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使用上の注意

ドキュメント内 S1C8F626テクニカルマニュアル (ページ 179-182)

A.4 S5U1C88000P1への回路データ

APPENDIX A S5U1C88000P1&S5U1C88655P2 Manual (Peripheral Circuit Board for S1C8F626)

〈プルアップ抵抗値〉

本ボードにおいて、プルアップ抵抗値は300kΩ に固定されていますが、実際のICと抵抗値が異 なります。実際のICにおける抵抗値は、"9 電気 的特性"を参照して確認してください。

なお、プルアップ抵抗を使用して入力端子を Highレベルに引き上げる場合などにおいて、

Highレベル確定までの時間に相違が生じます。

たとえば、出力ポートと入力ポートを組み合わ せてキーマトリクス回路を構成した場合は、入 力ポートの立ち上がりディレイに相違が発生し ますので充分な注意が必要です。

(2) 消費電流についての相違

本ボードの消費電流は実際のICと大きく異なり ます。S5U1C88000P1前面パネルのLEDを確認 することで、おおよその消費電流を把握するこ とができます。なお、消費電流に大きく影響を およぼすものとして以下のようなものがあげら れます。

〈LED、モニタピンなどで確認が可能なもの〉

a) RunとHaltの実行比率

(ICEのモニタピン、LEDによる) b) CPU動作クロック切り換え

(LED4: モニタ4番ピン) c) OSC3発振On/Off

(LED5: モニタ5番ピン) d) SVD回路連続On/Off制御

(LED6: モニタ6番ピン) e) LCD電源制御

(LED7: モニタ7番ピン) f) 重負荷保護モード

(LED8: モニタ8番ピン) g) SLEEPとHALTの実行比率

(LED9: モニタ9番ピン) h) LCD系定電圧回路電源選択

(LED10: モニタ10番ピン) i) 電源電圧昇圧回路

(LED11: モニタ11番ピン) j) 動作モード選択

(LED13: モニタ13番ピン) k) OSC1動作クロック

(LED14: モニタ14番ピン) l) OSC3動作クロック

(LED15: モニタ15番ピン)

〈システム、ソフトウェア上注意するしかないもの〉

m) 内蔵プルアップ抵抗により消費される電流 n) 入力ポートがフローティング状態

(3) 機能上の相違

〈LCD回路〉

• LCD端子(SEG、COM)の駆動能力および出力電 圧は実際のICと異なりますので、充分な注意が 必要です。LCDのコントラストについては、調 整可能となるようにシステムおよびソフトウェ アを設計してください。また、S5U1C88000P1 ボード裏面スイッチによりLCD駆動電圧を切り 換えることが可能です。("A.1 各部の名称と機 能"参照)

• LCDC0およびLCDC1レジスタが共に"0"(LCD 電源制御回路がOFF)の場合、実ICではSEG、

COM端子の出力レベルはVSSレベルに固定され ますが、本ボードにおいてはCOM端子はVC4と なり、SEG端子はVC3になります。

• ドットフォント12×12には対応しておりませ ん。16×16/5×8ドットフォント固定となりま す。(DTFNTビットの書き込み、読み出しは可 能です。)

• SEG出力反転表示に対応していません。モニタ LED12の点灯で表示状態を判断してください。

(SEGREVビットの書き込み、読み出しは可能 です。)

• 1/16(1/8)デューティで使用時に表示メモリ領域 を切り換えると(DSPAR="1")、実ICではCOM0

〜15までしか出力されませんが、本ボードでは COM16〜31にもCOM0〜15と同一の波形が出 力されてしまいます。そのため、COM16〜31 をLCDパネルに接続している場合、LCDパネル は同一内容を2段表示します。

〈SVD回路〉

• S V D 機能は、S 5 U 1 C 8 8 0 0 0 P 1 前面パネルの VSVDボリュームにより、擬似的に電源電圧を 変化させることにより行います。

• SVD回路の電源をONしてから実際に電圧を検 出するまでに遅延時間が発生します。

本ボードの遅延時間は実際のICと異なりますの で、"9 電気的特性"を参照して、ソフトウェア により適切な待ち時間を設定してください。

• 本ボードで設定できる比較電圧は実際のICと異 なります。本ボードでSVD回路のデバックを行 うときはレベル的な比較としてください。

〈発振回路〉

• OSC1水晶発振回路の発振周波数は32.768kHzに 固定されています。

• OSC3水晶発振回路の発振周波数は4.9152MHz に固定されています。

• OSC3  CR発振回路の発振周波数は、S5U1C 8 8 0 0 0 P 1 前面パネルのボリュームにより約 100kHz〜8MHzの範囲で調整できます。ただ し、実ICの動作範囲はこれとは異なりますの で、"9 電気的特性"を参照して実ICが動作可能 な周波数に設定してください。

• OSC3 セラミック発振回路は内蔵していませ ん。セラミック発振回路オプションを選択した 場合は、代わりに水晶発振回路が選択されるよ うになっています。

• 外部クロック入力を使用する場合は、振幅を 3.3V±5%、デューティを50%±10%以内に調整 し、VSSをGNDとしてOSC1、OSC3端子から入 力してください。

• 本ボードではOSC3発振制御回路をON(SOSC3

="1")した後、待ち時間を取らずにCPUクロッ クをOSC3に切り換えても(CLKCHG="1")動作 してしまいます。実ICでは発振ON後、クロッ クを切り換える前に発振安定待ち時間が必要で すので、"9 電気的特性"を参照の上、適切な待 ち時間を設定してください。

• O S C 3 からO S C 1 へのクロック切り換えと、

OSC3回路の発振停止は別の命令で行ってくだ さい。ひとつの命令で同時に処理すると、本 ボードで動作しても、実際のICで動作しない場 合があります。

• 本ボードにはOSC1とOSC3用の発振回路が内蔵 されています。実ICにおいてOSC3の発振子を 接続しない場合でも、OSC3クロックによる動 作が可能になりますので、注意してください。

• ロジックレベルが高いため発振開始や停止時間 などのタイミングが異なります。

〈未使用アドレスへのアクセス〉

S1C8F626内蔵のROM/RAM、I/O空間の未定義 領域に対して読み出し/ 書き込みを行った場 合、その値は不定となります。

また、S5U1C88000P1&S5U1C88655P2と実際 のICでは、不定となる状態が異なりますので充 分注意してください。

〈リセット回路〉

本ボードを組み込んだICEに電源を投入してか らプログラムが動作するまでのシーケンスは、

実際のICと異なりますので注意してください。

本ボードでは、オプションデータのロード、

ユーザプログラムのロードを行ってからデバッ グシステムとしての動作が可能になります。

〈内部電源回路〉

LCDの駆動電圧は実際のICと異なります。

〈入力インタフェースレベル〉

実ICでは、ソフトウェアでK00〜K07、P10〜

P17、P20〜P27ポートの入力インタフェースレ ベルをCMOSレベルにするか、CMOSシュミッ トレベルにするか選択できますが、本ボード上 ではどちらを選択してもCMOSレベル固定とな ります。

(4) 各機種対応における注意事項

〈パラメータファイル〉

本ボードを組み込んだICEは、パーソナルコン ピュータ上のデバッガを起動した際に、機種ご とに提供されるパラメータファイル(8F626.par) にしたがってROM、RAM、I/O空間がその機種 用に設定されます。

お客さまは、実際に使用するROM、RAM空間 に合わせてこのパラメータファイルを変更する ことができますが、以下の領域以外は設定しな いでください。

ROM領域: 0000H〜BFFFH 10000H〜3FFFFH RAM領域: D800H〜F7FFH スタック領域: D800H〜F7FFH

〈アクセス禁止領域〉

S1C8F626の開発で本ボードを使用する場合 は、I/OメモリのアドレスFF16H、FF90H〜

FFADHに対しては絶対に読み出しや書き込み をしないでください。

また、アドレスFF17HのD4ビットについては、

書き込み時に初期値を変更しないように注意し てください。

APPENDIX A S5U1C88000P1&S5U1C88655P2 Manual (Peripheral Circuit Board for S1C8F626)

A.6.1 S5U1C88000P1の仕様

S5U1C88000P1

寸法(mm): 247.5(横)×165(奥行き)×44.6(高さ) 重量: 約500g

電源: DC5V±5%、1A以下 (ICE本体より供給) I/O接続ケーブル(80pin/40pin×2, 2本)

本機側コネクタ(80pin):

KEL 8830E-080-170L、または相当品 ケーブル側コネクタ(80pin):

KEL 8822E-080-171 ×1 ケーブル側コネクタ(40pin):

3M 7940-6500SC ×2 ケーブル:

40芯フラットケーブル ×2

インタフェース:

CMOSインタフェース(3.3V) 長さ: 約40cm

モニタ端子用ケーブル 本機側コネクタ:

3M 7610-5002SC、または相当品 ケーブル側コネクタ(10pin):

3M 7910-6500SC ×1 インタフェース:

CMOSインタフェース(3.3V) 長さ: 約40cm

付属品

ターゲットシステム接続コネクタ(40pin):

3M 3432-6002LCSC ×4

ドキュメント内 S1C8F626テクニカルマニュアル (ページ 179-182)