81
37 モンゴル15%) /4通/
1018х 20738,16 1998.02.24 2012.01.15 Dundgobi Gurvansaikhan 38 1068х 79221,25 1998.02.19 2012.01.15 Sukhbaatar Ulziit 39 1017х 31701,93 1998.02.24 2012.01.15 Dundgobi Khairkhan 40 EAM Exploration
(カナダ) /7通/
9688х 1647,41 2005.05.02 2014.05.02 Tuv Enger Ar 41 13082х 1538,41 2007.12.21 2016.12.21 Bayan
khongor
Sevsuuliin Bulag 42 10081х 1504,08 2005.06.28 2014.06.28 Dornogobi Ulaan Nuur 43 13387х 11046,69 2008.03.19 2017.03.19 南ゴビ Unegt 44 14889х 32556,54 2007.06.13 2016.06.13 Dornogobi Ingenii-1 45 14890х 9593,08 2007.06.13 2016.06.13 Dornogobi Ingenii- 2 46 14891х 5680,15 2007.06.13 2016.06.13 Dornogobi Ingenii -3
47 Gimpr
(ロシア) /1通/
14659х 15049,93 2009.01.20 2015.01.20 南ゴビ Den Brigad
48 TMOB
(モンゴル)
/1通/
12685х 17131,13 2007.09.06 2016.09.06 Dundgobi Khukh Del
49 Adamas Mining (モンゴ50%
日本49%、中国1%) /1通/
3367Х 39762,16 2001.03.02 2014.03.02 Dornod Erkht Ovoot Tolgoi
50 Mongol Uranium Resources
モンゴル /3通/
Ts-001Х
117231,0 0
2010.12.30 2016.12.30 Dornogobi Shuvuun Uul
51
Ts-002Х
105937,0 0
2010.12.30 2014.12.30 Sukhbaatar Khuiten Uul
52
Ts-003Х
208659,3 2
2010.12.30 2016.12.30 Sukhbaatar Khremiin Tsagaan Undur 53 Shin Shin
中国 /1通/
247 採掘権
101,58 1997.05.20 2017.05.20 Dornod Ulaan 54 Nucler Energy
モンゴル /2通/
5355Х 15.673,8 1
2003.01.30 2017.01.30 Arkhangai Asar Uul
55 5359Х 20.709,0
0
2003.01.30 2017.01.30 Arkhangai
Daldiin Ovoo 56 Mo-Atom/1通/
Ts-025Х
23803,6 2014.10.24 2017.10.24 Khentii Kholboo 57 Khunbuu
/1通/
13555 採掘権
25,08 2005.07.01 2025.07.01 Dornod Mukhar-1
出典:モンゴル鉱物資源庁
11. 動向の把握
82
モンゴルの鉄道の主要な輸送物は石炭である。世界レベルのOyu Tolgoiプロジェクトの場合、
輸出市場となる中国までの距離は長くないため、鉄道輸送はそれほど重要ではない。モンゴル 政府は石炭をはじめとする鉱物資源を中国、韓国、日本へ輸出するための「新規鉄道プロジェ クト」を実施している。「新規鉄道プロジェクト」の理念は、鉱物資源をSainshand市で加工し、
中国経由と共にロシア経由で海港まで輸送することである。潜在性が高い中国市場を確保する ことも重要であるため、Tavan Tolgoi炭田→Gashuunsukhait中国国境検問所までの鉄道が先に 進んでおり、2015年時点で68%が完了している。
83 鉄道政策及び「新規鉄道プロジェクト」の概要
2010年6月、モンゴル国会は“国家鉄道政策”(図34)を規定。モンゴル政府は2012年に「新 規鉄道プロジェクト」を実行する目的でMongoliin Tumur Zam公社を設立し、「新規鉄道プロジ ェクト」のフェーズ-1、フェーズ-2を開発するライセンスを付与。
出典:モンゴル交通・運輸省 図37. 新規鉄道図
2013年8月、中国の習近平主席のモンゴル訪問中に、「モンゴルは中国国土を経由して、海へ 達する、戻る、トランジット輸送に関する両政府間の契約」を25年間の期間で締結。同契約の 主要な条件は下記のとおり。
• 中国へ輸出される鉱物資源の1/3を、中国の海港で第3国へ輸出する
• トランジット輸送において関税、VATなどの税金を支払わない
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中国東北部に位置するDandong,Dalin,Jinzou,Yingkou,Qinhuandoa,Huandhuagang, Tianjinの7箇所の海港(図38)を利用できる(事前はTianjinのみだった)
• Zamiin uud国境検問所(中国側の国境検問所名は二連)のみならず、Sumber, Bichigt, Gashuunsukhait, Shivee Khuren国境検問所にて輸出された荷物も海港へ輸送できる
• 輸送料金は2.5¢/kg(中国の標準輸送料金)から引き下げられ、1.5¢/kgになった
出典:モンゴル交通・運輸省 図38. 海港へのアクセスルート
トランジット輸送に関して中国と合意できたため、2014年10月、“国家鉄道政策”に関する 国会規定により、Khuut炭鉱・Bichigt国境検問所間を結ぶ鉄道、Tavan Tolgoi・
Gashuunsukhait国境検問所間を結ぶ鉄道を1,435mm(中国基準)のゲージで、Arts suury・
Erdenet市、Tavan Tolgoi ・Sainshand・Baruu-Urt・Khuut・Choibalsan、Khuut・Numrug間を 結ぶ鉄道を1,520mm(ロシア基準)のゲージで開発すると決議(図36)。即ち鉱物資源を中国へ 輸出する、第3国へ輸出する場合、国境で積み替えせずに輸送する政策を決定。
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出典:Aspire Mining社のマップによりBlue Ridge社作成 図39. 鉄道ゲージ図
“国家鉄道政策”にUkhaa Khudag・Gants Mod間の267kmの鉄道をフェーズ-2仕組内で開発す ると指定されたが、経済状況、石炭市場などにより最初に実施することになった。同鉄道案件 の過程は下記のとおり。
同鉄道の開発許可をモンゴル石炭分野の大手であるEnergy Resources社が取得し、建設事業 をSamsung C&T社と締結していた。
ただし、モンゴル政府2012年121号決議により、モンゴル政府が鉄道開発を実施すると決定し たため、Energy Resources社の鉄道事業が中断された。
2013年3月、モンゴル政府が同契約の権利、義務をMongoliin Tumur Zam社に譲渡させること を決定した。
2013年5月、Mongoliin Tumur Zam社が権利、義務を譲渡させる契約を締結し同日、Mongoliin Tumur Zam社とSamsung C&T社がUkhaa Khudag→Gants Mod間の267kmの鉄道建設に関する契約を 締結。
2015年6月の段階で全作業の68%を実施済。
さらにモンゴル側は地域開発の観点から、可能な限りモンゴル国内を通したいと考えている。
特に、Tavan Tolgoi・Sainshand間の鉄道ルートは、南部モンゴルの鉱物資源を活かした Sainshand産業団地(図40)を作る構想と結びついている。
海への出口では中国の渤海と日本海へ出るルートがある。運賃上では中国経由の方が近い。
Tavan Tolgoi・Sainshand間の鉄道ルートをモンゴル東部のChoibarsan市まで開発し北上し、ロ
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シアのシベリア鉄道で、ナホトカ、または、サハリン対岸のワニノまで運ぼうという「東部鉄 道案」14もある。
将来的なモンゴル炭の輸出港湾候補の検討に向けて、バム鉄道の終着地であるワニノ方面と シベリア鉄道の終着地であるウラジオストック方面はそれぞれ主要な海港である。モンゴルか らの石炭積出港として検討に値するのは下記の海港である。
① ボストチヌイ港
② ウラジオストック港
③ ナホトカ港
④ コジミノ港
⑤ スラビヤンカ港
⑥ ポシェット港
⑦ スラビヤンカ港
⑧ ソビエツカヤ・ガバニ港
⑨ ワニノ港
⑩ ムチケ港
ロシアの海港のうち、、①ボストチヌイ港、③ナホトカ港、⑥ポシェット港は積出候補とし て可能性がある。ただし、新規のモンゴル石炭取扱に対応するためには大規模のインフラ開発 が必要になるとみられる。また、⑧ソビエツカヤ・ガバニ港、⑩ムチケ港は石炭取扱が増大す ることが期待されている。しかし、バム鉄道がすでに飽和状態にあり、港湾における積出能力 の拡大の是非は鉄道輸送能力増強の進展如何にかかっているとみられる。
モンゴル側は「東部鉄道プロジェクト」に日本側と協力する立場である。2015年5月、モンゴ ルTs.Elbegdorj大統領が日本公式訪問中、「東部鉄道プロジェクト」への参加を安倍 晋三首相 に提案。日本側も検討するとの立場を表明。2015年10月、安倍晋三首相のモンゴル公式訪問中、
「東部鉄道プロジェクト」の協力に関するMOUが締結された。2015年12月、日本経済産業省の安 藤晴彦戦略輸出交渉官をリーダーとしたミッションがモンゴルを訪れ、南部モンゴルの開発案 件現場、鉄道開発などを視察。
モンゴル政府は「東部鉄道プロジェクト」に必要な資金を日本から20年間で借入し、石炭で 返済する意向である。両政府は鉱物資源の輸送、開発、加工の面で協力することを検討してい る。
14日本の独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の「モンゴル南ゴビ地域(タバントルゴイ炭 田)の石炭資源開発に係るアジア太平洋地域向けの輸送インフラの検討」-レポートによると原料炭の国 際市場価格が200USD/tであれば経済性が確保される
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11-1-1. モンゴル・ロシア・中国の「経済通路構想」
2015年7月、ロシアのUfaモンゴル・ロシア・中国の首脳会談で「モンゴル・ロシア・中国の 経済通路開発のプログラム作成に関するMOU」に調印。同MOUによりモンゴル・ロシア・中国が 鉄道、道路、送電線などのインフラをはじめとする「経済通路」(図40)の開発協力に合意。
モンゴル政府は「経済通路」を通して海港へのアクセスを確保したい立場である。
出典:Aspire Mining社のマップによりBlue Ridge社作成 図40.経済通路
11-1-2. 経済通路構想の仕組み内にAIIBが関心示したモンゴルの鉄道プロジェクト
M.Zorigt交通・運輸省大臣は、2015年11月16~17日に香港で実施された“Mongolia Projects and Ivestment Summit Hong Kong”中、アジアインフラ投資銀行(AIIB)がモンゴルのOvoot炭 鉱・Arts Suuryロシア国境検問所・Elegest炭鉱(ロシアトゥバ共和国)間鉄道(図38)、及び Khuut・Bichigt国境検問所間鉄道に関心を示していると表明。
88
1)Erdenet市・Ovoot炭鉱・Arts Suuryロシア国境検問所・Elegest炭鉱間鉄道概要 ロシアのElegest炭鉱から中国国境までの鉄道距離及び融資額(推定)は下記のとおり。
表29.北部鉄道概要
鉄道
(スタートをロシアのElegest炭鉱から)
鉄道距離(km) 融資額(百万USD)
1 Elegest炭鉱→Arts Suuryロシア国境検問所 267 560
2 Arts Suury国境検問所→Ovoo炭鉱 214 475
3 Ovoo炭鉱→Erdenet市(Aspire Mining) 547 1200
4 Erdenet市→二連市(中国国境検問所) 1115 鉄道が既に存在
合計 2143 4378
出典:Aspie Mining社のデータによりBlue Ridge社作成
出典:Aspire Mining社のマップによりBlue Ridge社作成 図41. Elegest炭鉱→Arts Suury国境検問所→Ovoo炭鉱→Erdenet市鉄道マップ 2)Khuut・Bichigt国境検問所間鉄道プロジェクト概要
モンゴル・ロシア・中国の経済通路構想、中国の一帯一路構想、ロシアのユーロアジア通路 構想の範囲内にモンゴルのトランジット輸送が取り上げられている。
Khuut・Bichigt国境検問所間鉄道案件は、3か国間の「経済通路プログラム」の枠組み内に開 発される3線経済通路の1つである、トランスシベリア鉄道・Ereentsav・Bichigt・中国の Jinzou港間の経済通路の一部である。2014年11月、モンゴル科学アカデミーと中国の開発調査 センター(Development Research Center of State Councill/DRC/)の学者団が、Taliin Zam 構想及びシルクロード構想の組み合わせ、モンゴル市場と中国港へのアクセスを調査する視察
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旅行を行なった。学者団は天津港、Jnizou港15などを視察し、「Jnizou港の特徴、長点、地理 的位置、モンゴルの鉄道開発政策、3か国の首脳会談などを考慮すれば、Jnizou港・Bichigt国 境検問所・Ereentsav国境検問所間を鉄道で結ぶことは地理的に近く将来性、経済性で利益が高 い」と評価。
Jnizou港・Bichigt国境検問所・Ereentsav国境検問所間鉄道の利点は下記のとおり。
Jnizou港・Bichigt国境検問所間の距離は850km(ウランバートル市から天津港まで 約1800km)
多種商品を積み積み替えるアジア最大の港になる計画を立てている
内モンゴル自治区の人口密度が低い地域を経由する
中国東北部で石炭不足により需要がとても高い16ため、Khuut炭鉱17から20百万t/年 の 高質なエネルギー炭を輸入できる
中国→ロシア及びヨーロッパへ輸出する製品を、満州経由で輸送するより短くて安い東 部鉄道を開発できれば、Tavan Tolgoiの石炭を渋滞がない鉄道で海港まで輸送できる
(Tavan Tolgoi→Gashuunsukhait間の鉄道輸送能力は30百万t/年)
11-1-3. Aspire Mining社の北部鉄道プロジェクト
「南部鉄道プロジェクト」、「東部鉄道プロジェクト」の他、オーストラリアのAspire Mining社18が原料炭輸送目的で北モンゴルで実施している547kmのErdenet市・Ovoot炭鉱間の
「北部鉄道プロジェクト」(図40)が進んでいる。概要は下記のとおり。
15http://www.worldportsource.com/ports/commerce/CHN_Port_of_Jinzhou_2137.php
16L.Purevbaatar世銀インフラアドバイス、モンゴル鉄道エンジニア協会の会長
17位置:Dornod県、Matad郡、鉱業権所有者:Buman Olz有限会社 石炭品質
Mo Ash S kcal/kg 埋蔵量 採掘量(可採限)
War Wad Qdaf Qar 百万t 百万t/年
38.6 12.0 10.0 1.11 6,285 3,074 294.0 20.0
18http://www.aspiremininglimited.com/
Ovoot炭鉱は埋蔵量(モンゴルで第2位)
1600 255 236 140 122
0 2000
TT(Erdenes MGL) Ovoot(Aspire
Mining) Ukhaa
Khudag(MMC) Baruun
Naran(MMC) Ovoot tolgoi(SGS) 百万t