第1節 健康危機管理の基本的な考え方
(1)健康危機発生時の健康管理部内の危機管理体制や行動方針を明確にする。
(2)あらゆる健康危機に即応できる統一的な組織体制を構築する。
(3)既に定めている個々の業務の緊急時体制の資源を最大限に活用する。
第2節 健康危機管理業務の種類
(1)健康危機管理体制により対応が想定される業務(災害)を次の12種類と する。
① 原因不明健康危機
② 感染症
③ 医薬品・医療機器等安全
④ 災害有事健康危機(生物テロ、地震・台風・津波、火山噴火など)
⑤ 結核
⑥ 食品安全(食中毒、健康食品など)
⑦ 医療安全
⑧ 精神保健
⑨ 飲料水安全
⑩ 介護等安全
⑪ 児童虐待
⑫ 生活環境安全(環境汚染など)
(2)健康危機は、規模に応じて以下の3段階のレベルに分類する。
① 健康危機管理レベル1
新たな 健康被 害に対する不 安がある 場合又は 原因が特定でき 被害拡大 の恐れが少ない場合
② 健康危機管理レベル2
原因は特定できるが健康被害の拡大が予想される場合、 又は原因が不明 で被害の拡大が懸念される場合
③ 健康危機管理レベル3
市内全域にわたり健康被害が急速に拡大し被害の状況が深刻で、 全庁を あげて対応すべき事態である場合
第3節 健康危機管理業務の流れ
(1)初動時の対応
健康危機が発生し、または発生するおそれがある場合、情報を知り得た職 員は情報を把握し、健康危機への初動対応を行う健康管理部の担当課(以下
「初動担当課」という。 )に速やかに連絡する。
ただし、初動担当課を特定し難い場合は、保健医療課に連絡を行うものと する。
初動担当課長は、健康管理部長に報告する。
(2)宮崎市健康危機管理対策会議の開催
健康管理部長は、必要と認めた場合は、速やかに宮崎市健康危機管理対策 会議(以下「対策会議」という。 )を開催する。
(3)対策会議は次の事項について協議する。
④ 関係機関(県、警察・消防、市郡医師会、医療機関等)との連絡調整に 関すること。
⑤ 原因究明のための調査活動に関すること。
⑥ 健康被害状況の把握及び被害拡大の防止に関すること。
⑦ 健康被害者に対する適切な保健・医療の確保に関すること。
⑧ 市民に対する広報活動に関すること。
⑨ その他健康管理部長が必要と認める事項に関すること。
(4)議長に健康管理部長、副議長には保健医療課長を、委員として、健康管理 部各課長、その他必要に応じて危機管理課長、その他の関係課長等をもって 充てる。
(5)議長は、その他必要と認める者の出席を求めることができる。
(6)協議事項の立案は初動担当課が行い、会議の庶務は保健医療課が処理する。
第4節 「健康危機管理レベル1」の段階における対応
(1)健康管理部長は、対策会議において「健康危機管理レベル1」の段階に相 当する健康危機が発生したと判断された場合には、初動担当課に対し、別表 に掲げる健康危機管理にかかるマニュアル等(以下「既存マニュアル」とい う。 )による対応を指示するが、既存マニュアルがない場合は、類似の既存 マニュアルを参考にしながら対応させる。
(2)健康管理部長は必要に応じ、初動担当課以外の課にも協力を指示する。
(3)健康管理部長は必要に応じ、部内横断的に次のような班を編成させ、それ ぞれの役割を担わせる。
班 名 役 割
総務班
二役・議会への状況報告 広報関係の調整
財政部門との折衝
対応人員の確保及び必要な物品の調達
連絡調整班
国・県との連絡調整
医師会や薬剤師会、医療機関等との連絡調整 関係機関(消防局、警察署等)との連絡調整 危機管理課への情報提供と連携
ネット等による情報収集
現地対策班 健康危機事象の発生現地での活動
市民相談班 市民からの健康相談・心理相談への対応 原因究明班
原因究明に係る検査
宮崎県衛生環境研究所など検査機関との連絡調整
第5節 「健康危機管理レベル2」の段階における対応
(1)健康管理部長は、対策会議において「健康危機管理レベル2」の段階に相 当する健康危機が発生したと判断され、 既存マニュアル等での対応が困難な 場合は、宮崎市健康危機管理警戒本部(以下「警戒本部」という。 )を設置 する。
(2)警戒本部に本部長、副本部長及び本部員を置き、本部長は健康管理部長、
副本部長は保健医療課長を、本部員は、関係部局の職員をもって充てる。
(3)警戒本部は、健康危機に対し第4節に示すもののほか、健康管理部を中心 とした対応に係る次の事項について所掌する。
① 状況に応じた応援職員の要請に関すること。
② その他、本部長が必要と認める事項に関すること。
(4)本部長は必要に応じて、警戒本部に本部員以外の者の応援を求めることが できる。
第 6 節 「健康危機管理レベル3」の段階における対応
(1)市長は、対策会議において「健康危機管理レベル3」の段階に相当する健 康危機が発生したと判断され、既存マニュアル等での対応が困難な場合は、
直ちに宮崎市健康危機管理対策本部(以下「対策本部」という。 )を設置す る。
(2)対策本部は、警戒本部の業務を引き継ぐものとする。
(3)対策本部に本部長、副本部長及び本部員を置き、本部長は市長、副本部長 は副市長を、本部員は、関係部局の職員をもって充てる。
(4)対策本部は、健康危機に対し第4節に示すもののほか、市を挙げての対応 に係る次の事項について所掌する。
① 状況に応じた応援職員の要請に関すること。
② その他、本部長が必要と認める事項に関すること。
第7節 健康危機情報の提供
(1) 健康管理部長は、 健康危機情報及び当該情報に関する対応について、 適宜、
報道機関等を通じて広く市民に対して情報提供を行うとともに、 必要に応じ て健康被害者やその家族に対して説明するなど、 市民の不安解消及び被害拡 大防止に努めるものとする。
(2)健康管理部長は、健康危機情報及び当該情報に関する対応について、必要 に応じ、厚生労働省、宮崎県及び医療機関等に対して情報提供を行うものと する。
(3)健康管理部長は、健康危機情報を提供するにあたっては、健康被害者の個
人情報等に配慮するものとする。
第8節 終息した場合の対応
(1)対策会議において健康危機が終息したと判断された場合、市民の不安解消 のため、終息宣言が必要なときは、レベル1、レベル2においては健康管理 部長、レベル3においては市長が、終息宣言を行う。
さらに、健康危機管理体制を解除し、平常時体制への復帰を行う。
ドキュメント内
(一括版)宮崎市保健所の概要【平成29年度版】.pdf
(ページ 120-124)