第 7 章 アプリケーションインタフェース
7.2 伝送路診断情報
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7.2.2 伝送路診断情報の参照方法
伝送路診断情報は伝送路がシングル構成の場合はA系情報のみを、二重化構成の場合 はA系情報およびB系情報を持ちます。
伝送路診断情報実装アドレス
スロット毎のベースアドレスとソケット0情報の各実装スロットでのアドレス ワードオフセット
A系情報 130912~130927 B系情報 130928~130943
ベースアドレス A系情報の先頭の場合 エンジニアリングツール上 のシンボル名
ソケット0 0 %MW13.130912 EN_NODEMAPA_0
ソケット1 524288 %MW13.655200 EN_NODEMAPA_1
ソケット2 1048576 %MW13.1179488 EN_NODEMAPA_2
ソケット3 1572864 %MW13.1703776 EN_NODEMAPA_3
ソケット4 2097152 %MW13.2228064 EN_NODEMAPA_4
ソケット5 2621440 %MW13.2752352 EN_NODEMAPA_5
ソケット6 3145728 %MW13.3276640 EN_NODEMAPA_6
ソケット7 3670016 %MW13.3800928 EN_NODEMAPA_7
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7.2.3 伝送路診断フレームの構成
EN6モジュールから送信される伝送路診断フレームは以下の内容にて送出します。
送信周期 :10秒周期 プロトコル :UDP
宛先アドレス:サブネットブロードキャストにて送出します。
例:172.16.64xx、サブネットマスク:255.255.192.0 の場合 A系:172.16.127.255
B系:172.16.192.255 宛先ポート :48000
メッセージサイズ:1036バイト メッセージフォーマット:
(注)本フォーマットには、UDP/IPなどのプロトコルヘッダは含んで いません。
(注 1) EN611, EN631, EN651, EN651Aの場合:0、EN621,EN641, EN661の場合:1
(それ以外は、セットしないでください)
(注 2) <31>~<16>:リザーブ、<15>~<0>:シーケンスNO.(0~1023)
<31>~<16>は0をセット。
(それ以外は、セットしないでください)
(注 3)計算機からのデータは任意です。
ENモジュールからは、A系側IPアドレスをリトルエンディアンにてセット して送出。
(注 4)計算機からのデータは任意です。
ENモジュールからは、実装コントローラの情報をセットして送出。
offset <31> <0> 備考
1036バイト
(40CH)
00h Service 0:シングル伝送路、1:二重化伝送路(注1) 04H InvokeID (注2)
08H Size 1024固定
0CH IPアドレス (注3)A系側 IPアドレス(リトルエンディアン) 10H
・・
・ 408H
data (注4)
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ENモジュールでは、相互に本診断メッセージを10秒周期にて送信して診断を行って います。
計算機などは、アプリケーションにて本メッセージを送出することで診断の対象に 加えることが可能です。(二重化ネットワークの場合は、同じ内容のメッセージをA 系/B系に各々10秒周期で送出します) 送出周期は、10秒を守るようにしてくださ い。周期が短いとネットワークトラフィックが増大することになり、周期が長いと 診断フレーム受信無しと診断することになります。
また、各伝送路の診断には各系からの受信データがあったことで伝送路診断を正常 と判断しています。そのため受信データの有無が伝送路診断の正常/異常の判断と なります。診断フレームとして送信される場合には、前述のフォーマットを守るよ うにして下さい。