DCV ・ ASV * 1
インターフェロンフリー経口 2 剤の 適応
• IFN を含む治療法に不適格の未治療 :
貧血、血小板減少、好中球減少、うつ病、その他の合併症または高 齢などの理由により IFN を含む治療ができない患者
• IFN を含む治療法に不耐容 :
IFN を含む治療を受けたが、副作用により治療を中断した患者
• IFN を含む治療で無効
ウイルスを排除する治療方法(抗ウイルス療法)を 始める目安はあるのでしょうか?
• 以下のいずれかにあてはまる方は、抗ウイルス療法の治療が推奨され ています。
• ALT の値が 30U/L を超えている
• 血小板の数が 15 万 / μ L 未満である
※上記に限らず、年齢やからだの調子によっても治療の必 要性を判断します。
• 以下のいずれかにあてはまる方は、肝がんの発症リスクが高いと されています。
複数該当する方は、早期に抗ウイルス療法の導入を考慮すべきです。
• 高齢である
• 線維化が進展している
• 男性である
日本肝臓学会編 C型肝炎治療ガイドライン[第3.1版] http://www.jsh.or.jp/medical/guidelines/jsh_guidlines/hepatitis_c
•
インターフェロンの少量・長期投与インターフェロンには、肝臓の炎症を抑えて病気の進行を遅くする働きもあ ります。ウイルスを完全に排除する場合には、インターフェロンを一定の量 で、期間を限って投与しますが、病気の進行を遅くする治療の場合には、少 量を長期にわたって投与したり工夫をします。
•
グリチルリチン、ウルソデオキシコール酸この
2
つの薬は、肝臓を保護する働きがあり、肝炎の炎症を 抑えることによって病気の進行を遅くする効果が期待できます。からだからウイルスを排除することはできませんが、インター フェロンに比べて副作用は少なくなっています。
グリチルリチンは主に注射、ウルソデオキシコール酸は飲み薬です。
•
瀉血C
型肝炎になり病気が進んでいくと、肝臓に鉄がたまり、これが肝臓の 障害をさらに進めることになります。そこで、瀉血(血液を200
~400mL
採ってすてること)をして肝臓の鉄を減らし、その炎症をおさえます。同時に鉄分の多い食事もひかえます。
病気の進行を遅くする治療方法
医療費助成制度
•
医療費助成制度とは?通常の健康保険による診療に加えて、
B
型、C
型慢性肝炎および肝硬変 の根治を目的とした抗ウイルス療法については、医療費が助成されます。•
助成の対象•
ウイルスの排除を目的とする抗ウイルス療法•
ペグインターフェロン+
リバビリン+シメプレビル•
ペグインターフェロン+
リバビリン+テラプレビル•
ペグインターフェロン+
リバビリン•
ペグインターフェロン単独療法•
インターフェロン+
リバビリン•
インターフェロン単独療法•
ダクラタスビル+アスナプレビル**対象者は、下記のいずれかに該当する方に限ります。治療を受けた方は、以後のインターフェロン治療による制度利用はでき ません。
・インターフェロン治療を受けることができない未治療の方
・インターフェロン治療を受けたが副作用により中止した方
・インターフェロン治療を受けたが1度もウイルスが消えなかった方
•
その治療における検査料や副作用に対する治療費(ただし、治療を中止した場合を除 く)•
ウイルスの排除を目的としない治療は対象となりません。•
保険外の診療は対象となりません。厚生労働省ホームページ「肝炎総合対策の推進」より
階層区分
世帯あたり
市町村民税(所得割)課 税年額
自己負担額の上限(月 額)
甲
235,000
円以上20,000
円乙
235,000
円未満10,000
円※住民票上の世帯の収入が原則ですが、患者さんと同一生計にない方(税制上および医療保険上の扶養関係にな
い と 認 め
られた方)については、課税年額を合算せずに区分けされます。
助成額
厚生労働省ホームページ「新しい肝炎総合対策の推進」
受給者証
B 型肝炎のおはなし
どのようにして B 型肝炎ウイルスに感染するのでしょ うか
B
型肝炎ウイルスは体液や血液を介して感染します。【以前はあったが、現在ではまれな感染原因】
•
出産時の母子感染•
感染している人からの輸血、血液製剤の利用•
汚染された注射器による医療行為【現在も考えられるもの】
覚せい剤を打つな ど注射器の使いま わし
入れ墨を彫る
十分に消毒されて いない器具を使っ てピアスの穴をあ ける
性交渉世界地域におけるHBVキャリアの分布
HBV キャリアの感染者数は世界中におよそ3 億5 千万⼈、
⽇本中ではおよそ130〜150 万⼈いると推定されている。田中純子 日本臨床69巻増刊号4 327-334(2011)
B 型慢性肝炎がおこるしくみ
• B
型肝炎ウイルスに感染すると、体内の免疫細胞が肝臓の細 胞ごと破壊しようとしてしまいます。これにより肝臓の炎症がおこり、
B
型慢性肝炎へと進行します。肝細胞
B
型肝炎ウイルス 免疫細胞免疫細胞が、肝臓の細胞ごと破壊
HBV関連ウイルスマーカー
Dane
粒子桿状粒子
小型球形粒子