所 管 省 庁 等 : 総 務 省
○ 県 主 管 課:総務部市町村・税務局市町村課
事業の目的及び概要
地方から東京等への人口流出は、大学等進学時と大学卒業後の最初の就職時という2つの時点 において顕著であるため、地方公共団体と大学等が連携して雇用創出、地元企業と学生のマッチ ング等を行うことで、若者の地元定着を促進する。
事業主体
市町村
対象事業等
地方公共団体と大学等が具体的な数値目標を掲げた「協定」を締結し、連携して行う雇用創 出・若者定着の取組で、以下の1〜4の要件のすべてを満たすもの。ただし、地方公共団体と公 立大学等が連携して行う取組については、1、2及び4を満たす場合には、財政措置の対象とな る。
1.地方公共団体と大学等の間で協定を締結した取組であること(協定には、雇用創出・若者定 着に係る具体的な数値目標、成果を検証する旨及びその体制の記載が必要)
2.雇用創出・若者定着に係る取組であること 【具体的な取組例】
・ICTやサテライトキャンパスを活用した都市部の大学との単位互換を通じた地元大学へ の入学促進
・地元企業と学生のマッチングによる地元企業との関わりの強化
・地方大学、地方公共団体及び地元企業の共同研究による産業振興 等
3.大学等の取組が、文部科学省の補助事業「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」又 は「大学教育再生加速プログラム」に採択されたものであること
4.まち・ひと・しごと創生法に基づく市町村総合戦略に位置付けられたものであること
財政支援措置
特別交付税措置 ⇒ 措置率:0.8(財政力に応じた補正有)
上限額:一団体あたり1,200万円
【地方公共団体と公立大学等が連携して行う取組で、上記1、2及び4を満たす場合】
特別交付税措置 ⇒ 措置率:0.8(財政力に応じた補正有)
上限額:一団体あたり2,400万円
留意事項等
市町村が大学等と協定を締結したときは、当該協定の写しを都道府県を通じて総務省に送付す る必要がある。
主な事例
施策
2
46. 「地域おこし協力隊」制度
所 管 省 庁 等 : 総 務 省 地 域 力 創 造 グ ル ー プ
○ 県主管課:総務部市町村・税務局市町村課
企画振興部地域・文化振興局地域振興課
事業の目的及び概要
都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を移動し、生活の拠点を移した者を、地方公共 団体が「地域おこし協力隊員」として委嘱。隊員は概ね1年以上3年程度地域で生活し、地域協力 活動に従事。
事業主体
市町村、都道府県
対象事業等
地域協力活動:地域力の維持・強化に資する活動
(地域協力活動の例)地域おこし活動の支援、農林水産業の応援、住民の生活支援 等
財政支援措置
【特別交付税の算定対象等】
・募集に係る経費として、1自治体あたり200万円を上限
・隊員1人あたり400万円を上限(報償費200万円・活動費200万円)
※ 平成27年度から、隊員のスキル等を考慮したうえで、報償費を最大250万円まで 支給可能(1人あたりの上限400万円は変わらない)。
・地域おこし協力隊員等の起業に要する経費として、最終年次又は任期終了翌年に起業する者 1人あたり100万円を上限
留意事項等
・委嘱期間は、概ね1年以上、最長3年。
・3年を超える場合は、特別交付税措置はされないが、活動を続けることは可能。
主な事例
【県内隊員数(※ 特別交付税ベース)】
H26:計17名
玉名市(2) 山鹿市(1) 菊池市(1) 上天草市(1) 天草市(1)
美里町(1) 和水町(3) 南小国町(1) 小国町(1) 高森町(1)
甲佐町(2) 山都町(2)
H27:計39名
熊本県(1) 荒尾市(4) 玉名市(2) 山鹿市(1) 菊池市(6)
上天草市(1) 天草市(1) 美里町(5) 和水町(3) 大津町(3)
南小国町(2) 小国町(2) 高森町(1) 山都町(2) 湯前町(2)
五木村(3)
H28:計77名
熊本県(1) 荒尾市(5) 水俣市(3) 玉名市(1) 山鹿市(3) 菊池市(10)
宇土市(3) 上天草市(1) 宇城市(3) 合志市(2) 美里町(4) 和水町(5)
大津町(4) 南小国町(2) 小国町(3) 高森町(4) 御船町(2) 山都町(3)
錦町(2) 多良木町(2) 湯前町(3) 水上村(2) 五木村(6) 球磨村(2)
あさぎり町(1)
施策
2
47. 「集落支援員」制度
所 管 省 庁 等 : 総 務 省 地 域 力 創 造 グ ル ー プ
○ 県主管課:総務部市町村・税務局市町村課
企画振興部地域・文化振興局地域振興課
事業の目的及び概要
地域の実情に詳しく、集落対策の推進に関してノウハウ・知見を有した人材が、地方自治体か らの委嘱を受け、市町村職員と協力して集落の巡回、状況把握等を実施。集落支援員が、集落へ の「目配り」として、集落の状況把握、集落点検の実施、住民と住民、住民と市町村の間で話し 合いの促進等を実施。
事業主体
市町村、都道府県
対象事業等
・集落支援員は、市町村職員と協力し、住民とともに、集落点検を実施
※ 点検項目の例「人口・世帯数の動向」、「通院・買物・共同作業の状況、農地の状況」、「地 域資源、集落外との人の交流、UIターン、他集落との連携の状況など」
・集落点検の結果を活用し、集落のあり方について話し合い
・集落点検や話し合いを通じ必要と認められる施策を実施
財政支援措置
支援員1人あたり350万円を上限(他の業務との兼任の場合、1人当たり40万円を上限)
【特別交付税の算定対象】
・集落支援員の設置に要する経費
・集落点検の実施に要する経費
・集落における話し合いの実施に要する経費
・点検、話し合いを通じ必要と認められる施策に要する経費
留意事項等
この制度は、過疎地域に所在する集落や、高齢者比率が一定以上の集落など特定の集落に限定し ていない。
主な事例
【県内の支援員(専任のみ)※ 特別交付税ベース】
H25 多良木町(1名)、相良村(1名)
H26 多良木町(1名)、相良村(1名)
H27 山都町(2名)、多良木町(1名)、相良村(2名)
H28 西原村(1名)、南阿蘇村(2名)、山都町(2名)、多良木町(1名)、
相良村(1名)
施策
2
48. 「外部専門家(アドバイザー)」派遣制度
所 管 省 庁 等 : 総 務 省 地 域 力 創 造 グ ル ー プ
○ 県主管課:総務部市町村・税務局市町村課
企画振興部地域・文化振興局地域振興課
事業の目的及び概要
地域独自の魅力や価値の向上に取り組むことで、地域力を高めようとする市町村が、地域活性 化の取組に関する知見やノウハウを有する外部専門家を招へいし、指導・助言を受けながら取組 を行う場合の外部専門家に関する情報提供及び招へいに必要な経費について総務省が支援。
事業主体
定住自立圏を実施する市町村、条件不利地域を有する市町村
対象事業等
外部専門家(地域力創造アドバイザー)を年度内に延べ10日以上又は5回以上(※ 1)招へい して、地域独自の魅力や価値を向上させる取組を実施した場合、市町村に対して特別交付税措置
※ 1:日帰りの場合は1回あたり6時間以上を確保すること
財政支援措置
【特別交付税の算定対象等】
【対象経費】
・外部専門家及び外部専門家の活動を支援する者(※ 2)に対する旅費・謝金(報償費)
(先進市町村職員の場合は旅費のみ)
・ワークショップ等に係る経費(印刷費、車両・会場借上費に限る。)
※ 2:地域人材ネット登録者もしくは外部専門家に準ずる指導を行うことができる者
【上限額等】
・専門家活用区分、財政力指数に応じて一定額を上限
(財政力指数が全国平均以下の市町村が民間専門家を活用する場合、560万円を上限)
留意事項等
・外部専門家(地域人材ネット登録者)については、総務省ホームページに掲載
・平成29年10月現在、347名・組織を登録
(民間専門家324名、先進市町村の職員16名、先進市町村の組織78組織)
主な事例
※ 特別交付税ベース H25 阿蘇市 H26 なし H27 なし
H28 甲佐町、多良木町
施策
2
49. 「地域おこし企業人」交流プログラム
所 管 省 庁 等 : 総 務 省 地 域 力 創 造 グ ル ー プ
○ 県 主 管 課:総務部市町村・税務局市町村課 企画振 企画振興部地域・文化振興局地域振興課
事業の目的及び概要
三大都市圏に勤務する大企業の社員が、そのノウハウや知見を活かし、一定期間地方自治体に おいて、地域の独自の魅力や価値の向上、安心・安全につながる業務に従事することで、地方圏 へのひとの流れを創出。
事業主体
市町村
対象事業等
【地域における企業人の活動事例】
・観光連携組織(DMO、観光協会等)において、滞在型観光や外国人観光客誘客など企画商品 の開発や運営に従事
・職務経験を活かし、接遇講座の講師や企業が運営する広報誌やマルシェと連携した特産品販売 事業に対する助言を実施
・既存事業についてマーケティング分析やビックデータの活用により検証し、今後の事業の方向 性について提案
【活動地域】
・定住自立圏に取り組む市町村(中心地及び近隣市町村)
・条件不利地域を有する市町村
【期間】
・6月〜3年
財政支援措置
【特別交付税の算定対象等】
・企業人の受入の期間前に要する経費(派遣元企業に対する募集・PR、協定締結のために必要 となる経費)
上限額 年間100万円(措置率0. 5)/団体
・受入に要する経費
上限額 年間350万円/人
・企業人が発案、提案した事業に要する経費 上限額 年間100万円(措置率0. 5)
留意事項等
派遣形態及び派遣期間中の地域おこし企業人の勤務条件等については、派遣元企業と受入自治 体が合意した上で決定すること、受入自治体は、総務省から必要な情報提供等を行うため、本プ ログラムの実施前に総務省へ連絡すること。
主な事例
※ 特別交付税ベース
H27 天草市
H28 天草市
施策