イ ン ド ネ シ ア (8月〉、
この通貨供給量の増加の原因は予算の赤字補填によるものであり, その数値は63年 139例言、ノレピア, 64年3350億ノレピア, 65年1兆5270億ノレヒ。ア(これらは紙幣の増刷で行 なわれてきた〉と急増している。(ii)さらに数年間の政府財政をみてみると(62年〜
4年は IMF, 65年は議会承認額による。単位10億ノレピア),
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を行なってきた。この原則が変更され明らかに,反共ではないにせよ親西欧的な考え 方を抱く政権担当者に継がれたということは, 国内政策決定過程におけるスカルノの 影響力が後退したことを意味するものだからである。これは国内政治における新植民 地主義論者対非同盟路線論者の競合関係における, 後者の勝利であるとみなすことも できょう。
以上で平和協定調印の経済的背景, 国内政治パランスにおける変化の意味を概観し てみたが決して問題がこの調印をもってすべて解決したことにならないのはもちろん である。特に,軍事費削減に伴う軍内部の再調整問題,あるいは,政府首脳とスカノレ ノ大統領の緊張関係の2点が今後の経済政策と併せて大きな問題として残る。また当 面のマレーシアとの関係、も外交関係以外は即時再開されるとしても,何時,どのよう な手続きを経て正式な外交関係を聞くかについては両国間で,マニラ協定(63年5月), パンコク協定(66年6月〉,平和協定の解釈をめぐって必らずしも完全な意見の一致は みられないが,結局, 大勢としては東マレーシア(サパ,サラワク〉における総選挙 において, 同区の民意確認が形式上再確認されてからということであろう。 (これは マレーシアの圏内規定によると,サパでは67年3月にサラワクでは69年迄に実施され ることになっている。〉
φ
ス大統領独立記念日演説要旨17日の独立21周年記念日にスカルノ大統領は例年通り演説を行なった。 9.30事件 後はじめてのものだけに大統領のおかれている政治的立場とも関連しその内容が注目
されていたが,新政権に対する大きな譲歩といったことは見られず, 強気の発言内容 であった。以下その要旨。
1. われわれが10月1日の未遂クーデタ一事件を非難するのは,すでに自明のこ とである。わたしも同じくこれを非難する。
2. われわれは,ナサコムにかわって,民族主義,宗教,社会主義の協調を示す ナサソスを一貫し育成せねばならない。極右であれ,極左であれ,すでに絶対化さ れた考え方や教義に影響されずに,このナサソスの理想、を育てていかなければなら ない。しかし,昨年の事件によってパンチャシラに基づくインドネシア革命のコー スをかえる必要はないのである。
3. 将来についていえば,インドネシアの革命のコースを変えるべきだとは思わ ない。民族主義,神への信仰,社会主義はあらゆる個人,単一国家の要求である。
国民がインドネシア革命の過去の業績を投げすてずに,革命のコースを歩み続ける 一(156)ー ‑192ー
イ ン ド ネ シ ア (8月〉 ょう要請する。
4. さきのバンコク協定には,インドネシア側で作った付属文書が付け加えられ ており,さる1113,ジャカノレタで調印された平和協定は,この改善された協定なの である。この付属文書は,インドネシアがサパおよびサラワクで総選挙が行なわれ た後にのみマレーシアを承認するとのべている。 11日の協定調印によってわれわれ がマレ}シアを承認したというのは真実ではない。従って私とスハルト将軍の聞に 意見の相違や足のひっぱり合L、がないことは明白であり,それどころかさきの平和 交渉の際には,私からインドネシア側平和交渉代表に権限の委譲を行なったほどで ある。
5. のびのびになっているコネフォ(新興国会議)は実行可能な時に開催すべき であるO いまが会議に適当な時期とは思わないが,できるだけ早く開催すべきであ る。
6. (さきごろ成立したアンペラ一国民受難の声一一内閣の背景について触れ〉世 界中の友好国と相互に利益をもたらす経済協力を求め,実施するのにやぶさかでは ないが,自力更生は物ごい政策,こじき政策を排撃するものであるO
7. 衣食に対する国民の基本的要求を満たすため政府は,われわれ自身の生産の 努力を活発にし,その一方で,インドネシア自身の生産が,不十分な場合には外部 からの追加を受け入れるようにすべきだ。
8. ベトナム戦争は世界大戦にまで発展する可能性がある。 (ベトナムにおける アメリカの戦争を非難し〉私は,アメリカに切望する一一アメリカよ,ベトナムを 去れ,諸君は,いまのやり方でベトナム問題を解決することはできないのだ。打ち 倒され,打ち破られるのは,諸君なのだ。
9. ベトナム問題の解決は①1954年ジュネーブ協定への復帰か,②アジアの問題 はアジア人自身の手で解決されるべきだとのスカルノーマカバガル・ドクトリンの 適用,の二通りの方法のし、ずれかで見U、だされよう。インドネシアは求められれ ば,ベトナム問題の解決に助力する。
10.帝国主義者たちは,インドネシアの自主的かっ積極的な外交政策がお気に召 さないようだが(皮肉をこめて)ラスク米国務長官はいまでは,インドネシアのこ の外交政策を尊重すると言っている。
11.インドネシアは人間による人間の搾取のない新世界を建設するための人類の 闘争に参加したり,帝国主義,旧植民地主義,新植民地主義に立ち向かう点で中立 ではない。だからわれわれは国府やイスラエルを承認する気はない。
‑193ー 一(157)ー
12.国連に対してはマレーシアの場合と同様,インドネシアは外側からこれと対 決し,それと話合い,ついで内部で戦うだろう。
13.私はいまだに大統領,首相であり,革命の偉大な指導者であり,国民協議会 の受託者である。
ことしになって外国人たちは「とうとうスカルノ反対のクーデターが起きた。ス ハノレト将軍が率いる 三人組 はスカルノの手を縛ってしまったJといっている。
彼らは3月11日の命令が権限の委譲と考えたのだ。事実はそれは治安維持命令だ った。彼らは全面的に取り違えたのだ。スカノレノはいまだに大統領であり,革命の 偉大な大統領であり,またいまだに首相であるωわれわれは「国威Jとインドネシ ア共和国を確立するために戦う。
場参対マレーシア平和協定内容
11日調印された対マレーシア平和協定の全文は次の通りである。
インドネシア共和国とマレーシアは,両国間の緊密かっ友好的な関係の必要と,
マニラ協定の精神および古くから歴史と文化によって結ぼれている両民族問の同胞 愛にのっとり,両国間の協力に資するふんい気をっくり出すことの必要を認識しな がら,インドネシア共和国とマレーシア聞の国交を正常化する協定を締結すること に決定して次のように合意した。
第1条 マレーシア政府は,マレーシアの結成から生じた両国間の諸問題を解決 するため,直接関係者であるサパおよびサラワク住民に対し,できるだけすみやか に,総選挙を通じて自由かつ民主的な方法によって,両地域住民がマレーシア内に おけるその地位について,前にきめた決定を再確認する機会を与えることに同意す る。
第2条インドネシア政府は,インドシア・マレーシア聞の協力および友好関係 を緊密化する希望から,両国間に外交関係をただちに樹立し,できるだけすみやか に外交代表団を交換することに同意し,マレーシア政府もこれに賛同する。
第3条 マレーシア,インドネシア両国政府は上記に照らし,両国間の敵対行為 を即時停止することに合意する。
第4条本協定は調印の日から発効する。
多対西独貿易発展
B. N誌は西独統計局発表の両国間貿易に関する統計を公表したがそれによると,
一(158)ー ‑194‑
(単位:百万マルク)
ID乱1=0.25ドノレ /
(貿易総量)
363.8 397.6 504.6 241.9 330.7
(西独→イ)
231.0 214.0 226.0 124.5 159.3
(イ→西独〉
132.8 183.6 278.6 117.4 171.4 1963
1964 1965 1965 1〜6 1966 1〜6
年 次
65年のインドネシアから西独への輸入
百万D.M.
78.9 74.5 27.0 28.5 14.9 13.6 9.4 5.6 4.0 22.2 48.3
79.3 79.2 3.1 61.0 3.0 39.7 1. 7 4.5 49.5 363.6 1,000トン
ゴ ム
Oleiferous fruits )
/:ーム油etc l Oil cakes
(オイルケーキ)
tま こ 糧 料 Products た
食 香 Fodder 茶 木 そ
材 他 の
278.6
三日
西独からインドネシアへの輪出
53.0 41.5 18.0 16.9 16.6 10.4 9.3 7.5 52.8 百万D.M.
1,000トン 4.8 3.1 5.7 1.9 11.6 11.8 25.5 15.5
機 械
電 機 製 品
船 舶
鉄 製 品 自 動 車 化 学 製 品 一 般 圧 延 鉄 鋼
肥 料
そ の 他
226.0
一(159)ー 79.6