第 8 章 具体的な応用例
パターン・シーケンサーを使ってリズム・パターンを作る
リズムを含む 4 小節のバッキング・パターンをパターン 1 に作ってみましょう。
次のようにサンプルを用意します。
パッド 1: キック トリガー、ワン・ショット
パッド 2: スネア トリガー、ワン・ショット
パッド 3: ハイハット トリガー、ワン・ショット
パッド 4: ベースのフレーズ(1 小節分) トリガー、ワン・ショット、BPM=120 パッド 5: コードのフレーズ(1 小節分) トリガー、ワン・ショット、BPM=120 パッド 6: スクラッチ音 トリガー、ワン・ショット
1.[PATTERN SELECT]を押して、ボタンを点灯させます。
2.[REC]を押してボタンを点滅させます。
3. 録音先のパターン 1 を選びます。
パッド[1]を押して点滅させます。
4. メトロノームのレベルを調節します。
[START/END/LEVEL]を押してボタンを点灯させ、
CTRL 3(LEVEL)つまみで適当な音量に設定します。
5. ベースとコードのフレーズの BPM に合わせて、パターン のテンポを 120 に設定します。
[TIME/BPM]を押してボタンを点灯させ、CTRL 2
(BPM)つまみを回してディスプレイに 120 を表示 させます。
6. パターンの長さを 4 小節に設定します。
[LENGTH]を押してボタンを点灯させ、CTRL 3 つまみ を回してディスプレイに 4 を表示させます。
7. クォンタイズを 4 分音符に設定します。
[QUANTIZE]を押してボタンを点灯させ、CTRL 3 つま みを回してディスプレイに 4 を表示させます。
8.[REC]を押して、録音をスタートさせます。
録音スタートするまでに 1 小節のカウントが入ります。
9. メトロノームに合わせて、パッド 1(キック)を 4 分音符 間隔で入力します。
fig.r08-01
4 小節の録音が終わったら自動的に先頭に戻ります。
今録音したキッ クの音が正確なタイミングで 再生されま す。
10.次の周で、パッド 2(スネア)を2拍目、4拍目に入力し ます。
fig.r08-02
11.一旦クオンタイズを 8 分音符に設定します。
[QUANTIZE]を押してボタンを点灯させ、CTRL 3 つま みを回してディスプレイに 8 を表示させます。
再度[QUANTIZE]を押してボタンを消灯させます。
12.次の周の頭から、パッド 3(ハイハット)を 8 分音符間隔 で入力します。
次の周で、ハ イハットの音が正確なタイミ ング再生され ることを確認します。
fig.r08-03
13.再度クォンタイズを4分音符に戻します。
[QUANTIZE]を押してボタンを点灯させ、CTRL 3 つま みを回してディスプレイに 4 を表示させます。
再度[QUANTIZE]を押してボタンを消灯させます。
14.次の周の頭から、パッド 4(ベースのフレーズ)を毎小節 の頭で入力します。
すでに入 力済みのリズムに乗って、ベース のフレーズが 演奏されます。
fig.r08-04
QUANTIZE = 4
KICK KICK
KICK KICK
QUANTIZE = 4
SNARE SNARE
KICK KICK KICK KICK
QUANTIZE = 8
SNARE SNARE
KICK KICK KICK KICK
QUANTIZE = 4
ベース・フレーズ
SNARE SNARE
KICK KICK KICK KICK
第 8 章 具体的な応用例
15.次の周の頭から、パッド 5(コードのフレーズ)を毎小節 の頭で入力します。
fig.r08-05
16.クオンタイズを OFF にします。
[QUANTIZE]を押してボタンを点灯させ、CTRL3 つま みを回してディスプレイに oFF を表示させます。
再度[QUANTIZE]を押してボタンを消灯させます。
17.最後に、好きなタイミングでパッド 6(スクラッチ音)を 入力します。
スクラッチ音 が、演奏したタイミングそのま まで録音さ れます。
fig.r08-06
● 間違った 入力を消去した い場合は、録音中に[DEL]を 押してボタン を点灯させ、消去したいサンプ ルの割り当 てられているパッドを押します。
パッドを押し ている間、そのパッドのサンプ ル音が消去 され、パッドから指を離すと消去が終了します。
fig.r08-07
18.録音を終了するときは、[REC]を押してボタンを消灯さ せます。
ドットが 点滅している間は、絶対に電源を 切らないでく QUANTIZE = 4 ださい。
コード・フレーズ
SNARE SNARE
ベース・フレーズ
QUANTIZE = OFF
SNARE SNARE
KICK KICK KICK KICK
ベース・フレーズ コード・フレーズ
ERASE
SNARE SNARE
KICK KICK KICK KICK
ベース・フレーズ この間のハイハット
が消える コード・フレーズ この間パッド3を押さえる
第 8 章 具体的な応用例
第8 章
MIDI 機器と組み合わせて使う
MIDI 音源を使って複数のパートを演奏させる場合、その中の任意のパートの演奏を SP-303 の演奏に置き換えます。
例として、MIDI 音源のパート 1 の代わりに SP-303 を演奏させる方法を紹介します。
接続
fig.r08-08
● MIDI シーケンサーの MIDI THRU を ON にしておきます。
● MIDI キーボードの MIDI 送信チャンネルは 1 にしておき ます。
● MIDI 音源のパート 1 はミュートしておきます。
● SP-303 をリズム音源として使う状態(P.56)になって いたら、通常の状態に戻します。([EXT SOURCE]を押 しながら電源 スイッチをオンにすると、通常 の状態に戻 ります。)
1. MIDI シーケンサーの録音をスタートさせ、MIDI キーボー ドを弾きます。SP-303 のサンプルが鳴ります。
同時に MIDI キーボードの演奏が MIDI シーケンサーに録 音されます。
2. MIDI シーケンサーの録音をストップさせます。
MIDI シーケ ンサーを 再生させ ると、先程 と同じよ うに SP-303 のサンプルが鳴ります。
リズム音源として使う
SP-303 のサンプル音を、MIDI 音源のリズム・パートの拡張 リズムとして使う場合の設定を紹介します。
● MIDI シーケンサーの MIDI THRU を ONにしておきます。
● MIDI キーボードの MIDI 送信チャンネルは 10 にしてお きます。
1.[EXT SOURCE]と[HOLD]を同時に押しながら SP-303 の POWER スイッチを ON にします。
SP-303 がリズム音源として使う状態になります。
これにより、MIDI 音源のリズム・パートと同じチャンネ ルで SP-303 のサンプルを鳴らすことができるようにな ります。
2. MIDI シーケンサーの録音をスタートさせ、MIDI キーボー ドを弾きます。
弾いたノートに対応して、MIDI 音源のリズム・パートま たは SP-303 のサンプルが鳴ります。
MIDI IN MIDI
IN MIDI
IN
MIDI OUT
LINE OUT
LINE OUT
MIDIシーケンサー
MIDI音源 パワー・アンプ
MIDIキーボード ライン・ミキサー
SP-303
第 8 章 具体的な応用例
同時に MIDI キーボードの演奏が MIDI シーケンサーに録 音されます。
※ ノートとサンプルの対応については、(P.56)をご覧くだ さい。
3. MIDI シーケンサーの録音をストップさせます。
MIDI シーケ ンサーを 再生させ ると、先程 と同じよ うに MIDI 音源のリズム・パートまたは SP-303 のサンプルが 鳴ります。
※ SP-303 を通常の状態に戻すときは、[EXT SOURCE]を 押しながら電源スイッチをオンにします。
ターン・テーブルと組み合わせて使う
ターンテーブルの音にエフェクトをかける
ターンテーブルなど、DJ ミキサーを通った音に SP-303 でエフェクトをかける方法を紹介します。
接続
fig.r08-09
1. DJ ミキサーのセンド・レベルを上げます。
2. ターンテーブルでレコードを演奏させます。
3. SP-303 の[EXT SOURCE]を押してボタンを点灯させ ます。
こ の と き に[GATE]を 消 灯 さ せ て お く と、[EXT SOURCE]から指を離しても音が途切れないので便利で す。
5. DJミキサーのリターン・レベルとSP-303の音量を徐々に 上げます。
エフェクトのかかった音が聞こえてきます。
6. CTRL1 〜 3 つまみを操作して、エフェクト音に変化をつ けます。
※ エフェクト音が不要なときは、DJ ミキサーのリターン・
レベルを絞ってください。
PHONO A PHONO B SEND
RETURN
パワー・アンプ
DJミキサー
ターンテーブル ターンテーブル
SP-303
第 8 章 具体的な応用例
第8 章
ターンテーブルの音に合わせてサンプルを演奏する
ターンテーブルの音を鳴らしながら、同時に SP-303 のサンプルを乗せて演奏させる方法を紹介します。
接続
fig.r08-10
1. DJミキサーのクロス・フェーダーをSP-303側に合わせま す。
2. SP-303 のパッドを押します。
サンプルが鳴り出します。VOLUME つまみを操作して音 量を調節します。
3. DJ ミキサーのクロス・フェーダーを中央付近に合わせま す。
4. ターンテーブルでレコードを演奏させます。
5. レコードの演奏に合わせて、SP-303 のパッドを押しま す。
レコード音とミックスされて SP-303 のサンプルが鳴り ます。
PHONO A LINE B パワー・アンプ
DJミキサー ターンテーブル
SP-303
資料
操作早見表
目的 操作
サンプルを鳴らす パッド[1]〜[8]
外部入力の音を鳴らす [EXT SOURCE]
外部入力のモノラル/ステレオ設定 [EXT SOURCE]→[STEREO]
サンプリング [REC]→パッド[1]〜[8]→[REC]
オート・サンプリングの設定 [CANCEL]+[REC]→ CTRL 3/MFX(LEVEL)つまみ→[REC]
オート・サンプリングの解除 [CANCEL]+[REC]→ CTRL 3/MFX(LEVEL)つまみを左に回しきる→[REC]
リサンプリング [RESAMPLE]→ CTRL 3/MFX(LEVEL)つまみ→[REC]→パッド[1]〜[8]→
[REC]→パッド[1]〜[8]
サンプルの個別消去 [DEL]→パッド[1]〜[8]→[DEL]
サンプルの一括消去 [CANCEL]+[DEL]→ BANK[A]〜[D]→[DEL]
サンプルの音量設定 パッド[1]〜[8]→[START/END/LEVEL]→ CTRL 3/MFX(LEVEL)つまみ スタート・ポイントの設定 パッド[1]〜[8]→[MARK]→再度パッド[1]〜[8]を押して発音を止める エンド・ポイントの設定 [MARK]+ パッド[1]〜[8]→[MARK]
スタート/エンド・ポイント設定 パッド[1]〜[8]→[MARK]→[MARK]
スタート/エンド・ポイント修正 パッド[1]〜[8]→[START/END/LEVEL]→ CTRL 1(START)つまみ/
CTRL 2(END)つまみ
タイム・モディファイ設定 パッド[1]〜[8]→[TIME/BPM]→ CTRL 1(TIME)つまみ
パッド間でサンプルを入れ替え [DEL]+[REC]→入れ替え元パッドの指定→入れ替え先パッドの指定→[REC]
サンプル・セーブ [CANCEL]+BANK[C]または[D]→パッド[1]〜[7]でエリア指定→[REC]
サンプル・ロード [CANCEL]+BANK[A]または[B]→パッド[1]〜[7]でエリア指定→[REC]
サンプリング可能時間の表示 [REMAIN]
MFX タイプ選択 [MFX]を押しながら CTRL 3/MFX つまみを操作 エフェクト・センドの指定 [REMAIN]+ パッド[1]〜[8]
全サンプルのエフェクト・センド [REMAIN]+ 点灯しているエフェクト・ボタン エフェクト・グラブ [TAP TEMPO]+ エフェクト・ボタン
パターンの再生 [PATTERN SELECT]→パッド[1]〜[8]
パターンの停止(1) [CANCEL]
パターンの停止(2) [PATTERN SELECT]→再生中のパターンのパッド
パターンの録音 [PATTERN SELECT]→[REC]→パッド[1]〜[8]→[REC]
パターンのテンポ設定(1) [PATTERN SELECT]→[TIME/BPM]→ CTRL 2(BPM)つまみ パターンのテンポ設定(2) [PATTERN SELECT]→[TAP TEMPO]を 4 回叩く
クオンタイズ設定 パターンの録音中/録音スタンバイ中に[QUANTIZE]→ CTRL 3/MFX つまみ パターン・レングス設定 パターンの録音中/録音スタンバイ中に[LENGTH]→ CTRL 3/MFX つまみ メトロノームの音量設定 パターンの録音中/録音スタンバイ中に[START/END/LEVEL]→
CTRL 3/MFX(LEVEL)つまみ
演奏データの消去 パターンの録音中に[DEL]→パッド[1]〜[8]
パッド間でパターンを入れ替え [PATTERN SELECT]→[DEL]+[REC]→パッド[1]〜[8]→パッド[1]〜[8]→[REC]