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叉2

ドキュメント内  味し,工夫して表現す (ページ 41-68)

「○○の能力」を抽出

能力を育成するための指導内容の考察・決定

○○の活動を実際に行う,○○を使用して授業を行う

@       【活動の決定】

まン

  【育成したいカ(評価の観点)】

E音楽への意欲・関心・態度

E音楽的な知覚・感受や表現の工夫 E鑑賞の能力

 以上から身につけさせたい音楽的な諸能力を抽出して活動の内容を決定する,という一 連の流れが見えてくる。しかし,低学年の児童に対して1時間の授業で複数の能力を身に つけさせるための授業計画を考えることは無謀であると考えられる。なぜならば,音楽的 な能力を多く身につけさせようとすると必然と活動内容が多くなるからである。低学年の 児童にとって1時間の授業でこなせる学習活動は多くても2つであり,それ以上の活動を 無理に行うと意欲の低下や学習内容に対する混乱を招いてしまうと考えられるからである。

これらの要因から考えて低学年における音楽づくりに必要なことは以下の4点である。

・児童の興味,集中力を考慮した内容であること。

・音楽的な諸能力を身につけさせるための導入的な内容であること。

・音楽科の授業で育成したい能力の内「音楽的な知覚・感受や表現の工夫」を特に尊 重したものであること

・学習内容(身につけさせる能力)は多くても1時間に2つほどに絞ること。

2)授業実践モデル

以上のことを踏まえて,考案した低学年における音楽づくりの授業計画は以下の通りであ る。下線を引いてある部分はII章で挙げた問題点に対する批評・改善点を考慮した部分で ある。※U章との比較を授業計画の最後に表で示してある。

題材:音程

教材名:おんなじリズムでちがう曲!?

教材:木琴,図形楽譜,録音機器 対象学年:小学校1・2年生(低学年)

単元目標:

・音程の変化に興味を持ち,意欲的に音楽づくりに取り組むことができる。

・音程の変化による表現の違いを知覚・感受し,音程の変化による曲想の違いに気付く

・リズムパターンに合わせて自分なりの表現を演奏できている

指導計画(全3時間)

時 学習活動

第1時

・リズム遊びをする。

Eつくったリズムパターンを図形楽譜にかく。

第2時

・グループに分かれて,リズムパターンに音程を付ける。

Eつくった旋律の表題を考える。

第3時

・グループごとに曲を発表する。

評価計画:

評価の観点 評価基準 評価方法

【観点1】

ケ楽への関心・意欲・態度

音程の変化に興味を持ち,意欲的に音楽づくり ノ取り組むことが出来ている。

(観察)

【観点2】

ケ楽的な感受と表現の工夫

音程の変化による曲の雰囲気の違いを知覚・感 し,音楽づくりに取り組んでいる。

(発言)

i観察)

【観点3】

¥現の技能

リズムパターンに合わせて,音程の幅を気にし ネがら曲を演奏できている。

(演奏)

展開(第1時)

学習活動 指導上の留意点 予測される児童の反応

(評価)

1.様々な挨拶のパターンを 反復する

①教師が示す挨拶を反復し ・リズム遊びに繋げられるように ○教師の挨拶を正確に聞

て返す。 出来るだけ様々なリズムパター き取ろうとする。

ンを取り入れる。 ○教師の声をそのまま再 現しようとする。

②当てられた児童が考えた ・児童を当てる人数は今までに当 ○他の児童の挨拶を正確 挨拶を全員で反復する。 てられたことのない2・3人をめ に再現しようとする。

どにする。

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2.リズム遊びをする。

①自己紹介ゲームを手拍子 ・最初は全員で拍子を打つように 。拍子に乗ってリズムを

で行う。 する。 正確に打とうと集中す

・基準の拍子はメトロノームまた る。

は教師が手拍子を打ち,自分の 順番以外は全員が拍子を打つよ

うにする。、

・リズムパターンが長くなりすぎ 。小さな声で名前をつぶ ないように下の名前だけに限定 やいてリズムを確認す

する。 る児童もいる。

・何周か繰り返し行い,児童が慣 o難易度が上がるにつれ れてきたら次第にテンポを上げ て集中が高まっていく。

るようにする。

②「○○小学校」でリズム遊 ・自己紹介ゲームの難易度を挙げ ○自己紹介ゲームで気分 びをする。 ると児童には伝える(リズムが が高揚し,早くやりたく

名前よりも複雑であるため) てたまらない。

・リズムパターンをうまく打てな Oリズムパターンが長く

い児童のために最初はテンポを なったことでうまく手 それまでよりも遅めに設定して 拍子が出来ない児童も

練習する。 出てくる。

・児童が慣れてきたらテンポを上 Q手拍子をすると同時に

げていく。 「○○小学校」と眩く児

・最後は.リレー方式でリズムパタ 童もいる。

一ンを打つようにして全員がで きているかを確認する。

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3.「○○小学校」のりズムパ ・リズムパターンを零時でも使用 ○どのようにメモをした ターンを図形楽譜に表す。 することを児童に伝えて,メモ ら良いかを考え,口々に

をする必要があることを伝え 発表する。

る。 Q実際に自分が考えたメ

モを教師に見せる児童

もいる。

・線で区切られた図(下記)を児 04つの空白に図形を入

童に提示する。 れてリズムパターンを

メモすることを提案す

る児童もいる。

・児童の提案から図形を用いてリ ○空白に言葉を入れてリ ズムパターンをメモすることに ズムパターンをメモす して,このメモが楽譜になるこ ることを提案する児童

とを伝える。 もいる。

・正確なリズムパターンでは無く, ○楽譜二音符であると考 作ったりズムパターンのイメー えている児童は違和感 ジを記録することを伝える。 を覚えて教師に伝えて

・次馬はこの図形楽譜を用いて曲 くる

をつくることを児童に伝える ○曲をつくるということ に難しさを感じる。

展開(第2時)

学習活動 指導上の留意点 予想される児童の反応

(評価)

1.前時の振り返りを行う。

前時に作成した図形楽譜 ・図形楽譜の確認をする際に拍子 ○図形楽譜からリズムパ でリズムパターンを確認 を意識させるように支援する。 ターンを読み取り,饗

する。 童ごとにリズムパター

・クラスを2っに分け,リズムパ ンを打つ。

ターンを打ち合い,図形楽譜か 。リズムパターンを図形 ら読み取ったイメージをクラス 楽譜から読み取れない 全体で共有できるようにする。 児童もいる。

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2.ペアに分かれて音程を考

える。

①2人ペアに分かれる。 ・教師が無作為に2人を抽出し,

仲の良い児童どうしでペアをつ くってしまわないようにする。

②ペアごとに木琴を用いて ・使用する木琴の音域は5度まで 。我先にと木琴に触れた りズムパターンに音程を に限定する。使用する鍵盤にシ がる。

付ける。 一ルを貼っておく。 ○様々な音程を試して自

・机間指導を行い,戸惑っている 分の旋律をつくる。

児童には他の児童の表現を参考 。他の児童の表現を見聞 にさせて考える手立てを指導す きして,自分の表現に取

る。 り入れている児童もい

る。

③リズムパターンにつけた ・児童をペアごとに別の部屋に呼 ○緊張して練習通りに演 音程を一人ずつ録音す び,演奏をICレコーダーに録音 奏できない児童もいる。

る。 する。 O緊張しているペアの児

・緊張している児童はペアの児童 童に対して声をかける に声かけをさせるなどして,普 児童もいる。

段通りに演奏できるように環境

を整える。

3.ペアで発表の練習をする。

@お互いの表現を聴いて,感

@想を言い合う。

Aお互いがすごいと思う点

@をリフレクションシート

@に記入する。

・気付いたことを順序建てて伝え 驍謔、に指導する。

E箇条書きで工夫している点と■

フ理由を書き出していくように

o気付いたことを単語で ヘあるが,ペアの児童に

̀えようとしている。

所エ想を言い合っている スめ,シートの感想は問 閧ネく書ける。

展開(第3時)

学習活動 指導上の留意点 予想される児童の反応

(評価)

1.発表する

①ペアの児童の表現の工夫 ・前門に記入したリフレクション ○紹介を注意深く聞いて している点を紹介する。 シートを用いてペアを組んでい どのような表現するか

る児童の工夫している点などを を理解しようとする。

紹介する。

②表現を発表する。 ・一lひとり前に出てクラス全体 ○発表をする児童は緊張 の前で発表させる。 している。

・発表をする前に自分の表現を再

現できるかに自信がない児童に ○集中して発表を機構と は四時に録音した音源を聴かせ している。

て確認させる。

・発表が終わったら工夫されてい たこと,すごいと思ったことを 発表することを伝える。

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2.振り返りをする。

発表した表現のすごいと ・出来るだけ多くの児童に意見を o発表を聴いていた児童 思った点を発表する。 言わせて,発表した児童が自分 は積極的に自分が思っ の作品に対して自信を持てるよ たことを発表している。

うにする。

ドキュメント内  味し,工夫して表現す (ページ 41-68)

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