RJ ‑F
i、できる
2.できない
│問9・あなたは火事が定こったとき、誌はどうしたらい いと思いますか?IEしいと思う番号にこ2 0をつ けてください。またその理由も書いてください。
l'あける 2・しめる 3 わからない
.2
、
図3.2 調査で使用した火災知識・意識に関するアンケート例
② 調査協力の得られた小学校複合化施設 6校の児童に対して以下の調査を実施した。同 時期に中学校2校の生徒 377人に対しても同様の調査を実施したが、本研究は児童を 対象としているので小学校の調査結果のみ扱う。対象人数は、 654人 (2年生:179人、 4年 生 :241人、 6年 生 :234人)である。調査はクラスごとに一校時を使い、担任が 調査マニュアルに従って行った。
③ 火災に関する知識と行動調査:火災に関する知識及び火災時の対応行動についてアン ケートにより質問した。
④ 学校空間の認知度調査:児童の学校空間認知率を知るために、あらかじめ用意された 学校複合化施設の白紙の平面図に、自分の知っている室名を書き込む全統制法による 調査を行った。
⑤ 避難経路調査:特定の室からの出火を想定した上で、当該学校の平面図上に、自分の クラスルームから運動場までの避難経路を動線で示させた。
3.1.3.1 調査方法の検討過程と限界 1)火災に関する知識、判断・行動
本研究では火災に関する知識、判断・行動に関し、あらかじめ選択肢を用意したアンケ ートを行った。これは、回答能力にばらつきのある 2~6 年生の児童たちの火災に対する知 識と判断・行動に関して、簡便にある程度精度のそろったデータを得るためである。アン ケート形式については、予備調査の段階で調査協力を得られた学校サイドと相談しながら 修正を加え、最終判断している。しかし、あらかじめ選択肢を用意することにより、児童 の側に正しい知識が欠如していても正解にたどり着く大きなヒントを与える、あるいは偶 然正解にたどり着く可能性があり、実際の知識は、アンケートから導きだされる結果より
も差し引し、て判断する必要がある。なお、複合化小学校に対して用いたアンケートは、 1996 年から 1998年にかけて名古屋市内の小学校 13校の2,4, 6年生合計2,499名に対して実 施したものと同じであり、この結果については既往研究 3~5) において発表されている。また
この章の中でも単独小学校の調査結果として紹介してし、く。
2)空間認知
ここで採用した調査方法は、「空間を認知していること」を「空間の名称を知っているこ
にて紹介されている。
3)避難経路の選択
空間に関する理解力の異なる 2、4、6年生の児童から、平面図に避難経路を記入させる
方法で有効なデータを得られるかどうかについては、既往研究 3~5) において描画の自由度の
異なる 3つの方法について段階的に検討している。白紙に平面図を描かせる「自由描画法」、
建物の外形線を与える「一部統制法」、建物の平面図を与える「全統制法」によって得られ る結果の精度の比較検討過程を経て、少なくとも
2
年生でも分析可能なデータを得られる という点で「全統制法Jが優れていることを明らかにしている。また、実際の火災に近い 状況での避難データを得るためには、①予告なしの避難訓練による調査、②避難シミュレ ータを利用した調査が考えられたが、①については調査実施上の危険性、②については第4 章において開発と有効性の確認をしているが、調査当時は試行段階であったことから、本 章では、平面図上での調査を採用した。ただし、実際の火災現場においては、混乱した状 況下においてどのような行動をとるかは予測出来ないという点と、第 4章において検証をするが、既往研究 3~5) での避難経路選択調査の手法には児童の描画能力、平面図の認知能力
の問題や、平面図において試行出来るという問題点がある。さらに第 5章において検討す るが、現実の火災では混乱した状況により児童にかかるストレスの問題と、避難誘導等に よる避難の補助の要素があるため、結果からの安易な類推には注意が必要で、ある。
3.2 調査校の概要と複合化の推移 3.2.1 調査校の概要
複合化小学校の調査対象の 6校はし、ずれも小学校と他の公共施設とが建築構成上一体的 なスタイルをとっている。延べ床面積の最も小さい学校でも 11.000
r r f
を超える規模で、最 大は18,000r r f
を超える例も含まれる(表 3.1)。表
3 . 1
調査校の概要と調査人数区名 学校名 竣 工 年 併 設 施 設 階 数 ク フ ス 数
延 べ 床 面 積 (rd) 調 査 対 象 人 数 児 童 生 徒 数
温水プーノレ 全 体 (B2
2年 生:67人 (B1) ~9F)
幼 稚 圏小 よナと2巳 校 4年 生:52人 N小 1994 (1‑2F) (Bl‑5F) 11ク ラ ス333
18,325
図 書 館 人
6年 生:33人 (5‑6F)
社 会 教 育 会
中 央 館(7‑9F)
混水プーノレ/二ヒ¥ 体 (B2
2年 生:45人 (B2) ~5F)
福 祉 作 業 所 戸ナ三r, 校
10ク ラ ス265 4年 生56人 D小 1994 (B1) (2‑5F) 16,160
社 会 教 育 館 人
(B1) 6年 生44人
幼 稚 園(lF)
温 水 プ ー ル 全 体 (B2
8クラス 2年 生29人
(B2) ~6F) S小 1996 幼 稚 園 ・ 図 小 学 校
186人 15,007
4年 生28人 書館(lF) (Bl‑6F)
児 童 館(5F) 6年 生:36人
温水プーノレ 全 体 ( 51 4年生・43人
(B1) ~8F)
幼 稚 園(lF) 小 学(1‑4F) 校 6年 生54人 保 二円』 園
Iノj、 1985 (1‑2F) 12ク ラ ス296 11,180
千代田 教 育 研 究 所 人
(5F) 区 民 図 書 館 (5F) 社 会 教 育 緬 設(6‑7F)
図 書 館(lF) 全 体 (B2
8クラス 4年 生27人
~7F)
T/J' 1998 幼 稚 園(2F) 小 学(2‑5F) 校200人 12,874 6年 生40人 教 育 研 究 所
(6‑7F)
幼 稚 園(lF) 全 体(B1~
8クラス 2年 生:38人 港 Kノj、 1996 4F)
中 学 校 14,711
4年 生:35人 (Bl‑4F) j、学校(1‑4F329人
6年 生:27人
」 ー
5
階以上に教育研究所、区民図書館、社会教育施設等が設置されている。同区のS
小、T
小 は、それぞれ地下2階地上6階、地下2階地上7階の規模である。s
小は地上レベルに幼稚園・図書館、 5 階には児童館がある。 T 小は 1~2 階に図書館と幼稚園、 6 階以上は教育研
究所である。港区の K 小は、幼稚園及び中学校と一体化した施設で地下 1階地上 4階の規 模である。
また、既往研究 3~5) での単独小学校の調査対象校は名古屋市内の片廊下式の 13 校であり、
調査時期は 1994~1996 年である。調査対象クラスは火災室が自分のクラスルームと同一階
にあるか否かの 2通りのケースとし、また、火災室が日常経路に接しているもの、非日常 経路に接しているものとした。表 3.2にその組み合わせを、表 3.3に調査対象校とその調査 の組み合わせを表す。単独小学校の平面図の一例としてU K小学校の平面図を図3.3に示す。
校小子名 スク数ラ KS 16 KY 18 HY 12 SS 6 UK 10 SB 17 TM 25 KJ 18 UE 25 DT 19 AO 11 AK 14 OU 11
│合計 202
表 3.2 既往研究での想定火災質の種類
日常経路に対する想定火災室の位置 クラスルームに対する
想定火災室の位置
日常経路 │非日常経路 ケースA
ケースC
表 3.3既在研究での調査校の概要と調査クラス
児童 │数指 調査クフス数及び人数
数(人) 2年 4年 6年 ケースA ケースB ケースC 530 4F 21 (63) 2 (62) 2 (79) 2‑2,4‑2,6‑1 2‑3,4‑3,6‑2 610 4F 21 (65) 2 (59) 2 (74) 4‑3 2‑1,2‑2,4‑1,6ー1,6‑2 430 3F 21 (56) 2 (80) 2 (76) 4‑1 2‑2 4‑2,6‑1β‑2 180 3F 11 (25) (27) (25) 2‑1 4‑1,6ー1 255 4F 11 (40) 2 (50) 2 (48) 4‑2,6‑2 2‑1,4‑1,6ー1 545 4F 21 (58) 2 (56) 2 (68) 2‑1,4‑2,6‑2 2‑2,4‑3,6‑3 883 4F 21 (71) 2 (76) 2 (72) 2‑4,6‑1 2‑1,4‑1,4‑2,6‑4 585 3F 21 (58) 2 (66) 2 (70) 2‑3 2‑1,4‑1,4‑3,6‑1,6‑2 889 4F 21 (74) 2 (75) 2 (78) 2‑3 2‑4,4‑4 4‑3,6‑1β‑4 581 3F 31 (88) 31 (101) 31 (112) 4‑1,4‑3 2‑2,4‑2,6‑2 2‑1,6ー1 311 4F 21 (54) 2 (57) 2 (60) 2‑2 4‑1,6‑1 2‑1,4‑2,6‑2 465 4F 21 (75) 3 (77) 3 (78) 2‑1,4‑3,6‑1 2‑2,4‑1,4‑2,6‑2,6‑3 302 3F 11 (40) 2 (43) 2 (63) 2‑1,4‑2 6‑1 4‑1 6566 01 24 767 27 829 27 903
ケースD
2‑1
2‑3,6‑3
6‑2
体育館兼 講堂