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︐( 註一 )
﹁皐潟海損捨保﹂とは保険者︑か単調海損のみを填補することを意味するものではない︒﹁皐組側海損一小携保﹂と異な
所訪抱一拍の範固に就て
1 九
商 業 と 経 済
一九
り車濁海損争も填補することを意味するものである︒従って︑﹁草濁海損捲保﹂なる契約は積極的の意味があるも
のではない︒此保件に於ける保険者の填補範国は法律によりて‑定まる凡ての填補責任である︒特別﹁全損ノミ捲
保﹂或は﹁車濁海損不捲保﹂と言ふが如き特別の特約を潟さぎる限り﹁草濁海損捲保﹂の特約を篤さぎるも︑これ営
然﹁草濁海損捲保﹂である︒我現行胎舶保険約款及積荷保険約款に於ては何等特別の意思表示なき限り︑営然﹁車
濁海損捲保﹂である︒然るに︑我苔舶舶保険約款の如きは︑︹全損ノミ捲保︺を本鰭とする約款である︒故に︑斯
くの如き場合には特に﹁草濁海損捨保﹂なることを表示する必要がある︒叉︑英図詮務の如きは冨σ目︒
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依り保険の封象によりて単調海損不捲保を傑件とするものもあるが故に︑斯くの如き保険契約の目的に就ては特
(註
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に﹁皐濁海損捨保﹂の趣旨を明にする必要がある︒我英文詮去に於ける富︒
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には草濁海損不捲保の遁用
を受くる規定なきが故に︑何等特約を魚さざるも﹁阜狗海損権保﹂であるー
車濁海損のみを搭保する特約も時として行はるる︒即ち︑
(註 一)
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(註
ニ)
加藤由作博士︑海上損害論︑二六八頁
﹁皐濁海損捨保﹂の契約に於ては保険者は被保険利盆の損害に就ては全損たる場合は勿論︑分損をも填補する︒
而も︑共同海摂損失なりや否やを問はない︒又︑損害防止費用︑救助料︑共同海損分捲金の如き商法の規定又は
約款に従ひ保険者の填補すぺき範固に属する九ての損害及費用が填補せられる︒
(註 一)
﹁同単調海損捨保﹂の契約の場合と雄も︑小損害兎責規定は排除せらるるものではない︒
︹草狛海損捲保︺の特約ある場合も填補範固に関する何等特約なき場合と同様小損害菟責規定は其佳遁用せられ
る︒ 従っ て︑
一般の場合は保険者は草濁海損捲保の場合と雄も小損害に就て菟責せらるるのである︒
然るに英国に於ては古くより共同海損行震に因る損害︑結舶が坐礁︑沈夜︑火災︑衝突の場合に於ける小損害
に就ては小損害菟責規定を適用せざる慣行が後生し今日猶一般に英国は勿論諸国にも採用せられてゐる︒我閣に
(註 ニ)
於ても亦同様採用せられだゐる︒
(詰 一)
加藤由作博士︑海上損害論︑ニ六八頁
(註 二) 拙稿︑小損害免責規定に就て︑研究館棄報第二十九巻第三強以下
車濁海損捨保の場合に於ける保険者填補責任の範固に就ては特に其内容を明かにする規定を設けることがあ
る
O ( 一 )
積荷普通保険約款
第二十保
醤油︑砂糖︑肥料︑共他通常商品ハ毎荷印ニ付キ百分ノ四以下︑及前各種ヲ遁ジテ一口ノ保険金額百国ニ潟 特捲分捲ヲ捲保セルトキト雄モ生糸︑織物︑洋紙︑共他ノ貴重口問ハ毎一個毎一一付キ米穀類︑油︑
夕︑ザルトキハ一口ニ付キ︑金四国以下ノ損害ハ営舎世之ヲ填補セズ︑但シ︑共損害ノ共同海損ニ麗スルカ
又ハ加舶ノ沈夜︑火災︑坐礁︑腹砂︑衝突ニ一定因セル時ハ此限リニアラズ︒
所謂填補の範聞に就て
一九
三
商 業 と 経 済
一九
四
改正積荷普通保険約款案
第二十七依︹分捨捨保︺ノ契約ニアリテハ営舎枇ハ左ノ損害並ニ費用ヲ填補スル責ニ任ズ
一︑杢損(第十三僚ジ場合ヲ合ム)
二︑船舶其他ノ総選用具ノ沈浪︑坐礁︑修砂︑火災︑他物(水上一一於テハ水ヲ除キ陸上二於テハ軌道叉ハ
も ︑
︑
路面ヲ除ク)トノ衝突︑股線︑及顛覆ニ因りテ生ジタル分担
三︑前銃以外ノ分損︑但シ損害ガ保険償額ノ百分ノ二ヲ超ヘザルトキハ営合吐ハ之ヲ填補スル責ニ︐任セス
四︑共同海損クル庭分ニ因リ保険ノ目的一一付キ生シタル損害並二第十八僚一一依ル保険ノ目的ノ共同海損分
捨額︑但シ共同海損精算一一用ヒクル保険ノ目的ノ負捨債格ガ保険債額(営舎吐ガ填補ノ去二任ズヘキ担
害ニシテ負捨債格ノ決定ニ蛍リ控除セラレクルモノアルトキハ之ヲ保険債額ヨリ控除シクル残額)
過シタルトキハ土(ム超過額一一割スル分捨額ヲ除ク
起
‑五︑第十七保一一定ムル救助費(共同海損クル救助費ヲ除ク)但シ正静岡ニ作製セラレタル救助費精算書一一用ヒ
タル貨物ノ負捨償額カ保険償額(営舎一位ガ填補ノ責ニ任ズベキ損害ニシテ負捨償額ノ決定一一営リ控除セ
ラレクルモノアルトキハ之ヲ保険債額ヨリ控除シクル残額)ニ超過シクルトキハ其超過額一一割スル分捻
額ヲ除ク
六︑船舶其他ノ輸送用具ノ逗難一一因ル貨物ノ荷卸︑陸揚又ハ保管ノ費用並ニ保険詮多記載ノ仕向地マデノ
輪選費用︑但シ原逗迭契約ニ依ル運送人ノ負権一一日開スペキ費用︑貨物ニ付通常要スペキ費用並一一被保険
者ガ任意ニ支出︑ンタル費用ハ之ヲ控除ス
七︑積込荷卸︑叉ハ積替中ノ貨物ノ墜落一一因ル一個毎ノ全損
前項各競ノ損害及費用ハ之ヲ合算シ主(合計額一一付第二十二僚ヲ適用ス但シ保険契約者叉ハ被保険者ニ於テ
損害ノ防止軽減ノ鴬要シタル費用並二第二十一一保第三項ノ場合一一於テ賠償請求権ノ行使又ハ保存ノ震要シ
タル費用ニ付テハ此ノ限ニ在一フズ
英文詮多
我が英文詮島知には次の如き﹀
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かある︒即ち︑別段の営事者の特約なき限り︑保険詩集に印刷
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せえがたる本候項に従ひ小損害菟責規定が逼用せらるる外︑保険詮歩上保険者の負捨する損害及費用が填補せ
らるることとなる︒
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