む。

・市販のテレビ会議システムの利用。

→遠隔会議室からリモコンによる遠隔カメラ旋回、ズーム操作。

→会議室内の大型スクリーンに遠隔会議室の被験者映像を表示。

・代理人ロボットとその遠隔操作システムの利用。

→遠隔会議室からジョイスティックによる遠隔操作。

→顔が表示されるモニタ等から構成される頭部の遠隔旋回。

→レーザポインタによる遠隔指示。

→等身大スケールの全長と表示される顔の大きさ。

→会議室内の被験者による代理人ロボットの移動。

・DVTSとDVリアルタイム処理機構の利用。

→MPEG-4等に比べて低遅延の伝送を実現。

代理人ロボット

ジョイ スティック カメラ

テレビ会議 システム

ホワイトボード DVTS送受信PC

HUB

制御クライアント

モニタ マイク

スピーカ

被験者Z

作業机 被験者X

被験者Y

テレビ会議 システム 遅延発生器

DVミキシングPC HUB

大型スクリーン

マイク&スピーカ 遠隔会議室

会議室

Ethernet

図 5.7 評価実験のシステム構成

図 5.8 対面会議環境での実験風景

会議室内 遠隔会議室内

図 5.9 従来遠隔会議環境での実験風景

会議室内 遠隔会議室内

図 5.10 提案遠隔会議環境での実験風景

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