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各事業の評価と成果

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第1章  事業の背景と概要

1.  各事業の評価と成果

 

(1)経営基盤整備事業 

 

①睡眠コンサルタント養成プログラムの開発・試行 

 

a) 事業の評価(スリープマスター講座) 

i) 

受講者の参加状況 

3回の講座において、認定試験に合格して資格を取得した者は66名である。資格取得 者は男性で23人、女性で43人と、女性が65%を占める。年齢別では20歳台が5人、

30歳台が25人、40歳台が26人、50歳以上が10人で、30〜40歳台で77%を占める。

職種別では、養護教諭と一般教諭が各14人で合計42%を占め、以下、看護師・保健師 (9人、14%)、臨床検査技師(7人、11%)、研究者(6人、9%)、医師(4人、6%)であり、

残りの12人は事務職である。 

 

ii) 

受講者の質問紙法による評価の分析 

スリープマスター認定試験後に、講義内容、実習内容、事業性に関する評価を質問紙 法によって5段階評価による調査を行った。回答は受験者全員から得られ、その評価は 次のとおりである。 

図 表 3

-1  ス リ ー プ マ ス タ ー 講 座 の 受 講 者 に よ る 評 価

評価基準  100〜80% 80〜60%  60〜40%  40〜20%  20〜0% 

評価段階  5  4  3  2  1 

  n (%)  n (%)  n (%)  n (%)  n (%) 

講義内容の充実度  35 (53.0) 28 (42.4) 3 ( 4.5)  0 ( 0.0)  0 ( 0.0)  内容の斬新度  32 (48.5) 26 (39.4) 8 (12.1)  0 ( 0.0)  0 ( 0.0)  内容の説明度  33 (50.0) 26 (39.4) 7 (10.6)  0 ( 0.0)  0 ( 0.0)  実習内容の充実度  37 (56.1) 25 (37.9) 4 ( 6.1)  0 ( 0.0)  0 ( 0.0)  内容の斬新度  50 (75.8) 11 (16.7) 5 ( 7.6)  0 ( 0.0)  0 ( 0.0)  内容の説明度  43 (65.2) 20 (30.3) 3 ( 4.5)  0 ( 0.0)  0 ( 0.0)  事業資格の重要度  29 (43.9) 27 (40.9) 10 (15.2) 0 ( 0.0)  0 ( 0.0)  資格の期待度  33 (50.0) 21 (31.8) 12 (18.2) 0 ( 0.0)  0 ( 0.0)  資格の活用度  22 (33.3) 27 (40.9) 17 (25.8) 0 ( 0.0)  0 ( 0.0) 

※評価は主観評価で、各評価項目において、まったく不満なところがない場合を100%、まったく満足なところがな い場合を0%として、満足度がどのあたりになるかを5段階で回答(5  ←満足度高      満足度低→  1) 

講義における内容の充実度、斬新度、説明度では「5」の評価が最も多く、全体の50%

前後にあり、これらに「4」の評価を合わせると、いずれも90%前後となって、高い評価 を受けている。実習における内容の充実度、斬新度、説明度でも「5」の評価が最も多く、

これらに「4」の評価を合わせると、いずれも95%前後となって、講義よりもやや高い評 価を受けている。とくに、実習内容の斬新度では「5」の評価が75%と高く、クリニック を実習会場として、実際に使用する機器などを活用した実習が高い評価を受けたのでは ないかと考えられる。 

また、事業性については資格の重要度及び期待度に対して「5」の評価が最も多いが、

「4」の評価と合わせると80%強にある。一方、活用度に関しては「4」の評価が4割を 占めて最も多いが、「3」の評価も多くみられており、新しい事業展開に対する評価の難 しさを反映している。 

 

iii) 

事業展開に関する委員会における評価 

滋賀大学教育学部に事業展開に関わる「評価委員会」を設置し、事業担当者(佐藤尚武教 授)をヘッドに3名の教員(辻延浩助教授・西松秀樹助教授・岩見美香講師)で構成した。

講座の内容が充実しているか、斬新であるか、丁寧に説明できているか、また、教材の 適正さや会場の雰囲気等も含め、評価者が実際の講座で確認することにした。講座にお ける評価者評価については、評価者が実際に講座に参加して、会場設営、受講者の状況、

講師等の説明等に関して各評価者がコメントし(定性評価)、それを評価委員会において 検討・精査したうえで評価者評価とすることにした。なお、この委員会は、評価方法等の 検討に3回開催し、講座の評価に関しては計6回開催した。 

評価委員会における評価においても、講座の教育目的は達せられており、総じて質の 高い認定講座が展開できているとの評価であった。講座の雰囲気、会場設営及び進行等 についても評価者から何ら問題は指摘されていない。受講者の状況に関しては、熱心な 姿勢あるいは意欲的な学び方に高い評価がなされている。また、講師の対応に関しては 全体的にわかりやすいが、医学的専門内容においては丁寧さがより必要であるとの評価 がなされている。一方、課題としては、講義や実習でのテキストの活用がスムーズでな く、受講者によっては混乱する場面が生じているとの指摘がなされた。 

 

b) 事業の評価(睡眠指導士講座) 

i) 

受講者の参加状況 

認定試験に合格して資格を取得した者は32名である。資格取得者は男性で9人、女性 で23人と、女性が72%を占める。年齢別では20歳台が2人、30歳台が12人、40歳台 が12人、50歳以上が7人であり、30〜40歳台で75%を占める。職種別では、医療関 係機関の看護師・保健師(7人)、臨床検査技師(3人)、医師(2人)が37.5%で、学校の養護 教諭(8人)と一般教諭(4人)で37.5%であり、これらで75%を占める。 

   

ii) 

受講者の質問紙法による評価 

睡眠指導士認定試験後に、講義内容、実習内容、事業性に関する評価を質問紙法によ って5段階評価による調査を行った。回答は受験者32人から得られ、その評価は次のと おりである。 

図 表 3

-2  睡 眠 指 導 士 講 座 の 受 講 者 に よ る 評 価

評価基準  100〜80% 80〜60%  60〜40%  40〜20%  20〜0% 

評価段階  5  4  3  2  1 

  n (%)  n (%)  n (%)  n (%)  n (%) 

講義内容の充実度  23 (71.9) 9 (28.1)  0 ( 0.0)  0 ( 0.0)  0 ( 0.0)  内容の斬新度  21 (65.6) 10 (31.3) 1 ( 3.1)  0 ( 0.0)  0 ( 0.0)  内容の説明度  22 (68.8) 9 (28.1)  1 ( 3.1)  0 ( 0.0)  0 ( 0.0)  実習内容の充実度  14 (43.8) 10 (31.3) 8 (25.0)  0 ( 0.0)  0 ( 0.0)  内容の斬新度  19 (59.4) 7 (21.9)  6 (18.8)  0 ( 0.0)  0 ( 0.0)  内容の説明度  16 (50.0) 11 (34.4) 5 (15.6)  0 ( 0.0)  0 ( 0.0)  事業資格の重要度  14 (43.8) 13 (40.6) 5 (15.6)  0 ( 0.0)  0 ( 0.0)  資格の期待度  15 (46.9) 11 (34.4) 6 (18.8)  0 ( 0.0)  0 ( 0.0)  資格の活用度  17 (53.1) 10 (31.3) 5 (15.6)  0 ( 0.0)  0 ( 0.0) 

※評価は主観評価で、各評価項目において、まったく不満なところがない場合を100%、まったく満足なところがな い場合を0%として、満足度がどのあたりになるかを5段階で回答(5  ←満足度高      満足度低→  1) 

 

講義における内容の充実度、斬新度、説明度では「5」の評価が最も多く、全体の65%

前後にあり、これらに「4」の評価を合わせると、いずれも100%近く、かなり高い評価 を受けている。演習及び実習における内容の充実度、斬新度、説明度では「5」の評価が 最も多いが、これらに「4」の評価を合わせると、いずれも75%強であるが、講義よりも やや低い評価となっている。 

また、事業性については資格の重要度、期待度、活用度いずれも「5」の評価が最も多 くなっており、「4」の評価と合わせると重要度が84.4%、期待度が81.3%、活用度が 84.4%とかなり高い評価が得られている。 

 

iii) 

事業展開に関する委員会による評価 

スリープマスター講座に対する評価と同様に検討し、受講者評価に関する評価項目と 評価基準、講座に対する客観的立場からの評価者評価については、スリープマスター講 座に準じることにした。講座の評価に関する委員会は1回開催した。 

受講者評価に関しては上述のとおりであるが、評価委員会における評価においても、

評価者が実際に講座に参加した結果として、各評価者とも、講師陣を含め内容的にも高 度な講座が展開できているとの評価であった。また、講座の雰囲気、会場設営及び進行 等に関しても高い評価が得られている。 

受講者の状況に関しては、より専門性を深めるために意欲的な学び方がされていると いう評価である。講師の対応に関しては全体的にわかりやすく、丁寧な説明であると評 価されている。課題としては、スリープマスター講座と同様、テキストの活用があまり できていないのではとの指摘がなされた。その他、評価者から、受講生の立場からは集 中的講座のほか、通信講座などのメニューも必要ではないかという意見も出された。 

 

c) モニターの満足度等の把握(スリープマスター講座) 

i) 

満足度 

スリープマスター講座の終了後に、参加者に対してアンケートにより満足度等の調査 を行った。回答は受験者全員(68名)から得られた。その結果は次のとおりである。 

まず、総合的な満足度については、事前の期待度は「大変期待していた」「やや期待し ていた」人が合わせて約88%であった。また、参加後の総合的な満足度は「ぜひ人にも 勧めたい」「やや人にも勧めたい」人が96%となっている。おおむね、参加者の期待を 満たす内容であったと言える。 

図 表 3

-3  事 前 の 期 待 度 と 総 合 的 な 満 足 度

大変期待していた 52.1% ぜひ人にも勧めたい 47.9%

やや期待していた 35.4% やや人にも勧めたい 47.9%

どちらでもない 10.4% どちらでもない 4.2%

あまり期待していなかった 2.1% あまり人には勧めたくない 0.0%

まったく期待していなかった 0.0% まったく人には勧めたくない 0.0%

無回答 0.0% 無回答 0.0%

事前の期待度 参加後の満足度(総合)

 

 

次に、個別項目の満足度であるが、内容の理解度、講師の説明については、講義、実 習とも理解できた、わかりやすかったという評価であり、おおむね参加者の期待に沿っ た内容であったと考えられる。また、知識の習得度も同様の結果である。一方、テキス トに関しても満足度は高いといえるが、他に比べて「どちらでもない」という人がやや 多く、1割程度見られる。テキスト活用の改善については上記でも課題として述べたが、

ここからも若干、その傾向がうかがえると言える。今後の活用度についても「どちらで もない」という人がやや多く、1割程度見られる。 

講座の回数、時間帯、参加者数など、環境に関する質問については、いずれも「どち らでもない」が多くなっており、特に問題はないと言える。 

図 表 3

-4  個 別 項 目 の 満 足 度

よく理解できた 33.3% よく理解できた 43.8%

やや理解できた 64.6% やや理解できた 50.0%

どちらでもない 2.1% どちらでもない 4.2%

あまり理解できなかった 0.0% あまり理解できなかった 0.0%

まったく理解できなかった 0.0% まったく理解できなかった 0.0%

無回答 0.0% 無回答 2.1%

よく理解できた 43.8% 大変活用できる 56.3%

やや理解できた 47.9% やや活用できる 31.3%

どちらでもない 4.2% どちらでもない 10.4%

あまり理解できなかった 2.1% あまり活用できない 0.0%

まったく理解できなかった 2.1% まったく活用できない 0.0%

無回答 0.0% 無回答 2.1%

非常にわかりやすい 52.1% 非常にわかりやすい 64.6%

ややわかりやすい 43.8% ややわかりやすい 31.3%

どちらでもない 4.2% どちらでもない 2.1%

ややわかりにくい 0.0% ややわかりにくい 0.0%

非常にわかりにくい 0.0% 非常にわかりにくい 0.0%

無回答 0.0% 無回答 2.1%

非常にわかりやすい 47.9% 非常にわかりやすい 50.0%

ややわかりやすい 37.5% ややわかりやすい 37.5%

どちらでもない 12.5% どちらでもない 10.4%

ややわかりにくい 0.0% ややわかりにくい 0.0%

非常にわかりにくい 0.0% 非常にわかりにくい 0.0%

無回答 2.1% 無回答 2.1%

大変多い 2.1% 大変早い 0.0%

やや多い 0.0% やや早い 6.3%

どちらでもない 75.0% どちらでもない 83.3%

やや少ない 16.7% やや遅い 10.4%

大変少ない 6.3% 大変遅い 0.0%

無回答 0.0% 無回答 0.0%

テキスト(実習)

テキスト(講義)

講座の回数 講座の時間帯

今後の活用度 知識の習得度

講師の説明(講義) 講師の説明(実習)

内容の理解度(講義) 内容の理解度(実習)

 

 

ii) 

さらに学びたい内容 

スリープマスター講座でさらに学びたい内容について聞いたところ、「運動との関 連」、「食事・栄養との関連」を求める人が多くなっている。今回の講座では睡眠及び睡眠 障害の基礎的な学習が中心であったが、さらに、実生活における運動や食生活等との関 係など、その知識を具体的に応用できる学習内容が求められているのではないかと考え られる。満足度において今後の活用度の評価を上げていくためには、こうした観点をふ まえ、運動・栄養指導プログラム等との連携も視野に入れつつ、カリキュラムを充実させ ていく視点が必要となる。 

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