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円すいころ軸受

ドキュメント内 CAT. No. 1102q 2014 G-2 (ページ 129-132)

メートル系円すいころ軸受

  内径 15〜100mm ………B120〜B127ページ   内径 105〜240mm ………B128〜B133ページ   内径 260〜440mm ………B134〜B135ページ

インチ系円すいころ軸受

  内径 12.000〜 47.625mm  B136〜B149ページ   内径 48.412〜 69.850mm  B150〜B157ページ   内径 70.000〜206.375mm  B158〜B171ページ インチ系円すいころ軸受の索引は,付表14(C26〜C33ページ)に記載されている.

複列円すいころ軸受

  内径 40〜260mm ………B172〜B181ページ 四列円すいころ軸受については,B334〜B339ページに記載されている.

構造・形式と特徴

 円すいころ軸受は,内輪・外輪の軌道面,及びころの円すいの頂点が軸受中心 軸上の一点に集まるように,設計されている.軸受にラジアル荷重が作用すると,

アキシアル分力が生じるので,2個対向させて使用するか組合せ軸受又は複列軸受 として使用する必要がある.

 メートル系の中こう配形軸受及び急こう配形軸受には,それぞれ接触角記号C 及びDを内径番号のあとに付ける.並こう配形軸受には,接触角記号を表示しない.

中こう配形軸受は,主として自動車差動装置のピニオン軸に使われる.

 高負荷容量の HR シリーズの中で,基本番号のあとに記号Jの付いた軸受は,

外輪幅,外輪軌道の小端径及び接触角がISOの規定と一致している.したがって,

この記号 J の付いた同一基本番号の軸受の内輪アッセンブリ及び外輪は,それぞ れ国際的にも互換性がある.

 ISO 355に規定されているメートル系の円すいころ軸受には,従来から用いら れている 3XX の寸法系列によらない新しい寸法のものがあり,その一部を寸法 表に記載した.外輪幅,外輪軌道の小端径及び接触角が ISOの規定に一致してお り,内輪アッセンブリ及び外輪はそれぞれ国際的に互換性がある.その呼び番号 は従来のメートル系とは異なり,次のような構成になっている.

接触角

例 T 7 F C 045— — — — ——

円すいころ軸受

を表わす記号 接触角記号

ISO の新しい系列記号

内径寸法を mm で表わした値 直径記号 幅記号 内径記号

 円すいころ軸受には,メートル系のほかにインチ系の軸受がある.四列円すい ころ軸受を除くインチ系軸受の内輪アッセンブリ及び外輪には,それぞれ呼び番 号が付けられている.その呼び番号は,おおむね次のように構成されている.

 円すいころ軸受には単列軸受のほかに,表1のような組合せ軸受及び複列軸受 がある.

 円すいころ軸受の保持器は,一般に打抜き保持器である.

表1 組合せ円すいころ軸受及び複列円すいころ軸受の構造・特徴

表2 内輪の許容差及び許容値(CLASS K)

図 例 形 式 呼 び 番 号 例 特  徴

    背面組合せ形 HR30210JDB+KLR10

    正面組合せ形 HR30210JDF+KR

KBE 形 100KBE31+L

KH 形 110KH31+K

を超え  以下  上  下  最大  最大  最大 10 18 0 −12 12 9 15

18 30 0 −12 12 9 18

30 50 0 −12 12 9 20

50 80 0 −15 15 11 25

80 120 0 −20 20 15 30

120 180 0 −25 25 19 35

180 250 0 −30 30 23 50

250 315 0 −35 35 26 60

315 400 0 −40 40 30 70

寸法精度・回転精度

 メートル系軸受  ……… 表8.3(A64〜A67ページ)

 イ ン チ系軸受  ……… 表8.4(A68〜A69ページ)

 インチ系円すいころ軸受には,次に示す精度を適用する軸受もある.詳細につ いては,NSKにご相談ください.

(1)  Jライン軸受(軸受寸法表の中で,呼び番号の前に▲印の付いている軸 受)

呼び軸受内径 d

(mm)

平 面 内 平 均 内径の寸法差

&dmp

平 面 内 内径不同Vdp

平面内平均 内径の不同

Vdmp

内輪のラジ ア ル 振 れ

Kia 単位 µm

表3 外輪の許容差及び許容値(CLASS K)

を超え  以下  上  下  最大  最大  最大 18 30 0 −12 12 9 18

30 50 0 −14 14 11 20

50 80 0 −16 16 12 25

80 120 0 −18 18 14 35

120 150 0 −20 20 15 40

150 180 0 −25 25 19 45

180 250 0 −30 30 23 50

250 315 0 −35 35 26 60

315 400 0 −40 40 30 70

400 500 0 −45 45 34 80

呼び軸受外径 D

(mm)

平 面 内 平 均 外径の寸法差

&Dmp

平 面 内 外径不同V Dp

平面内平均 外径の不同

V Dmp

外輪のラジ ア ル 振 れ

Kea 単位 µm 例 LM 1 19 49

—— — — —

接触角記号

荷重限度符号 シリーズ番号 追番 追符号

標準軸受を2個組み合わせたものであり,軸受すきま は内輪間座及び外輪間座によって調整されている.内 輪,外輪及び間座には製品番号と合符号とが表示され ているので,同じ製品番号の各部品を合符号どおりに 組み合わせて使用しなければならない.

KBE形は,上記の背面組合せ軸受の外輪と外輪間座と を一体にした軸受であり,KH形は正面組合せ軸受の 内輪を一体にした軸受である.それぞれは,間座によっ て軸受すきまが調整されているので,組合せ軸受と同 様に同一製品番号の部品を合符号どおりに,組み合わ せて使用する必要がある.

軸受内部すきま

メートル系軸受(組合せ,複列) ……… 表9.16(A93ページ)

インチ系軸受(組合せ,複列)  ……… 表9.16(A93ページ)

取付関係寸法

 円すいころ軸受の取付関係寸法は,軸受寸法表に記載されている.円すいころ 軸受は,保持器が軌道輪側面より出ているので,軸及びハウジングの設計にあたっ ては十分ご注意ください.

 また,大きなアキシアル荷重が作用する場合には,内輪のつば部を十分支持す るような軸の肩寸法と強度が必要である.

許容傾き角

 円すいころ軸受の許容傾き角は,おおよそ0.0009ラジアン(3′)である.

許容回転数

 軸受の許容回転数は,軸受寸法表に記載されている.ただし,軸受の荷重条件 によっては,許容回転数を補正する必要がある.また,潤滑方法などの改善によっ て,許容回転数を高く採ることができる.詳細については,A37ページをご参照 ください.

円すいころ軸受の使用上の注意

1.  円すいころ軸受では,運転中に軸受荷重が小さくなり過ぎたり,組合せ軸受 のアキシアル荷重とラジアル荷重の比率がe(軸受寸法表に記載されている)

の値を超えると,アキシアル荷重が負荷されない列のころ と軌道との間で滑り を生じ,スミアリングの原因となることがある.特に,ころ と保持器の質量が 大きい大形円すいころ軸受ではこの傾向がある.

  このような荷重条件が予想される場合には,軸受の選定に際して,NSKにご 相談ください.

2.  HRシリーズご採用時は,取付関係寸法DaDbSaSb,寸法をご確認下さい.

表4 ころ付き内輪、外輪の有効幅及び組立幅の許容差(CLASS K)

を超え  以下  上  下  上  下  上  下 10 80 +100 0 +100 0 +200 0 80 120 +100 −100 +100 −100 +200 −200 120 315 +150 −150 +200 −100 +350 −250 315 400 +200 −200 +200 −200 +400 −400

推奨はめあい

 メートル系軸受  ……… 表9.2(A84ページ)

表9.4(A85ページ)

 イ ン チ 系 軸 受  ……… 表9.6(A86ページ)

表9.7(A87ページ)

(2) 自動車前輪用軸受

 (軸受寸法表の中で,呼び番号の前に † 印の付いている軸受)

(3) 特殊面取寸法

 軸受寸法表の 

r

 の欄に「特殊」と記入されている軸受の内輪大つば側の面取りは,

次のとおりである.

 軸受外径の許容差及び内輪・外輪のラジアル振れの許容値は,表 8.4.2(A68

〜A69 ページ)による. 呼び軸受内径

d

(mm)

ころ付き内輪の 有効幅の寸法差

&T1s

外輪の有効幅 の 寸 法 差

&T2s

組立幅の寸法差

&Ts 単位 µm

表5 軸受内径及び組立幅の許容差

を超え 以 下 上 下 上 下

  (mm) 1/25.4 (mm) 1/25.4

— 76.200 3.0000 +20 0 +356 0 呼 び 軸 受 内 径

d 内径の寸法差&ds

組立幅の寸法差

&Ts 単位 µm

4.75

3.56

(最小,mm)

ドキュメント内 CAT. No. 1102q 2014 G-2 (ページ 129-132)