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個人における情報セキュリティ侵害と対策

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第 3 章  ユビキタスネットワーク社会の課題

2)  個人における情報セキュリティ侵害と対策

続いて利用者側からの被害状況を検討する。 

パソコンからのインターネット利用における被害は、ウイルスが最も多くなっており、次い で迷惑メールになっている。(図  3-3-4) 

一方、携帯電話からのインターネット利用者における被害は、圧倒的に迷惑メールが多く なっている。(図  3-3-5) 

21.5

19.1

0.7

0.2

20.7

15.5

2.1

0.8

0.7

0.3 1.4

3

0 5 10 15 20 25 ウイルス発見・感染

迷惑メール

不正アクセス

個人情報の不正利用・漏えい

ウェブ上での誹謗中傷

その他

(%)

平成15年 平成14年

64.3

1.7

0.2

0.1

58

0.6

1.4

1.1

0.1

0 1.4

0.9

0 10 20 30 40 50 60 70 迷惑メール

個人情報の不正利用・漏えい

不正アクセス

ウイルス発見・感染

ウェブ上での誹謗中傷

その他

(%)

平成15年 平成14年

出所)通信利用動向調査 

図  3-3-4 (左)パソコンからのインターネット利用者における被害内容(複数回答) 

図  3-3-5(右)携帯インターネット利用者における被害内容(複数回答) 

定量的には、平成 15 年には、前年の倍以上のセキュリティ被害額を計上している。 

417

967

0 200 400 600 800 1,000 1,200

平成14年 15

(億円)

 

図  3-3-6 個人の情報セキュリティ被害額の推移 

ウェブアンケートから、平成 15 年 1 年間(平成 15 年 1〜12 月)に遭遇したトラブル、その復旧に要した費用を 把握し、平均被害額、実被害率、被害遭遇率を算出した。これに、総務省「平成 15 年通信利用動向調査」によ る、パソコンからのインターネット利用者数(5,230 万人)を乗じて被害額を推計した。実被害率は、被害を受けた

利用者のうち、パソコンの修復費用等、実際に金銭を支出した割合である。 

個人における情報セキュリティ被害額= 

①平均被害額×②実被害率×③被害遭遇率×④パソコンによるインターネット利用者数 

①〜③ウェブアンケート      ④総務省「平成 15 年通信利用動向調査」 

(自宅・その他から PC を使ってインターネットを利用している人:5,230 万人)

※なお、平成 14 年の情報セキュリティ被害額は、情報セキュリティ被害をウイルス及び不正アクセスの 2 つ に分類し、①平均被害額、②実被害率、③被害遭遇率(事故率)について、それぞれ別個に把握(「コンテン ツ・セキュリティに関する調査研究(平成 15 年 3 月)」)し、推計を行っている 

※この被害額は、パソコンを対象としたウイルスと不正アクセスによる被害推計額の合計であり、ウェブ上で の誹謗中傷や携帯電話による迷惑メール等による被害は含んでいない。また、故障したパソコンの修理や 買い換え等のために実際に支出した金額のみ計上している。 

(2)個人の対策の実施状況 

コンピュータウイルスへの対策は、9 割以上の人が必要であると感じており、また対策を している比率も高い(図  3-3-7)。対策をしていない人の理由は、最も多いのが「費用がか かるから」であり、次いで「面倒だから」、という順になっている(図  3-3-8)。 

 

(%)

必要があると感じ、行って いる 71.7%

必要があると感じている が、行っていない

20.9%

必要があまりないと感じ ているので、行っていない

4.8%

考えたことがない、または コンピュータウィルスを知

らない 2.6%

37.5

36.9

30.6

19.8

14.5

7.6

5.7

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0

費用がかかるから

面倒だから

具体的な対策方法がわからないから

自分は被害にあっても大きな損害は受けないと考えているから

対策をしても被害にあうと考えているから

自分は被害にあわないと考えているから

その他

出所)ウェブアンケート 図  3-3-7(左)ウイルス対策を行っている割合 

図  3-3-8(右)ウイルス対策を行っていない理由(複数回答) 

やはりウイルス対策を行っているユーザの方が、ウイルス感染率は低い。 

 

36.0 33.0

54.2

0 10 20 30 40 50 60

全利用者 実施者 未実施者

(%)

出所)ウェブアンケート 図  3-3-9 対策状況別のウイルス感染率 

※コンピュータウイルス感染率=昨年 1 年間で、コンピュータウイルスを発見したユーザの うち、実際に感染したユーザの割合 

一方、不正アクセス対策は、やはり 8 割近くと多くの人が対策が必要であると感じている が、対策をしているのは、その半数程度である(図  3-3-10)。その理由としては、具体的な 対策方法がわからないからというのが圧倒的に多くなっており(図  3-3-11)、ウイルス対策 と比較すると、対策方法があまり知られていないことが伺える。 

 

(%)

必要があると感じ、行って いる 37.8%

必要があると感じている が、行っていない

38.4%

必要があまりないと感じ ているので、行っていない

12.2%

考えたことがない、または 不正アクセスを知らない

11.6%

53.2

27.2

21.1

18.1

10.4

8.7

2.3

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0

具体的な対策方法がわからないから

面倒だから

費用がかかるから

自分は被害にあっても大きな損害は受けないと考えているから

対策をしても被害にあうと考えているから

自分は被害にあわないと考えているから

その他

出所)ウェブアンケート 図  3-3-10(左)不正アクセス対策を行っている割合 

図  3-3-11(右)不正アクセス対策を行っていない理由(複数回答) 

3)   

企業における情報セキュリティ侵害と対策 

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