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ネットワーク ID とサブネットマスクの設定

ドキュメント内 6E8C3850.book (ページ 35-38)

第 3 章 設定

3.2 ネットワークパラメータの設定

3.2.1 ネットワーク ID とサブネットマスクの設定

■ クラス B (汎用)設定(統合コントローラ標準設定)

動作モード設定スイッチで、IPアドレスタイプを「クラスB(汎用)」に設定してく ださい。これは、統合コントローラシステムの標準設定です。

ネットワークID :172.16.64.xx

(xxは、ステーションアドレス(ホストID)設定スイッチ の値“1~126”)

サブネットマスク :255.255.192.0

また、ニ重化バス用モジュールでは、B系のネットワーク情報は次のようになります。

ネットワークID :172.16.128.xx

(xxは、ステーションアドレス(ホストID)設定スイッチ の値“1~126”)

サブネットマスク :255.255.192.0

■ CIEMAC1200 設定

動作モード設定スイッチで、IPアドレスタイプを「CIEMAC1200」に設定してくだ さい。これは、CIEMAC1200に接続するための設定です。

CIEMAC1200は、10BASE2伝送路を二重化しています。

A系ネットワークID :192.0.0.xx

(xxは、ステーションアドレス(ホストID)設定スイッ チの値“1~62”)

サブネットマスク :255.255.255.192 B系ネットワークID :192.0.0.xx+128

(xxは、ステーションアドレス(ホストID)設定スイッ チの値“1~62”)

サブネットマスク :255.255.255.192

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■ ツールからの設定(任意設定)

動作モード設定スイッチで、IPアドレスタイプを「ツールから設定」に設定してく ださい。エンジニアリングツールから任意に設定可能す。本設定の場合、ステーショ ンアドレス(ホストID)設定スイッチの値よりも優先されます。本設定はRS-232C ケーブルをEN6モジュールに接続して行います。

IPアドレスタイプが「ツールから設定」で、二重化伝送路を使用するときは、サブ ネットマスクを次の値にします。

クラスB:255.255.192.0 クラスC:255.255.255.192

また、ツールからはA系のIPアドレス値を設定します。

なお、本設定を使用する場合、設定完了後にネットワークへ接続してください。

(例1)クラスBの例

ネットワークIDを、172.20.0.0 、ステーションアドレス(ホストID)を03hに設 定した場合、IPアドレスは次のようになります。本例の場合、ステーションア ドレス(ホストID)は1~126です。

A系 IPアドレス:172.20.64.3 B系 IPアドレス:172.20.128.3

なお設定範囲は、172.16.64(128).xx~172.31.64(128).xx(xxはステーションア ドレス(ホストID))

3桁目の値は、A系が64のみ、B系が128のみとなります。(シングルの場合はA系 と同様)

(例2)クラスCの例

ネットワークIDを、192.168.32.0 、ステーションアドレス(ホストID)を03hに 設定した場合のIPアドレスは次のようになります。本例の場合、ステーション アドレス(ホストID)は1~62です。

A系 IPアドレス:192.168.32.67 (67 = 64+3) B系 IPアドレス:192.168.32.131 (131=128+3)

なお設定範囲は、192.168.0.64(128)+xx~192.168.255.64(128)+xx(xxはステー ションアドレス(ホストID))

4桁目の値は、A系が64+xx、B系が128+xxとなります。(シングルの場合はA系 と同様)

• 「ツールから設定」モードのダウンロード方法

(1)エンジニアリングツールをEN6モジュールへ接続します。

(EN6モジュールのシリアル通信ポート(TOOL)へRS-232Cケーブルを接 続します。)

(2) EN6モジュールを「クラスB(汎用)」で起動します。

(クラスB(汎用):動作モード設定スイッチのアドレスタイプIP0, IP1 を offにする。)

このとき、ステーションアドレス設定(ホストID)スイッチをエンジニア リングから設定しようとしているIPアドレスプライマリの最下位値に合わ せることを推奨します。存在しないステーションアドレス‘0 0’での誤動 作を防止することができます。

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(例)IPアドレス172.20.64.22の例

  ステーションアドレス(ホストID)設定スイッチを‘2 2’に設定します。

(3)エンジニアリングツールの「コンフィグレーションエディタ」を起動し、「パ ラメータ設定」画面を表示させます。「パラメータ設定」画面で、[伝送相 手](プライマリ/セカンダリ)を選択し、続いて[表示]は‘ツール(T)’ を選択します。

(4)「パラメータ設定」画面で、IPアドレスタイプ、IPアドレス、サブネットマ スクを設定します。IPアドレスタイプは、「ツールから設定」を選択してく ださい。設定が終わりましたら、保存を行って設定情報をエンジニアリン グツールへ登録します。

(5)「パラメータ設定」画面を閉じコンフィグレーションエディタに戻ったら、

再度保存を行います。

(6)登録したネットワークパラメータをEN6モジュールへダウンロードします。

(7)ダウンロードが完了しましたら、EN6モジュールが実装された基本ユニッ トの電源を切断します。

(8) EN6モジュールの動作モード設定スイッチを「ツールから設定(任意設定)」

に変更します。

(ツールから設定:動作モード設定スイッチのアドレスタイプ IP0, IP1 を onにする。)

■ IP アドレスフリー設定

動作モードスイッチにて、IPFをONに設定しかつIPアドレスタイプを「ツールから 設定」した場合、IPアドレスおよびサブネットマスクをフリーに設定することがで きます。

但し、IPアドレスは以下の内容は使用することができません。

• 127(7FH)で始まるアドレス

• ネットワークアドレスの全ビットが「0」または「1」のアドレス

• ホストアドレスの全ビットが「0」または「1」のアドレス

また、サブネットマスクの値は、最上位ビットから連続する1で構成する値となりま す。

(注) IPアドレスフリー設定は、EN611, EN631, EN651, EN651Aについてのみ有

(効。EN621, EN641の二重化には対応していません。使用した場合は、A系のみ 使用可能で、かつシングルソケットインタフェースでのみ使用可能となりま す。)

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