vm.conf 構成ファイルについて
NetBackup 8. 0 以前の vm.conf の SERVER エントリ
このエントリは、他の NetBackup サーバーがこのサーバーを参照する場合に使用する 名前を判断します。
vm.conf ファイルの SERVER エントリは、NetBackup メディアサーバーの機密保護の目 的で使用されます。
SERVER = host_name
SERVER エントリと AUTHORIZATION_REQUIREDエントリを同時に使用すると、このホスト上 でデバイスを監視および制御するホストを制御できます。
AUTHORIZATION_REQUIREDエントリが存在する場合、vm.conf ファイルに、このホスト上 のデバイスを制御するすべてのメディアサーバーの SERVERエントリが含まれている必要 があります。 vm.conf ファイルに SERVER エントリが含まれる場合、そのホスト自身の SERVER エントリも含まれる必要があります。エントリが含まれない場合、ホストは自身のデ バイスを管理できません。
第 2 章 追加構成 114 vm.conf 構成ファイルについて
AUTHORIZATION_REQUIRED エントリが存在せず、SERVER エントリも存在しない場合、す べての NetBackup サーバーがこのホスト上のデバイスを監視および制御できます。
機密保護の目的で、特定のホストだけにデバイスへのアクセスを許可するエントリをリモー トで追加する必要があります。
このエントリは、NetBackup の vmd サービスが実行されているメディアサーバー上で読 み込まれ、解釈されます。
メモ: このエントリは、NetBackup 8.1 以降のバージョンには適用できません。
vm.conf の SSO_DA_REREGISTER_INTERVAL エントリ
このエントリは、他の NetBackup サーバーがこのサーバーを参照する場合に使用する 名前を判断します。
次の設定エントリは NetBackup サーバーに適用されます。
SSO_DA_REREGISTER_INTERVAL = minutes
この vm.conf エントリは、テープ機能のための Shared Storage Option (SSO) だけに 使用されます。このエントリは、ltid が実行されているホスト上で読み込まれ、解釈され ます。
スキャンホスト上の ltid では、EMM/DA を使用して共有ドライブが定期的に登録され、ド ライブのスキャン機能が提供されていることが確認されます。ドライブを共有しているホス トのうち、ドライブをスキャンするホストは 1 つだけです。この再登録によって、デバイスア ロケータを再起動する場合などに、共有ドライブの使用に与える影響を最小限に抑える ことができます。
再登録のデフォルトの間隔は 5 分です。SSO_DA_REREGISTER_INTERVAL エントリを使 用して、登録の間隔を調整できます。このエントリを追加したら、ltidを停止後に再起動 して、変更を有効にします。
vm.conf の SSO_DA_RETRY_TIMEOUT エントリ
次の設定エントリは NetBackup サーバーに適用されます。
SSO_DA_RETRY_TIMEOUT = minutes
この vm.conf エントリは、テープ機能のための Shared Storage Option (SSO) だけに 使用されます。このエントリは、ltid が実行されているホスト上で読み込まれ、解釈され ます。
Device Manager の ltid は次のイベントの 1 つが起きれば再試行前に待機します。
■ EMM/DA との通信中に発生する問題。
第 2 章 追加構成 115 vm.conf 構成ファイルについて
■ 共有ドライブ予約時のエラー。
再試行のデフォルトの遅延時間は 3 分です。SSO_DA_RETRY_TIMEOUTエントリを使用し て、遅延間隔を調整できます。このエントリを追加したら、ltid を停止後に再起動して、
変更を有効にします。
vm.conf の SSO_HOST_NAME エントリ
次の設定エントリは NetBackup サーバーに適用されます。
SSO_HOST_NAME = host_name
この vm.conf エントリは、テープ機能のための Shared Storage Option (SSO) だけに 使用されます。このエントリは、ltid が実行されているホスト上で読み込まれ、解釈され ます。
このエントリは、現在のホストで、EMM/DA を使用した共有ドライブの登録、予約および解 放に使用される名前を指定します。デフォルトは、ローカルのホスト名です。
vm.conf の TLH_mediatype エントリ
次の設定エントリは NetBackup サーバーに適用されます。
TLH_mediatype = Media_Manager_mediatype
vm.conf でこのエントリを指定した場合、1/2 インチテープライブラリ (TLH) ロボットの IBM ATL メディア形式が Media Manager のメディア形式にマッピングされます。このエ ントリは、vmcheckxxx および vmupdate がロボットのインベントリ操作の一部として実行 されているホスト上で読み込まれ、解釈されます。
vm.conf の TLM_mediatype エントリ
次の設定エントリは NetBackup サーバーに適用されます。
TLM_mediatype = Media_Manager_mediatype
vm.conf でこのエントリを指定した場合、マルチメディアテープライブラリ (TLM) ロボット の DAS/SDLC メディア形式が Media Manager のメディア形式にマッピングされます。
このエントリは、vmcheckxxx および vmupdate がロボットのインベントリ操作の一部とし て実行されているホスト上で読み込まれ、解釈されます。
vm.conf の VERBOSE エントリ
vm.conf でこのエントリを指定した場合、ホスト上のすべての Media Manager コンポー ネントは詳細ログが有効な状態で起動されます。
第 2 章 追加構成 116 vm.conf 構成ファイルについて
このオプションを使用するのは、問題が発生した場合や、ベリタスのテクニカルサポートか ら要請された場合だけです。問題が解決したら、デバッグログを削除するか、または DAYS_TO_KEEP_LOGS エントリを追加する必要があります。
vm.conf ファイルの例
ホスト server1 上の vm.conf ファイルの例を次に示します。
SERVER = server1 SERVER = server2 MEDIA_ID_PREFIX = NV MEDIA_ID_PREFIX = NETB ACS_3490E = HCART2
他のホストのメディアおよびデバイスにアクセスする方法
NetBackup でリモートの NetBackup ホスト上のメディアおよびデバイスの管理機能にア
クセスするには、リモートホストの vm.conf ファイルに SERVER エントリを追加することが 必要となる場合があります。
SERVER エントリはセキュリティの目的で NetBackup の bp.confファイルと vm.conf ファ イルで使われます。エントリを追加して、特定のホストだけにリモートアクセス機能を許可 することができます。
リモートホストの vm.conf ファイルに SERVER エントリが含まれていない場合、ログインし たサーバーの bp.conf ファイルに追加されていればリモートホストのメディアとデバイス をホストで管理できます。vm.confファイルに SERVERエントリを追加する必要はありませ ん。
リモートホストの vm.conf ファイルに SERVERエントリが含まれている場合は、NetBackup 管理コンソールが実行されているホスト (ログインしたサーバー) 用の SERVER エントリを その vm.conf ファイルに追加します。
eel、yak および shark という名前の 3 つのホストが存在していると想定します。ホスト shark にデバイス管理を集約し、各ホストには自身のデバイスの管理を許可するとしま す。
次の例が適用されます。
■ shark の vm.conf ファイルには次のエントリを含めます。
SERVER = shark
shark ではすべてのデバイス管理を shark から実行できるため、shark の vm.conf ファイルに他の SERVER エントリを追加する必要はありません。
第 2 章 追加構成 117 vm.conf 構成ファイルについて
■ eel の vm.conf ファイルには次のエントリを含めます。これによって、eel が自身のデ バイスを管理し、shark がこれらのデバイスにアクセスすることが可能になります。
SERVER = eel SERVER = shark
■ yak の vm.conf ファイルには次のエントリを含めます。これによって、yak が自身の
デバイスを管理し、shark がこれらのデバイスにアクセスすることが可能になります。
SERVER = yak SERVER = shark
vm.conf ファイルのホスト名の優先度
NetBackup は次の名前優先度の使用によってメディアサーバーを識別します。
■ vm.conf に CLUSTER_NAME エントリが存在する場合、その名前。
■ vm.conf に MM_SERVER_NAME エントリが存在する場合、その名前。
■ vm.conf に REQUIRED_INTERFACE エントリが存在する場合、その名前。
■ マスターサーバーのサーバーのホストプロパティ内のホストの名前。
■ gethostname() の名前。
第 2 章 追加構成 118 vm.conf 構成ファイルについて
保留管理
この章では以下の項目について説明しています。
■ 保留の管理について
■ 保留の作成
■ 保留の詳細の表示
■ 既存の保留へのバックアップイメージの追加
■ 保留の解除
保留の管理について
NetBackup には、バックアップイメージを保留にするオプションがあります。 この保留メ カニズムによって、有効期限日を変更せずに、必要な限りバックアップイメージを保持で きます。
コマンドラインインターフェースを使って、保留を管理できます。 次の操作を実行できま す。
■ 保留を作成する。
p.120 の 「保留の作成」 を参照してください。
■ 保留のリストを表示する。
p.120 の 「保留の詳細の表示 」 を参照してください。
■ 既存の保留に 1 つ以上のバックアップイメージを追加する。
p.121 の 「既存の保留へのバックアップイメージの追加」 を参照してください。
■ バックアップイメージから保留を解放する。
p.122 の 「保留の解除」 を参照してください。
メモ: リスト以外のすべての保留操作が監査対象になります。
3
保留の作成
nbholdutil -create コマンドを使って 1 つ以上のバックアップイメージ上で保留を作 成できます。
注意: バックアップイメージの保留を作成すると、新しいバックアップが完了できなくなる ことがあります。 ストレージは以前のバックアップが自動的に期限切れにならなければいっ ぱいになることがあります。
メモ: 失敗した保留の作成を再試行した場合、最初の保留から再試行までの間にバック アップイメージが期限切れになると、空の保留が作成されます。
保留を作成する方法
nbholdutil -create コマンドを使うと、バックアップイメージのホールドを作成できま す。
NetBackup マスターサーバーのコマンドプロンプトで、必要なオプションおよび要素とと もに nbholdutil -create と入力します。 たとえば、
nbholdutil.exe -create -holdname legal_case1 -backupid win81.sky.com_1307425938 -allcopy
このコマンドは legal_case1 というホールドを作成します。 バックアップイメージ ID は win81.sky.com_1307425938 です。–allcopy オプションまたは –primarycopy オプ ションを指定する必要があります。 -allcopy オプションは、選択したバックアップイメー ジのすべてのコピーを保留に含めることを示します。 –primarycopyオプションは、選択 したバックアップイメージのプライマリコピーのみを保留に含めることを示します。
関連するコマンドオプションについて詳しくは、『Veritas NetBackup コマンドリファレンス ガイド』を参照してください。
コマンドとそのオプションについてのヘルプ情報を表示するためには、nbholdutil -help [-option] を入力します。
保留の詳細の表示
nbholdutil -list コマンドを使って保留のリストを表示できます。
保留の詳細を表示する方法
NetBackup マスターサーバーのコマンドプロンプトで、適切なオプションと要素を使って
nbholdutil -list と入力します。 たとえば、
nbholdutil.exe -list
第 3 章 保留管理 120 保留の作成