この付録には、以下のトピックが含まれます。
製品ドキュメント
...78
その他のドキュメント...
79 リンク...
79製品ドキュメント
Webサイトで入手できる次のドキュメン トには、追加情報と関連情報が記載されています。アクセスできないドキュメン トがある場合は、EMC担当者までお問い合わせください。
• Microsoft Hyper-Vで仮想化されたMicrosoft SQL Server 2012用EMC VSPEX
• 仮想化SQL Server用EMC VSPEXとVMware vSphere
• 中規模企業向けのEMC VSPEXサーバ仮想化ソリューション
• SMB向けのEMC VSPEXサーバ仮想化ソリューション
• EMC Unisphere Remote:次世代ストレージ管理:詳細レビュー
• VNX FAST Cache:詳細レビュー
• EMC FAST VP for Unified Storage Systems
• Microsoft Windows Hyper-VでのVNXeシステムを使用するEMC VNXeシリーズ
• EMC VNXe Series Using a VNXe System with NFS Shared Folders
• EMC VNX Unified Best Practices for Performance - Applied Best Practices Guide
• EMC VNXeシリーズ構成ワークシート
• EMC VNXシリーズの構成ワークシート
• VNXe3100/3150:システムの稼働状態の監視方法
• VMware vSphere向けEMC VSI:Storage Viewer:製品ガイド
• VMware vSphere向けEMC VSI:Unified Storage Management:製品ガイド
• VMware ESXサーバ向けEMC VNXホスト接続性ガイド
• VNX for Fileオペレーティング環境リリースノート
• SQL Server VSS用EMC Avamar6.1ユーザーガイド
• EMC Avamar 6.1管理ガイド
• Hyper-V用EMC Avamar 6.1ユーザー ガイド
• VMware用EMC Avamar 6.1ユーザーガイド
• EMC Avamar互換性と相互操作性マトリックス
• EMC VSPEX Private Cloud VMware vSphere 5.1 for up to 500 Virtual Machines
• EMC VSPEX Private Cloud Microsoft Windows Server 2012 with Hyper-V for up to 500 Virtual Machines
• EMC VSPEX Private Cloud VMware vSphere 5.1 for up to 100 Virtual Machines
• EMC VSPEX Private Cloud Microsoft Windows Server 2012 with Hyper-V for up to 100 Virtual Machines
仮想化Microsoft SQL Server 2012用EMC VSPEX
設計ガイド 79
その他のドキュメント
Microsoft SQL Serverに関する情報については、次のドキュメントを参照してく
ださい。
• Microsoft SQL 2012 on VMware Best Practices Guide
• Microsoft SQL 2012 on VMware Frequently Asked Questions (FAQ)
• Microsoft SQL Server 2012 on VMware Availability and Recovery Options
• Best Practices for running VMware vSphere on Network Attached Storage
• SQL Server 2012 Licensing Quick Reference Guide
Microsoft Hyper-VおよびMicrosoft SQL Server関連のドキュメントについては、
MicrosoftのWebサイト
VMware上のSQL Server 2012関連のドキュメントについては、VMwareのWeb
サ
リンク
MSDNライブラリ
MSDNライブラリで次のトピックを参照してください。
•
•
TechNetライブラリ
•
•
注 掲載されているリンクは、発行の時点で正常に動作することが確認され ています。
仮想化Microsoft SQL Server 2012用EMC VSPEX
設計ガイド 81
付録 A 情報収集用ワーク シート
この付録には、以下のトピックが含まれます。
情報収集用ワークシート
...
82情報収集用ワークシート
仮想化SQL Server用VSPEXソリューションのサイズ設定を始める前に、情報収
集用ワークシートを使用して、お客様のビジネス要件についての情報を収集し
ます。表29は、SQL Serverユーザーデータベースの情報収集用ワークシートを
示しています。
表 29. SQL Serverユーザーデータベースの情報収集用ワークシート
質問 回答
ご使用の環境に、サイズを設定したい既存の
SQL Serverデータベースがありますか。
はい/いいえ
導入を計画しているデータベースの数はいく つですか。
ユーザー データベースのサイズはどれぐらい ですか(GB単位)。
年間増加率(%)はどれぐらいですか。
FAST Cacheを使用する予定ですか。 はい/いいえ
IOPSの最大数はどれぐらいですか。
ピーク ロード時のTPSはどれぐらいですか。
(オプションの質問)
必要なレスポンスタイムはどれぐらいですか。
(オプションの質問)
仮想化SQL Server用VSPEXの情報収集用ワークシートの単体コピーがこのPDF
に添付されています。Adobe Readerの左側のウィンドウで用紙クリップのアイ コンをクリックし、添付ファイルを表示します。ファイルをダブルクリックし て情報収集用ワークシートを開き、ブラウザから印刷します。
ワークシートをお 客様用に印刷する
仮想化Microsoft SQL Server 2012用EMC VSPEX
設計ガイド 83
付録 B ハイレベルな SQL
Server サイズ設定ロ
ジックと方法論
この付録には、以下のトピックが含まれます。
ハイレベルなSQL Serverサイズ設定ロジックと方法論
...84
ハイレベルな SQL Server サイズ設定ロジックと方法論
SQL ServerデータベースのOLTP–vCPU、メモリ、ストレージレイアウト、リファ
レンス仮想マシンの総数をサポートするインフラストラクチャは、堅牢性と柔 軟性を備えた、高性能なソリューションであることが重要です。SQL Serverの サイズ設定は、ディスクタイプ、保護タイプ、キャッシュなどのさまざまな要 因に依存します。次のように定義された十分なリソースをSQL Serverのサイズ 設定方法に含める必要があります。
注 VSPEX サイジング ツールを使用できない場合、これらの手動によるサ
イズ設定手順に従って、単一アプリケーションのおおまかなサイズ設定を 行うことができます。マルチアプリケーション、マルチインスタンス機 能を備えたVSPEXサイジング ツールを最適なサイズ設定手法として推 奨します。
SQL Serverデータベースのパフォーマンス要件を満たすには、コンピューティン
グ サブシステムやディスク サブシステムなどのリソースを十分に確保する必 要があります。このセクションでは、仮想化環境で予測可能なパフォーマンスを 実現するためのオンライン トランザクション処理DBMSとしてSQL Serverを 利用する場合の「十分なリソース」の定義を示します。
• 十分なディスク使用率:ディスクリソースを十分に活用し、潜在的なピー クディスクアクティビティのための余裕を残すサイジングツールを設計 します。
• 十分なリファレンス仮想マシン
十分なメモリ使用率:ビルディング ブロックの設計では、十分なシ ステム メモリを確保して、設計した作業負荷をサポートし、予測し たピークロードアクティビティに対応する必要があります。
十分なプロセッサ使用率:ビルディング ブロックの設計では、十分
な vCPUを確保して、設計した作業負荷と予測したピークロードアク
ティビティをサポートする必要があります。
• 十分なtempdbとログ:SQL Serverインスタンスをサイズ設定する場合は、
各インスタンスのtempdbおよび各ユーザー データベースのログに十分 な容量とパフォーマンスを考慮して、クエリーのワークロードをサポー トします。
このセクションでは、各SQL Serverインスタンスをサイズ設定する場合の詳細 なサイズ設定方法と推奨事項について説明します。
• SQL Server向けの推奨リファレンス仮想マシン
vCPUリソース
メモリリソース
• SQL Serverのディスクタイプとディスク数
概要
十分なリソース
サイズ設定に関す る考慮事項
仮想化Microsoft SQL Server 2012用EMC VSPEX
設計ガイド 85
SQL Server向けの推奨リファレンス仮想マシン
推奨されるリファレンス仮想マシンの数が示されます。リファレンス仮想マシン は次の方法に基づいて計算されます。
• SQL Serverの最小要件ベース(MSSRB:Minimum SQL Server requirement basis) SQL Serverの最小要件ベースは2個の仮想CPUと8 GBのRAMです。リファ レンス仮想マシンの定義に従い(1台のリファレンス仮想マシン = 1個の 仮想CPUと2 GBのRAM)、SQL Serverの最小要件ベースは4台のリファ レンス仮想マシンです。SQL Serverインスタンスのサイズ設定では、中小
規模SQL Serverインスタンスの最小リクエストを考慮します。たとえば、
ユーザー データベースが50 GB未満の場合、1単位のMSSRB、つまり4 台のリファレンス仮想マシンを使用します。ユーザーのリクエストがCPU 集約型で、大量のIOPSをサポートする必要がある場合、リファレンス仮 想マシンの計算を考慮し、1 MSSRB以上にすることをお勧めします。
• 複数のデータベース/インスタンスの統合
リファレンス仮想マシン用に複数データベースの計算結果を統合します。
SQL Serverのインスタンス管理では、1つのインスタンスに複数のユーザー
データベースを使用できます。VSPEXサイジングツールは、1インスタン スに最大10ユーザーデータベースをサポートします。IOPS要件が小さい
VSPEXインフラストラクチャのSQLアプリケーションでは、1つのプール
でデータ、ログ、tempdb ファイルを共有することをお勧めします。複数 データベースの場合、IOPSと容量の結果を統合することをお勧めします。
表30は、3ユーザー データベースとユーザー入力の例を示しています。
各データベースの計算結果ではなく、IOPSおよびデータベースサイズの 合計を照合して、最も近似したリファレンス仮想マシン数を求めること ができるかどうかを検討します。
表 30. ユーザー データベースが複数ある場合のユーザー入力の例 データベースのプ
ロファイル 最大データベース サイズ(GB) 最大データベース パフォーマンス
(IOPS)
データベース1 50 700 データベース2 200 500 データベース3 250 1,500
表 31 に示すように、各データベースの観点からの計算では、リファレンス仮 想マシンの要件は合計10個のvCPUと40 GBのRAMとなります。
表 31. データベース要件ごとのリファレンス仮想マシンの計算結果
データベースのプ
ロファイル リファレンス仮想マシン:vCPU リファレンス仮想マシン:RAM
データベース1 2 8
データベース2 4 16
データベース3 4 16
要件合計 10 40
統合計算方法に従って計算を統合し、IOPS とデータベース サイズの合計を計 算すると、合計要件は8個のvCPUと32 GBのRAMとなり、2個のvCPUと8 GB のRAMを予備に確保したうえでなお、VSPEXインフラストラクチャはIOPSと 容量の要件をサポートできます。
SQL Serverインスタンスのディスクタイプとディスク数
VSPEX実証済みインフラストラクチャでSQL Serverのサイズ設定を行うには、
次の設計方法に従います。
• まずIOPSを設計してから、ディスクレイアウトのデータベースサイズを 設計します。IOPSとデータベース容量サイズの計算結果を統合する必要 があります。
基本的に、一般的なオンライントランザクション処理アプリケーション におけるIOPSベースの計算では、容量ベースの計算と比べて、スピンド ルの速度向上や量の増加など、スピンドルに関する要件が高くなります。
たとえば、100 GB のオンライン トランザクション処理データベースは
1,500 IOPSを超えることがあり、このIOPSリクエストをサポートするに
は、15 K rpmのSASまたはFCスピンドルを数十個使用する必要がありま
す。一方、容量ベース計算では、300 GBのミラーされたSAS/SATA/FCス ピンドル 2個で容量リクエストを十分に満たすことができます。この場 合には、数十個のSAS/FCスピンドルを使用することを推奨します。
• サイズ設定の計算には追加ディスク要件が含まれます。
年間増加率
ログはユーザーデータベース全体の20パーセントを使用します
tempdbはユーザー入力を統合し(オプション)、ユーザーデータベー
ス全体の20パーセントを使用します
• 3つのディスクタイプのIOPSベースをディスクタイプの制限ではなく、
実際のテスト結果に基づいて設定します。
異なるディスクの理想的な最小IOPSと実際的な実行テスト値を考慮しま す。たとえば、フラッシュディスクの理想的な最小IOPSを3,000とする ことは可能ですが、実際の使用状況、実際にサポートされるIOPSはこの 値をはるかに下回る可能性があります。
フラッシュディスクをFAST CacheまたはFAST VP(上位階層)として 使用する場合、アプリケーションに使用可能な領域は制限されます。
たとえば、最高頻度でアクセスされるデータのサイズは、一般にフラッ シュの使用可能スペースを超える傾向があります(3個の100 GB FAST
Cacheを使用して、500 GBのオンライン トランザクション処理ユー
ザーデータベースと最高頻度でアクセスされる400 GBのデータをサ ポートするなど)。他のSAS/FC/SATAなどのディスクを利用して、ア クセス頻度の低いデータを格納したり、FAST VPの下位階層として使 用した場合、実際にサポートされるフラッシュディスクのIOPSは1,000 未満になる可能性があります。
実際のテストでは、ストレージ アレイの各コンポーネントを適切な