ServiceCenterが添付ファイルをイベントへ関連付けられない場合、[topic]フィー ルドの値が取得される方法を指定しなければなりません。SYSBLOBファイルの このフィールドは、ターゲットレコードとの結合を定義します。
以下のコンテキストが可能です。
1 [topic]フィールドの値は、ServiceCenterコネクタが取り込むドキュメント 内に含まれます。
コネクタ
例:イベントICMpc(コンピュータに関するイベント)に対応する取り込み 用ドキュメントタイプ内では、[logical.name]フィールドを使用することに よって、SYSBLOBファイルとdevicepcファイルのターゲットレコード間のリ ンクを、ServiceCenterデータベース内に作成できるようになります。
このフィールド値は、イベント内でマップされたフィールドから、以下のシ ンタックスで直接抽出されます。
{ STRUCTURE ICMpc [...]
{ STRING logical.name MANDATORY = 1 }
{ ARRAY attachments [...]
BLOBRECONCTYPE = INTERNAL PIFLINK = @{..'logical.name'}
[...]
}
{ ATTRIBUTE AllFields EXCEPTION = 'logical.name' }
}
BLOBRECONCTYPE
このパラメータのINTERNAL値は、[topic]フィールドの値が、コネクタに 取り込まれるドキュメントのフィールド内に含まれるかどうかを指定しま す。
PIFLINK
値@{..nom̲du̲champ}によって、コネクタに取り込まれるドキュメント内の フィールドの値を取得できます。本例では、フィールドのパスは
[attachments]コレクションに相対的です。
2つのピリオド(..)は、[logical.name]フィールドを見つけるには1レベル 上の階層へ行かなければならないことを意味します。
ファイルのパスのように、2つのピリオド(..)は現在のレベルの上のレベル を意味します。このため、@{....nom̲du̲champ}では2レベル上へ行くことが できます。
注意:
フィールドに1つのピリオド(.)が含まれる場合は、一重引用符('.')で囲 みます。例:PIFLINK = @{..'logical.name'}
本例では、[logical.name]フィールドは必須になります。これは、添付ファ イルの挿入にこのフィールド値が必要になるからです。
2 [topic]フィールドの値は、ServiceCenterデータベースへ送信される要求を 使って取得されます。
この場合、[topic]フィールドではないフィールドが、レコードの整合性 チェックのために使用されます。例:[contact.name]フィールドは、[topic]
フィールドに値を入力するために必要ですが、[first.name]フィールドと
[last.name]フィールドのみが、取り込まれるドキュメント内に存在しま す。
{ STRUCTURE eventcontacts [...]
{ STRING last.name MANDATORY = 1 }
{ ARRAY attachments [...]
BLOBRECONCTYPE = QUERY TOPICFIELD = contact.name
PIFLINK = last.name = @{..'last.name'}
[...]
}
{ ATTRIBUTE AllFields EXCEPTION = last.name }
}
BLOBRECONCTYPE
値QUERYは、[topic]フィールドの値が、ServiceCenterデータベースで実行 された要求を使って取得されることを表します。
TOPICFIELD
この例では、値[contact.name]は、[topic]フィールドに値を入力するた めにこのフィールドが使用されたことを意味します。
PIFLINK
コネクタ
この例では、値@{..'last.name'}は、ServiceCenterデータベースへ送信される WHERE句内で使用される値を指定します。
注意:
この処理モードでは、イベントが同期で処理されなければなりません。
3 ドキュメントがServiceCenterイベントマネージャに処理された後に、[topic]
フィールドの値を取得することも可能です。
重要:この処理モードは、使用中のServiceCenterバージョンがイベントと添 付ファイルの関連付けをサポートしない場合は、使用不可能です。
この値は、イベントの[evid]フィールドの読み取り時に取得されます。こ のフィールドのタイトルはProblem IDまたはIncident IDで、使用する
ServiceCenterのバージョンにより変化します。
この処理モードは、作業指示の作成(event pmo)またはヘルプデスクのコー ル(event smin)に対応します。
{ STRUCT pmo [...]
{ ARRAY attachments [...]
BLOBRECONCTYPE = EVID [...]
} [...]
}
BLOBRECONCTYPE
値EVIDは、フィールド[topic]の値が、イベントのフィールド[evid]を 使って取得されることを意味します。
パラメータPIFLINKは必要ではありません。
注意:
この処理モードでは、イベントが同期で処理されなければなりません。