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イ ン ド ネ シ ア
8月の概況
先月末成立のアンペラ内閣が初会合を開き(4日) 3年越しのマレーシア 対決政策を終息させることに同意を見た。またその閣議で経済再建を最優先 課題とすると共に今後2年間を4期にわけそれぞれ「計画調整期
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「社会,経済,政治全部門の回復期
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「全部門の結実期」 |安定期J
とするという構 想、が明らかにされた。この計曲jと新内閣の4大原則たる(1)衣食問題の解決,(2)積極独立外交の推進,(3)新植民主義,帝国主義反対,(4)1968年総選挙の実 施をめぐって中央政治は展開すると思われるが,今月はその端緒として活発 な動きが,特に近隣諸国との間に見られた。マレーシアをはじめオーストラ
リア,シンガポール,フィリピン,タイ等親西側諸国の高官が次々と来イし 昨年までとその外交基調が大きく変ったことを物語っているo またマレーシ アとの平和協定直後の国会で国連復帰決議が採択されたことも今後の動向に 影響を与えるものと思われる。圏内面においては, 17日の独立21周年記念日 のスカルノ大統領の演説が注視の的となったが,大統領はその 歴史を忘れ るな (多特記事項参照)と題する2時間あまりの演説において「昨年の10月 1日のクーデター未遂事件」をインドネシア革命に与えた物心両面における 打撃であると非難し,ナナコムにかわってナサソス(民族主義,宗教,社 会主義)の体制に移るという原則論を提唱した他は,従来と同じ反ネコリム 論が基調をなした。また対マレーシア平和協定に関しでも若干,スハノレトら と食いちがいのある発言を行なった。そしてこのスカルノ演説をめぐって回 教系,親軍系のKAMI, KAPPIらの行動戦線,政党がはげしい反対意見を はき,さらに KAMIと親スカルノ的集団との間で武力衝突が起り,死傷者 を出すといった事態も生みだし, スカノレノという 象徴 をめぐって今後も 混迷状態が続く気配が濃い。なお,事件後,こうした国内の社会的対立の犠牲 者は数十万名ともいわれ内外に与えている混乱と衝撃は大きいものがある。
またマリク幹部閣僚が独立記念日を祝うため西イリアンに向ったが,外人記 者団も同行を許され,彼地のインドネシア帰属以降の経済状態悪化が伝えら
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れ,こうした辺境開発も経済復興の一環として内閣で取り上げられるように なった。
物マレーシア対決政策終息
1963年9月23日, スカルノ大統領により マレーシア連邦 特にマラヤとシンガポ ールとのあらゆる経済交流を打切れとの命令が発布されて以来, インドネシアはマレ ーシアに対し全面的な対決政策に人るに至った。その政令の中で,大統領は「国の国 民戦線(N.F)や全人民と共にこの決定を完遂するよう命ずる」と述べ,この対決政 策が, NF というスカルノ体制の申し子が中心的担u、手となって行なわれる 指導 される民主主義 の一環として存在することを明言した。 こうして出発した対決政策 だが,爾来3年間遂に今月11IJ' それはインドネシア政治・経済情勢の大きな変化の 中で終息をみるに至った。またその政策推進の中核であった NFは平和協定調印後一 週間たった M.P.R. S指導者会議で「その組織が一部政治家の手段化したと同時に PKIにより濫用された」という理由で解散決議を見るに至った。この平和協定にまだ 幾つかの間題点が残されているが, いずれにしても事実上の友好関係が再開されるこ とは確実なので, この3年間の対決期間を国内経済面との関連に重点をおいて振り返 ってみることにする。
まず平和協定実現の背景にあるものは何といっても経済的要請であろう。対決政策 推進による直接,間接の圧迫から来る国民経済の悪化,特にインフレ昂進をもたらし たという問題は新政権が最も真剣に取り組まなければならない課題であり, それはブ オノ,スハノレトら政府首脳により度々力説されてきた。ちなみにこの期間の経済悪化 をみるいくつかの指標をひろってみると,(i)まずインフレ進行状況は次の表から分る 通り通貨供給量指数(巨視的側面〉ではこの期間中約19倍,生計費指数(微視的側面)
では約43倍と昂進しているO
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生 計 費 指 数 ( 山 川 通 貨 供 給 指 数 1957〜8=100 I 1958ニ100 1963年末 2,226 900 1964年末 5,234 2,231 1965年末 37,500 7,564 1966年1月 56,020 11,500 2月 67,312 12,100 3月 94,549 17,200(出所〉 中央統計局
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イ ン ド ネ シ ア (8月〉、
この通貨供給量の増加の原因は予算の赤字補填によるものであり, その数値は63年 139例言、ノレピア, 64年3350億ノレピア, 65年1兆5270億ノレヒ。ア(これらは紙幣の増刷で行 なわれてきた〉と急増している。(ii)さらに数年間の政府財政をみてみると(62年〜
4年は IMF, 65年は議会承認額による。単位10億ノレピア),