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仮想サーバ間のネットワーク設定

3.1 Node サーバの追加

3.1.2 仮想サーバ間のネットワーク設定

仮想サーバ間のネットワーク(SSH 接続)設定を行います。

セットアップを実行した Master サーバからネットワーク経由で、追加する Node サーバ にコンテナアプリケーションプラットフォームとして必要な設定を行います。

その際、Master サーバから追加する Node のサーバへの接続時にパスワード入力を不要と するため、FQDN による公開鍵認証を用いた SSH 接続が可能となるよう設定します。

3.1.2.1 Master サーバの公開鍵確認

セットアップを行う master サーバで作成した公開鍵を確認します。

これから Node サーバを追加するコンテナアプリケーションプラットフォームのセットア ップに使われた Master サーバ(Ansible スクリプトを実行した Master サーバ)で実施して ください。

セットアップを実施した master サーバは、セットアップスクリプト(/etc/ansible/hosts) が、2.3.3、または、3.1.3.1 で示した内容となっていることを確認してください。

Master サーバ上で、下記コマンドを実施し、Master サーバの公開鍵(/root/.ssh/id_rsa.pub)の内容を 表示します。

# cat /root/.ssh/id_rsa.pub

下記形式で Master サーバの公開鍵が確認できます。公開鍵は、3.1.2.2 で使用します。

ssh-rsa ...<root@master1.example.com>

3.1.2.2 追加する Node サーバの公開鍵設定

コンテナアプリケーションプラットフォームに追加する node サーバに対して、セットアップを行った master サーバで作成した公開鍵を設定します。

この作業は、追加する Node サーバで実施してください。

3.1.2.1 で準備した Master サーバの公開鍵の内容を、追加する Node サーバの公開鍵ファイル (/root/.ssh/authorized_keys)へ追加します。

下記コマンドを実施し、公開鍵ファイル(/root/.ssh/authorized_keys)を編集します。

# vi /root/.ssh/authorized_keys

公開鍵ファイルの末尾を改行した後に、Master サーバの公開鍵の内容を追加し、保存してください。

ssh-rsa ...<root@master1.example.com>

公開鍵認証を使用して SSH 接続できるようになります。

3.1.2.3 サーバ間の名前解決

追加する Node サーバを含めて、コンテナアプリケーションプラットフォームを構成するすべての仮想サ ーバにおいて、FQDN での名前解決が行えるようにします。

この作業は、構築済みの全てのサーバ(Master サーバ、Infra サーバ、および Node サー バ)、および追加する Node サーバで実施してください。

全てのサーバ間で FQDN の名前解決が行えるように、下記コマンドを実施し、hosts ファイル (/etc/hosts)に設定を追加します。

# vi /etc/hosts

[追加する Node サーバの場合]

FUJITSU Cloud Service K5 IaaS - Red Hat OpenShift Container Platform スタートガイド

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hosts ファイル(/etc/hosts)に、追加する Node サーバも含めた全てのサーバの IP、FQDN、ホスト名を 順に記述し、保存します。

仮想サーバの IP は、[仮想サーバ一覧]画面 ACTIVE 状態(図 2-101)で確認できます。

最小構成の場合、網掛け部分の記述は不要です。

<192.168.10.24 master1.example.com master1>

<192.168.10.25 master2.example.com master2>

<192.168.10.26 master3.example.com master3>

<192.168.10.27 infra1.example.com infra1>

<192.168.10.28 infra2.example.com infra2>

<192.168.10.29 node1.example.com node1>

<192.168.10.30 node2.example.com node2>

<192.168.10.xx new-node.example.com new-node>

[構築済みの全てのサーバ(Master サーバ、Infra サーバ、および Node サーバ)の場合]

hosts ファイル(/etc/hosts)に、追加する Node サーバの IP、FQDN、ホスト名を追加し、保存します。

<192.168.10.xx new-node.example.com new-node>

3.1.2.4 Master サーバから追加する Node サーバへの接続確認

Master サーバから追加する Node サーバへ接続できることを確認します。

この作業は、3.1.2.1 で公開鍵を確認した Master サーバで実施してください。

Node サーバ追加のセットアップ前に、Master サーバから追加する Node サーバの FQDN に対して SSH 接続を行い、接続に成功することを確認します。接続に失敗する場合、Node サーバ追加のセットアップ が失敗します。

下記コマンドを実施し、Master サーバから追加する Node サーバに対して SSH 接続をします。

# ssh <new-node.example.com>

# exit