<建設業における景気判断(実績)の背景・要因の具体的回答内容>
※下記は、アンケートにおける景気判断の背景・要因の主な回答結果をまとめたものである。
実績の景気判断はアンケートの「貴社(事業所)の景気」における「平成 29 年 10〜12 月期」
の判断。記号は、●悪い、▲やや悪い、□普通、○やや良い、◎良い。以下同様。
景気判断(実績)の背景・要因(建設業)
景気 判断 1
・今年 1 月から 10 月まで役所の仕事が一切取れず、積算でくじになっても当たらな い。
● 2 ・元請建設業者からの単価下押し圧力が強烈である。 ●
3 ・競争のためお客の数が減り厳しい状況。 ▲
4 ・大手業者(ゼネコン)の町場への進出。町場事業者の廃業など。 ▲ 5 ・人材不足により仕事が取れない(依頼はある)。単価が低い。 ▲
6 ・人手不足のため仕事が取れない。 ▲
7
・新築戸建の需要が減少気味。特に一次取得者(若者30 代)が少なく全体的に減少 気味である。
▲
8
・アパートバブルの崩壊(金融機関の融資規制)、着工件数減少。不況による戸建住 宅の着工件数減少。
▲
9 ・仕事はあるが単価は上がっていない。 □
10
・小工事が増加、大規模工事は施主の予算不足、銀行ローンが下りない等見送り。相 見積りも多く成約に結びつかなかった。
□ 11 ・固定した大手顧客からの受注を伸ばすが、人材不足が顕著。 □
12 ・社員の努力により何とか前年を維持。 □
13 ・一品生産のため多くの仕事はとらない。 □
14 ・工期の長い工事が増え(規模の大きい工事)、良くなっている。 ○
15 ・建設現場数が増加していると考えるため。 ○
16 ・公共工事の増加、受注が好調であること。 ○
17 ・受注量が増加している。 ○
◆「悪い」「やや悪い」と回答した事業者
・入札で仕事がとれない。競争のため客数が減少。大手業者(ゼネコン)の町場への進出。
・新築戸建の需要が減少気味。不況による戸建住宅の着工件数減少。
・単価が低い。元請建設業者からの単価下げ要求がある。
・人手不足・人材不足のために仕事が取れない。
◆「普通」と回答した事業者
・仕事はあるが単価は上がっていない。小工事が増加、大規模工事は施主の予算不足。
・固定した大手顧客からの受注を伸ばすが、人材不足が顕著。
・社員の努力。一品生産のため多くの仕事はとらない。
◆「良い」「やや良い」と回答した事業者
・受注量が増加。公共工事が増加。建設現場数が増加。
・工期の長い工事が増加。
[実績の概要]
<建設業における景気判断(見通し)の背景・要因の具体的回答内容>
※見通しの景気判断はアンケートの「貴社(事業所)の景気」における「平成 30 年 4〜6 月期」
の判断。記号は、●悪い、▲やや悪い、□普通、○やや良い、◎良い。以下同様。
景気判断(見通し)の背景・要因(建設業)
景気 判断 1 ・先の仕事が決まっていない。特に 4〜6 月頃。 ● 2 ・例年、年度末に工事量が増大し、反動で 4〜6 月が減少する。 ● 3 ・悪い。自社の製品が時代のニーズにあっていない。 ●
4 ・仕事が受注出来なくなったため。 ●
5 ・近県工事の受注が多くなると思うが、毎年 5 月〜9 月までは減少傾向にある。 ▲
6 ・公共工事の受注難が今より厳しくなる。 ▲
7 ・不透明(厳しいと思う)。 ▲
8 ・オリンピックに向けての特需があるか。 ▲
9 ・見通しとしては老齢化が進み、新たに新築希望が少なくなると思う。 ▲
10 ・消費税の警戒が出ている。 ▲
11 ・仕事はあるが単価は上がっていない。 □
12 ・コストの上昇。 □
13 ・世間一般に熟練工不足のため、熟練工が多い所は仕事が増えると思う。 □ 14 ・新規顧客の開拓、獲得をして売上、利益につなげていきたい。 □
15 ・現状、横ばいの見通し。 □
16 ・この先も現状と余り変わらないと思う。 □
17 ・建築物件が着工し動き出した。 ○
18 ・東京五輪前後の建設特需に合わせ工事量が増加の見込み。 ○
19 ・安定した状況が続きそう。 ○
20 ・現状が継続する見通し。 ○
21 ・手持工事が終了し、新規受注が可能となった。 ○
◆「悪い」「やや悪い」と回答した事業者
・仕事が受注できなくなった。公共工事の受注難が今より厳しくなる。自社の製品が時代のニーズ にあっていない。
・先の仕事が決まっていない。不透明。
・例年、年度末に工事量が増大し、反動で 4〜6 月が減少する。毎年、5 月〜9 月までは減少傾向に ある。
・老齢化が進んで新たな新築希望が少なくなる。
◆「普通」と回答した事業者
・コストの上昇。仕事はあるが単価は上がっていない。
・この先も現状と余り変わらない。横ばいの見通し。
◆「良い」「やや良い」と回答した事業者
・建築物件が着工し動き出した。東京五輪前後の建設特需に合わせ工事量が増加の見込み。
・安定した状況が続きそう。現状が継続する見通し。
・手持工事が終了し、新規受注が可能となった。
[見通しの概要]
<建設業におけるヒアリング調査結果>
※下記は、さいたま市内の事業者に対する電話ヒアリング調査の結果をまとめたものである。
景気判断はアンケートの「貴社(事業所)の景気」で、実績は「平成 29 年 10〜12 月期」の 判断、見通しは「平成 30 年 4〜6 月期」の判断。以下同様。
◇住宅建設業(実績▲、見通し▲)
・当社は従業員5人程度の小規模な住宅建設会社で、戸建て・集合住宅を対象として、主に 住宅周辺の外構部、庭回りなどの整備を行っている。大手建設会社の下請けを行い、仕事 をいただいている。最近の傾向として、倉庫、事務所棟などの需要には底堅いものがある。
・ここのところアパートや戸建てのバブルの崩壊で、売上は厳しい状況となっている。受注 件数は3割減少し、一時は事業の見直しも考えた。この背景には、住宅外回り関連の資材 の仕入価格の上昇があり、特に最近は外溝部関係のアルミ製品、ブロック材、門扉などの 価格上昇が収益を圧迫している。また、金融庁の住宅への融資規制が、4 月から8 月にか けて強化されてきたことも響いてきている。さらに人件費高騰もコストアップ要因となっ ている。
・今後の問題として、生産緑地の見直し問題(2022 年問題:生産緑地とよばれる指定農地の 一部が、戸建てやアパート向けの住宅用地となり、不動産市場に供給される)、今増えてい る空き家問題がある。今のところ様子見であるが、当社周辺の農地の宅地並み課税、それ に伴う農業者の世代交代、相続税対策でのアパート建設需要が期待される。そこにいくま でに住宅建設にいかに付加価値をつけるかが大事で、太陽光発電パネルの設置、ガスコー ジェネレーション、建物内の点検修理などの一元管理等、省エネ装置等を検討しなければ ならないと考えている。
・また、2 年後は消費税の導入が検討されているので、一時的にせよ駆け込み需要が期待さ れる。ただ、長期的には少子高齢化に向かって、戸建て住宅の着工件数は減少していくも のと見ている。
◇住宅建設業(実績▲、見通し▲)
・当社は従業員 30 人程度の住宅建設会社である。売上は平成 29 年度の夏冬で減収減益であ るが、これは人手不足が原因で、注文はあるが受注を控えていることによる。今年は毎年 発生する退職者、補充のための新人、中途採用が思うように集まらなかった。周辺では東 北の復興需要が一巡したといわれ、人材も戻ってきていると考えられているが、この人手 不足は大問題である。建築需要はあるがどうしようもない。
・当社では、雇用の確保、人材の確保が大きな課題である。人を募集しても、新卒者は大手 の建設会社に流れ、当社のような中堅の会社には建築設計資格者、技術者は入ってこない。
留学生なども中長期的には考えていかな ければならない。埼玉県は人口の増大が見込ま れ、住宅市場としてはよい環境にあるので、今のところしばらく我慢が続くとみている。
・これからは働き方にもワークライフバランスの考えを取り入れ、やりがいを創出していく ことが重要と考えている。そのため女性の採用に力を入れている。具体的には未就学児を 持つママさんに対しては勤務時間を柔軟にし、また妊婦さんには産休期間の拡大等新たな 仕組みを検討している。さらに中長期的には学校と連絡を密にして、夜間の勤労学生の採 用にも力を入れる予定である。
① 実績
<製造業における景気判断(実績)の背景・要因の具体的回答内容>
景気判断(実績)の背景・要因(製造業)
景気 判断 1 ・得意先の廃業、倒産等による(鋳造業多数)。 ●
2 ・主力の光学業界の超不調。 ●
3 ・金融機関向けが全体的に減少している。 ●
4 ・主力製品の販売が低迷している。新商品の開発に時間がかかっている。 ● 5 ・現行加工製品が海外生産へ移管。その他現行受注品の数量減少。 ▲
6 ・安売り業者の影響で顧客が減少している。 ▲
7 ・年々、顧客数は減少し売上は下降。経費は上昇。 ▲
8 ・材料代の上昇で利益が減少。 ▲
9 ・前年売上は同じだが利益減。人件費その他経費増。 ▲
10 ・雇用人員の不足により、実績上昇せず。 ▲
11 ・製造業のため、安定した人員の確保が課題。技術者不足、低賃金も課題。 ▲
12 ・クレーム処理での損失が影響している。 ▲
13
・受注製造のため、年間中に売上のばらつきはあるものの、1 年を通じるとほぼ変化 はない。
□
14 ・取引先不変。 □
15 ・特に変化なし。 □
16 ・客数、客単価とも昨年並みのため。 □
17
・イベントごとに盛り上がりは見せるが、客足は落ちており爆発的な変化は見られ ないから。
□
18
・客先がグローバル企業のため、世界の景気に左右されるが、北米、欧州及び資源国 の景気が良いために、受注数量が増加した。
○
19 ・主要顧客 2 社の販売が好調なため。 ○
20 ・仕向地が海外市場の製品の受注が好調。 ○
21 ・自動車部品生産が堅調である。 ○
22 ・販売先(親会社)の業績が順調に推移しているため。 ○
23 ・特需があり、生産量が増加した。 ○
24 ・商品開発や為替変動での影響を受けたため。 ○
◆「悪い」「やや悪い」と回答した事業者
・得意先の廃業・倒産。主力業界の不調。
・現行製品が海外生産へ移管。安売り業者の影響で顧客が減少。
・材料代の上昇。人件費及びその他経費が増加。
・雇用人員の不足。技術者の不足。
◆「普通」と回答した事業者
・客数、客単価とも昨年並み。
・特に変化はない。取引先が不変。
◆「良い」「やや良い」と回答した事業者
・海外市場の製品の受注が好調。北米・欧州及び資源国の景気が良いので受注数量が増加。
・主要顧客の販売が好調。販売先(親会社)の業績が順調。
・特需で生産量が増加。
[実績の概要]