第2章 公共施設等の総合的かつ計画的な管理に関する基本的な方針
3 公共施設等の管理に関する基本的な方針
■ 公共施設
(1)点検・診断等に関する基本方針
○定期的な点検・診断により、経年による劣化や損傷の状況を正確に把握し、劣化や損傷による危 険や機能障害を回避します。また、点検・診断結果は、施設情報として整理し共有します。
○建物の機能的なものに限らず、冷暖房や照明器具などの設置機器の消費エネルギーに関する診断 の実施を検討します。診断の結果、コスト縮減や環境負荷低減が見込まれる場合は、機器の改修等 を検討します。
(2)維持管理等に関する基本方針
○中長期的な観点から優先的に維持すべき施設を見極めた上で、計画的な修繕・改修等による長寿 命化を図り、更新時期の集中を回避し、更新費用の平準化を図ります。
○損傷が発生した後に修繕等を行う「事後保全型」から、計画的に行う「予防保全型」の維持管理 へと転換し、計画的な保全に努めます。
○町民ニーズの多様化など、時代に合った新しい施設整備を行うため、用途見直し等町民ニーズを 反映した公共施設の整備や、用途変更が容易な施設設計を行うなどの工夫を図ります。
(3)安全確保等に関する基本方針
○「誰もが生涯安心して暮らせるまちづくり」を推進するため 安全性 の確保について、防災拠 点の有無や施設の利用状況などの視点から、整備の優先度を検討します。
○点検・診断により高度の危険性が認められた公共施設について、ハード・ソフトの両面から安全 を確保します。
○災害時の拠点施設として機能確保が必要な公共施設においては、施設の複合化の検討なども視野 に入れながら進めていきます。
○複合化の検討においては、既存の公共施設の集約化・複合化において、全体面積が減少する事業 を対象とする「公共施設最適化事業債」など国の制度も積極的に活用していきます。
○民間事業者が同様のサービスを提供している施設については、サービス水準や利便性、公共性及 び安全性の確保などを総合的に判断し、施設の民営化など適切な措置を行います。
○公共施設の新規整備時には、利用者が、利用したいときに自分の感覚で柔軟に様々な場所・空間 を使いこなせるような施設構成を目指します。また公共施設ネットワークのハブとして、既存施設 との積極的な連携も考慮しながら、つなぎ目・わけ隔てなく総合的に活用できることを目指しま す。
※ネットワークのハブとなる複合施設がコントロールタワーとなり、生涯学習の活動や機会の 場として町内すべての施設・資源がつながる。
(出所)滑川町地域交流施設整備に関する事業手法等検討調査報告書を基に作成
(5)総合的かつ計画的な管理体制に関する基本的な方針
○必要な公共サービスを適切なコストで提供するため、指定管理者制度など官民が連携した PPP の 推進や PFI の活用等、民間活力を積極的に導入します。
○広域連携のさらなる拡充を図るため、広域的なまちづくりに関する調査・研究を行いながら、他 自治体との広域行政の在り方について検討します。
まち全体を「生涯学習」の場とする「公共施設ネットワーク」
[里づくり]
谷津の里 伊古の里 中尾の里 菅田の里 分山の里
国営武蔵丘陵 森林公園 立正大学
滑川町役場
保健センター
コミュニティ センター
スポーツ施設
(文化スポーツセンター・総合 運動公園)
学校
(幼稚園・小学校・
中学校)
図書館
集会所
[歴史・史跡]
五厘沼窯跡群 水房館跡 羽尾城跡 町民ホール
公園 職場
家庭
複合施設
■ インフラ資産
○法で定める定期点検の着実な実施や巡視等により、経年劣化や損傷の状況を正確に把握し、状況 に応じた対策の早期検討、計画的な実施を推進します。
○インフラ資産の長寿命化や維持管理コスト平準化のため、最適化整備構想や長寿命化計画の策定 を推進します。長寿命化計画を策定しているインフラ資産については、計画を着実に遂行し、予防 保全型の維持管理によるコストの平準化に取り組みます。
○災害時の町民の安全を守るため、インフラ資産の耐震化を推進します。
○公共下水道施設における広域的な取り組みや、上水道の広域的連携実現に向けた取組みを推進し ます。