• 検索結果がありません。

印象評価実験結果の分析

ドキュメント内 九州大学学術情報リポジトリ (ページ 31-36)

第 3 章 3DCG 顔モデルに対する印象評価実験

3.3. 印象評価実験結果の考察

3.3.1. 印象評価実験結果の分析

印象評価実験から、各モデルの印象語ごとの評価を

1

点から

5

点まで点数化 し、平均点数を出力した。図

3-9

は、全ての実験用モデルの

SD

プロフィール を示す。

3-9. 全モデルの SD

プロフィール

26

3 3DCG顔モデルに対する印象評価実験

3-9

より、被験者が各モデルよりどのような印象を受けたのか把握できた。

各モデルの

SD

プロフィールと詳細に関しては、付録

1( pp74 - 97

)に記載し ている。

以下は、24個のモデルのうち、印象の判断が明確であったモデルを示す。

No.1

シャープな、知的な

No.2

優しい、静的な、保守的な

No.5

大きい、ぼんやりした、重い

No.6

不健康的な、シャープな、軽い、かわいくない、貧弱な

No.7

優しい

No.8

子供っぽい、小さい、軽い

No.14

暗い、不健康的な、シャープな、貧弱な

No.16

シャープな、個性的な

No.17

健康的な、動的な

No.18

優しい、ぼんやりした

No.23

不健康的な、個性的な、かわいくない、貧弱な

No.24

大きい、ぼんやりした、重い、かわいくない、豊かな

27

3 3DCG顔モデルに対する印象評価実験

(1)相関関係

SD

プロフィールに基づき、相関係数行列分析を行った。図

3-10

は、相関係 数行列を図化し、関係性の強い印象語を出力したものである。

3-10. 印象語相関係数行列図

相関係数は、かわいい-好きな

0.920、暖かい-優しい 0.919、健康的な-豊か

0.915、大きい-重い 0.902、好きな-上品な 0.901、かわいい-上品な 0.844、

明るい-健康的な

0.807、暖かい-健康的な 0.801

となり、相関関係を線で示す。

そして、線で示したものより相関係数が弱い、上品な-知的な

0.796、明るい-動的な

0.751、知的な-好きな 0.729、暖かい-明るい 0.687、豊かな-大きい 0.686、明るい-進歩的な 0.678、優しい-健康的な 0.654、明るい-豊かな 0.630、

豊かな-重い

0.629

は点線で示す。

分析により、語句間の相関性が強い印象語は、大きく

3

つのグループにまと められる。上品な・好きな・かわいいの「好ましい」イメージに関するグルー プ、健康的な・暖かい・豊かな・明るい・優しいの「情熱的」なイメージに関 するグループ、重い・大きいの「重厚」なイメージに関するグループの

3

つに 分類されると考えられる。

28

3 3DCG顔モデルに対する印象評価実験

(2)主成分分析

次に、

SD

プロフィールに基づき、24 個の顔モデルに対する特徴的な主成分を抽 出するために主成分分析を行った。表

3-1

は、バリマックス回転後の主成分係数行列 の数値を示す。

表 3-1. 印象評価の因子負荷量

第一主成分は寄与率が

39.8%、第二主成分は 27.3%、第三主成分は 16.5%、

累計寄与率

83.6%となり、第 3

主成分までを用いた。

第一主成分に関しては「健康的な-不健康的な」「好きな-きらいな」「か わいい-かわいくない」「明るい-暗い」「暖かい-つめたい」「豊かな-貧 弱な」の得点が高いことから、「好感度」の軸とした。

主成分1 主成分2 主成分3 健康的な 不健康的な

0.910 -0.248 -0.213

好きな きらいな

0.906 0.264 0.278

かわいい かわいくない

0.878 0.114 0.315

明るい 暗い

0.841 0.170 -0.453

暖かい つめたい

0.802 -0.442 -0.114

豊かな 貧弱な

0.800 -0.420 -0.171

上品な 下品な

0.776 0.197 0.566

セクシーな 中性的な

0.775 0.519 -0.067

優しい きびしい

0.739 -0.427 0.114

シャープな ぼんやりした

-0.212 0.942 -0.114

重い 軽い

0.138 -0.830 -0.408

立体的な 平面的な

0.085 0.786 -0.455

進歩的な 保守的な

0.416 0.740 -0.436

知的な おろかな

0.494 0.658 0.431

大きい 小さい

0.305 -0.618 -0.536

静的な 動的な

-0.409 -0.366 0.792

個性的な 一般的な

-0.506 0.237 -0.678

子供っぽい 大人らしい

0.093 -0.351 -0.141 39.8% 27.3% 16.5%

29

3 3DCG顔モデルに対する印象評価実験

第二主成分に関しては「シャープな―ぼんやりした」「重い―軽い」「立体 的な―平面的な」の得点が高いことから、「重量感」の軸とした。

第三主成分に関しては「静的な―動的な」「個性的な―一般的な」の得点が 高いことから、「パワー」の軸とした。

3-11・図 3-12

は、表

3-4

を布置図で示したものである。

3-11. 第一第二主成分の因子負荷量布置図

3-12. 第一第三主成分の因子負荷量布置図

30

3 3DCG顔モデルに対する印象評価実験

3.3.2. 主成分別顔モデルの特徴解析

ドキュメント内 九州大学学術情報リポジトリ (ページ 31-36)

関連したドキュメント