器物損壊の認知件数は、近年減少しており、平成 25 年は、前年に比べ、2,216 件（1.5％）減少し ている。検挙件数は、前年に比べ、493 件（4.4％）減少し、検挙人員は 67 人（1.1％）増加してい る。
また、検挙率は 7.5％で、前年に比べ 0.3 ポイント低下している（図表２−９−(5)−８）。
図表２−９−(5)−８ 器物損壊等の認知・検挙状況
件（人）数 率（％）
認知件数（件） 3,129 3,327 3,576 3,569 3,239 3,071 2,969 3,029 3,117 2,972 -145 -4.7 検挙件数（件） 2,957 3,188 3,402 3,459 3,071 2,952 2,881 2,863 2,932 2,870 -62 -2.1 検挙人員（人） 2,705 2,868 3,118 3,181 2,945 2,698 2,547 2,476 2,501 2,540 39 1.6 検挙率（％） 94.5 95.8 95.1 96.9 94.8 96.1 97.0 94.5 94.1 96.6
年次 区分
2.5ﾎﾟｲﾝﾄ 平16 平17 平18 平19 平20 平21 平22 平23 平24 平25 増 減
件（人）数 率（％）
認知件数（件） 226,059 205,312 194,824 185,472 178,191 169,292 156,717 147,537 144,129 141,913 -2,216 -1.5 検挙件数（件） 12,332 12,884 13,816 13,617 13,129 12,062 11,554 10,948 11,204 10,711 -493 -4.4 検挙人員（人） 5,522 6,362 6,551 6,575 6,480 6,160 5,864 5,839 5,975 6,042 67 1.1 検挙率（％） 5.5 6.3 7.1 7.3 7.4 7.1 7.4 7.4 7.8 7.5
年次
区分 平16 平17 平18 平19 平20 平21 平22 平23 平24 増 減
-0.3ﾎﾟｲﾝﾄ
平25
10 少年による犯罪
(1) 少年による刑法犯の検挙状況
過去 10 年間の少年による刑法犯の検挙人員、人口比は図表２−10−(1)のとおりである。
平成 25 年中における少年の刑法犯検挙人員は５万 6,469 人（前年比 13.7％減）で、人口比も低下 して 7.8 となったが、成人（2.0）の約４倍と引き続き高水準で推移している。
罪種別に過去 10 年間の推移を見ると、凶悪犯及び粗暴犯については最近横ばいに傾向にある。また、
平成 25 年中の性犯罪(強姦及び強制わいせつ)検挙人員は、456 人（前年比 0.2％増）となり、平成 16 年 以降で最多となった。
図表２−10−(1) 少年による刑法犯検挙人員の推移
注 人口比は、国立社会保障・人口問題研究所の推計人口に基づく同年齢層人口 1,000 人当たりの検挙人員をいう。
56,469 -8,979 -13.7
凶悪犯 786 -50 -6.0
殺 人 52 6 13.0
強 盗 547 -45 -7.6
放 火 63 -13 -17.1
強 姦 124 2 1.6
7,210 -485 -6.3
凶器準備集合 51 34 200.0
暴 行 1,477 -13 -0.9
傷 害 4,627 -318 -6.4
脅 迫 174 36 26.1
恐 喝 881 -224 -20.3
33,134 -5,236 -13.6
ひ っ た く り 299 -50 -14.3
万 引 き 16,741 -2,904 -14.8
878 -84 -8.7
詐 欺 762 -79 -9.4
523 -43 -7.6
強制 わい せつ 332 -1 -0.3
13,938 -3,081 -18.1
占有離脱物横領 9,128 -2,530 -21.7
456 1 0.2
7.8 -1.3 ―
2.0 -0.1 ―
56 785
593
121
平24 平25
65,448
76 592 62
138 4,945 1,490 17 7,695 122
2.1 9.1 11,658 17,019 333 566 841 962 19,645
455
2.5 2.6 2.5 2.5
76,637 71,147 62,637 58,150 796 834 1,025 1,352
262 242 43,603 39,126 37,553 33,301
282
1,142 1,294 1,240
1,077 1,053
437 52,557 54,784
949 956
141 4,895 4,795
111
1,372 1,355 1,547 1,322 1,279 8,645 7,653 7,729
696
120 127
880 42 50
17,268 32,326 30,528 26,437
12.4 12.4 13.8 14.8
15.9 11.8
粗暴犯
窃盗犯
知能犯
風俗犯
人 口 比 ( 成 人 ) 2.4 2.3 2.3 2.2
その他の刑法犯
318 277
1,186 1,030
人 口 比 ( 少 年 ) 16.8 37,194 253
344 383 346 341
281 275 1,160
38,865 36,450 30,161 28,161
平22 平21 平20 平19
平18 増減数 増減率
85,846
565
110 65
52,435
28,348 90,282
111
1,661 2,117
466 971 860 571 17
25,961 47,776 4,718 67
7,276 69 平23
46 836
123 77,696
349 38,370 1,105
10.7 20,422 14,674
1,135 1,144 978
18,971 20,594
389 399
27,284 25,353 23,484 1,038 1,019
640 712 568
26,277 29,119
1,209
1,209 1,505
1,532 6,408 6,103 5,919
151 117 5,583 5,212 139
1,584
239 68
3,073
66 83
11,439 10,458 9,817 9,248
127 136 74 70
1,608
103 86 103 102
1,828 2,616
151 142 106
149 年 次
区 分
1,273 1,146 892 757 713
総数（人）
783
67 50 43
平17 平16
90,966 103,224 112,817 123,715 134,847
57
1,042 1,170 1,441 1,584
69
性 犯 罪 404 424 348 383 402 401 428 346
（ 昭 和 5 4 年 〜 平 成 2 5 年 ）
検 挙 人 員 (万 人 ) 人 口 比
0.0 2.0 4.0 6.0 8.0 10.0 12.0 14.0 16.0 18.0 20.0
0 2 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22
54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 元 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25
万 検挙人員 少年の人口比 成人の人口比
- 76 -
36,021 -7,281 -16.8 16,741 -2,904 -14.8 3,826 -432 -10.1 6,326 -1,415 -18.3 9,128 -2,530 -21.7
63.8 -2.4 ﾎﾟｲﾝﾄ 増減数 増減率(%) 平19
平18 平17
平16 平20 平21 平22 平23 平24
刑 法 犯 少 年 全 体 に 占 め る 初 発 型 非 行 の 割 合 （ ％ ）
6,740
37,194 32,326 30,528 7,311 8,188 8,735 15,342 14,732
74.3 74.1 73.3 72.6
占 有離 脱物 横領
14,656 7,741
11,658 13,611 11,977 11,430 10,653 9,002
14,674 17,268 18,971 20,594 26,437
4,258 4,932 5,530 5,842 5,702
66.2 平25 43,302 28,161
71.0 72.4 72.0 70.2
26,277 29,119 28,348 25,961 19,645 74,949 64,550 65,362
100,136 91,696 54,569
38,865 36,450 30,161
82,656 61,799
万 引 き
オ ー ト バ イ 盗 自 転 車 盗 総数（人）
年 次 区 分
0 2 4 6 8 10 12
初発型非行検挙人員 万引き 総数（万人）
(2) 少年による初発型非行の検挙状況
少年の初発型非行（万引き、オートバイ盗、自転車盗及び占有離脱物横領をいう。）の検挙人員は依 然として少年の刑法犯検挙人員の６割以上を占めているが、過去 10 年間でみると総じて減少傾向にあ り、平成 25 年中は３万 6,021 人（前年比 16.8％減）となった。
図表２−10−(2) 少年による初発型非行検挙人員の推移
(3) 触法少年（刑法）の補導状況
過去 10 年間の触法少年（刑法）の補導人員の推移は図表２−10−(3)のとおりである。
平成 25 年中の触法少年（刑法）の補導人員は 12,592 人（前年比 9.7％減）で、４年連続で減少した。
図表２−10−(3) 触法少年（刑法）の補導人員の推移
12,592 -1,353 -9.7
凶悪犯 106 -24 -18.5
殺 人 3 2 200.0
強 盗 17 -4 -19.0
放 火 74 -23 -23.7
強 姦 12 1 9.1
粗暴犯 1,494 25 1.7
凶器準備集合 1 0 0.0
暴 行 636 86 15.6
傷 害 671 -60 -8.2
脅 迫 62 23 59.0
恐 喝 124 -24 -16.2
窃盗犯 8,069 -1,069 -11.7
ひ っ た く り 14 -9 -39.1
万 引 き 5,058 -918 -15.4
知能犯 64 3 4.9
詐 欺 49 6 14.0
風俗犯 253 51 25.2
強制わい せつ 218 36 19.8
2,606 -339 -11.5
占有離脱物横領 1,083 -314 -22.5
10,984 -1,063 -8.8
増減数 増減率
その他の刑法犯
平25
初 犯 者 数 17,868 17,847 16,161 15,471 15,235 15,856 15,264 14,328 12,047 2,637 2,304 1,984 1,601 1,397 3,184 3,403 3,107 2,968
4,799 5,184 4,970 4,922 4,553 4,290 3,815 3,438 2,945
123 154 168 172 182
108 109 112 129
29 32 38 38
68
52 46 44 48 43
46 57 63 55 65
116 116 117 138 137 166 175 185 202
5,976
51 84 62 43 23
60 68 61
8,353 7,961 6,743 6,489 6,803
11,356 12,026 12,077 11,383 7,855 7,810 7,498
9,138
225 196 242 178 148
588
110 93 79 57
13,710 13,336 11,945 11,193
33 33 27 39
655 707 732 800 731
328 360 276 230
30 26 27 74 38
354 437 382 384 427 395 482 433 550
1,469
8 15 19 10 11
799 764 733
2 5 8 0 1
2 18 4
1,301 1,624 1,467 1,425 1,347 1,336 1,497 1,438 1
109 68 73 97
22 17 15 18 21
7 11 7 10
179 159 194 130 75
1 3 1
219 202 225 171 110 143 103 104 130
26 20 28
5 6 4 3 5 2
28
16,616 13,945 20,191 20,519 18,787 17,904 17,568
年 次
区 分 平16 平17 平18 平19 平20 平21 平22 平23 平24
総数（人） 18,029 17,727
0 5,000 10,000 15,000 20,000 25,000