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学内連携事業

ドキュメント内 GLOCOL 年報 2012 (ページ 92-98)

1.未来戦略機構との連携

未来戦略機構は総長のリーダーシップのもと、部局横断的な教育・研究を推進するために2012年度より設置されている。

未来戦略機構の説明には「専門領域の教育・研究はこれまで各部局で行われていましたが、現代社会には多様な面から解決す るべき幾多の課題が立ちはだかり、専門領域を越えた新たな取り組みが求められています。そのため、未来戦略機構では総長 を機構長として、中長期的視野に立ち大学全体を俯瞰しつつ、部局横断的に教育・研究を推進します。」と述べられている。未 来戦略機構設置の主旨はGLOCOLの設置理念とつながるものがありGLOCOLは機構側の要請を受けて、機構の運営を通じ ての部局横断的な教育・研究に貢献した。

1)超域イノベーション博士課程プログラム

このプログラムは、文部科学省による「博士課程教育リーディングプログラム」のオールラウンド型に採択されたプログラ ムであり、大阪大学・未来戦略機構・第一部門に位置付けられている。GLOCOL は本プログラムに対し、主として海外体験 型教育プログラムの構築と実施に参画した。GLOCOL からは、宮原  暁准教授、上田晶子特任准教授、敦賀和外特任准教授 らが、兼任教員としてプログラム委員会に参加し、吉富志津代特任准教授がフィリピンでのフィールドスタディの運営・実施 に携わった。

2)未来共生イノベーター博士課程プログラム

このプログラムは、文部科学省による「博士課程教育リーディングプログラム」の複合領域型に採択されたプログラムであ り、大阪大学・未来戦略機構・第五部門に位置付けられている。GLOCOLは本プログラムの選択科目として、「グローバルコ ラボレーションの理論と実践」、「グローバル共生実践演習」、「多言語共生社会演習」を提供した。津田  守教授、常田夕美子 特任准教授が兼任教員としてプログラム委員会に参加し、国際連携WGの一員として教育プログラム開発に携わった。

2.全学教育推進機構との連携

大阪大学全学教育推進機構(CELAS)は、学部から大学院までの教養教育のさらなる充実、各部局を中心とした教育プロ グラムによる教育改革の全学的な展開、大学内の教育資源を活かした語学教育の充実、教育の質保証に向けた学習機能の強化 等を図り、大学として組織的に教育を推進するため、「大学教育実践センター」を発展的に解消し、2012年4月1日に設置さ れた。

全学教育推進機構は、大学院を含む教養教育や全学横断的な教育を企画する機能等を持った組織であり、企画開発部と実施 調整部の2つの部を置き、企画開発部の下には6つの部門(学部共通教育部門、大学院横断教育部門、言語教育部門、海外教 育部門、スポーツ・健康教育部門、教育学習支援部門)、実施調整部の下には3 つの部会(基礎教育部会、教養教育部会、言 語教育部会)が置かれている。

GLOCOLは、企画開発部の大学院横断教育部門と海外教育部門の2つの部門の運営に参画しており、海外教育部門に関し

ては、国際教育交流センターと並んで主管部局となっている。大学院横断教育部門においては、高度教養教育プログラム「知 のジムナスティックス」、高度副プログラム、副専攻プログラムが、CSCD科目、グローバルコラボレーション科目、そして、

平成12年度に新設された学際融合科目が管理されており、GLOCOLは、グローバルコラボレーション科目のすべてと、高度 教養プログラム「知のジムナスティック」、高度副プログラムの一部を開発、提供している。(詳細はpp.34-40)

   

3.兼任教員会議

GLOCOL 兼任教員との情報交換および連携促進のための機会として、毎年、兼任教員会議を開催している。兼任教員会議

では、GLOCOL の活動報告、年次計画の報告を行うとともに、兼任教員を主体とする共同研究の成果報告、ならびに新年度 における共同研究課題の公募概要について説明を行っている(詳細はpp.41-52)。第7回の兼任教員会議は、以下のように行 われた。

【開催日・場所】

2012年6月5日、大学会館アセンブリー・ホール(豊中キャンパス)

【報告】

1)「2011年度GLOCOL共同研究の成果報告および中間報告」

・成果報告

学内連携型:池田光穂・CSCD教授 牧本清子・医学系研究科教授 池  道彦・工学研究科教授

竹内俊隆・国際公共政策研究科教授 西村謙一・国際教育交流センター准教授 国際連携型:森田敦郎・人間科学研究科准教授(代理発表)

三宅  淳・基礎工学研究科教授 国内連携型:本庄かおり・GLOCOL特任准教授

・中間報告

学内連携型:山内直人・国際公共政策研究科教授

2)「2011年度GLOCOL共同研究の講評と2012年度GLOCOL共同研究の新規募集の趣旨説明について」

宮原曉(GLOCOL副センター長)

3)「2011年度GLOCOL活動報告について」大橋一友(GLOCOLセンター長)

4)「2012年度 新体制について」大橋一友(GLOCOLセンター長)

5)「新体制の下での2012年度事業計画について」大橋一友(GLOCOLセンター長)

4.フィールドスタディに関する学内連携

2012年度、GLOCOLでは計14の海外フィールドスタディ・プログラムを実施した。これらのプログラムに参加した学生 の所属は、文系・理系を問わず、さまざまな部局にわたった。参加学生の部局別の詳細については、p.33を参照のこと。

5.セミナー

●第89回  GLOCOLセミナー/公衆衛生セミナー 日本における健康の社会決定要因

The Osaka Public Health Symposium: Social Determinants of Health in Japan

【開催日・場所】

2012年7月28日〜30日、コンベンションセンター(吹田キャンパス)

【言語】

日本語

【概要】

本学「健康医療問題解決能力の涵養」教育プログラムでは、複雑化する健康医療分野の諸 問題に対処し解決する能力を身につけることを目的とし、2007年度よりスタートした。プロ グラムでは古典的な疫学に加えて社会経済的要因等の健康の社会決定要因の重要性を鑑み、

積極的な文理融合教育プログラムを実践してきた。その一環として一昨年度よりユニヴァー シティ・カレッジ・ロンドン(UCL)と大阪大学で「公衆衛生セミナー:日本における健康 の社会決定要因(Osaka Public Health Seminar: Social determinants of Health in Japan)」

(疫学各論)を共同開催している。今年度のセミナーではこの分野で世界をリードしている ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)のエリック・ブルーナ博士(大阪大学招聘 教授)、ノリコ・ケーブル博士(上級研究員)、ハーバード・スクール・オブ・パブリックヘ ルス(HSPH)のイチロー・カワチ博士、日本の公衆衛生や社会疫学をリー

ドする先生方をお招きし、日本の健康の社会決定要因に関する集中セミナー を開催した。

【備考】

主催:大学院医学系研究科公衆衛生学 共催:GLOCOL

● 第91回  GLOCOLセミナー

『ヨーロッパ』概念の変遷 ʊ 18世紀末から現代を見る ― ジュネーブ高等研究所で学ぶ意義 Idea of Europe from Antiquity to the Late Eighteenth Century and its Lessons for Today

【講演者】

ドミニク・エッゲル博士(ジュネーブ高等研究所・国際プログラム上級代表)

【開催日・場所】

2012年10月12日、国際公共政策研究科 6F会議室(豊中キャンパス)

【言語】

英語

【概要】

セミナーの第一部では、多くの国連機関等が居を構える国際都市スイス・ジュネーブにお いて、国際政治及び開発研究の分野で名高いジュネーブ高等研究所の概要及び留学の機会に ついてエッゲル博士より講義いただいき、第二部では、エッゲル博士の専門である近代ヨー

ロッパ史の視点から、「ヨーロッパ」という概念の変遷について18世紀末を焦点に講義いただいた。

【講師紹介】

Dominic Eggel obtained his PhD in International History and Politics from the Graduate Institute of International and Development Studies, Geneva. Dr. Eggel also earned a Licence in International Relations and a Master in International History and Politics from the Graduate Institute, Geneva, as well as a Diploma in International Studies from the University of Technology, Sydney. With the support of the Swiss National Science Foundation, Dr. Eggel worked as a visiting fellow at the Forschungszentrum Europäische Aufklärung in Potsdam and at the Humboldt University in Berlin. Dr. Eggel's research focuses on the history of ideas, epistemology and theory of history, modern European history, and the history of globalization. He is the author of a book on Herder, an edited volume on the idea of Europe in the eighteenth century and several articles on the idea of Europe, the Weimar Classics and nationalism Dr. Eggel's thesis on the Idea of Europe in Classical Weimar: the case of Goethe, Schiller, Herder and Wieland was awarded the Latsis Prize 2011 of the University of Geneva as well as the 2011 Pierre Dubois Prize of the Graduate Institute of International and Development Studies.

【ジュネーブ高等研究所概要】

The Graduate Institute of International and Development Studies, Geneva, is one of the world's leading centres of teaching and research which focuses on international relations and development issues. The Institute has a long-standing reputation of excellence and shares strong ties with the international and non-governmental organisations in Geneva as well as being home to a diverse and vibrant group of students and faculty from all over

the world. The Graduate Institute awards an important number of scholarships to Master and PhD students for its study programs according to the criteria of merit and financial need. It counts amongst its alumni Kofi Annan (former UN secretary general), Hans-Gert Pöttering (former President of the European Parliament), Hernando de Soto (President of Peru's Institute for Liberty and Democracy), Nobuyuki Idei (former Chairman of Sony Corporation), as well as the foreign ministers of Switzerland, Micheline Calmy-Rey (retired 2012), and Mexico, Patricia Espinosa. The Graduate Institute provides its students with job and internship opportunities in the many IOs and NGOs that are neighbouring it, including the WTO, UNHCR, WIPO, ILO, ICRC, UNEP, UNDP, WHO, Amnesty International.

【備考】

主催:GLOCOL

共催:大学院国際公共政策研究科、EUインスティテュート関西事務局(EUIJ Kansai)

● 第92回  GLOCOLセミナー サンガレン・シンポジウム説明会 Introduction to St. Gallen Symposium

【開催日・場所】

2012年11月15日、STUDIO(全学教育総合棟I-3F)(豊中キャンパス)

【言語】

英語

【概要】

サンガレン大学の学生団体が運営しており、「学生版ダボス会議」とも呼ばれているサンガ レン・シンポジウムは1970年に始まり、例年5月にスイス・サンガレン市に

て政官学各界のリーダー約600人と世界各国の学生200人等が参加して行わ れる。この過去のシンポジウムには、ラガルド前仏経済・財政・産業大臣(現 国際通貨基金(IMF)専務理事、コフィ・アナン前国連事務総長、ヨハン・

ガルトゥング教授ほか、日本人では天野国際原子力機関(IAEA)事務局長、

三木谷楽天代表取締役会長兼社長等がスピーカーとして参加したことがある。

2013年の第43回は2013年5月2日と3日に「Rewarding Courage」をテー マとしてサンガレン大学にて開催予定である。このシンポジウムへの参加方 法や内容などを主催するサンガレン大学学生団体の実行委員より直接説明い ただいた。

【備考】

主催:GLOCOL

共催:大学院国際公共政策研究科

● セミナー

日本発一村一品運動の世界展開を知る ― ブランドをつくるってどういうこと?

【開催日・場所】

2012年11月16日、ステューデント・コモンズ  セミナー室1(豊中キャンパス)

【言語】

日本語

【概要】

最近よく耳にする地域ブランド戦略とは、地域資源(モノ)のブランド化を起点に地域経 済を活性化し、自主自立の気風と創意工夫で行動するヒトを育成する、プロセスそのものだ。

ドキュメント内 GLOCOL 年報 2012 (ページ 92-98)

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