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回生専門実習,4 回生特別実習などのカリキュラムは,

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II III IV V VI VII VIIII

内容の濃い 3 回生専門実習,4 回生特別実習などのカリキュラムは,

どれも温かくアットホームな雰囲気です。また,4 回生の専門分野 配属後も講座対抗イベントなどの交流が盛んなため,構内はいつも 賑わっています。薬学部で得た多くの知識,世界を相手とする研究 の姿勢,そして人間関係は,卒業後も貴重な財産となっています。

そんな多面的に魅力のある薬学部で充実した輝かしい学生生活を送 られるように応援します。

神経を守る

2001 年総合薬学科卒業 武田薬品工業勤務

中田 大介 さん

 何らかの形で医療に携わりたいと思っていた私は,高校で有機化 学に興味を持ち,化学の視点から医学に関わることのできる薬学部 へ進学しました。薬学は物理・化学・生物,さらには薬に関する科目と,

幅広い学問の上に成り立つ総合科学で,講義や実習の内容も多岐に 渡ります。多くの選択肢に接する中で,自分が本当に興味のある分 野は神経科学だと思い,中枢神経をテーマにした研究室に入りまし た。病気になるとなぜ神経細胞は死んでしまうのか?どうすれば神 経細胞を守れるのか?まだ答えは完全には分かっていません。でも 私の研究がその答えに近づく一助になれば,という夢と期待をもっ て研究できたことを覚えています。薬を創ること,薬を使うことで 人々を助けたい̶そんな気持ちがあれば,多彩な薬学部の中で自分

薬学部

連絡先:薬学部教務掛(075-753-4514)

    http://www.pharm.kyoto-u.ac.jp/

進学(大学院) 

88.8%

その他 7.5%

薬学部卒業生の  進路(

2004

年) 

就職 3.8%

薬学部

薬品有機製造学:藤井信孝 教授 1  ゲノム/プロテオーム情報収斂型創薬研究

2  7 回膜貫通 G 蛋白共役型受容体の有機化学・創薬化学研究 3  蛋白質リン酸化シグナルを標的とした生物有機化学的研究 4  抗癌剤,抗ウイルス剤,抗痴呆剤の分子設計・合成研究 5  蛋白質およびその類縁体の化学合成・化学修飾に関する研究 薬品合成化学:富岡清 教授

1  未来型触媒的不斉合成反応の設計と開拓 2  立体化学制御の分子論的基礎の構築と新概念の創出 3  分子の高次構造制御の有機化学

4  抗腫瘍性有機化合物の設計・合成と生物有機化学 5  生物活性天然物の発見と機能化学

薬品分子化学:竹本佳司 教授

1  プロセス研究を指向した環境調和型有機合成反応の開発 2  金属の特性を利用した高立体選択的な新反応の開拓 3  生物活性天然有機化合物およびその類縁体の全合成研究 4  機能性複素環化合物の合成とバイオプローブとしての利用 5  多点分子間相互作用するホスト分子の設計と生体機能の構築 薬品資源学:本多義昭 教授

1  薬用植物の多様性に関する研究

2  二次代謝機能発現に関する研究,特にテルペノイドの生合成に関する遺伝子群の発 現制御機構

3  生薬ならびに薬用植物に含まれる生理活性成分の研究 4  海外伝統薬物の調査研究

薬品機能解析学:松 勝巳 教授

1  抗菌性ペプチドの作用機構の解明と創薬への展開 2  アルツハイマー病発症機構の解明と予防・治療法の開発 3  膜タンパク質の構造形成原理の解明

4  受容体の機能解析と創薬 5  薬物­タンパク質相互作用の解析 構造生物薬学:加藤博章 教授

1  トランスポーター,チャンネルなど膜タンパク質機能の構造要因の解明 2  膜タンパク質局在化に関わるシステムの構造生物学

3  酵素の触媒作用の構造的起源の解明 ゲノム創薬科学:辻本豪三 教授

1  ゲノム包括的解析による新規創薬標的の発見とターゲットバリデーション 2  バイオインフォマティックスによる in silico 創薬研究

3  生体内オーファン G 蛋白質共役型受容体のリガンド探索,並びに機能構造解析 4  遺伝子改変動物,病態動物を用いた遺伝子の個体レベルの機能解析 5  患者個人の遺伝子多型情報に基づいた至適臨床薬物療法の実現 製剤機能解析学:半田哲郎 教授

1  血漿中のリポ蛋白質粒子のアポリポ蛋白質選択性に関する生物物理化学的研究 2  脂質集合構造によるリパーゼの活性化と阻害に関する生体界面化学的研究 3  脂質非ラメラ相の構造評価とその分散微粒子の DDS への応用 4  カイロミクロンの分泌とその阻害に関する生体界面化学的研究 5  Na チャネルブロッカーによるインスリンシグナリング抑制機構の解明 精密有機合成:川端猛夫 教授

1  動的不斉制御の方法論と不斉反応への利用 2  有機触媒による反応制御

3  分子のキラリティーに基づく高次構造制御 4  分子認識および超分子化学に関する研究 5  生物活性化合物の創出を指向した新規合成法の開発

創薬科学専攻

生体分子認識学:川嵜敏祐 教授

1  先天性免疫における動物レクチンの役割に関する研究 2  神経系における糖鎖シグナルの役割に関する研究 3  新規プロテインキナーゼのシグナル伝達に関する研究 4  糖転移酵素の構造と機能に関する研究

5  小型魚類を用いた糖鎖関連遺伝子の役割に関する研究 分子微生物学:河合明彦 教授

1  ウイルスの神経病原性の分子機構の解明と生ワクチン開発への応用 2 (-)鎖 RNA ウイルスの改造による生ワクチンおよび発現ベクターの開発

3  ウイルスタンパク質の機能解析およびその応用として神経細胞導入用遺伝子治療ベク ターの開発

4  ウイルスの複製に関わる細胞膜成分,細胞骨格系およびストレスタンパク質の役割の 解明

5  ウイルス感染および腫瘍免疫における自然免疫やサイトカインの関与について 腫瘍ウイルス薬品学:下遠野邦忠 教授

1  がんウイルスによる細胞の増殖制御と発がんの分子機構に関する研究 2  がんウイルスの蛋白質の機能と複製の分子機構に関する研究 3  ウイルスの持続感染機構

4  細胞周期を制御するウイルス性因子の研究 生体機能解析学:金子周司 教授

1  イオンチャネルなどの膜輸送タンパク質を対象とする創薬,機能解析,薬効解析,安 全性評価,病因論,ゲノム科学に関する研究

2  痛みの物質的基盤および鎮痛薬の作用機序に関する研究 3  薬物依存など可塑的脳機能変化の分子機構に関する研究 4  脳内サイトカイン・ケモカイン類に関する分子薬理学的研究 遺伝子薬学:伊藤信行 教授

1  遺伝子探索法による新規細胞間シグナル分子の探索と構造解析

2  新規細胞間シグナル分子の生体内代謝調節,発生・分化における役割の解明 3  FGF 欠損マウスの作成とその解析

4  形態形成の分子機構の解明

5  ゼブラフィッシュ遺伝子機能解析系を用いた未知遺伝子の機能解析 生理活性制御学:小堤保則 教授

1  細胞死誘導型免疫抑制物質の作用機構と関連遺伝子に関する研究 2  スフィンゴ糖脂質の持つ生理活性に関する研究

3  シアル酸分子種に関する研究 生体情報制御学:中山和久 教授

1  ゴルジ体を中心としたタンパク質の細胞内輸送および局在化機構の解明 2  プロスタグランジン受容体を介する細胞・生理機能の制御に関する研究 3  ヒスタミン生合成酵素の遺伝子発現制御と活性発現調節の分子機構の研究 4  マスト細胞の分化と機能に関する研究

5  シングルセル発現プロフィール解析による神経・生殖細胞分化の研究 神経機能制御学:根岸学 教授

1  神経ネットワーク形成,神経可塑性の分子メカニズムの研究 2  中枢神経系におけるプロスタノイド受容体の情報伝達機構の研究 3  三量体 G 蛋白質及び低分子量 G 蛋白質による神経機能調節の研究 4  ストレス遺伝子の発現機構

生体機能化学:杉浦幸雄 教授

1  亜鉛フィンガー型転写因子の DNA 認識と機能発現に関する研究 2  金属の関与する新しい核酸認識モチーフの設計と創製 3  遺伝子を標的とする人工タンパク質の創製と機能

4  ペプチド・タンパク質の細胞内導入と細胞内情報伝達の調節に関する研究 5  センサー機能を有する人工イオンチャネルの創出

生命薬科学専攻

学科紹介

 

 

研究室紹介 (大学院の基幹分野,協力分野,寄附講座,COE プログラム協力講座,創薬・医療連携薬学コア部門)

 薬学部は総合薬学科の1 学科制をとっています。総合薬学科では,医薬品の創製,生産,適正使用を目標とした総合科学としての薬学の基礎と応用に関する知識と技 術を修得します。4 年次には病院実習と特別実習が行われます。学部を卒業後,さらに広い視野に立って専門知識を深め,研究能力を養うことを希望する諸君には,大 学院に進学する道が開かれています。

総合薬学科

 

薬品動態制御学:橋田充 教授

1  医薬品の体内動態の分子機構の解明と動態モデルに基づく数理学的解析 2  治療の最適化を目的とする薬物の体内動態制御法,製剤設計法の開発 3  タンパク質医薬品の臓器,細胞特異的ターゲティング技術の開発 4  遺伝子医薬品を対象とするドラッグデリバリーシステムの開発 5  薬物経粘膜・経皮吸収の機構解析とコンピュータ吸収予測法の開発 薬品作用解析学:赤池昭紀 教授

1  中枢神経作用薬の薬理学を主要研究課題とする。

2  抗痴呆薬,難治性神経疾患および網膜変性疾患治療薬の薬理作用の解析 3  神経変性疾患におけるニューロン死の機序の解析とその保護因子の探索 4  胎仔血清に由来する神経保護物質セロフェンド酸の作用機序の解析 5  ニューロン生存と神経再生を制御する細胞内機能分子に関する研究 病態機能分析学:佐治英郎 教授

1  画像定量解析法による脳疾患,心疾患,がんでの生体機能変化の状態分析とそれに 基づく病態の仕組みの解明および薬物作用の動的解析に関する研究

2  病態の特性に基づく標的部位選択的移行,選択的活性化をおこす機能性画像診断・

治療薬剤の創薬研究

3  生理活性金属化合物の生体作用の解明と治療への応用に関する研究 病態情報薬学:高倉喜信 教授

1  核酸医薬品の体内動態支配因子及び細胞内取り込み機構の解明

2  DNA ワクチン及び抗原ペプチドの体内/細胞内動態の最適化による免疫反応の制御 3  極性細胞への遺伝子導入による生理活性タンパク質の方向選択的デリバリー 4  薬物代謝酵素/トランスポーターの共同効果及びその変動要因の速度論的解析 医療薬剤学:乾賢一 教授

1  医薬品の体内動態と薬効・毒性に関する基礎と臨床

2  薬物トランスポータの分子・細胞生物学的解析と臨床応用に関する研究

3  病態時における薬物動態・薬効の変動要因の解析と患者個別投与設計に関する研究 4  薬物相互作用の in vitro 予測・評価系の開発に関する研究

5  薬物トランスポータ・代謝酵素の遺伝多型・個体間変動とテーラーメイド医療

薬学概論,薬学生物学,薬学物理化学(化学熱力学),基礎有機化学 A,基礎有機化学 B,数学基礎 A,数学基礎 B,線形代数学 A,線形代数学 B,物理学基礎論 A,物理学基礎論 B,

熱力学,物理学実験,分析化学及び環境化学実験,生物学実習 III,薬用植物学,基礎情報処理,基礎情報処理演習

科目

専門科目

一般生理学

I 群 物理・薬化学科目

     (化学系)

II 群 物理・薬化学科目       (物理系)

III 群 生物・分子薬学科目

IV 群 生命・臨床薬学科目

群 1 回生〜

有機化学 I(化学結合論),有機化学 II(有 機構造論),薬用資源学,有機化学 III(有 機反応論 1),バイオサイエンス統計基 礎,基礎バイオインフォマティクス 物理化学 I(量子化学),物理化学 II(電 気化学・界面化学),分析学 I(薬品生 物分析学),分析学 II(放射化学),物 理化学 III(構造化学),分析学 III(分光 学),バイオサイエンス統計基礎,基礎 バイオインフォマティクス

生物化学 I(物質生化学),生物化学 II(代 謝生化学),生物化学 III(核酸生化学),

バイオサイエンス統計基礎,基礎バイ オインフォマティクス

医療薬学 I(薬剤学),機能形態学,病 理学,医療薬学 II(薬理学),衛生薬学 II(環境衛生学),バイオサイエンス統計 基礎,基礎バイオインフォマティクス

薬学専門実習 I,生薬学,天然物化学,有 機化学 IV(有機反応論 2),有機化学 V(有 機合成論),薬学専門実習 II,生体機能化学

薬学専門実習 I,生物物理化学,放射性医 薬品学,薬学専門実習 II,生物構造情報学

薬学専門実習 I,微生物学 I(細菌学),生物 化学 IV(分子遺伝学),生物化学 V(細胞生 物学),生物化学 VI(生理化学),薬学専門 実習 III,微生物学 II(ウイルス学),生体防 御学

薬学専門実習 I,病態生理学,医療薬学 III(薬 物動態学),衛生薬学 I(衛生化学),薬学専 門実習 IV,臨床薬物学,医療薬学 IV(医薬 品安全性学),医療薬学 V(医療薬剤学)

薬学専門実習 V,医薬品化学,

精密有機合成化学,新薬論,

特別実習,応用バイオインフォ マティクス

薬学専門実習 V,製剤機能設 計学,特別実習,応用バイオイ ンフォマティクス

薬学専門実習 V,細胞工学,

生物化学 VII(腫瘍生物学),特 別実習,応用バイオインフォマ ティクス

薬局方・薬事関連法規,臨床 薬学総 論,薬学専門実習 V,

感染学,薬物治療学,特別実習,

応用バイオインフォマティクス

2 回生〜 3 回生〜 4 回生

医療薬科学専攻

創薬神経科学:杉本八郎 客員教授

1  アルツハイマー病などの神経変性疾患の原因究明に基づいた創薬研究

2  創薬シードとしての生体内もしくは天然物中にある未知なる生理活性物質に関する研究 3  ゲノムや神経再生医療技術を用いた創薬アプローチに関する研究

医薬品理論設計学:北浦和夫 客員教授

1  電子状態理論による蛋白質と医薬品候補化合物の分子間相互作用の精密解析 2  統計・情報処理による医薬品候補化合物の高速・高精度親和性予測法の開発 3  ドラッグデザインのための計算化学的手法の開発

4  計算化学的手法および SBDD による医薬品化合物の論理的な探索研究 5  生体高分子の構造・機能に関する理論的研究

寄付講座

生命知識システム学:金久實 教授

1  バイオインフォマティクスに基づく創薬科学的研究

2  代謝パスウェイ,代謝物質,酵素反応に関する情報科学的解析 3  糖鎖と糖関連遺伝子に関するゲノム科学的解析

4  タンパク質と低分子化合物の相互作用解析

5  ゲノム多型情報,遺伝子発現情報等の有効利用技術の開発

COE プログラム協力講座

薬学部

 本コア部門は,寄附講座の 2 研究室,薬学研究科基幹分野の 5 研究室,医 療薬剤学分野(附属病院薬剤部)により組織され,最適化薬物治療の実現を通 じた社会貢献を目的とし,創薬・医療に関わる社会との連携研究を推進する。

1  臨床医学・産業界との連携による創薬・医療研究の推進 2  先端的創薬科学研究領域の開拓

3  臨床薬学研究の基盤となる研究・教育体制の構築 4  臨床・産業界への多様な人材の供給

5  6 年制を控えた薬学教育の標準化・グローバリゼーションの実現

創薬・医療連携薬学コア部門

全学共通科目 (必修・選択必修科目)

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