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住宅施策との連携

ドキュメント内 1章 (ページ 63-68)

(1)少子高齢化対応

〈シルバーハウジングの展開〉

シルバーハウジング・プロジェクトは、公営住宅等でモデル的に整備する事業として、

国土交通省及び厚生労働省により位置付けられたもので、高齢者の生活に配慮した公営 住宅等の建設、ライフサポートアドバイザー(以下「LSA」という。)の配置等の福祉 サービス提供など、住宅施策と保健・医療、福祉施策との連携及び役割分担を図りなが ら進めるものです。

留萌市では、平成 9 年度より、五十嵐団地の一部(30 戸)をシルバーハウジング住戸 として管理しています。今後も、住宅の長寿命化型改善等を行いながら、適切に管理し ていくこととします。

〈住宅におけるユニバーサルデザインの普及促進〉

北海道では、平成 17 年1月に「ユニバーサルデザインの視点に立った公営住宅整備の 手引き」を策定し、ユニバーサルデザインの普及に取り組んでいます。特に今後の道営 住宅の整備については全戸、ユニバーサルデザイン対応とすることとしています。

留萌市においても、今後の公営住宅の整備に当たっては、道の指針に準拠したユニバ ーサルデザイン住宅の整備を促進するとともに、その内容を広くPRし、民間住宅に対 する啓発普及を図ります。

〈住み替えの仕組みづくり〉

公営住宅にはさまざまな面積の住宅があり世帯人数も多様ですが、住戸面積と世帯人

数を比較すると、入居後の世帯人数の変動や高齢化、身体の状況変化により、住み替え

が必要となることがあります。また、高齢者の方がエレベーターのない住棟の上部の階

に住んでいて、身体機能の低下により、階段の昇降に支障をきたす場合などに、1・2

階における空き住戸の発生に併せて住み替えを推進する必要もあると考えています。こ

のため、世帯人数や身体機能の状況に応じた住戸等への住み替えシステムの構築につい

て検討します。

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(2)民活方式導入の検討

〈公営住宅の買取・借上制度導入の検討〉

本市は、定住人口の増加による地域コミュニティの向上やにぎわいの創出のため、借 上市営住宅制度を導入し、平成 16~19 年度に3棟 24 戸の借上げを行っています。

今後、公営住宅の老朽住宅の計画的な建替、改善を進めていきますが、事業実施に当 たっては、平成 21 年度に新たにPFI型借上方式が制度化されたことから、これまでの 直接建設方式、借上方式のみならず、PFI型借上方式の導入についても検討します。

そのため、民間事業者にアンケートやヒアリングを実施し意向を把握するともに、事 業収支シミュレーション等を実施するなど、導入の可能性の調査を進めます。

表 4-5 直接供給及び民活型の助成制度の概要

整備方式 建設費等

補 助

家賃の低廉化に要する費用に対する助成 家賃対策助成

助成額 交付税

直接供給方式 公共に対して公営住宅建 設費の概ね45%

助成額 = (近傍同種家賃

-入居者負担基準額)×補 助対象月数×概ね45%

※借上月割額が近傍同種 の家賃の額を下回る場合 は、上記の額から(近傍同 種の住宅の家賃の額-借 上月割額)×補助対象月数 を控除した額

土地を購入:20年間 公有地を活用:10年間 買取方式

借上方式 民間事業者に対して共同

施設整備費等の2/3

(うち国概ね45%)

借上期間に応じて交付される

(上限20年間)

PFI型借上方式 民間事業者に対して公営 住宅建設費の概ね45%

(公共経由)

助成額 = (近傍同種家賃

-入居者負担基準額)×補 助対象月数×概ね45%

10年間

※土地の所有権等を新たに取 得しない場合。土地の所有権等 を新たに取得する場合は20年

〈公営住宅等の指定管理者制度導入の検討〉

指定管理者制度とは、それまで地方公共団体やその外郭団体に限定していた公の施設 の管理を、株式会社をはじめとした民間法人にもさせることができるという制度です。

本市では、これまで市が直接管理していた公営住宅について、施設運営面でのサービ ス向上による利用者の利便性の向上及び管理運営経費の削減による市の負担の軽減等を 目指し、同制度の導入について検討します。

〈地域優良賃貸住宅制度導入の検討〉

地域優良賃貸住宅制度は、特定優良賃貸住宅制度・高齢者向け優良賃貸住宅制度を再 編し、公営住宅を補完する公的賃貸住宅制度として、既存の賃貸住宅を有効活用しなが ら、地域の状況に応じて対象世帯を設定する等地域の住宅事情に対応できる枠組みのも とで、住宅整備や子育て世帯、高齢者・障がい者世帯等に対する入居者の負担軽減のた めの助成を効果的に行う制度です。

今後、民間賃貸住宅の動向を勘案しながら長期的な視野に立ち、同制度の活用を検討

します。

61 表 4-6 地域優良賃貸住宅の制度概要

地域優良賃貸住宅

一般型 高齢者型

入居資格 収入分位0~80%の、以下の世帯

(ただし、収入分位0~25%は所得の上昇の見込 みのあるものに限る)

・高齢者世帯、・障害者等世帯、・子育て世帯

・災害等特別な事情があり、入居させることが適 当と認められる世帯として地方公共団体が地域 住宅計画等に定める世帯

収入分位0~80%の高齢者世帯

住 宅 の 基 準

戸数 10 戸(国土交通大臣が定める基準に合致する場合 は5戸)以上

5戸以上(既存住宅等の改良による場合は、10 年以内に 段階的に5戸以上)

規模 各住戸が床面積 50 ㎡(同居親族がいない場合は 25 ㎡以上、世帯人員が3人を超えない場合は 39

㎡)以上 125 ㎡以下(共同住宅の共用部分は除 く)で居住室が2つ以上

各住戸が床面積 25 ㎡(居間、食堂、台所その他の住宅の 部分が高齢者が共同して利用するために十分な面積を有す る場合は 18 ㎡)以上(共同住宅の共用部分は除く)

構造 原則として準耐火又は耐火

設備 各戸が台所、水洗便所、収納設備、洗面設備及び 浴室を有すること

原則として各戸が台所、水洗便所、収納設備、洗面設備及 び浴室を有すること(ただし、同等以上の居住環境が確保 される場合は、共用部分に共同して利用するための台所、

収納設備、浴室を設けることが可能)

加齢対応構 造等

以下の基準に適合するものであること

・床は、原則として段差のない構造のものであること

・主たる廊下の幅及び居室の出入り口の幅が一定以上であ ること

・浴室の出入口の幅が 60 ㎝以上であること

・住戸内・共用部分の階段の各部の寸法が一定基準に適合 すること

・便所、浴室及び住戸内の階段には、手摺を設けること

・3階以上の共同住宅には、原則としてエレベーターを設 置すること 等

資金計画 当該事業を確実に遂行するための適切なものであること 家賃 近傍同種の住宅の家賃の額と均衡を失しないこと 入居者選定

方法等

・申込期間を1週間以上として公募、・抽選等公平な方法により選定

・家賃及び家賃の3月分以内の敷金以外の権利金等の受領禁止 等

管理方法 ・管理者が資力、信用、経験、能力を有する者で都道府県知事が定める基準に該当する者であること

・計画的な修繕の実施、・賃貸借契約書、事業の収支状況を明らかにする書類等の備え付け 管理期間 原則として 10 年(都道府県知事が 10 年を超え、20 年以下の範囲内で定めることが可能)

助 成 措 置

整備費助成 (一般型:民間供給の場合)

共同施設等整備費の2/3を交付金算定事業費と し、その概ね 45%を国が助成

・共同施設等整備、・高齢者向け設備の設置等

・定住関連施設整備、・調査設計計画

・建築物除却等、・仮店舗等の設置

(高齢者型:民間供給の場合)

共同施設等整備費の2/3を交付金算定事業費とし、その 概ね 45%を国が助成

・共同住宅の共用部分等整備、・加齢対応構造等整備

・団地関連施設整備、・建築物除却等

・仮店舗等の設置 家賃

低廉 化助 成

助 成 対 象 世帯

地域優良賃貸住宅に入居する収入分位 40%以下 の世帯で以下のいずれかに該当するもの

・高齢者世帯、・障害者等世帯

・小学校卒業前の子供がいる世帯

・災害被災者

・密集市街地からの立ち退き等不良住宅の撤去等 により住宅を失った者(収入基準見直し後一定 期間に限る)

地域優良賃貸住宅に入居する収入分位 40%以下の高齢者 世帯

助 成 額

助成対象世帯数に4万円/月を乗じた額を限度に交付金算定対象事業費とし、その概ね 45%を助成 助 成

期間

a)1戸当たりの助成期間の限度

管理開始からの 20 年(ただし、高齢者世帯及び 障害者等世帯は、地方公共団体の判断で、管理開 始から 40 年以内の期間まで延長可能)

b)1世帯当たりの助成期間の限度

6 年以内の期間で世帯類型ごとに地方公共団体が 定める期間(ただし、高齢者世帯及び障害者等世 帯については、地方公共団体の判断で延長可能)

1戸当たりの助成期間の限度

管理開始からの 20 年(ただし、地方公共団体の判断で、

管理開始から 40 年以内の期間まで延長可能)

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