環境 と共に生きるための体制と取り組み
環境マネジメントシステムの構築
大和ハウス工業では、環境担当役員を委員長とする全社環 境推進委員会を設置し、活動の方向性について審議・決定し ています。
また大和ハウス工業の全国13工場と生産購買本部、大和 工商リース(株)の全事業所において、そして大和物流(株)の 三重営業所、奈良営業所・環境管理室・関西配送センターに おいて、国際規格ISO14001の認証を取得しています。
2
資源保護
3
自然環境との 調和
1
地球温暖化 防止
4
有害化学物質に よる汚染の防止 環境活動重点テーマ
私たちは、「人・街・暮らしの価値共創グループ」として、未 来を見据えた環境思考に努め、より環境に配慮した商品・
サービスの提供を通じて、環境と共生し人が心豊かに生き る社会の実現を目指します。
kg/百万円※
05 06 07 08
143.56 130.01
143.56 138.78 133.99 129.21
150
130 140
120 110
目標 実績
m3/百万円※
05 06 07 08
1.21 1.05
1.21 1.19 1.18 1.17
1.5
1.0
0.5
0
目標 実績 kg–CO2/百万円※
05 06 07 08
267.76 254.06
267.76 263.3 258.84 254.37
270
260
250
240
目標 実績
kg/百万円※
05 06 07 08
1.029 1.014
1.029 1.019 1.008 0.998
1.05
1.00
0.95
0.90
目標 実績
Daiwa House Group
68 69
Our Environment Commitment
CO2 排出量
廃棄物排出量
水使用量
PRTR対象有害化学物質使用量 事業活動を通じた取り組み
■環境リスク低減(大和ハウス工業)
各事業所・工場の廃棄物などの環境データについては、イ ントラネット上の環境情報システム「ei-system」で把握・
管理しています。また、産業廃棄物の不法投棄問題では、定 期的に処理フローの確認や処分場の視察・調査を行ってい るほか、本社部門による内部監査を実施しています。
■環境負荷低減
京都議定書の発効を受けて、事業所の冷暖房のエネルギー 使用量を減少させるなど、CO2排出量削減に取り組んでい ます。また住宅の新築現場ではゼロエミッション(リサイク ル率100%)を達成する(大和ハウス工業)ほか、環境に配慮 した原材料の調達に努めています。
環境に配慮した商品開発
大和ハウス工業は、ニッコー(株)と共同で安全性に優れ た小型風力発電機「風流鯨」(写真上)を開発しました。
戸建住宅商品には、以下の目標を設定しています。
● 冷暖房エネルギーの消費削減とCO2排出量削減のため に、2007年度に販売する全ての住宅を「次世代省エネ ルギー基準対応住宅」とする。
● 2007年度に販売する50%の住宅を「環境共生住宅」※ とする。
※ 「地球環境の保全」「周辺環境との親和性」「居住環境の健康・快適性」という3つの考 え方に基づいた住まいづくりのことであり、(財)建築環境・省エネルギー機構が認定 する制度です。大和ハウス工業は2005年度に建設実績総合1位を獲得しました。
※ 大和ハウス工業単体の売上高1百万円当たり換算値を 表しています。
研究開発費(左軸)
研究部門人員数(右軸)
02 03 04 05 06 7,500
4,500 6,000
3,000 1,500 0
350
210 280
140 70 0
百万円 人
研究開発費と研究部門人員数
Our Quality 6
1994年に開設された総合技術研究所では高品質か つコストパフォーマンスに優れた商品や技術を提供 していくため、安心・安全、スピード・ストック、福祉、
環境、健康、通信をキーワードに、建物のハードウェ アだけでなく、生活者の視点に立ったソフトウェアや 地球環境に対する配慮など、住まいや建築に関する多 彩な研究活動を展開しています。
産・官・学・ユーザーと広く連携しながら、長期的な展 望の下で多面的に研究活動に取り組むことで、お客さ まの快適で安全な暮らしの実現と建築技術を核とし たトータルソリューションの提供を目指しています。
品質 への誇りは、積み重ねた研究の成果
Daiwa House Group
70 71
Our Quality Commitment
業界最高水準の耐震・制震性能を持つ住宅の新工法を開発
大和ハウス工業は、耐震・制震性能と設計の自由度を同時 に高められる軽量鉄骨造戸建住宅の新工法を開発しました。
この新工法の住宅は、世界最大の実大三次元震動破壊実験施 設(愛称:E−ディフェンス(写真上))※で民間企業初の実大 震動実験を通じて、多くの耐震・制震性能値(応答加速度・応 答変位など)を検証し、業界最高水準(当社調べ)であること を確認しました。
※ 「独立行政法人防災科学技術研究所 兵庫耐震工学研究センター」内
フレンドリーデザインを展開
住む人にとって優しい設計思想として、ユニバーサルデザ インの基本である「使いやすさ」「わかりやすさ」「安全性」に 住空間との調和を意味する「美しさ」をプラスした独自のデ ザインコンセプト「フレンドリーデザイン」を積極的に住宅 や建築物に取り入れています。
人間工学的な視点など多角的な検証を行い、特定の高齢者 や障がい者の方はもちろんのこと、子どもや妊婦の方など誰 もが快適で健康な生活を送ることができる空間作りを目指 しています。
※ スライドベンチ付きシューズボックス(写真中):
年齢、身長、性別の異なる多くの被験者に、様々な種類の靴の脱ぎ履きを試しても らうことで、より多くの人に適したベンチの高さを決めています。
環境分析体制を構築
総合技術研究所内に環境分析室(写真下)を新設し、大気・
水・土壌などに排出される有害物質を調査するための分析機 器などを整備しました。大和ハウスグループが取り扱う土地 の土壌汚染、建築物解体時のアスベスト対策、自社工場にお ける有害物質管理などの調査と改善活動を推進しています。
また2005年11月には、住宅メーカー初の濃度計量証 明事業所として登録(正式名称「水または土壌中の物質の濃 度 平成17年11月22日奈良県第75号」)しました。分析 データの信頼性確保のための技術向上に努めています。
Action
75
住宅事業戸建住宅部門 マンション部門 賃貸住宅部門 住宅リフォーム部門 仲介
87
商業建築事業商業施設部門
物流・医療介護等建築部門
95
リゾート・スポーツ施設事業98
ホームセンター事業100
その他事業グループの事業領域
35,000 Hearts
— Field of Action
73
Daiwa House Group
74 806.003 75
791.98 800.63 854.574 909.587 売上高(左軸)
営業利益(右軸)
42.932 39.134 48.265 49.775 50.698 02 03 04 05 06 1,000
750
500
250
0
60
45
30
15
0
10億円 10億円
P073 売上高と営業利 益
10816 10936 10558 10816 11246 従業員数(左軸)
1人当たり営業利益(右軸)
3.969 3.578 4.571 4.602 4.508 02 03 04 05 06 12,000
9,000
6,000
3,000
0
6.0
4.5
3.0
1.5
0
人 百万円
P073 従業員数と1人当たり営業利 益
戸建住宅 42.4%
マンション 16.7%
賃貸住宅 37.9%
住宅リフォーム 3.0%
42.4 16.7 37.9 3
売上高構成比
Residencial
住宅事業は大和ハウスグループのコア事業で、売上高構成比で59.2%を占めています。戸建住宅、マンション、アパート、
リフォームなどの住宅建築から、不動産仲介や管理、賃貸物件の土地活用提案まで、「住」に関わる総合的な事業をグルー プが連携して展開しています。
当期の経営環境は、都市中央部の地価の下げ止まりや、低金利政策や住宅ローン減税の期間延長などを背景に住宅需要が 高まり、新設住宅着工戸数は前年度比4.7%増と3年連続で上昇、特にマンション部門・賃貸住宅部門が堅調に推移しまし た。今後少子高齢社会の本格的な到来による住宅戸数の減少が見込まれていることから、私たちは住宅ストック活性化へ の戦略も視野に積極的に展開していきます。
グループの総合力で
「住」事業の業界シェアNo.1へ
売上高と営業利益 従業員数と1人当たり営業利益
住宅事業
売上高
9,095
億円 前期比6.4%
増営業利益
506
億円 前期比1.9%
増02 03 04 05 06 400
300
200
100
0 10億円
348 329 326 343 Daiwa House Group 334
76 77
売上高
(大和ハウス工業単体 土地販売の売上高を除く)
私たちの戸建住宅部門は日本の住産業界のパイオニアとし ての豊富な実績を活かして、全国規模で請負住宅と分譲住 宅を展開しています。
私たちはいつまでもお客さまとの結びつきを守り続けてい くために、大和ハウスグループの各事業を連携し相乗効果 を発揮する新しい住宅事業戦略「エンドレスパートナーシッ プの構築」を推進しています。高品質で確かな技術力、お客 さま思考のサービス力、付加価値の高い提案力をベースに、
「未来価値の高い住宅の提供」に注力します。2005年度に 全国規模での設置を開始したお客さまセンターを起点に、
真の顧客満足を追求し、お客さまから信頼され支持して頂 ける名実ともに住宅業界No.1を目指します。
戸建住宅部門
売上高 3,842 億円
※115.0 10.0
5.0
-5.0 20.0%
20.0%
15.0
10.0
-5.0
市場成長率※3 売上高成長率※2
2005
2006 5.0
0
※1 外部顧客に対する売上高を表示しています。
※2 売上高成長率は年平均成長率(CAGR)、
円の大きさは売上高規模を示しています。
2005: 2002〜2004年度 2006: 2003〜2005年度
※3 市場成長率は当社独自の算出によります。
大和ハウス工業単体 2.4%
大手住宅メーカー上位5社計 13.5%
その他 86.5%
出所:全体は国土交通省、当社及び上位5社は当社推計
2.5 13.7 86.3
P075 日本の戸建住宅市場 490,245戸
Daiwa House Group
76 77
生活者の視線で、
アイデアづくり・モノづくりを 推進することを約束します!
生活者ライフスタイル研究 日本の戸建住宅市場
(2005年度)
未来価値の高い住宅の提供
日本では住宅供給の量的充足の時代が終わり、今後はだれ もが住生活で質的な豊かさを実感できるようにするために、
2006年6月、待望の「住生活基本法」が制定されました。
私たちはこれからの日本の住宅と住環境のグランドデザ インの基盤になる本法律の制定を歓迎すると共に、住産業全 体を活性化させる大きなビジネスチャンスと捉えています。
また一方で住産業界は、品質保持や適切な情報を提供するな ど、住環境についての社会的責任を負うことになります。
私たちは、「エンドレスパートナーシップの構築」を基盤に
「未来価値の高い住宅の提供」に注力します。コア技術を強化 して耐震性能、防犯仕様、バリアフリー、省エネなど、業界 に先駆けて取り組んできた住宅の基本性能を向上させるほ か、付加価値の高い商品・サービスを提供します。また地球 環境や景観保持への配慮、住宅福祉や文化施設の整備、地域 の利便性の向上で街全体を豊かにし、住民同士をつなぐ地域 コミュニティ創出を目指します。さらに住宅取得支援への法 整備など、豊かな日本の住環境の創造と発展のための社会へ の提言にも積極的に取り組み、社会資産としての優良な住宅 ストックの形成に努めてまいります。
暮らしの価値を創造するコンセプト商品の強化
2005年度は、コンセプトを明確にした住宅商品を展開 し、ソフト・ハード両面から生活者の視点を取り入れて「暮 らしの価値を創造する住まい」を開発・提供しました。「健康・
安全・快適・経済性」の新しいテーマで、家づくり50年間の ノウハウを集約して開発した住宅のほか、大都市圏のモダン で高級感のある木造住宅など、多彩な商品を発表し、好評を 得ています。
戸建住宅販売戸数(右軸)
線 13725 12909 12143 12470 11585
16,000
12,000
8,000
4,000
0 戸
P076 ストック数と販売戸数 02 03 04 05 06
600
450
300
150
0 千戸
棒 446 459 471 484 495
戸建住宅ストック戸数(左軸)
戸建住宅ストック数と販売戸数
(大和ハウス工業単体)
Residential Action