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シェル形針状ころ軸受

ドキュメント内 CAT. No. 1102q 2014 G-2 (ページ 196-200)

  保持器付き 内接円径   4〜  55mm  ………… B258〜B263 ページ   総 こ ろ 形 内接円径   8〜  55mm  ………… B258〜B263 ページ

ソリッド形針状ころ軸受

内接円径   9〜390mm  ………… B264〜B273 ページ

スラスト針状ころ軸受

内径 10〜100mm ……… B274〜B275 ページ

カムフォロア

外径 16〜  90mm ……… B276〜B277 ページ

ローラフォロア

内径   5〜  50mm……… B278〜B279 ページ

構造・形式

 針状ころ軸受には多くの構造・形式の軸受がある.

 専用カタログ

NSKニードルベアリング CAT. No. 1419 には,表 1 に示すような軸受が記 載されている.この中から代表的なものを選び,このカタログに記載した(表 1 に で示す).詳細については,専用カタログをご参照ください.

 なお,軸受の選定に際しては,NSKにご相談ください.

 表 2 は通常のシェル形針状ころ軸受(メートル系)に適用し,表 3 は ISO 規格 に基づく内接円径の許容値である.この精度による軸受については,呼び番号の 末尾に−1 の記号を付けてご用命ください.

表2 シェル形針状ころ軸受

   (メートル系一般)の検査ゲージ寸法

FJ,FJH,MFJ,MFJH

)

  F,FH,MF,MFH形   ころ内接  リングゲージ  プラグゲージ   円径Fw

  呼び寸法  の  内  径 通り側 止り側 4 7. 996 4. 023 4. 048 5 8. 996 5. 023 5. 048 6 9. 996 6. 028 6. 053 7 10. 995 7. 031 7. 056 8 11. 995 8. 031 8. 056 9 12. 995 9. 031 9. 056 10 13. 995 10. 031 10. 056 12 15. 995 12. 031 12. 056 FH 12 17. 995 12. 031 12. 056 13 18. 993 13. 034 13. 059 14 19. 993 14. 034 14. 059 15 20. 993 15. 034 15. 059 16 21. 993 16. 034 16. 059 17 22. 972 17. 013 17. 038 18 23. 972 18. 013 18. 038 20 25. 972 20. 013 20. 038 22 27. 972 22. 013 22. 038 25 31. 967 25. 013 25. 038 28 34. 967 28. 013 28. 038 30 36. 967 30. 013 30. 038 35 41. 967 35. 013 35. 043 40 46. 967 40. 013 40. 043 45 51. 961 45. 013 45. 043 50 57. 961 50. 013 50. 043 55 62. 961 55. 013 55. 043

単位 mm

備 考  ころ内接円径の最小直径 Fw min  を検査するための ゲージ寸法である.

表3 シェル形針状ころ軸受のリングゲージと   ころ内接円径の許容値(ISO規格準拠)

FJ,FJH,MFJ,MFJH

)

  F,FH,MF,MFH形

  ころ内接  リングゲージ  ころ内接円径の最小直径

  円径Fwの    Fw min*の許容値

  呼び寸法  の  内  径 最小  最大 4 7. 984 4. 010 4. 028 5 8. 984 5. 010 5. 028 6 9. 984 6. 010 6. 028 7 10. 980 7. 013 7. 031 8 11. 980 8. 013 8. 031 H 8 13. 980 8. 013 8. 031 9 12. 980 9. 013 9. 031 H 9 14. 980 9. 013 9. 031 10 13. 980 10. 013 10. 031 H 10 15. 980 10. 013 10. 031 12 15. 980 12. 016 12. 034 H 12 17. 980 12. 016 12. 034 13 18. 976 13. 016 13. 034 14 19. 976 14. 016 14. 034 15 20. 976 15. 016 15. 034 16 21. 976 16. 016 16. 034 17 22. 976 17. 016 17. 034 18 23. 976 18. 016 18. 034 20 25. 976 20. 020 20. 041 22 27. 976 22. 020 22. 041 25 31. 972 25. 020 25. 041 28 34. 972 28. 020 28. 041 30 36. 972 30. 020 30. 041 35 41. 972 35. 025 35. 050 40 46. 972 40. 025 40. 050 45 51. 967 45. 025 45. 050 50 57. 967 50. 025 50. 050 55 62. 967 55. 030 55. 060

単位 mm

 注 (*)   内輪の代わりに円筒を用いたとき,少なくとも一 つのラジアル方向において,内部すきま  が零とな るようなその円筒の直径をいう(偏差が考えられ るそれぞれの内接円径の最小直径).

備 考  ころ内接円径の測定には,下記のプラグゲージを 用いる.

    通り側: ころ内接円径 Fw min  の最小許容値と同寸 法

    止り側:ころ内接円径 Fw min の最大許容値に         0.002mmを加えた寸法

表1 針状ころ軸受の形式

寸法精度・回転精度

 シェル形針状ころ軸受

 シェル形針状ころ軸受の外輪は,正規のハウジングに適当な  しめしろ  をもっ て圧入することによって,正しい形状と寸法精度が得られる.したがって,ころ 内接円径も規定のリングゲージに圧入した後測定する.

 そのリングゲージ寸法と ころ内接円径の許容値を,表 2 及び表 3 に示す.

ケージ&ローラ

針 状 こ ろ 軸 受

ソ リ ッ ド 形 針 状 こ ろ 軸 受

カムフォロア  ローラフォロア

ユ ニ バ ー サ ル ジ ョ イ ン ト 用 針 状 こ ろ 軸 受

シェル形ローラ 針 状 こ ろ 軸 受 スラスト軌道輪

FWJ FWF WJ

FBN, FBNP WJC FWJC FJ, FJH FJL

J,JH F, FH B, BH FJT, FJTT MFJT FJLT, FJLTT MFJLT

MFJ, MFJH MFJL MJ, MJH

RNA 48 RNA 49 RNA 59 RNA 69 HJ

RLM 内輪

FNTA NTA

A 形

(B350ページ参照)

F 形 P 形

T 形 C 形 M 形

FTRA TRA

FCR FCJ CR

FCRS FCJS CRS

FYCR FYCJ YCR

FYCRS FYCJS YCRS FTRB

TRB

FTRC TRC

FTRD TRD

FTRE TRE FB

ZY

RC FC RCB FCB

NSA MF, MFH M, MH

FIR IR

Y YH

RNAF RNA···TT FJP

JP

 ソリッド形針状ころ軸受  ………  表 8. 2(A60〜A63 ページ)

 内輪なしソリッド形軸受(RNA 形・RLM 形)のころ内接円径の許容差は,表  4による.

 カムフォロア・ローラフォロア  ………  表 8. 2(A60〜A63 ページ)

 カムフォロアのスタッド径 d の公差域クラスは h7 であり,ローラフォロアの 内輪の組立幅の許容差は,軸受寸法表による.

 なお,これらの許容差は,すべて表面処理前の軸受に適用する.

推奨はめあいと軸受内部すきま  ケージ&ローラ

 代表的な使用条件におけるケージ&ローラの推奨はめあい  を,表 5 に示す.

ケージ&ローラと軸・ハウジングとの組合せにより,適切なラジアル内部すきま  が得られる.ただし,コネクティングロッド用ケージ&ローラの  はめあい  と,

ラジアル内部すきま は,エンジンの形式,特性,運転条件などにより決定すべき である.詳しくは,専用のカタログなどをご参照ください.

表4  内輪なしソリッド形針状ころ軸受 のころ内接円径の許容差

  ころ内接円径 Fw ころ内接円径の最小直径 の呼び寸法  Fw min*の寸法差(F6)

  (mm) ΔFw min

  を超え 以下 上 下 6 10 + 22 +13 10 18 + 27 +16 18 30 + 33 +20 30 50 + 41 +25 50 80 + 49 +30 80 120 + 58 +36 120 180 + 68 +43 180 250 + 79 +50 250 315 + 88 +56 315 400 + 98 +62 400 500 +108 +68

単位 µm

 注(*) 偏差が考えられるそれぞれの内接円径の最小直 径(表 3 の注参照).

表5 ケージ&ローラの推奨はめあい

公差域クラス

ハウジング穴

Fw≦50mm Fw>50mm

 高精度が要求される場合,揺動運動する 

js5(j5) h5 使用箇所

普通使用の場合 h5 g5 G6

高温度の使用箇所,軸のたわみ・取付誤 f6 差が大きい場合

使 用 条 件

 シェル形針状ころ軸受

 FJ・FJH・MFJ・MFJH形及びF・FH・MF・MFH形では,一般的な使用条件 で軸h6,ハウジング穴N7(鋼製の肉厚ハウジングの場合)を適用すれば,適切な ラジアル内部すきまが得られる.外輪回転の場合,軸を f6,ハウジング穴を R7 にし,軽合金製又は肉厚 6mm 以下の鋼製ハウジングの場合には,ハウジング穴を N7 より 0.013〜0.025mm 程度小さくする.

 ソリッド形針状ころ軸受

内輪付きソリッド形針状ころ軸受の推奨はめあい  … 表 9. 2(A84 ページ)

  表 9. 4(A85 ページ)

内輪付きソリッド形針状ころ軸受の

     ラジアル内部すきま  ……… 表 9. 14(A91 ページ)

 ただし,軸受幅が広く,ころが長い針状ころ軸受では,CN すきまの軸受が必 ずしも一般的ではなく,大きめのすきまを選定することも多い.

 内輪なしのソリッド形針状ころ軸受では,組み合わせる軸の公差域クラスを選 ぶことによって,表 6 のようなラジアル内部すきまを選定することができる.

 スラスト針状ころ軸受

 スラストケージ&ローラ及びスラスト軌道輪の推奨はめあい を表 7 に示す.

単位 mm

注 (1Dc は保持器の外径を表わす.

備 考  保持器を外径で案内する場合,ハウジング穴の案内面は摩耗を防ぐため,

表面だけでも硬化させておく必要がある.

表7 スラストケージ&ローラ及びスラスト軌道の推奨はめあい

区 分 形式記号 保持器の     公差域クラス又は寸法 案内方式 軸 ハウジング穴  スラスト

FNTA 内径案内 h8 Dc1)+1.0以上    ケージ&ローラ    外径案内  ̶  H10

スラスト軌道輪 FTRA〜FTRE 内径案内 h8 Dc1)+1.0以上

      外径案内  ̶  H10

表6  内輪なしソリッド形針状ころ軸受に組み合わせる軸の    公差域クラスとラジアル内部すきま

    C2 CN C3 C4 を超え 以下

6 180 k5 g5 f6 e6 180 315 j6 f6 e6 d6 315 490 h6 e6 d6 c6 ころ内接円径Fw

の呼び寸法(mm)

 カムフォロア・ローラフォロア

 カムフォロアのスタッド取付部の推奨はめあい  を表 8  に示し,ローラフォロ アの軸との推奨はめあい を,表 9 に示す.

 カムフォロアは片持ちで取り付けられ使用されるので,はめあい面にできるだ け遊びがないように固定する.

 ローラフォロアは,一般に外輪回転で使用されるので,軸とは中間ばめ又はす きまばめで使用される.重荷重がかかる場合には,軸を焼入硬化し,しまりばめ  で使用するのがよい.

 詳細については,専用カタログをご参照ください.

表8  カムフォロアの   スタッドの推奨はめあい   形  式 取 付 穴 の

    公差域クラス

FCR,FCRS

JS7(J7)

FCJ,FCJS

表12 トラック許容荷重係数

  硬さ 係 数   (HRC)

20 0.4

25 0.5

30 0.6

35 0.8

40 1.0

45 1.4

50 1.9

55 2.6

58 3.2

表9  ローラフォロアの    軸との推奨はめあい   荷重の区分  軸の公差域クラス

軽荷重・中荷重 g6又はh6 重荷重 k6

軸・ハウジングの仕様

 一般的な使用条件におけるラジアル針状ころ軸受の軸・ハウジングの仕様を表 10 に示す.

許容傾き角

 ラジアル針状ころ軸受の許容傾き角は,一般的な荷重条件の場合に,おおよそ 0.001 ラジアン(3 .4′)である.詳しくは,専用カタログをご参照ください.

カムフォロア・ローラフォロアのトラック許容荷重

 トラック(外輪が転がる相手部材)の許容荷重は,その圧縮強さ又は硬さによっ て決まる.軸受寸法表のトラック許容荷重は,HRC40 の硬さをもつ鋼をトラッ クとしたときの値である.表12に各硬さにおけるトラック許容荷重係数を示す.

寸法表に示すトラック許容荷重に各硬さに対応する許容荷重係数を乗じて,それ ぞれの場合におけるトラック許容荷重を求める.

カムフォロア・ローラフォロアの封入グリース

 シール付き軸受には,リチウム石けん基の良好なグリースが封入されており,

使用温度範囲は−10〜+110°Cである.シールの付かない軸受には適切な潤滑剤 をご使用ください.

カムフォロアの最大許容荷重及び最大締付トルク

 カムフォロアが支持できる最大のラジアル荷重は,定格荷重よりもむしろス タッドの曲げ強度及びせん断強度によって決まるので,その最大許容値を寸法表 に記載している.また,曲げ応力及び引張応力を受けるスタッドの ねじの締付 トルクは,寸法表に記載した値を超えないようにする.

許容回転数

 軸受の許容回転数は,軸受寸法表に記載されている.ただし,軸受の荷重条件 によっては,許容回転数を補正する必要がある.また,潤滑方法などの改善によっ て,許容回転数を高く採ることができる.詳細については,A37 ページをご参照 ください.

 スラストケージ&ローラの軌道面の仕様を表 11 に示す.

備 考 1.   コネクティングロッド用ケージ&ローラの軸・ハウジング仕様については,

専用カタログをご参照ください.

    2.   半径法による一般的な推奨である,基本公差 IT  の数値については,付表  11(C22 ページ)をご参照ください.

表10 ラジアル針状ころ軸受の軸・ハウジング仕様    (ケージ&ローラ・シェル形・ソリッド形軸受)

  区分           軸            ハウジング穴     軌道面  はめあい面  軌道面  はめあい面  真円度公差

 

I T 3 2  

I T 3 2 〜I T 4

2  

I T 3 2  

I T 4 2 〜I T 5

2

 円筒度公差  

I T 3 2  

I T 3 2 〜I T 4

2  

I T 3 2  

I T 4 2 〜I T 5

2   粗   さ 

0.4 0.8 0.8 1.6   Ra(µ m)

  硬   さ    ̶    ̶

HRC58〜64 適切な深さまで 硬化層が必要

HRC58〜64 適切な深さまで 硬化層が必要

表11 スラストケージ&ローラの軌道面の仕様

直角度 A 0.5/1000以下(mm/mm)

直角度 B 1.0/1000以下(mm/mm)

粗さ 0.4 ̶

Ra(µm)

硬さ HRC58〜64

    適切な深さまで硬化層が必要 ̶

ドキュメント内 CAT. No. 1102q 2014 G-2 (ページ 196-200)