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学期ごとの成績表を作る

ドキュメント内 1-1~1-13 (ページ 41-55)

千葉県総合教育センター

3-2.順位を求める(RANK 関数)

■RANK 関数とは・・・

RANK 関数とは指定した範囲内での順位を求める関数です。順位を求める場合の基準を降順(大きい順),または 昇順(小さい順)にすることができます。

■絶対参照とは・・・

例えば,男子 101 の吉田秀樹君の順位を求めるときは・・・

男子 102 の小川修二君の順位も同様です。このように,参照先(この場合は 5 科目合計)が常に変わらない時,

その範囲を固定する参照形式のことを”絶対参照”といいます。

では,この

”絶対参照 ”と RANK 関数を使って,順位を求めましょう。

■RANK 関数の設定

男子 101 吉田秀樹君の順位のセルL5をクリックしてから,

リボン【ホーム】タブの「∑」▼→「その他の関数(F)」をクリックします。

※数式バーの ボタンをクリックしても同じです。

※リボン【数式】タブをクリックし,「関数を挿入」をクリックしても同じです。

クラス全員の5科目合計に対して,

何番目かを求めることになります。

千葉県総合教育センター 関数を設定する「関数の挿入」ダイアログボックスが表示されます。

「順位」で関数の検索をします。

■RANK 関数の設定

「RANK 関数」のきまり

「順序」を入力するときは・・・

降順の場合(大きい順)は,順序に「0」を指定します。(省略可能) 昇順の場合(小さい順)は,順序に「1」を指定します。

数値→順位を求めたい値の 入っているセル

参照→順位を調べる全体の範囲

順序→順序の方法(昇順は1,降 順は0,省略すると降順)

①まず「数値」は吉田君の 5 科目 合計のセルの数値が必要なの で,I5(I 列の 5 行目のセル)を クリックします。

②範囲は参照となる範囲をドラッ グして,絶対参照にする為に,

キーボードの F4 キーを 1 回押 します。

「RANK」を選択し,OK ボタンをクリック します。

参考: 「相対参照」と「絶対参照」

相対参照 絶対参照

数式が入力されているセルを基準として,相対的な位 置のセルを参照します。

つまり,数式をコピーすると,コピー先に応じて参照 するセルの位置も変化します。

参照セル [D5:H5]

参照セル [D22:H22]

数式が入力されているセルの位置にかかわら ず,絶対的なセルの位置を参照します。

つまり,数式をコピーしても,参照するセルの位 置は変化しません。

参照セル [I5:I24]

*F4 で,絶対参照[$I$5:$I$24]

吉田秀樹君の順位が計算されます。

他の生徒の順位も出しましょう。

オートフィル機能で関数の式をコピーします。

生徒全員の順位が,

計算されます。

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 参考:Excel2010 の Excel2007 以前との互換性を考えた関数の利用

Excel2010から,「順位」を求めるRANK関数は,下記のように拡充しました。

RANK.EQ 同一順位の場合は,その順位の中の最上位を返します。

RANK.AVG 同一順位の場合は,その順位の中の平均値を返します。

RANK 互換性関数。RANK.EQと同じ結果になります。

■RANK.EQ関数の設定

① 本書手順3-2(P40).で挿入したRANK関数を削除し,L5をクリックします。

② 男子 101 吉田秀樹君の順位のセルL5をクリックしてから,

リボン【数式】タブの「その他の関数」▼→「統計」→「RANK.EQ」を選択します。

③ 「関数の挿入」ダイアログボックスで下図のように設定後,OKボタンをクリックします。

④ 右図のように,順位が求められたことを確認後,セルL5のオートフィルハンドル+にマウスカーソルを合わせてダブ ルクリックします。

※次頁に続く

「数値」に「I5」を指定します。

「参照」で「I5」から「I24」を指定後,

キーボード F4 キーを押し,セルを絶対座標 に指定します。

便利なようですが,Excel2010で新しく加わった関数を使用したブックをExcel2007で開くと,「_xlfn.」が先頭に表示され,

エラーになり利用できません。

例)セルL5のRANK.EQ関数

「_xlfn.RANK.EQ(I5,$I$5:$I$24)」

再度,Excel2010 でこのブック開くと「#NAME?」エラーは,問題なく計算値を表示できます。

こういったことをふまえて,Excel が 2003,2007,2010 と 混在する環境では,RANK 関数は,リボン【数式】タブの

「その他の関数」の「互換性」分類から使用してください。

「_xlfn.」が関数名の前に表示され,

認識されなくなっています。

数値を変更すると,順位の結果が

「#NAME?」エラーになります。

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3-3.IF 関数を使って条件に当てはめる

ある一定の条件を定めて,それについて真か偽かというような判断結果をもたらす関数を IF 関数といいます。

■IF 関数の設定

まず,男子 101 吉田秀樹君の評価のセル(K5)をクリックします。

次に,「関数の挿入」ダイアログボックスを表示します。(リボン【ホーム】タブ「∑」→「その他の関数(F)」)

「関数の検索(S)」に「論理」と入力し,

検索ボタン(G)をクリックします。

「IF」を選択し,OK ボタンをクリック します。

論理式→条件となる式

偽の場合→条件を満たさない 場合に表示する値 真の場合→条件を満たす場合

に表示する値

①まず,「論理式」は吉田君の 5 科目合 計が300点以上か未満かを判断する ので,I5(I 列の 5 行目のセル)をクリ ックして,その後条件の(>=300)とい う式を追加入力します。

②真の場合,偽の場合に返す値は,論理式に対して,

K5のセルにどんな値を表示するかを入力します。

今回は「真の場合」は合格,「偽の場合」は,不合格 です。

また,文字列が入力されたときは””で囲まれて表示 されます。

RANK 関数の時と同様にオートフィル機能で IF 関数の式をコピーします。

このように表示されます。

この場合,吉田君の 5 科目合計点数 は 300 点以上なので”合格”という値 が K5 のセルに表示されます。

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今までは関数を使用するときに参照する値を,数値や文字列,セルを参照してきましたが,ここに関数を指定す ることが出来ます。このように関数を使用することを「ネスト」といいます。

関数をネストすると,1 つの関数では出来ない複雑な処理を行なうことが出来ます。

<参照> 関数のネストを使ってみましょう。

条件は,吉田君の 5 科目合計点がクラス全体の 5 科目合計の平均点以上なら「合格」,未満なら「不合格」を表示 する。

※新しく式を入れるので K5 から K24 の式をクリアしてください。

「関数の挿入」ダイアログボックスを表示します。

その中から,「IF 関数」を選択し,「関数の引数」ダイアログボックスを表示します。

【Column】IF 関数のネスト

IF(I5>=300,”合格”,”不合格”)

IF(I5>=AVERAGE($I$5:$I$24),”合格”,”不合格”)

平均を求める関数 ↑

第一レベル(1つ目の条件)

※条件は第64レベル(64つ)まで設定することができます。

ネスト

②その他の関数▼ボックスをクリックし,

その中から,「AVERAGE」を選択します。

①セル K5 をクリックし,「IF 関数」の ダイアログボックスの[論理式]に 条件式 『 I5>= 』を入力します。

※AVERAGE 関数のダイアログボックスに変わったことを確認します。

※IF 関数の「関数の引数」ダイアログボックスが再び表示され,IF 関数の論理式内に AVERAGE 関数が設定されていることを確 認します。

AVERAGE 関数の設定の部分で設定した式が 入力されています。これが,クラス平均を求める 式です。

⑤条件の結果返す値,合格または不合格を,

入力します。

このようにネストを使えば,はじめに 5 科目の平均を出さなくても直接求めることが可能です。

④数式バーの式の「 」の中,IF の部分をクリックします。

結果が表示されます。

評価の列を完成させましょう。

③「数値 1」にクラス全体の 5 科目合計のセル を範囲指定し,キーボード F4 キーを押し 絶対参照にします。

注意!

ここで,OK ボタンを押しては いけません。

千葉県総合教育センター 3-4.条件付書式を使用する

セルの書式に条件をつけて,合格,不合格を見やすくしてみましょう。

今回セルにつける条件は「不合格の場合はセルに色をつける」です。

※「ユーザー設定の書式」をクリックすると「セルの書式設定」ダイアログを表示させることができ,任意の色の組み合わせ を作成できます。

条件をつけたいセルを範囲指定して,

リボン【ホーム】タブの「条件付き書式」→

「セルの強調表示ルール(H)」→

「指定の値に等しい(E)」をクリックします。

「次の値に等しいセルを書式設定」欄に,「不合格」

を入力し,色の組み合わせをクリックします。

「セルの書式設定」ダイアログボックスが表示さ れます。

「塗りつぶし」タブを選択し,好きな色を選択し たら,OK ボタンをクリックします。

最初の「条件付き書式の設定」ダイアログボックスに戻ります。

Excel2007 新機能

Excel2007 から条件付き書式設定のパターンが増えました。

Excel2010 では「データバー」の「塗りつぶし(グラデーション)」と「アイコンセット」の種類が増えました。

データバーの他に,カラースケール(色分け)や,アイコンセット(右図参照)などを 選択できます。

注意 ! !

Excel2003 以前の条件付き書式と,新機能で追加された条件付き書式を混在させるとファイルが壊れて開けなく なることがあります。条件付き書式を利用する際は,保存形式(バージョン)を統一してください。

OK ボタンをクリックし ます。

不合格のセルには色がつい

て見やすくなります。

Excel2007 からの新機能

5 科目合計を範囲選択し,リボン【ホーム】タブの

「条件付き書式」→ 「データバー」→「紫のデータ バー」をクリックします。

千葉県総合教育センター 3-5.順番を並べ替える

作成した成績表などの順番を出席番号順から順位順に並べ替えてみましょう。

リスト内の任意のセルをアクティブにしてから・・・

※順位順に習並び変わったことを確認後,出席番号順に戻しておきます。

★Excel2007 新機能

Excel2003 以前のバージョンでは,並べ替えは最大第 3 キーまででしたが,Excel2007 からは,「並べ替え」ダイアログ ボックスの「レベルの追加」ボタンを押すことで,最大 64 キーまで指定できるようになりました。

「並べ替え」ダイアログボックスが表示されます。

「最優先されるキー」に「順位」,「並べ替えのキー」を

「値」,「順序」を「昇順」とし,OK ボタンをクリックします。

リボン【データ】タブの「並べ替え」を クリックします。

Excel 2007 からの新機能

”順位”が最優先されるキ

ーとして並べ替わりました。

ドキュメント内 1-1~1-13 (ページ 41-55)

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